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「ものみの塔」の版間の差分

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かつては2冊150円だったが、1990年から「わたしたちは,多くの人のように神の言葉を売り歩く者ではなく,誠実さから出た者,そうです,神から遣わされた者として,神の見ておられるところで,キリストと共に語っているのです」。([http://www.jw.org/ja/出版物/聖書/コリント第二/2#v-17 コリント第二2章17節]、[[新世界訳聖書]])という[[使徒]][[パウロ]]の言葉にもとづき無償となった<ref>『わたしたちの王国宣教』 ものみの塔聖書冊子協会、1990年5月号、7-8頁。</ref>。<br />
かつては2冊150円だったが、1990年から「わたしたちは,多くの人のように神の言葉を売り歩く者ではなく,誠実さから出た者,そうです,神から遣わされた者として,神の見ておられるところで,キリストと共に語っているのです」。([http://www.jw.org/ja/出版物/聖書/コリント第二/2#v-17 コリント第二2章17節]、[[新世界訳聖書]])という[[使徒]][[パウロ]]の言葉にもとづき無償となった<ref>『わたしたちの王国宣教』 ものみの塔聖書冊子協会、1990年5月号、7-8頁。</ref>。<br />

ものみの塔聖書冊子協会は公式には上記のように無償になったと述べているが、組織が印刷している冊子の
対価を完全寄付方式に変更した本当の理由は別にある。<br />

それはジミー・スワガート訴訟が発端であった。<br />

ジミー・スワガート氏は、無宗派のキリスト教の伝道師であり、シンガー、ピアニストである。<br />

エホバの証人とは全く関係ない。<br />

テレビ伝道、インターネット放送で、キリスト教の福音を全米及び世界に発信する活動を行なっていた。<br />

事件の発端は、1980年、カルフォルニア州がジミー・スワガート氏に対して、1974年以降、彼が
カルフォルニア州で販売した宗教関係の書籍やカセットテープに対して6%相当の消費税合計$183,000が課税され、
支払った。<br />

しかし、同時に、同氏は消費税の返却を求める訴訟を起した。<br />

しかし、この訴訟は、カルフォルニア州地方裁判所、続いて上告された米国最高裁判所で、結果的に
敗訴した。<br />
最高裁判所の判決が出たのは1990年1月17日であった。<br />
 
詳しくは、以下の米国の法律専門家による判例集のサイトをご覧下さい。<br />

http://caselaw.lp.findlaw.com/scripts/getcase.pl?court=us&vol=493&invol=378<br />

判決理由としては、消費税の課税によって米国憲法第1修正条項に定める宗教上、信仰上の表現と
行動の自由を損ねるものではない等の理由からである。<br />

このとき、伝統的なキリスト教を批判してやまないエホバの証人の上部機関であるものみの塔聖書冊子協会は
この訴訟に対して、最高裁判所あてに、“アミーカス・キュリエ(第3者法廷助言者)”として、上訴人
ジミー・スワガートを支持する意見書を提出している。<br />

アミーカス・キュリエとは米国の裁判制度で認められた訴訟当事者とは関係のない第三者が訴訟に
関連する意見書を提出することが可能なのである。<br />
 
分かり易く言えば、ものみの塔は、伝統的なキリスト教伝道師に、裁判の場において、応援演説を
行なったということである。<br />

資料は以下のサイトにあるので参照ください。<br />

http://sky.geocities.jp/bin_abdlzaki/WTCourtAmicusCuriae.pdf<br />

ものみの塔協会が、日頃、敵対する伝統的キリスト教の伝道師に対して、しかも頼まれもしないのに、
わざわざ最高裁判所の場で、「応援演説」を行なったのは、ひょっとして今後、ものみの塔も、印刷物に
対応する「寄付金額」に対して課税されるかもしれない。<br />

そうすれば、組織、特に統治体トップの手取りの金が減るから大変、困る。<br />
そのため大いなるバビロンと軽蔑する他宗教に対して応援演説をした。<br />

しかし敗訴したので、消費税を逃れるため、金額を定めない寄付に移行したものであることは、ほぼ間違いないと思われる。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2015年1月31日 (土) 13:05時点における版

