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「ガイル (ストリートファイター)」の版間の差分

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'''ガイル'''(''Guile'')は[[カプコン]]が開発、販売している[[対戦型格闘ゲーム]]、『[[ストリートファイターII|ストリートファイター]]』シリーズに登場する[[キャラクター]]。特徴的な髪型と左腕の上腕部に施された[[アメリカ]]の国旗の[[タトゥー]]がトレードマーク。知名度は高くないが、特徴的なコマンドと性能、さらにキャラ設定から玄人にファンが多い。海外でもヒットしたゲームだが、アメリカではガイルが主役扱いであり、ハリウッド映画版でも主人公はガイル(国連軍のウィリアム・ガイル大佐)だった。
'''ガイル'''(''Guile'')は[[カプコン]]が開発、販売している[[対戦型格闘ゲーム]]、『[[ストリートファイターII|ストリートファイター]]』シリーズに登場する[[キャラクター]]。特徴的な髪型と左腕の上腕部に施された[[アメリカ]]の国旗の[[タトゥー]]がトレードマーク。知名度は高くないが、特徴的なコマンドと性能、さらにキャラ設定から玄人にファンが多い。海外でもヒットしたゲームだが、アメリカではガイルが主役扱いであり、ハリウッド映画版でも主人公はガイル(国連軍のウィリアム・ガイル大佐)だった。

==キャラクターの設定==
==キャラクターの設定==


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==キャラクターの原型==
==キャラクターの原型==
ガイルの髪型は『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』の第3部[[スターダストクルセイダース]]のメインキャラクターの一人「[[ジャン=ピエール・ポルナレフ|ポルナレフ]]」をモデルにしているが、当時の開発スタッフがポルナレフと、同じく『ジョジョ』に登場する悪役の「J・ガイル」とを混同していた為に「ガイル」という名前が付いたという経緯がある。
ガイルの髪型は『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』の第3部[[スターダストクルセイダース]]のメインキャラクターの一人「ジャン=ピエール・ポルナレフ」をモデルにしているとされているが、当時の開発スタッフがポルナレフと、同じく『ジョジョ』に登場する悪役の「J・ガイル」とを混同していた為に「ガイル」という名前が付いたという経緯がある。

また、第2部[[戦闘潮流]]に登場する「シュトロハイム」のものがより近いといえる。シュトロハイムとガイルには軍人と言う共通点もある。


==キャラクターの特徴==
==キャラクターの特徴==
隙の少ない飛び道具「'''ソニックブーム'''」を撃ってそれに対する相手の対応を各種通常技で潰していく。下溜めが完了していれば対空は出始めに無敵のある「'''サマーソルトキック'''」で万全という防御面に優れた対応型の溜めキャラ。'''待ちガイル'''という言葉も生まれた。
隙の少ない飛び道具「'''ソニックブーム'''」を撃ってそれに対する相手の対応を各種通常技で潰していく。下溜めが完了していれば対空は出始めに無敵のある「'''サマーソルトキック'''」で万全という防御面に優れた対応型のキャラクター二つの必殺技がタメコマンドであった事もこの戦い方とうまく合致し、'''待ちガイル'''という言葉も生まれた。


一部の飛び道具を持たないキャラクターには近寄られたら中足払いや大ソニックで追い払って、飛んだらサマーソルトもしくは立ち大Kという単純な待ちが有効。熟練したプレイヤーが用いると無類の強さを誇ったこともあり、登場を重ねるにつれて徐々に弱体化が進んだ。
一部の飛び道具を持たないキャラクターには近寄られたら中足払いや大ソニックで追い払って、飛んだらサマーソルトもしくは立ち大Kという単純な待ちが有効。熟練したプレイヤーが用いると無類の強さを誇ったこともあり、登場を重ねるにつれて徐々に弱体化が進んだ。
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とはいえ、その戦闘スタイルに変化が無い様に、この二大必殺技を軸に、十分に他のキャラと渡り合える実力を保っているのも事実である。
とはいえ、その戦闘スタイルに変化が無い様に、この二大必殺技を軸に、十分に他のキャラと渡り合える実力を保っているのも事実である。


