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2004年5月29日 (土) 00:51時点における版
復活祭(日本では英語由来のイースターとも)はイエス・キリストの復活を記憶するキリスト教最大の祭日。現在は春分の後の満月の次の日曜日(主日)に行われる。その起原をユダヤ教の過越しの祭り(パサハ)に持つと推定される。東方正教会に属する日本ハリストス正教会での名称は復活大祭という。
復活祭がキリストの死を記念するものかキリストの復活を祝うものかについて、古代に激しい論争があった。前者はユダヤ暦のニサン14日、後者はその三日後に相当する日を主張した。論争の末、後者が主流となり、4世紀には日曜日に復活祭が行われるようになった。最終的な日付の確定は、第1回ニカイア公会議で行われた。ただし今日において、西方教会と東方教会で復活祭の日付は異なることが多い。これは前者がグレゴリオ暦、後者がユリウス暦を用いることに起因する。また東方教会はユダヤ教の過ぎ越しの祭りと復活祭が重なるのを避け、その場合には復活祭の日付を遅らせるため、そのことによっても復活祭の日付は異なる。両者の復活祭の日付はほぼ7年ごとに一致する。