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「王様のレストラン」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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2005年1月31日 (月) 08:26時点における版

1995年 フジテレビ系列で放映された連続テレビドラマ。 後に、三谷幸喜作品の中でも屈指の名作として支持され、三谷本人も「奇跡のドラマ」と言っている。

舞台はとあるフレンチレストラン「ベル・エキップ」。 天才的なオーナーシェフが急逝し、その長男・範朝(のりとも)が後を継ぐことになった。 しかし、範朝は怪しげな副業にうつつを抜かし、店の経営は危うくなる。 そんなある日、範朝の腹違いの弟・緑郎が、先代の遺言によりオーナーになった。 緑郎は、父の遺言により、伝説のギャルソン・千石を呼び寄せるのだった。 果たして「ベル・エキップ」は復活するのか?

前年の「警部補古畑任三郎」の成功により、この作品から三谷自身の発言権が増え、キャスティングに際して、三谷の希望がかなりいれられたという。 そのため、松本幸四郎山口智子鈴木京香といった有名俳優の他、筒井道隆小野武彦梶原善伊藤俊人田口浩正白井晃といった実力派の舞台役者が出演し、話題になった。 音楽は服部隆之が担当。これが三谷×服部コンビによる最初の作品となった。 また、当時のドラマとしては、恋愛に重点をおかず、ほとんどがレストランの中に限定された舞台設定も珍しかった。

料理監修は服部幸應。登場する料理も話題になり、特に店のスペシャリティとして登場する「オマール海老のびっくりムース」は、実際に料理を担当したシェフがオーナーをつとめる「シャンドマルス」(東京渋谷)で実際に味わう事ができる。