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'''ジャー'''(Jah)は、[[ラスタファリズム]]における神を表す語。ラスタファリズムとはジャマイカの国民的英雄とされる[[マーカス・ガーベイ]]に端を発する宗教運動である。「ラスタファリ」とは[[エチオピア帝国]]の皇帝[[ハイレ・セラシエ1世]]の幼名である。多くは奴隷時代にアフリカから西インド諸島に連れて来られた人々の子孫で、アフリカ回帰の願望が強烈に表明されている。

ジャーは[[旧約聖書]]([[欽定訳聖書]]の[[詩篇]]第68篇4節)の「YHWH」の短縮形「ヤー(JAH、「[[ヤハ]]」とも)」が、英語読みされるため、このように発音される。ラスタファリ信奉者(ラスタファリアン)は普通名詞の神ではなく、好んでこの語を用いる。

このため、小説などでレゲエ文化を想起させる言葉として、この語は多用される。たとえば[[ウィリアム・ギブスン]]は『[[ニューロマンサー]]』で軌道都市[[シオン (イスラエル)|ザイオン]]のラスタファリアンに盛んに「ジャー・ラヴ」(「神の愛を」の意味(ラスタファリ文化においては「Good Luck」に相当する概念で挨拶として用いられる))といわせている。

== 関連項目 ==
*[[ヤハ]]
*[[ヤハウェ]]
*[[レゲエ]]
*[[ラスタファリズム]]
*[[レナード・ハウエル]]
*[[ハイレ・セラシエ1世]]

[[Category:唯一神|しや]]
[[Category:ラスタファリ運動|しや]]
[[Category:エチオピアの歴史|しや]]

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2010年6月17日 (木) 01:06時点における版

ヤハ (Jah) は聖書の神ヤハヴェヤハウェないしはエホバの短縮形である。欽定訳聖書では詩篇68:4にひとつ用例があり、エホバの証人新世界訳聖書にも多くの使用例がある。日本聖書協会の『文語訳聖書』でもヤハを用いる。

英語ではジャーと発音し、ラスタファリ運動を基底とするレゲエでは好んでこの言葉を用いる。

ジャー(Jah)は、ラスタファリズムにおける神を表す語。ラスタファリズムとはジャマイカの国民的英雄とされるマーカス・ガーベイに端を発する宗教運動である。「ラスタファリ」とはエチオピア帝国の皇帝ハイレ・セラシエ1世の幼名である。多くは奴隷時代にアフリカから西インド諸島に連れて来られた人々の子孫で、アフリカ回帰の願望が強烈に表明されている。

ジャーは旧約聖書欽定訳聖書詩篇第68篇4節)の「YHWH」の短縮形「ヤー(JAH、「ヤハ」とも)」が、英語読みされるため、このように発音される。ラスタファリ信奉者(ラスタファリアン)は普通名詞の神ではなく、好んでこの語を用いる。

このため、小説などでレゲエ文化を想起させる言葉として、この語は多用される。たとえばウィリアム・ギブスンは『ニューロマンサー』で軌道都市ザイオンのラスタファリアンに盛んに「ジャー・ラヴ」(「神の愛を」の意味(ラスタファリ文化においては「Good Luck」に相当する概念で挨拶として用いられる))といわせている。

関連項目