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「国際興業バス西浦和営業所」の版間の差分

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2004年からは埼玉大学の登下校時間帯に運行する埼玉大学発着便(志03-2)を新設した。2007年11月21日に志03-3新設とともに志03の本数が減少、2009年4月1日の改正で志03は与野駅発1本のみの運行となり、志03-3が増回された。2010年2月8日の改正では志03-2が平日夕方の埼玉大学発1本となり、志03-3が全日にわたり増回された。2010年4月1日の改正で志03、2011年3月16日の改正で志03-2が廃止された。
2004年からは埼玉大学の登下校時間帯に運行する埼玉大学発着便(志03-2)を新設した。2007年11月21日に志03-3新設とともに志03の本数が減少、2009年4月1日の改正で志03は与野駅発1本のみの運行となり、志03-3が増回された。2010年2月8日の改正では志03-2が平日夕方の埼玉大学発1本となり、志03-3が全日にわたり増回された。2010年4月1日の改正で志03、2011年3月16日の改正で志03-2が廃止された。


=== 志木駅 - 中野下・柳瀬川駅、凸版印刷線 ===
=== 志木駅 - 中野下・柳瀬川駅線 ===
* 志04:志木駅東口 - 志木市民会館 - 志木の杜 - 中野下住宅 - [[柳瀬川駅]]
* 志04:志木駅東口 - 志木市民会館 - 志木の杜 - 中野下住宅 - [[柳瀬川駅]]
* 志04-2:志木駅東口 - 志木市民会館 - 志木市役所 - 志木の杜 - 中野下住宅 - 柳瀬川駅(平日日中運行)
* 志04-2:志木駅東口 - 志木市民会館 - 志木市役所 - 志木の杜 - 中野下住宅 - 柳瀬川駅(平日日中運行)
* 志04-3:志木の杜 → 志木市民会館 → 志木駅東口(平日朝運行)
* 志04-3:志木の杜 → 志木市民会館 → 志木駅東口(平日朝運行)
* 志09-2:志木駅南口 - 東一丁目 - 凸版印刷([[西武バス新座営業所]]と共同運行)


志04は1972年に開業した。以来1時間に概ね1-2本程度の運行を維持してきたが、2003年11月16日の改正で減便、1日1往復となった。この減便については沿線に対して十分に周知が行われなかったためか沿線住民から不満が続出、志木市議会でも取り上げられるまでに発展した。結局、2004年2月1日志01-201-305-3を振り替えて4-5.5往復まで増便された。2011年3月16日の改正で、市場坂上経由から志木市民会館経由に変更した上で柳瀬川駅まで延伸(中野下引返場は廃止)した。
1972年に開業し以来1時間に概ね1-2本程度の運行を維持してきたが、2003年11月16日の改正で大幅に減便、1日1往復となった。この減便については沿線に対して十分に周知が行われなかったためか沿線住民から不満が続出、志木市議会でも取り上げられるまでに発展した。そのため、2004年2月1日の改正で志01-201-305-3を振り替える形で5往復程度まで増便された。2011年3月16日の改正で、市場坂上経由から志木市民会館経由に経路変更した上で東武東上本線柳瀬川駅まで延伸(中野下引返場は廃止)した。

2013年1月16日より志04-3が運行を開始した。志04および志04-2は専用の小型車で運行されているが、志04-3は大型車での運行となっている。
2013年1月16日より志04-3が新設された。志04および志04-2は専用の小型車で運行されているが、志04-3は大型車での運行となっている。
=== 志木駅 - 凸版印刷線 ===
* 志09-2:志木駅南口 - 東一丁目 - 凸版印刷([[西武バス新座営業所]]と共同運行)


志09-2は志木分車庫設置前から運行され、西武との共同運行である。終点の凸版印刷は「凸版印刷株式会社朝霞工場」のことで、直行で運行る志09の各停便。2005年5月16日より、夕方の駅発の便が各停化され志09-2となった。2010年9月15日に志09が廃止され、全便が志09-2となった。
志木分車庫設置される以前から運行され、西武バスとの共同運行である。終点の凸版印刷は「凸版印刷株式会社朝霞工場」で、現在運行していのは直行便だった09(2010年9月16日廃止)の各停便である。2005年5月16日の改正で、夕方の志木駅発が全て志09-2(各停化となった。2010年9月15日に志09が廃止され、全便が志09-2となった。


=== 志木駅 - 宗岡循環線 ===
=== 志木駅 - 宗岡循環線 ===

2013年3月31日 (日) 23:29時点における版

西浦和営業所所属のCNG車

国際興業バス西浦和営業所(こくさいこうぎょうバス にしうらわえいぎょうしょ)は、埼玉県さいたま市桜区桜田2-1-5に位置する国際興業バスの営業所である。

主にさいたま市浦和区、桜区(旧・浦和市)、中央区(旧・与野市)、志木市朝霞市和光市新座市富士見市および東京都板橋区の京浜東北線と東武東上線に挟まれた広いエリアに路線を持つ。

2007年3月18日からICカード乗車券(PASMO / Suica)が練馬とともに開始された営業所である。

沿革

1993年3月16日に川越営業所志木分車庫の機能と、観光川口営業所の機能を移転することによって開設された。ここでは、前身の志木分車庫および志木周辺における車庫開設前の路線状況を含めて記述する。

