コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「ヤード・ポンド法」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m アメリカ慣習単位→米国慣用単位など
en:Imperial and US customary measurement systems 2016-06-13T12:12:52版を訳出して追記(翻訳中)
タグ: サイズの大幅な増減
1行目: 1行目:
{{翻訳中途|[[:en:Imperial and US customary measurement systems]] 2016-06-13T12:12:52版|date=2016年6月}}

'''ヤード・ポンド法'''(ヤード・ポンドほう)とは、[[アメリカ合衆国]]を中心に使用されている[[単位系]]である。世界の国々の中で、[[メートル法]](又は[[国際単位系]])を用いずに、ヤードポンド法を用いている国は、2014年現在では特にアメリカ合衆国<ref>米国は、1893年の[[メンデンホール指令]]以降、'''法的には'''メートル法の国である。ただ、他国と異なりヤードポンド法を禁止してこなかったために、日常生活においては未だにヤードポンド法が主流である。</ref>のほかは、[[ミャンマー]]、[[リベリア]]のみである<ref>[https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/appendix/appendix-g.html The World Factbook] APPENDIX G :: WEIGHTS AND MEASURES, "At this time, only three countries - Burma, Liberia, and the US - have not adopted the International System of Units (SI, or metric system) as their official system of weights and measures."</ref>。ただしリベリアでは民間主導でメートル法への移行が行われ、今日ではヤード・ポンド法はほとんど使用されていない。ミャンマーでも、2013年に、メートル法への移行を準備していると宣言された<ref>[http://www.mizzima.com/opinion/features/item/10955-metrication-in-myanmar Metrication in Myanmar] Last modified on Monday, 03 March 2014</ref><ref>[http://www.elevenmyanmar.com/index.php?option=com_content&view=article&id=3684:myanmar-to-adopt-metric-system&catid=44:national&Itemid=384 Myanmar to adopt metric system] ELEVEN, 10 October 2013 </ref><ref>[http://metricviews.org.uk/2014/03/metrication-in-myanmar/ Metrication in Myanmar] Metric views, Posted on 2014-03-04 by derekp</ref>。
'''ヤード・ポンド法'''(ヤード・ポンドほう)とは、[[アメリカ合衆国]]を中心に使用されている[[単位系]]である。世界の国々の中で、[[メートル法]](又は[[国際単位系]])を用いずに、ヤードポンド法を用いている国は、2014年現在では特にアメリカ合衆国<ref>米国は、1893年の[[メンデンホール指令]]以降、'''法的には'''メートル法の国である。ただ、他国と異なりヤードポンド法を禁止してこなかったために、日常生活においては未だにヤードポンド法が主流である。</ref>のほかは、[[ミャンマー]]、[[リベリア]]のみである<ref>[https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/appendix/appendix-g.html The World Factbook] APPENDIX G :: WEIGHTS AND MEASURES, "At this time, only three countries - Burma, Liberia, and the US - have not adopted the International System of Units (SI, or metric system) as their official system of weights and measures."</ref>。ただしリベリアでは民間主導でメートル法への移行が行われ、今日ではヤード・ポンド法はほとんど使用されていない。ミャンマーでも、2013年に、メートル法への移行を準備していると宣言された<ref>[http://www.mizzima.com/opinion/features/item/10955-metrication-in-myanmar Metrication in Myanmar] Last modified on Monday, 03 March 2014</ref><ref>[http://www.elevenmyanmar.com/index.php?option=com_content&view=article&id=3684:myanmar-to-adopt-metric-system&catid=44:national&Itemid=384 Myanmar to adopt metric system] ELEVEN, 10 October 2013 </ref><ref>[http://metricviews.org.uk/2014/03/metrication-in-myanmar/ Metrication in Myanmar] Metric views, Posted on 2014-03-04 by derekp</ref>。


6行目: 8行目:
「ヤード・ポンド法」という名称は、長さは[[ヤード]]、質量は[[ポンド (質量)|ポンド]]を基本[[単位]]としていることによる日本での名称である。日本の[[計量法]]における表記は、「ヤードポンド法」([[中黒]]「・」を挟まない。)である<ref>[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H04/H04HO051.html#5000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000 計量法附則]第5条第1項に「ヤードポンド法による計量単位及びその定義は、政令で定める。」とある。</ref>。
「ヤード・ポンド法」という名称は、長さは[[ヤード]]、質量は[[ポンド (質量)|ポンド]]を基本[[単位]]としていることによる日本での名称である。日本の[[計量法]]における表記は、「ヤードポンド法」([[中黒]]「・」を挟まない。)である<ref>[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H04/H04HO051.html#5000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000 計量法附則]第5条第1項に「ヤードポンド法による計量単位及びその定義は、政令で定める。」とある。</ref>。


英語では、1824年に基本が定められ、当時の[[大英帝国]]を構成する各地で使われたことから[[帝国単位]](''Imperial units'')と呼んでいる。アメリカ合衆国で使われている単位系は[[米国慣用単位]](''United States customary units'')といい、歴史的経緯により同じ単位名称でも値が異なるものもある。本項では、イギリスの帝国単位とアメリカ合衆国の慣用単位の両方について説明する。<!-- いずれは分離することになると思いますが。 -->
英語では、1824年に基本が定められ、当時の[[大英帝国]]を構成する各地で使われたことから[[帝国単位]](''Imperial units'')と呼んでいる。アメリカ合衆国で使われている単位系は[[米国慣用単位]](''United States customary units'')といい、歴史的経緯により同じ単位名称でも値が異なるものもある。本項では、イギリスの帝国単位とアメリカ合衆国の慣用単位の両方について説明する。


== 歴史 ==
== 日本における使用制限 ==
[[File:CincinnatiCustomsHouse.jpg|thumb|300px|[[シンシナティ]]税務署(1850–60年ごろ)<br/>政府は、主に徴税のために、度量衡を早くから使用していた。アメリカ合衆国では、[[アメリカ合衆国議会|議会]]よりもむしろ[[アメリカ合衆国財務省|財務省]]が、度量衡の標準的なシステムを率先して確立させた。]]
日本では、[[1909年]]にヤード・ポンド法の使用が認められた。[[1921年]]に使用が禁止されたものの、戦後、再び使用が認められた。[[1959年]]1月1日より[[計量法]]により原則として[[メートル法]]のみを使用することとなり、[[尺貫法]]とともにヤード・ポンド法を「取引又は証明」に使用することが禁止された。


