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アメリカンコミック「[[バットマン]]」に登場する悪役の一人。本名はハーヴェイ・デント。初めてバットマンと出会ったころ、ハーヴェイはまだ前途を有望視されていた新任の地方検事補で、ギャング団との対立に手を焼いていた。しかし裁判中、彼に恨みを持った暗黒街の顔役マローニに硫酸の入った小瓶を投げつけられ、左半身が醜く焼け爛れてしまう。硫酸を浴びたショックにより、デントは精神に変調をきたし、常に物事を裏表の両面で捉える二重人格になってしまった。この裁判を行っていたとき、バットマンが廷内にいたにも関わらず自分を救ってくれなかったことから、彼はバットマンに恨みを抱くようになった。1938年鋳造の1ドル銀貨を使ったコイントスが、彼の全ての行動を決定する。コインの片面には、まるで自分の醜い反面を表すような×印が刻まれている。無論、コイントスでその×印が出た場合、彼は悪の行動に走る。その犯罪は「2」にまつわるものが多く、バットマンに捕まってから2年目にアーカム収容所を脱走し、2年前と同じゴッサム第2銀行を襲撃した。また、彼が扱う銃はニ連装、ダブルノック式である。シュガーとスパイスという、トゥーフェイスの二面性を表現している二人の娼婦を常に傍にはべらせている。その隠れ家は、半分は醜く荒らされていて、もう半分は美しい調度品によって満たされている。第2銀行襲撃後、同じくバットマンを狙う[[リドラー]]の持ちかけた同盟の申し出を受け、共同戦線を張りバットマンを追い詰めるも、バットマンの仕組んだコイントス作戦にのり、転落死を遂げる。映画第3作「[[バットマン・フォーエヴァー]]」(1996)では、「[[沈黙の戦艦]]」(1992)や「[[依頼人]]」(1994)など、多くの作品でアクの強い悪役を演じる演技派俳優トミー・リー・ジョーンズがこれを演じた。
アメリカンコミック「[[バットマン]]」に登場する悪役の一人。本名はハーヴェイ・デント。映画第3作「[[バットマン・フォーエヴァー]]」(1996)では、トミー・リー・ジョーンズが演じた。

2005年9月11日 (日) 05:15時点における版

アメリカンコミック「バットマン」に登場する悪役の一人。本名はハーヴェイ・デント。初めてバットマンと出会ったころ、ハーヴェイはまだ前途を有望視されていた新任の地方検事補で、ギャング団との対立に手を焼いていた。しかし裁判中、彼に恨みを持った暗黒街の顔役マローニに硫酸の入った小瓶を投げつけられ、左半身が醜く焼け爛れてしまう。硫酸を浴びたショックにより、デントは精神に変調をきたし、常に物事を裏表の両面で捉える二重人格になってしまった。この裁判を行っていたとき、バットマンが廷内にいたにも関わらず自分を救ってくれなかったことから、彼はバットマンに恨みを抱くようになった。1938年鋳造の1ドル銀貨を使ったコイントスが、彼の全ての行動を決定する。コインの片面には、まるで自分の醜い反面を表すような×印が刻まれている。無論、コイントスでその×印が出た場合、彼は悪の行動に走る。その犯罪は「2」にまつわるものが多く、バットマンに捕まってから2年目にアーカム収容所を脱走し、2年前と同じゴッサム第2銀行を襲撃した。また、彼が扱う銃はニ連装、ダブルノック式である。シュガーとスパイスという、トゥーフェイスの二面性を表現している二人の娼婦を常に傍にはべらせている。その隠れ家は、半分は醜く荒らされていて、もう半分は美しい調度品によって満たされている。第2銀行襲撃後、同じくバットマンを狙うリドラーの持ちかけた同盟の申し出を受け、共同戦線を張りバットマンを追い詰めるも、バットマンの仕組んだコイントス作戦にのり、転落死を遂げる。映画第3作「バットマン・フォーエヴァー」(1996)では、「沈黙の戦艦」(1992)や「依頼人」(1994)など、多くの作品でアクの強い悪役を演じる演技派俳優トミー・リー・ジョーンズがこれを演じた。