志木分車庫の開設

志木周辺における路線の歴史は、鳩ヶ谷が「浦和 - いろは橋 - 志木線」の営業を開始した[1]ことに始まる。その後、終戦を経て西武自動車との相互乗入れによる「浦和 - 志木 - 所沢線」の運行が開始され、さらに「大宮 - 志木線」「浦和 - 朝霞 - 志木線」「池袋 - 志木線」などが1950年代末までに次々に新設された。しかし、志木周辺は市街化が進んでおらず、加えて西武・東武との競合区間も多いために運行本数は現在より少なかった。それによって路線を担当する営業所も浦和・大宮・巣鴨・川越など、複数の遠隔地の営業所が分担する形となっていた。

1960年代に入ると、志木周辺では中野下住宅を初めとする住宅・団地が相次いで造成され、これに伴ってバスの運行密度も住民の貴重な足として徐々に高まっていった。こうしたことから、1965年12月16日に志木市幸町に川越営業所下の志木分車庫が新設され車両は26台が在籍、志木周辺路線の多くを同車庫が担当するようになった。

西浦和営業所の開設

志木分車庫の所管地域は、1980年代に入ると東武東上線営団地下鉄有楽町線の相互直通運転が開始したり、1985年10月1日には埼京線が開業するなど交通の便が一気に改善し、東京のベッドタウンとして宅地化が進んだ。これと同時に志木分車庫管轄エリアは運行強化が必要とされたが、以下の問題点が原因となって困難を極めた。

  1. 志木分車庫の所在地(志木市幸町)が運行エリアから離れていた為に車庫近隣を通る自社路線が存在しなかった。
  2. 県道から路地を入った狭隘な住宅街の中に所在していたために、近隣住民から騒音に関する苦情があった。
  3. 所管する路線の多さに対して車庫面積が手狭だったことから賄いきれず、さらに上記の立地条件から増車・敷地の拡張が不可能だった。

これを背景に、国際興業では志木を含む埼玉県南部の荒川流域における路線の運行を強化することとなった。そして1993年3月16日、浦和市桜田(当時)に志木分車庫・観光バス川口営業所(川口市西青木・乗合川口とは別所)の機能を移転し、両所を統合の上で「国際興業バス西浦和営業所」を開設した[2]。これにより、長距離路線の浦和 - 朝霞 - 志木線が、営業所近くの「新開入口」まで短縮されるなどの再編が実施されたが、この時点での乗合バスの営業範囲は志木分車庫時代とほぼ同じだった。

その後、1998年に練馬担当だった「練馬車庫・成増駅入口 - 朝霞台駅線」が廃止され、代替として西浦和が「朝霞台駅 - 湯〜ぐうじょう線」などを開設した。次いで、2000年10月16日に浦和・大宮両営業所が廃止され、さいたま市東部に移転・統合してさいたま東営業所となったことにより、両営業所から京浜東北線以西の路線を多数移管させた。これにより、路線網は大久保・白鍬・さいたま新都心など、現在のさいたま市桜区・中央区のほぼ全域にまで手を広げた[3]。さらに、2003年に朝霞駅南口広場が整備されたことにより同駅を起点とする再編が実施され、朝霞市を通る路線のうち練馬担当で残っていた2路線が短縮・移管され、朝霞市を通る路線は全て西浦和の担当となった。

以上のように周辺営業所からの路線移管が続き、西浦和営業所は現在の規模となった。なお、志木分車庫の管轄営業所であった川越営業所は、西浦和営業所の開設と同時に同所の分車庫に格下げとなったのち、1995年1月16日に廃止となっている。これについては後に記す。

現行路線

浦和駅 - 西堀 - 桜区役所線

  • 浦11:浦和駅西口 - 県庁前 - 中浦和駅 - 田島 - 西堀 - 南元宿 - 道場 - 桜区役所
  • 浦11-2:浦和駅西口 - 中浦和駅 - 田島 -(←西堀 / 高畠→)- 西浦和車庫(入庫は僅少、出庫も1便のみ)

1965年3月1日に開業した浦和駅 - 西堀 - 北浦和駅線(初代)に端を発する。40年近く同経路で運行されていたが、2003年11月16日より浦和駅 - 西堀 - 桜区役所(2代)に変更された[4]。しかし、1年強で手入れが行われ、2004年12月10日より浦和駅 - 市役所 - 六間道路 - 西堀 - 中浦和駅 - 県庁前 - 浦和駅(3代)という経路(西堀循環:午前/市役所先回り、午後/中浦和駅先回り)となった。その後、2011年11月1日のダイヤ改正で2代目の経路に再変更され、西堀循環と関連する枝系統は廃止された。

浦11-2は1993年の西浦和開設時に志01の出庫用として南元宿 → 西堀 → 浦和駅西口として開設された。浦和から移管された浦11と異なり、当初から西浦和担当(入庫は旧・浦12)である。 1997年4月16日より(旧)浦12と統合し西浦和車庫発着となり現在の形態となった。浦11移管前は、浦和・西浦和のそれぞれでダイヤ組成していたためか、浦11と浦11-2が同じ区間を同じ時刻で運行するケースが見られた。同系統は営業所の立地上の条件により、往復でルートが異なっている。2011年11月の改正で大半が(新)浦11に振り替えられ、特に車庫発は大幅に減便となった。