==スーパーコンボ==
===スーパーコンボ===
必殺技は先述した2つのみだが、スーパーコンボは各種バリエーションがある。
必殺技はいずれの作品でも先述した2つのみだが、スーパーコンボは各種バリエーションがある。


;ダブルサマーソルト(サマーソルトストライク)
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;サマーソルトスラッシュ
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:[[SVC CHAOS]]でのみの超必殺技。サマーソルトキックを繰り返しながら垂直上昇する。
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==以後の作品への影響==
[[隆 (ストリートファイター)|リュウ]]などと同じく、ガイルの明快なスタイルは以後の作品でも模倣された事があった。<BR>
また同じストリートファイターシリーズにおいても、ガイルの代替となるキャラクターが登場している場合がある。

*[[ザ・キング・オブ・ファイターズ]]
*:メンバーが全員軍人(傭兵)である「怒チーム」があり、初期作では全員がタメコマンドの必殺技を持っていた。その中でもハイデルンは飛び道具の「クロスカッター」、対空技の「ムーンスラッシャー」を持ち、ガイルとかなり近いスタイルとなっていた。
*:また、[[ロバート・ガルシア]]も一部作において技がガイルに類似した形になっていることがある。
*:最近の例では、「アッシュ編」の主人公、アッシュ・クリムゾンがこれに当てはまる。ただし、動作などはむしろナッシュに近いともいえる。

*[[ストリートファイターZERO]]
*:IIよりも以前という時代設定もあり、ガイルの代替としてII時点では設定上の存在であったナッシュが登場した。

*[[ストリートファイターIII]]
*:第3作「3rd IMPACT」に登場するレミーの技は、ガイルのものと類似している。これは「IIIにもガイルを出して欲しい」というユーザーの声があったものの、素直にガイルを出したくなかった開発者がこうした代替キャラを登場させたと言われている。

*[[ブレイカーズ (テレビゲーム)|ブレイカーズ]]
*:主人公のライバルとして登場する李 刀龍(リー・タオロン)が、必殺技はタメコマンドの飛び道具と対空技のみというガイルに近いスタイルになっている。


==関連項目==
==関連項目==
*[[ストリートファイターII]]
*[[ストリートファイターII]]
*[[二階堂紅丸]]
<!--*[[二階堂紅丸]]
**『ザ・キング・オブ・ファイターズ』に登場するキャラクターで、ガイルと同じくポルナレフをモデルとしてデザインされている。服装なども含めよりポルナレフに近い。
**『ザ・キング・オブ・ファイターズ』に登場するキャラクターで、ガイルと同じくポルナレフをモデルとしてデザインされている。服装なども含めよりポルナレフに近い。-->


[[Category:カプコンキャラクター|かいる]]
[[Category:カプコンキャラクター|かいる]]

2006年5月6日 (土) 14:08時点における版

ガイル プロフィール

ガイルGuile)はカプコンが開発、販売している対戦型格闘ゲーム、『ストリートファイター』シリーズに登場するキャラクター。特徴的な髪型と左腕の上腕部に施されたアメリカの国旗のタトゥーがトレードマーク。知名度は高くないが、特徴的なコマンドと性能、さらにキャラ設定から玄人にファンが多い。海外でもヒットしたゲームだが、アメリカではガイルが主役扱いであり、ハリウッド映画版でも主人公はガイル(国連軍のウィリアム・ガイル大佐)だった。

キャラクターの設定

ストリートファイターII

アメリカ空軍少佐。ベガに殺された友人ナッシュの仇をとるために家族を捨て一人で復讐のために闘う軍人。家族は妻ユリア娘クリスの三人家族。犬はサブ。ユリアはケンの恋人(EDで結婚する)イライザの姉であるため、ガイルはケンの義理の兄になることになる。

ストリートファイターZERO3

ZERO3ではアメリカ海軍中尉で、家庭用及びZERO3↑(アッパー)の追加キャラクター(PS版のみ隠しキャラクター)。本作ではベガと戦うため軍の命令を無視して単身シャドルーを止めようとするナッシュを止めるよう軍上層部から要請を受ける。