帝国単位と米国慣用単位は、両方とも初期の{{仮リンク|イギリス単位|en|English units}}に由来する、相互に密接に関係している単位である。イギリス単位は、{{仮リンク|古代ローマの度量衡|en|Ancient Roman units of measurement}}や[[カロリング朝ルネサンス|カロリング朝]]、[[サクソン人]]の単位にまで遡ることができる、西洋で古代から使われ変遷してきた単位の延長線上にあるものである。イギリス以外のヨーロッパ諸国でも、かつてはヤード・ポンド法と発祥を同じくする、それと似たような単位(ただし名称は言語により異なる)を使用していた。それらの国は早いうちに[[メートル法]]へ完全移行したため、20世紀までには、ヤード・ポンド法およびそれに類する単位系を常用する国は、主要国ではイギリスとアメリカ合衆国を残すのみとなった。
ただし、例外として次の5つについては、'''当分の間'''、ヤード・ポンド法の使用が認められている<ref>[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8c%76%97%ca%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H04HO051&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 計量法第9条第2項(適用除外)、附則第5条(ヤードポンド法による計量単位)] 政府オンライン</ref><ref>[http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/11_gaiyou_tani3.html 例外(取引又は証明の使用が認められる場合) 1.ヤードポンド法による計量単位について] 経済産業省産業技術環境局計量行政室</ref>。
# 輸出されるべき[[計量器]](計量法9条2項)
# 航空機の運航に関する取引・証明(計量法附則5条2項1号)
# ヤードポンド法で表記されて輸入された商品<ref>{{PDFlink|[http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/11_images/7.pdf 表7 輸入された商品で、法定計量単位を併記することで、ヤードポンド法による計量単位を使用可能な商品]}} 経済産業省</ref>で、法定計量単位を併記したものの取引・証明(計量法附則5条2項2号)
# 日本国内の合衆国軍隊・国際連合軍隊<ref>[[在日米軍]]。</ref>に属する者が用いる場合(計量単位令6条1項2号)
# [[自衛隊]]が[[武器]]の一部として使用する計量器(計量単位令12条1号ロ)


[[アメリカ合衆国の独立]]の後に米国で発展し使用され続けた米国慣用単位は、イギリスの[[13植民地]]で使われていたイギリス単位の一部が元になっている。米国以外の[[イギリス連邦]]諸国では、1824年以降、帝国単位が使用され続けている。米国慣用単位は米国において今なお支配的な度量衡である。しかし、全てのイギリス連邦諸国では、国によって程度の差はあるが、[[メートル法]]が帝国単位に取って代わっている。
=== 計量法で認められている単位 ===
日本で'''当分の間'''使用が認められているのは、ヤード・ポンド法の単位のうち、次に掲げるものだけである。ここに掲げられている単位以外のものを、取り引き又は証明に使用することはできない。したがって、[[ロッド]](長さ)、[[エーカー]](面積)、[[クォート]](体積)、[[バレル]](体積)を、取り引き又は証明に使用することは禁止されている。


ほとんどの単位は、1066年の[[ノルマン・コンクエスト]]以降に採用された。長さの単位はほとんど変わっていない。[[ヤード]](それまでの[[エル (単位)|エル]]を置き換えた)と[[チェーン (単位)|チェーン]]はイングランドを起源に持つ単位である。職人用の[[フィート]]は農業用のフィートを置き換え、大さきが{{fract|10|11}}に調整された。この結果、[[ロッド (単位)|ロッド]](ポール、パーチとも)は農業用フィートで15フィートだったのが、{{fract|16|1|2}}フィートになった。一旦それが価値よりもむしろ土地の一画のサイズの単位になるならば、[[ハロン]]と[[エーカー]]は、土地の区画の大きさの単位として使われたことから、比較的不変のままだった。ここ1000年間のイングランドでは、3つの系列の重量(質量)の単位が使われた。[[トロイポンド]](5760グレーン)が貴金属に使われ、[[薬衡|薬用ポンド]](これも5760グレーン)が薬剤師により使われ、[[常衡|常用ポンド]](7000グレーン)がそれ以外の一般的な目的に使われた。常用ポンドとトロイポンドは12オンス(1オンスは480グレーン)に分けられ、薬用ポンドは16オンス(1オンスは437.5グレーン)に分けられる。体積の単位[[ガロン]]は、米国と英国で値が異なっている。米液量ガロンは約0.83英ガロン、米乾量ガロンは約0.97英ガロンである。
# 長さ:[[ヤード]]、[[インチ]]、[[フート]]又は[[フィート]]、[[チェーン]]、[[マイル]]('''フット'''の語が認められないことに注意)
# 質量:[[ポンド (質量)|ポンド]]、[[グレーン]]、[[オンス]]、[[米トン]]、[[英トン]]
# 温度:[[カ氏度]] (「華氏度」、「ファーレンハイト度」などの語は認められていない)
# 面積:[[平方ヤード]]、[[平方インチ]]、平方フート又は[[平方フィート]]、[[平方マイル]]
# 体積:[[立方ヤード]]、[[立方インチ]]、立方フート又は[[立方フィート]]、[[米液用オンス]]、[[英液用オンス]]、[[ガロン]](米液'''量'''オンス、英液'''量'''オンスの語が認められないことに注意)
# 速さ:[[ヤード毎秒]]
# 加速度:[[ヤード毎秒毎秒]]
# 密度:ポンド毎立方フート又は[[ポンド毎立方フィート]]
# 力:[[重量ポンド]] 
# 力のモーメント:フート重量ポンド又は[[フィート重量ポンド]]
# 圧力:[[重量ポンド毎平方インチ]]、[[水銀柱インチ]]、[[水柱インチ]]、水柱フート又は[[水柱フィート]]
# 応力:[[重量ポンド毎平方インチ]]
# 仕事:フート重量ポンド又は[[フィート重量ポンド]]
# 熱量:[[英熱量]]