浦和駅 - 大久保浄水場線

  • 浦12:浦和駅西口 - 市民会館入口 - 常盤四丁目 - 南元宿 - 道場 - 桜区役所
  • 浦12-2:浦和駅西口 - 市民会館入口 - 市役所 - 南元宿 - 道場 - 桜区役所(平日運行)
  • 浦13:浦和駅西口 - 市民会館入口 - 常盤四丁目 - 南元宿 - 道場 - 大久保浄水場(桜区役所非経由
  • 浦13-2:浦和駅西口 → 市民会館入口 → 常盤四丁目 → 南元宿 → 道場 → 下大久保(桜区役所非経由・深夜バス)
  • 浦桜13:浦和駅西口 - 市民会館入口 - 常盤四丁目 - 南元宿 - 道場 - 桜区役所 - 大久保浄水場
  • 浦桜13-3:浦和駅西口 - 市民会館入口 - 市役所 - 道場 - 桜区役所 - 大久保浄水場(平日運行)

浦和駅から主に六間道路を走り、桜区西部の大久保に向かう。桜区中北部と浦和の中心街を結ぶ唯一の公共交通機関で、浦桜と付く系統は桜区役所に立ち寄る。東京周辺で広く使われているターミナル記号+数字による系統番号の中で、このように経由地を示す記号を付け加えるケースは珍しい。

桜区の中北部は、1955年以前は土合・大久保という2つの村が残っていたところで、この線は昭和20年代末にその土合村への足として開通したものである。昭和30年代に入ると大久保方面に延長されたが、当時の浦和市勢要覧には「千貫樋(せんがんぴ)[5]」という終点が図示されている。1965年頃には「大久保農協」を終点としていたようで、現在の大久保支所付近と思われる。現在はさらに先の大久保浄水場まで延長されているが、終点付近は農村の面影を色濃く残している。

日中ダイヤは等間隔でパターン化されており、桜区役所折返しと浄水場行きが交互に運行される。2010年2月8日のダイヤ改正では市役所経由の浦12-2が新設され、平日日中は全便が市役所経由での運行になった。2011年3月16日のダイヤ改正では、平日夕以降及び土休日日中の浦和駅~桜区役所間の増回、浦13-2(深夜バス)の新設などが行われた[6]。なお2011年11月の改正で浦11が経路変更されたことにより、再び輸送力の調整が行われた。

浦和駅 - 大戸 - 北浦和駅線

  • 浦14:浦和駅西口 - 公園坂上 - 大戸 - 六間道路 - 北浦和駅西口(平日1往復のみ運行)

浦和駅 - 大戸 - 県営住宅 - 二度栗山 - 北浦和駅[7]という経路で、2時間に3本程度、所要時間25分ほどで運行されていた。しかし、2003年11月16日の改編時に浦11が浦和駅 - 西堀 - 大戸 - 六間道路 - 北浦和駅から浦和駅 - 西堀 - 桜区役所へ経路を変えたため、利用の少なかった県営住宅・二度栗山回りを取り止め、浦11の運行が無くなった大戸 - 六間道路 - 北浦和駅を補完する形で経路変更された。

2011年3月16日の改正で平日のみの運行となり、11月1日の改正からは平日1往復のみに減便された。

浦和駅東口 - 駒場運動公園 - 北浦和駅東口線

  • 浦51:浦和駅東口 - 太田窪 - 原山 - 駒場運動公園入口 - 総合グランド - 北浦和駅東口
  • 浦51-3:浦和駅東口 - 太田窪 - 原山 - 駒場運動公園入口 - 総合グランド - 北浦和駅東口ターミナルビル

2007年11月1日、浦和駅東口広場の整備が進み、浦和駅東口への乗り入れを再開した。10時台~16時台は北浦和ターミナルビル発着である。2011年9月1日に、さいたま東より移管された[8]。浦50(浦和駅東口 - 南浦和駅)は戸田の所管である。

北浦和駅 - 西浦和車庫線

  • 北浦80:北浦和駅西口 - 六間道路 - 大戸 - 西浦和車庫

2000年10月16日のさいたま東開設時に新設された。元々は、西浦和車庫発は直接南元宿に向かっていたが、2003年11月16日より営業所のすぐ北の流通センター交差点で折り返すことで、田島・西堀を両方とも経由することになった。

北浦和駅・南与野駅 - 埼玉大学線

  • 北浦03:北浦和駅西口 - 南与野駅北入口 - 鈴谷札の辻 - 山久保 - 埼玉大学(平日運行・西武バス大宮営業所と共同運行)
  • 南与01:南与野駅西口 - 鈴谷札の辻 - 山久保 - 埼玉大学(平日運行・西武バス大宮営業所と共同運行)
  • 南与02:下大久保 → 埼玉大学 → 南与野駅西口

2007年11月21日より、北浦03の深夜バスと南与01が新設された。北浦03(深夜)は北浦和駅発が国際興業と西武1本ずつ、大学発は国際興業1便のみ。2012年4月1日より、南与02が新設された(平日朝、南与野駅西口ゆきのみ運行)。