ものみの塔
カテゴリ 宗教誌
刊行頻度 月2回
発行部数 52,946,000部 - 一般用 (月1日号), 14,974,000部 - 研究版 (月15日号)
発行者 ものみの塔聖書冊子協会
創刊号 1879年7月
発行元 エホバの証人
言語 228の言語
ウェブサイト http://www.jw.org/ja/出版物/雑誌/
ISSN 0043-1087
テンプレートを表示

ものみの塔(ものみのとう、英語 The Watchtower)は、エホバの証人によって月に2回発行されている機関誌である。

「ものみの塔」は新世界訳聖書のイザヤ21章8節に由来している。現在の正式名称は『エホバの王国を告げ知らせる ものみの塔 (The Watchtower Announcing Jehovah's Kingdom)』と言う。本誌の目的は、宇宙の至高の支配者であるエホバ神を賛美し、近い将来に地上に確立される世界政府(神の王国)を宣伝することである。創刊当初から常にイエス・キリストの贖いを支持し続けて来た。

毎月1日号はエホバの証人の手により、広く一般に配布されている。一方15日号は研究用とされ、集会と呼ばれる信者の集まりでの討議のテキストとして使われる。15日号は原則的に一般には配布されない。[1]

歴史

1879年にC・T・ラッセルが創刊した『シオンのものみの塔およびキリストの臨在の告知者 (Zion's Watch Tower and Herald of Christ's Presence)』

この出版物はチャールズ・テイズ・ラッセルにより1879年に創刊された。正式名称は当初『シオンのものみの塔およびキリストの臨在の告知者 (Zion's Watch Tower and Herald of Christ's Presence)』であった。1909年に『ものみの塔およびキリストの臨在の告知者 (The Watch Tower and Herald of Christ's Presence)』に改名された。1939年10月には『ものみの塔およびキリストの臨在の告知者 (The Watchtower and Herald of Christ's Presence)』に、1940年3月には『エホバの御国を知らせる ものみの塔』へと改名され、1970年代から現在まで正式名称は『エホバの王国を告げ知らせる ものみの塔』である。

発行・配布

『ものみの塔』誌は(2014年2月1日号によると)平均印刷部数が5,296万部で、228言語で発行されている[2]。このうち130以上の言語で同時発行されている。

この雑誌の各1日号はエホバの証人が配布している。彼らは配布活動を公共の奉仕だと考えている。彼らは、通常家から家の奉仕でこの雑誌を提供するが、公共の場所で人々に近づいたり、医師、教育関係者、政治家、知人に非公式に近づいて配布したりすることもある。『ものみの塔』誌は、読み物としてバスターミナルやコインランドリー等の、公共の場所に置かれていることもある。しかし、ただポストに投函したり、公共の場所に大量に放置したりしないよう、ものみの塔協会から勧められている。

雑誌の複製版

日本語では大文字版、コンパクトディスク版、点字版、オンラインMP3版、オンラインPDF版が入手可能である。

料金

『ものみの塔』誌は、姉妹誌の『目ざめよ!』と共に、現在は無償で配布されている。雑誌の発行にかかる費用は自発的な寄付金を主たる財源としている。

かつては2冊150円だったが、1990年から「わたしたちは,多くの人のように神の言葉を売り歩く者ではなく,誠実さから出た者,そうです,神から遣わされた者として,神の見ておられるところで,キリストと共に語っているのです」。(コリント第二2章17節新世界訳聖書)という使徒パウロの言葉にもとづき無償となった[3]

脚注

  1. ^ 2013年1月より、一般頒布用は16ページになるが、研究記事版は32ページのままである。
  2. ^ 「ものみの塔」2015年1月1日号PDF 2ページ(エホバの証人の公式サイト)
  3. ^ 『わたしたちの王国宣教』 ものみの塔聖書冊子協会、1990年5月号、7-8頁。

外部リンク