どちらも[[機械工学]]では広く使用されたが、[[電気工学]]ではあまり使用されなかった。いくつかの組立単位には[[馬力]]や[[英熱量単位]](BTU)のように固有の名称がついているが、ほとんどの組立単位は[[重量ポンド毎平方インチ]]のように固有の名称がついていない。これに対し、メートル法の圧力の単位には[[パスカル]]という固有の名称がある。
(注)[[トロイオンス]]は、特殊の計量([[計量法]]第5条第2項)に限って認められている単位であり、ヤードポンド法の単位には位置づけられていない。


[[アメリカ独立宣言]]の後、米国の計測単位は、現在「[[米国慣用単位]]」として知られる単位に発展した。イギリスでは、1824年の度量衡法の改訂により、今日「[[帝国単位]]」と呼ばれる単位が導入された。両国では、採用したガロンが異なっていた。後に、1855年に英国議会が採用した[[ヤード]]・[[ポンド (質量)|ポンド]]の原器の写しを使って、両国の定義を揃えようとしたことがあった。しかし、それらの原器は[[メートル条約]]に基づいて作られた原器と比べて質が悪かった。1960年、[[メートル]]と[[キログラム]]に基づいたヤードとポンドの共通の定義に両国は合意した。その差は数[[ppm]]で、英国ではほとんど影響がなかったが、米国では古い定義を測量用として残したため、わずかに値が異なる2つのフィートが共存することとなった。
なお、日本の計量法体系における上記の単位の定義は、計量単位令に定められているが、その定義は英米における定義とは厳密には異なるものがあることに注意すべきである。


== 歴史 ==
=== イギリス単位 ===
{{main|:en:English units}}
ヤード・ポンド法は、西洋で古代から使われ変遷してきた単位の延長線上にあるものである。すなわち、イギリス以外のヨーロッパ諸国でも、かつてはヤード・ポンド法と発祥を同じくする、それと似たような単位(ただし名称は言語により異なる)を使用していた。それらの国は早いうちに[[メートル法]]へ完全移行したため、20世紀までには、ヤード・ポンド法およびそれに類する単位系を常用する国は、主要国ではイギリスとアメリカ合衆国を残すのみとなった。
[[File:Aethelstan.jpg|thumb|120px|[[アゼルスタン (イングランド王)|アゼルスタン]](在位924-939年)が発行したペニー銀貨。[[ペニーウェイト]](dwt)はペニー硬貨に由来する。]]


イギリス単位は、{{仮リンク|古代ローマの度量衡|en|Ancient Roman units of measurement}}、[[カロリング朝ルネサンス|カロリング朝]]と[[サクソン人]]の単位が組み合わさってできたものである。それらは、1776年以降にイギリス単位から進化した[[帝国単位]](1824年に最初に定義された)および[[米国慣用単位]]の前駆であった<ref name=Smoot/>。
=== イギリス ===

イギリス単位に関する最も早い記録は、[[サクソン人]]の硬貨に関するものである。当時、「硬貨」は重さと通貨の単位であった。
[[マーシア]]王{{仮リンク|オファ (マーシア王)|en|Offa of Mercia}}によって導入された[[ペニー]]は、約20グレーン({{val|1.296|u=g}})だった。[[エドワード長兄王]]はイングランドのペニーの重さを[[カール大帝]]のペニーに合わせて26グレーン({{val|1.685|u=g}})に増やしたが、1066年の[[ノルマン・コンクエスト]]の後に24グレーン({{val|1.555|u=g}})に減らされた。この重さは後に「[[ペニーウェイト]]」と呼ばれるようになり、[[トロイ衡]]の基礎となった。[[トロイオンス]]は今日貴金属の計量に用いられる<ref name=McGreevy/>{{rp|44–48}}。西暦965年、イングランド王[[エドガー (イングランド王)|エドガー]]は「ただ1つの度量衡が、国王の領地中至る所で通用しなければならない」と定めた<ref>{{cite book
|chapter = The History of the English System of Weights and Measures
|first1 = W.J.
|last1 = Owen
|url = http://books.google.co.uk/books?id=OjB2dhETxxkC&pg=PA131
|pages = 131
|title = Report of the 50th National Conference on Weights and Measures 1965
|publisher = US Department of Commerce: National Bureau of Standards
|editor1-first = L.J.
|editor1-last = Chisholm
|date = 1 April 1966
|accessdate = 28 May 2013}}</ref>。
[[ジョン・クィンシー・アダムズ]]による1817年の米国議会への報告書によれば、イングランド王[[エドワード1世 (イングランド王)|エドワード1世]]の在位中(1272–1307年)に、本来の96グレーンではなく89グレーンの[[グロート]](4ペンス硬貨)を導入してイングランドの硬貨の価値を下げたことにより、通貨と重さ(質量)の関係が断たれた。1350年代には、グロートの重さが72グレーンに下げられ、価値がさらに低下した<ref name=Adams>{{cite book
|url = http://archive.org/details/reportuponweight1821unit
|title = Report upon Weights and Measures
|author = [[John Quincy Adams|Adams, John Quincy]]
|location = Washington, D.C.
|page = 29
|publisher = [[United States Secretary of State|Office of the Secretary of State of the United States]]
|date = 22 February 1821}}</ref><ref>{{cite book
|title = Seaby's Standard Catalogue 1972 – British Coins
|publisher = Seaby's Numismatic Publications
|first1 = H.A.
|last1 = Seaby
|editor1-first = Peter
|editor1-last = Seaby}}</ref>。

[[File:BLW Wool Weight with the Royal Arms of England.jpg|thumb|left|upright|{{convert|14|lb|abbr=on}}の{{仮リンク|ブロンズウール|en|Bronze wool}} (1550–1600)。[[イングランド王室紋章]]の刻印がある。<br/> ([[ヴィクトリア&アルバート博物館]]蔵)]]

中世において永続した紛争の1つは、度量衡を定める権利が誰にあるかということだった。1197年、[[リチャード1世 (イングランド王)|リチャード1世]]は、トウモロコシと豆、ワインとエールの計測がイングランド中で同じでなければならないと定めた<ref>{{cite book
|url = http://books.google.com/?id=ccsJeMdOhzkC&pg=PA103&lpg=PA103&dq=uniformity+of+weight+richard+1197#v=onepage&q=uniformity%20of%20weight%20richard%201197&f=false
|page = 103
|title = A Source Book for Medieval Economic History
|first1 = Roy Clinton
|last1 = Cave
|first2 = Herbert Henry
|last2 = Coulson
|isbn= 0819601454
|lccn = 64-25840
|publisher = Biblo & Tanner
|location = New York
|year = 1965}}</ref>。1215年に[[ジョン (イングランド王)|ジョン]]によって署名された[[マグナカルタ]]は、これに布を含めた<ref>{{cite journal
|title = Magna Carta
|year = 1216
|url = http://www.archives.gov/exhibits/featured_documents/magna_carta/translation.html
|accessdate = 28 June 2013}}</ref>。