さいたま新都心駅 - 北浦和駅線

  • 新都01:さいたま新都心駅西口 - 北与野駅 - 白鍬電鍵住宅 - 神田[9] - 鈴谷 - 北浦和駅
  • 新都01-2:さいたま新都心駅西口 → 北与野駅 → 白鍬電鍵住宅 → 神田 → 陣屋
  • 新都01-3:神田 → 白鍬電鍵住宅 → 北与野駅 → さいたま新都心駅西口
  • 新都02:さいたま新都心駅西口 - 北与野駅 - 白鍬電鍵住宅
  • 北浦04:白鍬電鍵住宅 - 神田 - 鈴谷 - 北浦和駅
  • 北浦81:北浦和駅西口 - 新中里三丁目

日中は新都01が約20分間隔で運行される。日中の区間便の運行は行われていなかったが、2010年2月から運行形態が変更され、日中でも新都01以外の区間便が運行されるほか、時間帯によってはさいたま新都心 - 北浦和線が運行されない(双方から神田付近で折り返す)こともある。北浦81は2001年に折返場を兼ねた新中里三丁目停留所の設置に伴い開設された北浦和駅への送り込み路線である。

白鍬地区からはさいたま新都心・北浦和・北与野・与野本町の各駅へアクセスがある(後述)ため、各駅との間を自由に利用できる「白鍬・新都心フリー定期券」が発売されている。

与野本町駅 - 白鍬電建住宅線

  • 与本04:与野本町駅 - 陣屋 - 白鍬電建住宅
  • 与本05:与野本町駅 → 八王子 → 白鍬電建住宅 → 陣屋 → 与野本町駅(午前)
  • 与本05:与野本町駅 → 陣屋 → 白鍬電建住宅 → 八王子 → 与野本町駅(午後)

白鍬電建住宅[10]へは、日中を北浦05(北浦和駅 - 白鍬電建住宅 - 与野駅)の、朝夕は住宅折返しの与02と北浦04が運行する単純な形態だった。1985年の埼京線開通後は与野本町駅への立ち寄りが開始され、1998年11月16日の再編で与本01(北浦和駅 - 白鍬電建住宅 - 与野本町駅)新設による与野駅乗入れ便削減とともに、白鍬・神田地区から陣屋経由で与野本町へ向かう与本04(2003年11月15日までは与本02)が追加された。

2000年4月1日のさいたま新都心駅開業により同駅西口乗り入れの(旧)新都01・02を新設した。これにより「北浦和 - 陣屋 - 白鍬電建住宅 - 与野本町」と「与野本町 - 陣屋 - 白鍬電建住宅 - さいたま新都心」の2系列が並存するようになった。

志木駅 - 浦和駅線

  • 志01:志木駅東口 - 志木市役所 - いろは橋 - 宗岡小学校 - 秋ヶ瀬橋 - 新開入口 - 田島 - 中浦和駅 - 県庁前 - 浦和駅西口
  • 志01-2:志木駅東口 - 志木市役所 - いろは橋 - 宗岡小学校 - 秋ヶ瀬橋 - 新開入口 - 西浦和車庫
  • 志01-3:新開入口 → 秋ヶ瀬橋 → 宗岡小学校 → いろは橋 → 志木市役所 → 志木駅東口(平日朝のみ)
  • 志80:志木駅東口 - 志木市役所 - いろは橋 - 宗岡小学校

鳩ヶ谷自動車によって1932年に開業した古い路線。開業当時も現在のように志木 - 浦和を結んでおり、東武東上線との連絡切符を発行して利用促進を図っていたとの記録が残っている。終戦後は西武自動車との相互乗入れによって所沢までの直通運転や、立教学院への乗入れなども行われた。大半の区間で志木街道を道なりに走行する。日中は20分間隔と多くないが、路線の中間部で秋ヶ瀬橋を渡る下宗岡三丁目 - 田島間以外は、宗岡循環や浦11のような並行路線が補助的に走り、円滑な運行が確保されている。武蔵野線の開業(府中本町 - 新松戸、1973年4月1日)も相まって、志01は徐々に運行回数が減回されたが、現在も主要路線として運行されている。志80は、宗岡小学校近傍にある中宗岡待機場への出入り用として、2004年12月10日に新設された。

2007年1月16日より、志01-3(新開入口 → 志木駅)が西浦和車庫始発に改められて志01-2に統合されたが、2011年3月16日より復活した。

2000年代に入ってから、志木在住の上田清司(埼玉県知事)が2003年の初登庁時に志01を利用したことや、2004年には秋ヶ瀬橋周辺の荒川で「タマちゃん」の愛称で親しまれたアゴヒゲアザラシが発見されて記念のバス共通カードが発行されるなど、何かと話題が多い路線である。

志木駅 - 埼玉大学・南与野駅線

  • 志03-3:志木駅東口 - 志木市役所 - いろは橋 - 宗岡蓮田 - 下大久保 - 埼玉大学 - 南与野駅西口

原型は大11(志木駅 - 埼玉大学 - 大宮駅)だったが、与野駅(与01)・北浦和駅(北浦06)・与野本町駅(与本03)と、京浜東北線または埼京線側の発着駅の変更を経て、北浦05の廃止と与02の大減便(与野駅発の夜1便のみ)を受けて、与野駅 - 与野本町駅を補完するように与野駅まで再延伸(志03)された。

2004年からは埼玉大学の登下校時間帯に運行する埼玉大学発着便(志03-2)を新設した。2007年11月21日に志03-3新設とともに志03の本数が減少、2009年4月1日の改正で志03は与野駅発1本のみの運行となり、志03-3が増回された。2010年2月8日の改正では志03-2が平日夕方の埼玉大学発1本となり、志03-3が全日にわたり増回された。2010年4月1日の改正で志03、2011年3月16日の改正で志03-2が廃止された。

