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ダイダイの皮には、シネフリンという化合物を含み、生薬、麻黄(エフェドラ)に含まれる成分、エフェドリンと類似の構造をして交感神経、副交感神経混合型興奮作用を有していることから、「シトラス」という名称でアメリカでダイエット用の健康食品として使用されている。エフェドラと同様の作用を示すことから、副作用報告も出ている。 |
2005年3月22日 (火) 14:21時点における版
ダイダイ(橙、臭橙)は、ミカン科の常緑樹、およびその果実。
初夏に白い花が咲き、冬に果実が実る。果実の色は橙色(だいだいいろ)と呼ばれる。果実は冬を過ぎても木から落ちず、そのまま置いておくと二・三年は枝についている。ここから「だいだい(代々)」と呼ばれるようになったとされる。果実は春になると再び緑色に戻ることから、「回青橙」とも呼ばれる。
名前が「代々」に通じることから縁起の良い果物とされ、正月の飾りに用いられる。
果実の皮を乾燥させものを橙皮(とうひ)と言い、漢方で去痰薬・健胃薬として用いられたり、香りづけに用いられる。
また、未熟果実を乾燥させものを枳実(きじつ)と言い、漢方で芳香性苦味健胃、去痰、排膿、緩下薬として用いられる。
関連項目
ダイダイの皮には、シネフリンという化合物を含み、生薬、麻黄(エフェドラ)に含まれる成分、エフェドリンと類似の構造をして交感神経、副交感神経混合型興奮作用を有していることから、「シトラス」という名称でアメリカでダイエット用の健康食品として使用されている。エフェドラと同様の作用を示すことから、副作用報告も出ている。