サクソン人の時代、土地はその経済価値と絶対的な大きさの両方について記録された。[[ドゥームズデイ・ブック]]では、[[ハイド (単位)|ハイド]](hide)という経済に関する単位が使われ、耕す手順に関連のあるハロンやルードと関連して参照されている。ここで言うルードとは、北ドイツやサクソンのフィートで15フィートの長さと定義されており、北ドイツの1フィートは約{{val|335|u=mm}}({{val|13.2|u=in}})である<ref name=McGreevy/>{{rp|50}}。一方、職人たちはより短いローマのフィートを使用していた。1266年から1303年までの間に、{{仮リンク|Composition of Yards and Perches|en|Composition of Yards and Perches}}(''Compositio ulnarum et perticarum'')<ref name="Britain1762">{{cite book|author=Great Britain|title=The statutes at large: from the Magna Charta, to the end of the eleventh Parliament of Great Britain, anno 1761 (continued to 1807)|url=http://books.google.com/books?id=iPQuAAAAIAAJ&pg=PA400&dq=Compositio+ulnarum+et+perticarum#v=onepage&q=Compositio%20ulnarum%20et%20perticarum&f=false|accessdate=November 30, 2011|series=The statutes at large|volume=1|year=1762|publisher=Printed by J. Bentham|page=400}}</ref>、略称で''Compositio''として知られる法律によって、イングランドの度量衡は急速に修正された。ヘンリー3世かその後継者エドワード1世によるよされているこの法律によって、それまでのフィートの正確に{{frac|10|11}}の長さの新しいフィートが設けられ、それに応じてヤード・エル・インチ・バーレイコーンの長さも縮められた。しかし、ハロンとロッドは以前の長さのままとされ、そのため1ロッドは15フィートから{{fraction|16|1|2}}フィートに変わった<ref name="1977zupko">{{cite book
| last = Zupko
| first = Ronald Edward
| authorlink = Ronald Edward Zupko
| title = British Weights and Measures: A History from Antiquity to the Seventeenth Century
| publisher=University of Wisconsin Press
| year = 1977
| isbn = 978-0-299-07340-4
| pages = 6, 10, 20
| url = http://books.google.com/books?id=pWUgAQAAIAAJ&dq=zupko&q=millimeters#search_anchor
}}</ref>。

[[File:TroyPoundEngraving.jpg|thumb|150px|トロイポンドの原器。1834年に焼損した。]]
長さの単位は[[エドワード2世 (イングランド王)|エドワード2世]]によって1324年に体系化された。3バーレイコーン(barleycorn)で1インチ(inch)、12インチで1フィート(foot/feet)、3フィートで1ヤード(yard)、5.5ヤードで1パーチ(perch)とし、4パーチ×40パーチの面積を1エーカー(acre)とした<ref name=Smoot>{{cite book
|title = Smoot's Ear: The Measure of Humanity
|first1 = Robert
|last1 = Travenor
|year = 2007
|isbn = 978-0-300-14334-8
|pages = 35–36
|publisher = [[Yale University Press]]}}</ref>。布の取引で使われ続けた[[エル (単位)|エル]](45インチ、114.3cm)と1620年に[[エドマンド・ガンター]]によって導入された[[チェーン (単位)|チェーン]]は別として、これらの単位はイングランドの長さの単位の基礎を作った。しかし、単位はしばしば再定義された。[[ヘンリー8世 (イングランド王)|ヘンリー8世]]の時代に、[[真鍮]]製のヤードとエルの原器が作られた。[[エリザベス1世 (イングランド王)|エリザベス1世]]の時代に、[[青銅]]製の原器に置き換えられた。科学的な較正により最高で0.2%の変化が見られたことから、1742年に、完全で正確なヤード原器が提案されたが、製造はされなかった<ref name=McGreevy/>{{rp|122–123}}<ref name=knight>{{cite book|last=Knight|first=Charles|title=The Penny magazine of the Society for the Diffusion of Useful Knowledge|volume=9|year=1840|pages=221–222|publisher=Society for the Diffusion of Useful Knowledge|location=London|url=http://books.google.com/books?id=-BHnAAAAMAAJ}}</ref>。

中世、羊毛を除くほとんどの農産品は体積で取引された。そして、品目によって異なる大きさの[[ブッシェル]]や[[ガロン]]が長年にわたって使われてきた。14世紀初頭、羊毛の取引は、1340年に[[エドワード3世 (イングランド王)|エドワード3世]]によって正式化された方法で、[[常衡]]による重さで行われていた。同時に、羊毛の計量の際には14ポンドで1[[ストーン (単位)|ストーン]]とすることが定められた<ref name=McGreevy>{{cite book
|last=McGreevy
|first=Thomas
|title=The Basis of Measurement
|volume=1 Historical Aspects
|isbn=0948251824
|publisher = Picton Publishing
|location = Chippenham}}</ref>{{rp|91–94}}。

[[テューダー朝]]の時代に、イングランドの度量衡に多数の改革がなされた。1496年、[[ヘンリー7世 (イングランド王)|ヘンリー7世]]は、ヤード・ポンド・ガロンの原器の真鍮製の参照用の写しを王国中の至る所に指定された町や都市に配布するよう命じた<ref name=Kelly/>{{rp|36}}。非公式に使用されていた度量衡は禁止された。1527年、[[ヘンリー8世 (イングランド王)|ヘンリー8世]]は{{仮リンク|タワーポンド|en|Tower pound}}(5400グレーン)と商業ポンド(6750グレーン)を禁止した。1592年、[[エリザベス1世 (イングランド王)|エリザベス1世]]は法定マイル(5280フィート)の使用を命じた<ref name=McGreevy/>{{rp|123}}。