志木駅 - 中野下・柳瀬川駅線

  • 志04:志木駅東口 - 志木市民会館 - 志木の杜 - 中野下住宅 - 柳瀬川駅
  • 志04-2:志木駅東口 - 志木市民会館 - 志木市役所 - 志木の杜 - 中野下住宅 - 柳瀬川駅(平日日中運行)
  • 志04-3:志木の杜 → 志木市民会館 → 志木駅東口(平日朝運行)

1972年に開業して以来、1時間に概ね1-2本程度の運行を維持してきたが、2003年11月16日の改正で大幅に減便、1日1往復となった。この減便については沿線に対して十分に周知が行われなかったためか沿線住民から不満が続出し、志木市議会でも取り上げられるまでに発展した。そのため、2004年2月1日の改正で志01-2・01-3・05-3を振り替える形で5往復程度まで増便された。2011年3月16日の改正で、市場坂上経由から志木市民会館経由に経路変更した上で東武東上本線柳瀬川駅まで延伸(中野下引返場は廃止)した。

2013年1月16日より志04-3が新設された。志04および志04-2は専用の小型車で運行されているが、志04-3は大型車での運行となっている。

志木駅 - 凸版印刷線

志木分車庫が設置される以前から運行され、西武バスとの共同運行である。終点の凸版印刷は「凸版印刷株式会社朝霞工場」で、現在運行しているのは直行便だった志09(2010年9月16日廃止)の各停便である。2005年5月16日の改正で、夕方の志木駅発が全て志09-2(各停化)となった。2010年9月15日に志09が廃止され、全便が志09-2となった。

志木駅 - 宗岡循環線

  • 志05:志木駅東口 - 志木市役所 - いろは橋 - 宗岡蓮田 - 宗岡 - 宗岡小学校 - いろは橋 - 志木市役所 - 志木駅東口(宿回り・宗岡回り)
  • 志05-2:志木駅東口 → 志木市役所 → いろは橋 → 宗岡蓮田 → 下宗岡三丁目(深夜バス)
  • 志05-3:志木駅東口 - 志木市役所 - いろは橋 - 宗岡蓮田 - 中宗岡

志木駅から宗岡地区を循環する路線で、「宿回り」「宗岡回り」の両方が運行される。宿回りはいろは橋出発後、宗岡回りは宗岡出発後に左折し、ラケット上の経路となる。志05-3は宿回りの区間便で主に出入庫であるが、一部に往復運用も存在する。

朝霞駅 - 志木駅線

  • 朝11:朝霞駅南口 - 朝霞市役所 - 桜ヶ丘 - 末無川 - 下の原 - 志木駅東口

朝霞駅南口ロータリーが完成したため、2003年11月16日の改正で同駅を起点とする再編が実施され、朝霞駅南口で分割されて現在の形になった。2008年4月1日の朝霞駅東口(旧・北口)ロータリー完成後は乗入れを開始すると同時に南口 - 東口の営業を止めたため、朝51、51-2が廃止されている。

現在の系統番号と元番号の対比
  • 朝11(2003年11月16日新設)
  • 志11 → 朝51(2003年11月16日変更、2008年4月1日廃止)
  • 志02 → 朝51-2(2003年11月16日変更、2008年4月1日廃止)
  • 志02-2(2003年11月16日廃止)

朝霞駅 - 朝霞南循環・朝霞台駅線

  • 朝12:朝霞駅南口 - 朝霞市役所 - 桜ヶ丘 - 末無川 - 朝霞県税事務所 - 朝霞台駅
  • 朝13:朝霞駅南口 → 朝霞市役所 → 桜ヶ丘 → 末無川 → 緑ヶ丘 → 朝霞市役所 → 朝霞駅南口(始発 - 13時台まで)
  • 朝13:朝霞駅南口 → 朝霞市役所 → 緑ヶ丘 → 末無川 → 桜ヶ丘 → 朝霞市役所 → 朝霞駅南口(14時台 - 終車まで)

国際興業で朝霞台駅に乗り入れるのは朝12だけで、運行本数も平日早朝1往復のみと少ない。朝霞台駅への乗り入れが開始されたのは1976年で、当時練馬が運行していた「下赤塚 - 志木線」の終点を朝霞台駅に切り替えたことによるもの。1976年の改正で西武バスとの路線調整によって、朝霞台駅周辺は西武が担当することとなったため、国際興業は下赤塚 - 朝霞台線を最小限度の本数で運行するに留まっていた。その後、起点が練馬車庫・成増駅入口に変更されたが、成増側の乗客が著しく少ないことや、営業所から離れ過ぎていることから1998年の改正で廃止され、代替として朝43(朝霞台駅 - 湯〜ぐうじょう)が新設された。さらに2003年11月16日の改正で、周辺各線と同様に朝霞駅で切られて主体が朝12、2011年3月の改正で現在の運行本数になった。

朝13は国際興業の独自区間である桜ヶ丘 - 膝折坂下間の輸送に重点が置かれ、2010年2月8日の改正までは朝夕のみ運行だったが、この改正により末無川 - 朝霞駅南口は日中15分間隔となった(朝11を30分間隔に減便し、当該区間は朝11・13が交互運行)。