キャラクターの原型

ガイルの髪型は『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部スターダストクルセイダースのメインキャラクターの一人「ジャン=ピエール・ポルナレフ」をモデルにしているとされているが、当時の開発スタッフがポルナレフと、同じく『ジョジョ』に登場する悪役の「J・ガイル」とを混同していた為に「ガイル」という名前が付いたという経緯がある。

また、第2部戦闘潮流に登場する「シュトロハイム」のものがより近いといえる。シュトロハイムとガイルには軍人と言う共通点もある。

キャラクターの特徴

隙の少ない飛び道具「ソニックブーム」を撃ってそれに対する相手の対応を各種通常技で潰していく。下溜めが完了していれば対空は出始めに無敵のある「サマーソルトキック」で万全という防御面に優れた対応型のキャラクター。二つの必殺技がタメコマンドであった事もこの戦い方とうまく合致し、待ちガイルという言葉も生まれた。

一部の飛び道具を持たないキャラクターには近寄られたら中足払いや大ソニックで追い払って、飛んだらサマーソルトもしくは立ち大Kという単純な待ちが有効。熟練したプレイヤーが用いると無類の強さを誇ったこともあり、登場を重ねるにつれて徐々に弱体化が進んだ。

とはいえ、その戦闘スタイルに変化が無い様に、この二大必殺技を軸に、十分に他のキャラと渡り合える実力を保っているのも事実である。

スーパーコンボ

必殺技はいずれの作品でも先述した2つのみだが、スーパーコンボは各種バリエーションがある。

ダブルサマーソルト(サマーソルトストライク)
スパIIXから。2連続のサマーソルトキック。ZERO3登場時に「サマーソルトストライク」に変更され、LV3で出すと3連続になる。
オープニングギャンビット
ストリートファイターEXシリーズに登場。パンチを連発しながら前進し、サマーソルトキックでフィニッシュする。
ソニックブームタイフーン
ストリートファイターEXシリーズに登場(「EX2」から)。ソニックブームの強化版。「EX2PLUS」以降はメテオコンボに変更された。
ソニックハリケーン
ZERO3から追加。巨大なソニックブームを目の前に発生させる。
クロスファイアーアサルト
「MARVEL VS. CAPCOM 2」でのハイパーコンボで、空中から突進する乱舞技。
トータルワイプアウト
カプエスから追加。ナッシュのクロスファイアブリッツに似ており、頂上決戦 最強ファイターズでもナッシュのものと同名で用意された。
サマーソルトスラッシュ
SVC CHAOSでのみの超必殺技。サマーソルトキックを繰り返しながら垂直上昇する。

以後の作品への影響

リュウなどと同じく、ガイルの明快なスタイルは以後の作品でも模倣された事があった。
また同じストリートファイターシリーズにおいても、ガイルの代替となるキャラクターが登場している場合がある。

  • ザ・キング・オブ・ファイターズ
    メンバーが全員軍人(傭兵)である「怒チーム」があり、初期作では全員がタメコマンドの必殺技を持っていた。その中でもハイデルンは飛び道具の「クロスカッター」、対空技の「ムーンスラッシャー」を持ち、ガイルとかなり近いスタイルとなっていた。
    また、ロバート・ガルシアも一部作において技がガイルに類似した形になっていることがある。
    最近の例では、「アッシュ編」の主人公、アッシュ・クリムゾンがこれに当てはまる。ただし、動作などはむしろナッシュに近いともいえる。
  • ストリートファイターZERO
    IIよりも以前という時代設定もあり、ガイルの代替としてII時点では設定上の存在であったナッシュが登場した。
  • ストリートファイターIII
    第3作「3rd IMPACT」に登場するレミーの技は、ガイルのものと類似している。これは「IIIにもガイルを出して欲しい」というユーザーの声があったものの、素直にガイルを出したくなかった開発者がこうした代替キャラを登場させたと言われている。
  • ブレイカーズ
    主人公のライバルとして登場する李 刀龍(リー・タオロン)が、必殺技はタメコマンドの飛び道具と対空技のみというガイルに近いスタイルになっている。

関連項目