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2008年9月17日 (水) 08:11時点における版
福島・悪魔払い殺人事件(ふくしま・あくまばらいさつじんじけん)とは、1995年(平成7年)福島県須賀川で起こった女性祈祷師(当時47歳)と信者らが、除霊と称して信者7人に殺害および重傷を負わせた事件。
事件
1994年の暮れから1995年の6月まで、女性祈祷師宅にて「キツネが憑いている」などと女性祈祷師からお告げを受けた信者7人を、男性信者A(当時45歳)と男性信者B(当時21歳)と祈祷師の娘(当時23歳)が中心となって、『悪魔払い』や『御用』と称して殴る蹴るなどの暴行を加え、4名を殺害、2名を傷害致死、1名に重傷を負わせる。
同年7月5日、重傷を負った女性信者A(当時37歳)の入院をきっかけに、警察が祈祷師宅を家宅捜査したところ、信者6名の腐乱遺体を発見。女性祈祷師、その娘、男性信者AとBが逮捕。後に被害者である女性信者Aも、暴行に加わっていたことが発覚して逮捕された。
- 犠牲者
- 逮捕された男性信者Aの妻(当時56歳)
- 男性信者C(当時56歳)
- Cの妻(当時48歳)
- Cの娘(当時19歳)
- 男性信者D(当時43歳)
- 女性信者B(当時27歳)
裁判
- 1997年3月、仙台高裁にて女性信者Aに懲役3年、執行猶予5年の判決(控訴せず確定)。
- 2001年11月16日、福岡地裁の論告求刑にて、検察は女性祈祷師に死刑求刑、男性信者Aと女性信者に無期懲役求刑、男性信者Bに懲役20年を求刑。
- 2002年5月10日、福岡地裁の第一審にて、女性祈祷師は死刑、その娘と男性信者Aに無期懲役、男性信者Bに懲役18年判決。
- 2003年年11月11日、仙台高裁の第二審にて、娘と男性信者Aに無期懲役、男性信者Bに懲役18年の判決(いずれも控訴せず確定)。
- 2005年11月12日、仙台高裁の第二審にて、女性祈祷師に死刑判決(即日控訴)。
- 2008年9月16日、最高裁が女性祈祷師の上告を棄却。死刑確定。