以前は朝霞市内循環として西武によって運行され、1976年の再編時に国際興業へ移管された。移管後は終点を丸沼、さらに湯〜ぐうじょうへ延伸したが、2003年11月16日の改正で朝霞駅起点へ変更、所管も練馬から西浦和に移り、案内もコミュニティバスと紛らわしかった「朝霞市内循環」の名称を廃止し、「朝霞南口循環」に改められた。

朝霞駅 - 湯〜ぐうじょう線

  • 朝50:朝霞駅東口 - 積水化学 - 花の木 - 丸沼 - 湯〜ぐうじょう

朝霞駅南口ロータリー完成によって、2003年11月16日から朝霞駅発着となった。当初は朝霞駅南口発着で運行されていたが、朝霞駅東口(旧・北口)のロータリーが完成したため、2008年4月1日より乗入れを開始すると同時に東口発着へ改められた。

北朝霞駅 - 下宗岡循環線

  • 北朝01:北朝霞駅 → 宮戸 → 下宗岡二丁目 → 宮戸 → 北朝霞駅(東武バスウエスト新座営業所と共同運行)
  • 北朝01-2:下宗岡四丁目 → 下宗岡二丁目 → 宮戸 → 北朝霞駅
  • 北朝01-3:北朝霞駅 → 宮戸 → 下宗岡四丁目 → 下宗岡二丁目

1年ごとに東武バスと運行便の入れ替えを実施する。枝番系統はどちらも出入庫。

北朝霞駅 - 埼玉大学・南与野駅線

  • 北朝02:北朝霞駅 -(直行)- 宮戸橋 - 中宗岡 - 宗岡蓮田 - 下大久保 - 埼玉大学 - 南与野駅西口

2010年12月1日に新設された。北朝01が停車する「浄水場入口」「宮戸」「宮戸郵便局」「宝蔵寺」には停車せず、直通で運行する。

池袋駅 - 大宮駅線(深夜急行バス)

ミッドナイトアロー浦和・大宮

さいたま市コミュニティバス

さいたま市コミュニティバスを参照。

朝霞市内循環バス「わくわく号」

朝霞市内循環バスを参照。朝霞市より運行受託され、東武バスウエスト新座営業所西武バス新座営業所と共同運行。

車両

他の営業所同様に一般路線用がいすゞ自動車製だが、コミュニティバス専用車は日野自動車製である。開設時には、志木分車庫と観光川口営業所の現役車両が集約され、移転に伴い志木分車庫の車両は西浦和営業所の開設数日前より志木市管轄の所沢ナンバーから浦和市(当時)管轄の大宮ナンバーへと変更された(所沢ナンバーが設けられる以前に志木分車庫に納車された車両は大宮ナンバーだったため、変更なし。但し、現在は志木分車庫時代に納車された車両は全車引退済み)。

CNGノンステップバスが配置されているが、特に3901号車(いすゞKC-LV832L改・新製配置は浦和営業所)は民営事業者初のCNGノンステップバスである。補助金の関係から、北浦03・浦桜13-3などで優先的に使用されていたが、最近になって補助金による縛りが解けたためか志01などの荒川を渡橋する系統や、サクラディアの特送などにも使用されている。