[[連合法 (1707年)|1707年の連合法]]によるイングランドと[[スコットランド]]の合併の際、スコットランドは、それまで使用していた独自の度量衡を廃止してイングランドの度量衡を導入した<ref name=Kelly/>{{rp|90–91}}。[[連合法 (1800年)|1800年の連合法]]による[[アイルランド]]と[[グレートブリテン王国|グレートブリテン]]の合併のときは、度量衡にはあまり影響がなかった。1351年以降、アイルランドの度量衡はイングランドのフィートとポンドに基づいていたためである。ただし、アイルランドのマイルは、イングランドのような{{fraction|5|1|2}}マイルではなく7ヤードのパーチに基づいていた<ref name=Kelly/>{{rp|116}}。

19世紀初頭までには、多くの商品で、その商品独自の単位のセットが使われるようになっていた。羊毛と布産業のための単位は、単位をそれらの商品に特有なものにした。同じ常用ポンドやフィートを元にしたにもかかわらず、ワインとビールでは同じ「ガロン」という名前で違う大きさの単位を使用していた。ワインガロンは231立方インチ、ビールガロンは282立方インチだった。農産物は、さらに別のガロン(268.8立方インチの乾量ガロン)に基づいたブッシェルで売られていた。多くの市場では、小麦と大麦は体積ではなく重量に基づくブッシェルを使用した<ref name=Kelly>{{cite book
|title = Metrology; or, An exposition of weights and measures
|url = http://books.google.com/?id=E2kUAAAAQAAJ&pg=PA73&lpg=PA73&dq=henry+Viii+weights+measures#v=onepage&q=henry%20Viii%20weights%20measures&f=false
|first1 = Patrick
|last1 = Kelly
|publisher = Lackerington
|year = 1816
|location = London}}</ref>{{rp|85–88}}。

=== 帝国単位 ===
{{Main|帝国単位}}
イギリスの帝国単位は、[[1824年]]の度量衡法 (Weights and Measures Act) によって初めて法的に定義され、以降改正が加えられた。この単位系はイギリスの当時の植民地および英連邦諸国でも使われたが、この時13植民地は既にイギリスから独立、[[アメリカ合衆国]]となり英連邦にも入っていなかったため、イギリスの度量衡法は導入されていない。
イギリスの帝国単位は、[[1824年]]の度量衡法 (Weights and Measures Act) によって初めて法的に定義され、以降改正が加えられた。この単位系はイギリスの当時の植民地および英連邦諸国でも使われたが、この時13植民地は既にイギリスから独立、[[アメリカ合衆国]]となり英連邦にも入っていなかったため、イギリスの度量衡法は導入されていない。


52行目: 131行目:
イギリスでは[[1995年]]に国際単位系(SI)に移行し、ヤード・ポンド法の単位は一部を除いて2000年から使用を禁止しているが、現在でも「反メートル法運動」という、メートル法使用に反対する人たちがいる ([[:en:Anti-metric movement|Anti-metric movement]])。道路標識・車の速度計(イギリス向けに限らずアメリカ・カナダ向けも)や燃料計・小売り販売などでは現在も両方の表示が普通である。
イギリスでは[[1995年]]に国際単位系(SI)に移行し、ヤード・ポンド法の単位は一部を除いて2000年から使用を禁止しているが、現在でも「反メートル法運動」という、メートル法使用に反対する人たちがいる ([[:en:Anti-metric movement|Anti-metric movement]])。道路標識・車の速度計(イギリス向けに限らずアメリカ・カナダ向けも)や燃料計・小売り販売などでは現在も両方の表示が普通である。


カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・アイルランドなど、従来ヤード・ポンド法を使っていた国々は、1970年代以降メートル法に移行した。しかしカナダではメートル法の表示を先にする限りヤード・ポンド法の併記も認めており、移行は実質的に頓挫している。[[ギムリー・グライダー]]の燃料切れはカナダにおける移行の失敗を象徴する事件である。
=== アメリカ ===

{{Commons category|Imperial units of measure in use in the United Kingdom}}
[[File:Britanski merki za dalzhina Grinuich 2005.jpg|thumb|[[グリニッジ天文台]]にあるヤードとその分量の原器の写し]]
[[1824年]]の{{仮リンク|度量衡法 (イギリス)|en|Weights and Measures Acts of the United Kingdom|label=度量衡法}}は、1300年代以降の全てのイギリスの度量衡に関する法律を廃止し、既存の単位を再定義した。長さと重さの基準として、新しいヤードとトロイポンドの原器が製造された。それまで使われていた各種の[[ガロン]]<ref group = Note>[[トマス・ジェファーソン]]の[[:en:Plan for Establishing Uniformity in the Coinage, Weights, and Measures of the United States|]]によれば、1790年のグレートブリテンでは13種類の異なるガロンと13種類の異なるブッシェルが使われていた。ガロンの大きさは、{{convert|224|cuin|L}}のワインガロンから{{convert|282|cuin|L}}のビールガロンとエールガロンにまでわたった。1ブッシェル=8ガロンは一貫していた。</ref>
は廃止され、1種類の帝国ガロンに置き換えられた。帝国ガロンは62&nbsp;°Fで質量10ポンドの水の体積と定義され、認可された実験の結果、277.274立方インチであるとわかった。ガロンと同様に[[ブッシェル]]も、様々な定義を反映して8英ガロンと定義された<ref name=1824Act>{{cite book
|url = http://books.google.com/?id=WLouAAAAIAAJ&pg=PA339#v=onepage&q=weights&f=false
|pages = 339–354
|title = The Statutes of the United Kingdom of Great Britain and Ireland – 5 George IV 1824
|publisher = His Majesty's Statute and Law Printers
|year = 1824
|location = London
|accessdate = 12 June 2013}}</ref><ref name=Poppy>{{cite conference
|url= http://books.google.co.uk/books?id=4F0iAQAAIAAJ&pg=RA1-PA46&lpg=RA1-PA46&dq=weights+measures+act+1951&source=bl&ots=Hx029j5N4-&sig=MQVfjoWGaiH_03D05q8YhGMpjOc&hl=en&sa=X&ei=Bp3uT6m0F8rHswaip5WPDw&ved=0CE0Q6AEwCTge#v=onepage&q=Saxon&f=false
|title = The Development of Weights and Measures Control in the United Kingdom
|first1 = T.G.
|last1 = Poppy
|date= 4 June 1957
|publisher= US Department of Commerce – [[アメリカ国立標準技術研究所]] (NIST)
|booktitle=Report of the National Conference on Weights and Measures, Volumes 41–45
|pages= 22–34
|conference = Forty-second National Conference on Weights and Measures
|location=Washington, D.C.
}}</ref>。

