「ギャルゲー」の版間の差分

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==ギャルゲー雑誌(成年誌は除く)==
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*[[電撃G's magazine]](メディアワークス)
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*[[コンプティーク]]([[角川書店]])
*[[Dear My...]]([[エンターブレイン]])※[[マジキュー]]に吸収
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*[[RASPBERRY]]([[ソフトバンクパブリッシング]])※廃刊
*[[RASPBERRY]]([[ソフトバンクパブリッシング]])※廃刊

2005年12月24日 (土) 03:11時点における版

ギャルゲーとはギャルゲームの略であり、主に魅力的な女性が登場することを売り物とするタイプのコンピュータゲームの俗称。なお、過激な性描写が含まれる、いわゆる18禁のゲームを含める場合と除く場合があるが、大抵は除く場合の方が多い。類似の概念に美少女ゲーム萌えゲームがある。

ギャルゲーという区分

ギャルゲーと非ギャルゲーの差を明確に区別するのは、他の俗称ジャンルであるクソゲー等と同様難しく、各プレイヤーの主観に拠る所が大だが(例えば、サクラ大戦はギャルゲーであるとするプレイヤーと、ギャルゲーでは無いとするプレイヤーの双方が存在する)、大まかな目安としてゲーム中に登場する女性キャラクターの有無によってゲームの内容・意味がある程度変化する事があげられる。しかし、キャラクター性を排除しても十分プレイに耐えうるようなゲーム性の高い作品も存在するため、やはりギャルゲーというジャンルは便宜上の区分として使われる事が多い。

ギャルゲーの歴史

最初にギャルゲーと呼称されたゲームは、おそらくは『夢幻戦士ヴァリス』であろう。この頃のギャルゲーは、キャラクターを少女としただけのアクションゲームが多く、これらのキャラクターを男性やロボットなどに置き換えても、基本的なゲーム性が変化するものはほとんど無かった。ちなみに、これらのキャラクターは子供向けのゲームとしては露出度の高い衣装を纏っていることが多かった。また、そういうゲームに限って難度が異常に高かったり、ゲームバランスの悪いものも多かった。そのため1980年代に限って言えば、ギャルゲーは少女キャラクターの可愛らしさに寄りかかった、クソゲーの一種という風潮が強かった。

「ギャルゲー」と言う単語のゲーム雑誌で確認されている最古の使用例は、ファミコン通信1992年3月27日号の特集記事である。もっとも、この特集で取り上げられているのはヴァリスを始め横スクロールのアクションゲームがメインであった。但し、パソコンではこの特集とほぼ同時期にプリンセスメーカー卒業~Graduation~などの育成シミュレーションが登場している。この2タイトルはPCエンジンに移植され、同ハードの方向性を決定づけることとなった。

1994年には、男性向け一般恋愛シミュレーションゲームの先駆けとなる『ときめきメモリアル(ときメモ)』が発売される。ときメモは大きな話題を呼び、このジャンルが一定の地位を確立するきっかけとなった。これに伴い、魅力的な女性が登場するゲームは恋愛シミュレーションゲームであることが多くなったことから、ギャルゲーという用語はこのジャンルのゲームを指すものとして用いられるようになった。

2003年現在の状況では、アドベンチャーゲームシミュレーションゲームのようなものが多いが、その他のジャンルでもギャルゲーと呼ばれる作品は存在する。ギャルゲーファン以外からも支持されるようなストーリー性の高い作品がある一方で、あくまで「魅力的な女性が登場することが売り物」だけの、設定やストーリーに少々無理がある作品も存在する。

ギャルゲーとエロゲー

同級生』以降、アダルトゲーム(エロゲー)においても擬似恋愛を扱う作品が主流となったが、これらの作品は従来のエロゲーに比べ性描写が少なく、ゲームの中身の大部分は女性キャラクターとの恋愛関係に至るまでの過程を描いたものであった。このことは、これらのエロゲー作品においては性描写を削除してもゲームバランスを大きく損なわないことを意味しており、このためエロゲーを原作とするギャルゲーが増加することとなった。この傾向は、泣きゲーが勢力を増すにつれてさらに顕著なものとなっているところである。これらのことから、冒頭にもあるように、ギャルゲーとエロゲーの区別は曖昧なものになりつつある。

女キャラの典型的属性

1人の男キャラに複数の女キャラが特別な感情を抱く事から、ハーレムアニメにおける典型的属性とほぼ一致する場合が多い。

ギャルゲー雑誌(成年誌は除く)

関連項目