廃止系統

  • 浦11(初代):浦和駅西口 - 県庁前 - 中浦和駅 - 田島 - 西堀 - 南元宿 - 六間道路 - 北浦和駅西口
2003年11月16日に廃止され、2代目(現・4代目)に変更された。
  • 浦11(3代):浦和駅西口 - 県庁前 - 中浦和駅 - 田島 - 西堀 - 南元宿 - 六間道路 - 市役所 - 浦和駅西口(西堀循環)
2004年12月10日に2代から変更され、循環経路となった。始車 - 11時台は市役所先回り、12時台 - 終車までは中浦和駅先回りだったが、2011年11月1日に廃止。
  • 浦11-3:浦和駅西口 → 中浦和駅 → 田島 → 西堀 → 南元宿
  • 浦11-4:田島 → 西堀 → 南元宿 → 六間道路 → 市役所 → 市民会館入口 → 浦和駅西口
2004年12月10日に浦11が循環化されたことで新設された出入庫路線。2011年11月1日に循環化を解消すると必要性が無くなり、廃止された。
  • 浦12(2代):浦和駅西口 - 中浦和駅 - 高畠
初代・浦12は浦和駅 - 道場で、1974年頃の廃止まで浦和営業所担当だった。
  • 浦13-2(初代):浦和駅西口 - 常盤四丁目 - 六間道路 - 大戸 - 道場 - 大久保浄水場 - 荒川総合運動公園
1992年9月16日に新設された。2003年6月1日に桜区役所経由の浦桜13-2に代替廃止。
  • 浦13-3:浦和駅西口 - さいたま市役所 - 六間道路 - 大戸 - 南元宿 - 道場 - 桜区役所 - 浦和北高校 - 大久保浄水場
1996年10月16日に新設。(初代)浦13-2と異なって市役所・桜区役所を経由する。2003年4月1日、浦桜13-2に代替廃止。
  • 浦桜13-2:浦和駅西口 - 常盤四丁目 - 六間道路 - 大戸 - 道場 - 桜区役所 - 大久保浄水場 - 荒川総合運動公園(日曜・祝日運行)
2003年6月1日に浦13-2の代替として、桜区役所を経由するために「桜」が追加された。2008年4月1日に廃止。
  • 浦82:浦和駅西口 - 市民会館入口 -(市役所→)- 六間道路 - 南元宿 -(田島→)- 西浦和車庫
2000年10月16日の浦和・大宮両営業所の統合移転、さいたま東営業所の新設時に浦和駅発着系統の大量受け入れに関連して新設された。西浦和車庫側は浦11-2と同様の一方通行経路で、浦和駅側でも市民会館入口 - 六間道路で往復の経路が異なっていた。2011年11月1日、浦11-3(3代)の廃止によって役目を終えた。
  • 浦101:浦和駅西口 - 北浦和駅西口 - 太田窪 - 東台 - 南浦和駅 - 浦和駅西口(浦和市内循環)
  • 浦102:浦和駅西口 - 北浦和駅西口 - 太田窪 - 円正寺 - 南浦和駅 - 浦和駅西口(浦和市内循環)
  • 浦102-2:北浦和駅 → さいたま市役所 → 県庁前 → 浦和駅
1994年10月4日に浦和市内循環として新設された。浦101-2は2001年12月3日に北浦和からの出庫として新設された。2003年4月1日の浦和市内循環廃止によって全て運行を終了した。
  • 北浦01:北浦和駅西口 - 山久保 - 埼玉大学 - 浦和北高校 - 大久保浄水場
埼京線開業まで北浦80と全く同経路を通る。埼京線開業後も南与野駅に連絡する形の経路変更を2度行ったが、1998年7月16日に廃止された。
  • 北浦02(初代):北浦和駅西口 - 二度栗山 - 鈴谷 - 陣屋 - 神田
1998年7月16日に廃止された。
  • 北浦02(2代):北浦和駅西口 - 六間道路 - 道場 - 桜区役所
2005年12月16日に午前が北浦和駅発・午後が区役所発で新設されたが、2007年11月21日に廃止された。桜区役所へのアクセス路線としていたが、実際は北浦80(一部)の西浦和車庫発着を桜区役所発着に変更しただけの出入庫路線だった。
  • 北浦05:北浦和駅西口 - 二度栗山 - 鈴谷 - 陣屋 - 神田 - 白鍬電建住宅 - 与野本町駅 - 与野駅西口
1985年10月1日の埼京線開通によって新設されたが、白鍬地区のアクセスをさいたま新都心駅と与野本町駅に集約するため、2003年11月16日に廃止された。
  • 新都01(初代):さいたま新都心駅西口 - 北与野駅 - 円阿弥 - 白鍬電建住宅 - 神田 - 陣屋 - 与野本町駅
2000年4月1日のさいたま新都心駅開業によって新設されたが、2003年11月16日に北浦和駅発着へ変更された。
  • 与本01:与野本町駅 - 白鍬電建住宅 - 神田 - 陣屋 - 鈴谷 - 北浦和駅西口
1998年11月16日に新設されたが、2003年11月16日に新都01(2代)へ代替廃止された。
  • 与本02:与野本町駅 - 白鍬電建住宅
2003年11月16日に与本04へ系統番号変更され、与本02は白鍬電建住宅発の片道運行となった。
  • 与本05-2:与野本町駅 → 八王子 → 白鍬電建住宅 → 陣屋
2003年11月16日に新設された与本05の入庫系統だったが、2009年4月1日に廃止された。
  • 志03(初代):志木立教学院 - いろは橋 - 秋ヶ瀬橋 - 田島 - 中浦和駅 - 浦和駅西口
  • 志03(2代):与野駅西口 - 与野本町駅 - 埼玉大学 - いろは橋 - 志木駅東口
2007年11月21日の志03-3新設によって減便され、2009年4月1日には与野駅発1便のみとなった。2010年4月1日に廃止されたが、埼玉大学 → 志木間は翌年まで運行を続けていた。
  • 志03-2:埼玉大学 - いろは橋 - 志木駅東口
2004年に埼玉大学の登下校時間帯に運行する目的で新設、代わりに志03が減便された。2010年2月8日より埼玉大学発1便まで減便され、2011年3月16日に廃止。
  • 志06:志木駅東口 - 立教グランド
2010年4月1日の立教グランド折返場廃止によって、路線も廃止された。
  • 志07(初代):志木駅北口 - 水道道路入口 - 膝折坂下 - 朝霞高校
  • 志07(2代):志木駅北口 - 下宗岡循環
2代目は北朝01に代替廃止。
  • 志08:志木駅南口 - 志木立教学院
  • 志10:志木駅南口 - 大木伸銅
2011年3月16日に廃止された。
  • 朝50-2:朝霞駅東口 → 湯~ぐうじょう → 西浦和車庫
  • 朝50-3:新開入口 → 湯~ぐうじょう → 朝霞駅東口
2003年11月16日の朝霞地区大再編によって、朝52-3を朝霞駅東口着に変更して新設したが、2010年2月8日に廃止された。
  • 増15:成増駅入口 - 和光市駅入口 - 末無川 - 朝霞駅南口
西浦和営業所管内で唯一東京都内に乗り入れる路線。2003年11月16日に朝霞地区は練馬が撤退・全て西浦和担当となったため、エリア確保のために必要最低限の成増 - 朝霞線が平日午前中に1往復だけ残ったが、2009年4月1日に廃止された。