1824年の度量衡法では、度量衡の原器の管理に若干の変化をもたらした。それまで、原器の保管は議会が行っていたが、この責任を[[財務省 (イギリス)|財務省]]に移管した。また、度量衡のための検査官が設置された<ref name=1824Act/><ref name=Poppy/>。

1834年、火災によって[[ウェストミンスター宮殿]]の大半が焼失し、ヤードとポンドの原器が焼損した。委員会によって1841年に公表された報告書に基づき、新しいヤードとポンドの原器は、利用できる最高の第二の資料を使って製造された。以前の原器とは異なり、新しいポンド原器は、常用ポンドの重さであった。1855年の議員法によって、長さと重さの原器が承認された。30年前にアメリカ合衆国とイギリスで異なるガロンを採用したという失敗を受け、ヤード原器の写しの1つが米国政府に提供された<ref name=MacLean>{{cite conference
|url= http://books.google.co.uk/books?id=4F0iAQAAIAAJ&pg=RA1-PA46&lpg=RA1-PA46&dq=weights+measures+act+1951&source=bl&ots=Hx029j5N4-&sig=MQVfjoWGaiH_03D05q8YhGMpjOc&hl=en&sa=X&ei=Bp3uT6m0F8rHswaip5WPDw&ved=0CE0Q6AEwCTge#v=onepage&q=weights%20measures%20act%201951&f=false
|title = A Central Program for Weights and Measures Canada
|first1 = R.W.
|last1 = MacLean
|date= 4 June 1957
|publisher= US Department of Commerce – [[アメリカ国立標準技術研究所]] (NIST)
|booktitle=Report of the National Conference on Weights and Measures, Volumes 41–45
|pages= 44–49
|conference = Forty-second National Conference on Weights and Measures
|location=Washington, D.C.}}</ref>。

1835年の度量衡法は、1825年の法律におけるいくつかの欠点を解消した。商人からの陳情に応じて、[[ストーン (単位)|ストーン]]と[[ハンドレッドウェイト]]はそれぞれ14ポンドと112ポンドであると正式に定義された。1824年の法律で概説された「山盛り(heaped)」の計量を定義しようとする試みは断念された<ref name=Poppy/>。

全ての商人が14ポンドのストーンを使うようになったわけではなく、1880年のイギリスの各都市で使われている各種のストーンのリストには、4ポンドから26ポンドまでの幅のストーンが記載されている<ref>{{cite book
|title = A Dictionary of Weights and Measures for the British Isles
|url = http://books.google.com/?id=0l_k-XMIiQIC&q=stone#v=snippet&q=stone&f=false
|publisher = American Philosophical Society
|year = 1985
|volume = 168
|pages = 391–398
|first1 = Ronald Edward
|last1 = Zupko
|accessdate= |isbn = 9780871691682
}}</ref>。1835年の法律では、トロイ衡の使用を貴金属に制限し、石炭を体積ではなく重さによって取引することを義務づけた。

[[File:Real Ale 2004-05-09 cropped.jpg|thumb|left|upright|生ビールは、イギリスで帝国パイントでの販売が許されている商品の1つである。]]
1878年の度量衡法では、取引で使われる度量衡の検査体制が見直された。

法律では、イギリスで用いられる原器として真鍮製ヤード原器と白金製ポンド原器の運用を再確認し、製薬業界での薬衡の使用を再確認し、1824年のガロンの定義を再確認し、法定単位のリストからトロイポンドを取り除き、ファゾムを法定単位のリストに加え、メートル法と帝国単位の比率を固定して、1メートル=39.3708インチ、1キログラム=5432.3487グレーンとした<ref name=Poppy/><ref>{{cite journal
|url = http://legacy.library.ucsf.edu/tid/ysa83a99/pdf
|title = Weights and Measures Act, 1878 [41 & 42 Vict. Ch 49]
|publisher = His Majesty's Stationery Office
|accessdate = 16 June 2013}}</ref>。 Subsequent to the passing of the act, the volume of the gallon which had been defined as being the volume of 10&nbsp;lb distilled water at {{convert|62|°F|°C|lk=on}} was remeasured and set at 277.42 cubic inches though [[HM Customs and Excise]] continued to use the 1824 definition for excise purposes.<ref name=MacLean/>
[[File:Leaving St. Columb - geograph.org.uk - 105130.jpg|thumb|Road distance signs in the United Kingdom use miles.]]

The Weights and Measures Act of 1878 effectively prohibited the use of metric weights for trade, the United Kingdom having declined to sign the [[Metre Convention|Convention of the Metre]] three years previously. The standard imperial yard was not stable – in 1947 its rate of shrinkage was quantified and found to be one part per million every 23 years.<ref name=McGreevy/>{{rp|154}}<ref>{{cite web
|url = http://www.npl.co.uk/educate-explore/factsheets/history-of-length-measurement/
|title = History of Length Measurement
|publisher = [[National Physical Laboratory (United Kingdom)|National Physical Laboratory]]
|accessdate = 9 July 2013}}</ref> In April 1884 HJ Chaney, Warden of Standards in London unofficially contacted the [[International Bureau of Weights and Measures|BIPM]] (custodians of the standard metre) inquiring whether the BIPM would calibrate some metre standards that had been manufactured in the United Kingdom. [[Ole Jacob Broch|Broch]], director of the BIPM replied that he was not authorised to perform any such calibrations for non-member states. On 17 September 1884, the British Government signed the convention on behalf of the United Kingdom.<ref>{{cite book
|title = From Artefacts to Atoms: The Bipm and the Search for Ultimate Measurement Standard
|first1 = Terry
|last1 = Quinn
|pages = 133–135
|isbn = 978-0-19-530786-3
|publisher = [[Oxford University Press]]
|year = 2012
|url = http://books.google.com/?id=jlM907kFhcgC&pg=PA127&lpg=PA127&dq=metre++quinn+1883+cipm#v=onepage&q=metre%20%20quinn%201883%20cipm&f=false}}</ref> The Weights and Measures Act of 1897 authorized the use of metric units for trade; a list of metric to imperial equivalents being published the following year.<ref name=1897Act>{{cite journal
|journal = [[The London Gazette]]
|date = 20 May 1898
|pages = 3135–37
|title = untitled
|number = 26968
}}<br>[http://www.london-gazette.co.uk/issues/26968/pages/3135/page.pdf Page 3135], [http://www.london-gazette.co.uk/issues/26968/pages/3136/page.pdf Page 3136], [http://www.london-gazette.co.uk/issues/26968/pages/3135/page.pdf page 3137]</ref>