川越営業所

川越市神明町にあった国際興業バスの営業所である。傘下に志木分車庫をおき、観光車の配置もされて国際興業唯一の所沢ナンバー車が在籍していた。当時の所属台数は乗合10台・観光11台。

営業所敷地は、東武バス川越営業所(現・東武バスウエスト川越営業事務所)と道路を挟んではす向かいにあり、最寄りバス停名やバス方向幕では「神明町車庫」と表示、車内放送や運賃表示器の次停留所案内では「川越神明町車庫」で案内されていた。

川越駅西口と武蔵高萩駅をターミナルとして、国鉄(当時)川越線沿いの川越市西部 - 日高市を主な営業エリアとしていた。最盛期の1950年代半ばから1960年代後半頃には、当時非電化かつ列車本数の少ない国鉄川越・八高線の足代わりとして、飯能営業所と共管で飯能駅 - 高麗駅 - 高萩駅 - 川越駅地区を結ぶ長距離路線などが活躍していた。しかし、川越地区の国際興業は、東武・西武に押されて路線密度・運転本数とも低かった。川越市街地の道路及び踏切による渋滞、さらに追い打ちをかけるように埼京線の開業・川越線の直流電化と運行列車増発が川越分車庫路線の利用客を減らしていった。1993年、川越営業所志木分車庫の機能が西浦和へ移されると、西浦和営業所川越分車庫に降格。分車庫となる以前から、傘下の志木地区の路線の方が活発であったこともあって立場が逆転。さらに、西武バスへ路線を移管して1995年1月に閉鎖された。閉鎖に伴い、路線車は1台のみ在籍していたいすゞCLM470は除籍となったが他の車両(いすゞキュービック)は1台のみ在籍していたジャーニーJ(P-LR312J)は練馬営業所へ、他は戸田営業所鳩ヶ谷営業所飯能営業所にそれぞれ転属、観光車も低年式の車両は除籍されたが他の車両は各営業所へ転属した(但し、川越分車庫閉鎖時に在籍していた車両は現在は全車引退済み)。

西武へ移管された系統のうち、川越駅発の便は路線短縮・減便による縮小傾向の一方で、新規ルート開拓によりかすみ野(旧・霞ヶ関団地)行き路線の川越市西部地区での経路変更・ダイヤ改正を実施。新たなルート沿線にある私立大学への利用手段や、私大近くにあるハローワークへの利用手段の目的強化を行うなど、新たな利用客獲得に成功している。

西武が国際興業から移管された高萩駅・高麗川駅周辺の路線は、2006年4月1日西武バス飯能営業所からイーグルバスへ再移管されている。

現在の川越分車庫の跡地はAOKI川越神明町店となっている。

担当路線

1994年5月1日(当時)の西浦和営業所川越分車庫の担当路線は以下の通り。

  • 川越31:神明町車庫 - 本川越駅 - 川越駅西口 - 三光町 - 高萩駅
  • 川越32:神明町車庫 - 本川越駅 - 川越駅西口 - 野田町 - 高萩駅 - 高麗川団地第一折返場
  • 川越33:川越駅西口 - 三光町 - 霞ヶ関団地
  • 川越34:神明町車庫 - 本川越駅 - 川越駅西口 - 三光町 - 高萩駅 - 高麗川団地第一折返場
  • 川越36:神明町車庫 - 本川越駅 - 川越駅西口 - 三光町 - 霞ヶ関団地
  • 川越100:川越駅 - 本川越駅 - 川越水上公園(夏期・冬期に運行)
  • 高萩01:高萩駅 - ひだか団地
  • 高萩02:高萩駅 - 高麗川団地第一折返場

脚注

  1. ^ 現在の志01に当たる。この路線を鳩ヶ谷が開設した年は、全国乗合自動車総覧によれば1932年とあるが諸説ある。
  2. ^ なお、志木分車庫の跡地(一部)は2003年の中宗岡待機場開設まで「志木待機場」として使用されていたが、現在は月極駐車場となっている。
  3. ^ 同時に、貸切バス事業は戸田へ移管した。
  4. ^ それ以前は、北浦和駅 - 西堀の運行。田島 - 常盤九丁目については浦14・北浦80の経路変更で北浦和駅方面の足が補完される。
  5. ^ 千貫樋とは、地名ではなく荒川から排水路への逆流を防止するための水門のことであり、今も中島停留所の真下にある。
  6. ^ 他に浦12の浦和駅方面への深夜バスが新設されたが、埼大裏~大久保浄水場間では実質減便となった。
  7. ^ 浦和駅から県庁裏を経て国道17号の交差点から、市道裏門通り・大戸中通りを経て、里見通りで交差する国道17号に再び入って北浦和駅に向かう大回りルート。
  8. ^ これに伴い、出入庫系統であった浦51-2・北浦90は廃止された。
  9. ^ 「かんだ」ではなく「じんで」と読む。
  10. ^ 日本電建が開発。かつて、国際興業が発行していた紙式回数券の表紙の裏に、同社の広告が印刷されていたことがある。

関連項目

参考文献

  • 「国際興業バス路線案内」国際興業株式会社乗合自動車部 1994年5月1日。
  • 「国際興業五十年史」国際興業株式会社社史編纂室 国際興業、1990年。