Under the Weights and Measures Act of 1824 custody of the standard yard and pound and custody of the administration of weights and measures was entrusted to the [[Exchequer]] but verification was administered locally. The 1835 Act formally described the office and duties of Inspectors of Weights and Measures and required every borough to appoint such officers and the 1866 Act passed responsibility for weights and measures to the [[Board of Trade]]. In 1900 the Board of Trade established the [[National Physical Laboratory (United Kingdom)|National Physical Laboratory]] (NPL) to provide laboratory facilities for weights and measures.<ref name=Poppy/>

After the passage of the 1897 Act, weights and measures in the United Kingdom remained relatively unchanged until after the [[Second World War]]. By the middle of the century the difference of 2 parts per million between the British and US standard yards was causing problems—in 1900 a tolerance of 10 parts per million was adequate for science, but by 1950 this tolerance had shrunk to 0.25 parts per million.<ref name=McGreevy/>{{rp|155}} In 1960 representatives from the NPL and other national laboratories from the United States and Commonwealth agreed to redefine the yard as being exactly 0.9144&nbsp;metres, an action that was ratified by the British Government as part of the 1963 Weights and Measures Act.
[[File:VolumeStandards(AU)-1.JPG|thumb|Standards for the gallon, half gallon, [[quart]] and [[pint]] formerly used in the [[Colony of Victoria]]. Now part of the [[National Archives of Australia]]]]

[[Metrication in the United Kingdom]] began in the mid-1960s. Initially this metrication was voluntary and by 1985 many traditional and imperial units of measure had been voluntarily removed from use in the retail trade. The Weights and Measures Act of 1985 formalized their removal for use in trade, though imperial units were retained for use on road signs and the most common imperial weights such as the foot, inch, pound, ounce, gallon and pint continued to be used in the retail trade for the sale of loose goods or goods measured or weighed in front of the customer.<ref>{{Cite legislation UK
| type = act
| year = 1985
| chapter = 72
| act = Weights and Measures Act
}}</ref><ref>{{cite book
|title=A Dictionary of Weights, Measures, and Units, 2002
|editor=Donald Fenna
|publisher=Oxford University Press
|isbn=0-19-860522-6
|year=2002}}</ref><ref group = Note>The 1985 Act excluded from use for trade the bushell, cental, chain, drachm, dram, fluid drachm, furlong, grain, hundredweight, ounce apoth., peck, pennyweight, quarter, quintal, rood, scruple, stone, ton, the square mile, cubic inch, cubic foot, cubic yard, and the term 'metric ton'</ref> Since 1 January 2000 it has been unlawful to use imperial units for weights and measures in retail trade in the United Kingdom except as supplementary units or for the sale of draught beer and cider by the pint or milk that is sold in returnable containers.<ref>{{cite web
|url = http://products.ihs.com/Ohsis-SEO/168709.html
|publisher = The Occupational Health & Safety Information Service
|title = SI 1994/2866
|accessdate = 29 July 2013
|date = December 1994}}</ref>

==== イギリス帝国 ====
When [[British Empire|colonies]] attained [[dominion]] status, they also attained the right to control their own systems of weights and measures.<ref name=MacLean/> Many adopted the imperial system of units with local variations. India<ref name=India>{{cite book
|url = http://lawmin.nic.in/legislative/textofcentralacts/1939.pdf
|title = The Standards of Weight Act, 1939.
|work = A Collection of the Acts of the Indian Legislative and of the Governor General for the year 1939
|publisher = Manager of Publications
|location = Delhi
|pages = 223–224}}</ref> and Hong Kong.<ref>{{cite web
|url = http://www.statutelaw.gov.uk/content.aspx?activeTextDocId=2191980
|title = Weights and Measures Act 1985 (c. 72)
|work = The UK Statute Law Database
|publisher = Office of Public Sector Information
|quote = §92.
|accessdate = 26 January 2011}}</ref> supplemented the imperial system of units with their own indigenous units of measure, parts of Canada<ref>{{cite web
|url = http://laws-lois.justice.gc.ca/eng/acts/W-6/page-16.html#h-18
|title = Weights and Measures Act 1985, Schedule III, Units of Measure to describe certain land in Quebec
|publisher = Justice Laws Website (Government of Canada)
|accessdate = 4 May 2013}}</ref> and South Africa<ref>{{cite journal
|url = http://www.eepublishers.co.za/images/upload/PostionIT%202011/PositionIT_April_May_2011___SurvT_The%20SA.pdf
|title = The South African measurement system and its origin
|first1 = Tomasz
|last1 = Zakiewicz
|journal = PositionIT
|date = April–May 2011
|accessdate = 4 May 2013
|pages = 29–31}}</ref> included land survey units of measure from earlier colonial masters in their systems of measure while many territories used only a subset of the units used in the United Kingdom—in particular the [[stone (unit)|stone]], quarter and cental were not catalogued in, amongst others, Australian,<ref>{{cite web
|title = An Ordinance Relating to Weights and Measures and for other purposes
|year = 1929
|url = http://www.legislation.act.gov.au/a/1929-9/19330801-49042/pdf/1929-9.pdf
|publisher = Australian Capital Territory Publications Counsel
|accessdate = 4 May 2013}}</ref> Canadian<ref name=Canada/> and Indian<ref name=India/> legislation. Furthermore, the Canada aligned her ton with US measures by cataloguing the ton of 2000&nbsp;lb as being legal for trade, but kept the imperial gallon.<ref name=Canada>{{cite web
|url = http://laws-lois.justice.gc.ca/eng/acts/W-6/page-15.html#docCont
|title = Weights and Measures Act 1985, Schedule II, Canadian Units of Measure
|publisher = Justice Laws Website (Government of Canada)
|accessdate = 4 May 2013}}</ref>

The standardization of the yard in 1960 required not only agreement between the United States and the United Kingdom, but also of Canada, Australia, New Zealand and South Africa, all of whom had their own standards laboratories.

=== 米国慣用単位 ===
{{main|米国慣用単位}}
アメリカ合衆国は、[[1875年]]に締結された[[メートル条約]]の原加盟国であり、以降、法律上はメートル法を公式の単位系としている。ヤード・ポンド法をcustomary unit(慣用単位)と呼んでいるのはそのためである。
アメリカ合衆国は、[[1875年]]に締結された[[メートル条約]]の原加盟国であり、以降、法律上はメートル法を公式の単位系としている。ヤード・ポンド法をcustomary unit(慣用単位)と呼んでいるのはそのためである。


63行目: 286行目:
はじめアメリカ合衆国はイギリスと同じ標準を使っていたが、1893年以降はメートル法を元に、1ヤードを1200/3937mと定義し直した。このためイギリスとアメリカで多少の数値の違いが発生することになった。1959年以降は国際ヤード・ポンドの値を採用したが、古い値は測量用に残されている([[フィート#測量フィート|測量フィート]])。
はじめアメリカ合衆国はイギリスと同じ標準を使っていたが、1893年以降はメートル法を元に、1ヤードを1200/3937mと定義し直した。このためイギリスとアメリカで多少の数値の違いが発生することになった。1959年以降は国際ヤード・ポンドの値を採用したが、古い値は測量用に残されている([[フィート#測量フィート|測量フィート]])。


[[File:PoundTroy.jpg|thumb|Pound Troy constructed by the Office of Weights and Measures in the Coast Survey – {{circa}} 1832–39]]
=== その他の国 ===
Prior to their [[United States Declaration of Independence|declaration of independence]] in 1776, the [[thirteen colonies]] that were to become the United States used the [[English units|English system of measurement]].<ref name=Jefferson/> The [[Articles of Confederation]] which predated the [[Constitution of the United States|Constitution]] gave the central government "the sole and exclusive right and power of...fixing the Standard of Weights and Measures throughout the United States."<ref>{{cite web
カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・アイルランドなど、従来ヤード・ポンド法を使っていた国々は、1970年代以降メートル法に移行した。しかしカナダではメートル法の表示を先にする限りヤード・ポンド法の併記も認めており、移行は実質的に頓挫している。[[ギムリー・グライダー]]の燃料切れはカナダにおける移行の失敗を象徴する事件である。
|url = http://www.heritage.org/constitution/#!/articles/1/essays/43/weights-and-measures
|title = Weights and Measures
|work = Heritage Guide to the Constitution
|first1 = Edwin
|last1 = Meese III
|first2 = Matthew
|last2 = Spalding
|first3 = David F.
|last3 = Forte
|publisher = The Heritage Foundation
|accessdate = 17 April 2013
|year = 2012}}</ref> Subsequent to the formation of the United States, the Constitution reaffirmed the right of Congress to "fix the Standard of Weights and Measures" but reserved the right to regulate commerce and weights and measures to the individual states.<ref name=OurHistory>{{cite web
|url = http://ncwm.net/content/history
|title = Our History
|publisher = [[National Conference on Weights and Measures]]
|accessdate = 17 April 2013
|year = 2013}}</ref>


During the [[1st United States Congress|First Congress of the United States]] in 1789, [[Thomas Jefferson]] was detailed to draw up a plan for the currency and weights of measures that would be used in the new republic. In his [[Plan for Establishing Uniformity in the Coinage, Weights, and Measures of the United States|response]] in 1790 he noted that the existing system of measure was sound but that control of the base artefact was not under the control of the United States. His report suggested a means of manufacturing a local standard and also left the way open for an adoption of a decimal-based system should this be appropriate.<ref name=Jefferson>{{cite web
[[第二次世界大戦]]から[[冷戦]]期にかけて世界の[[超大国]]としての地位を確立したアメリカ合衆国が、いまだにヤード・ポンド法を使用しているため、メートル法に移行した国の多くでもアメリカ合衆国の強い影響下にある分野(スポーツ、軍事、航空・宇宙など)に限定してヤード・ポンド法の使用を公式・非公式に認めざるを得なくなっている。また、それ以外の分野についてもヤード・ポンド法の単位が使用されていたり、メートル法であってもヤード・ポンド法の単位の整数倍の値が使われていたりする。
|url = http://avalon.law.yale.edu/18th_century/jeffplan.asp
|title = Plan for Establishing Uniformity in the Coinage, Weights, and Measures of the United States
|date = 4 July 1790
|author = Thomas Jefferson
|accessdate = 2011-04-19}}</ref> In the event, the existing standards were retained.

[[File:FerdinandHassler.jpg|thumb|left|upright|[[Ferdinand Rudolph Hassler|Ferdinand Hassler]] who acquired standard weights in Europe on behalf of the US Treasury]]
For many years no action was taken at the federal level to ensure harmony in units of measure – the units acquired by the early colonists appeared to serve their purpose. Congress did nothing, but [[Ferdinand Hassler]], Superintendent of the [[US National Geodetic Survey|East Coast survey]], who in 1790 had met using contacts in his native [[Switzerland]] acquired a copy of the [French] ''[[mètre des Archives]]''.
In 1810 [[Ferdinand Rudolph Hassler|Ferdinand Hassler]] was dispatched to Europe by the Treasury to acquire measuring instruments and standards<ref name=Hassler>{{cite journal
|url = http://nvlpubs.nist.gov/nistpubs/jres/111/1/V111.N01.A03.pdf
|journal = Journal of Research of the National Institute of Standards and Technology
|title = A Tale About the First Weights and Measures Intercomparison in the United States in 1832
|volume = 111
|number = 1
|date = January–February 2006
|accessdate = 4 July 2013
|first1 = Albert C.
|last1 = Parr
|location = Gaithersburg, Maryland
|pages = 31–40
|doi=10.6028/jres.111.003}}</ref>

In 1827 Albert Gallatin, United States minister at London acquired an "exact copy" of the [[Troy weight|troy pound]] held by the British Government which in 1828 was adopted as the reference copy of weight in the United States.<ref name=NISTCh2>{{cite book
|url = http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/sec02.pdf
|pages = 2–6
|chapter = 2. Early History of Weights and Measures in the United States
|title = Weights and Measures Standards of the United States: A brief history – NBS Special Publication 447
|first1 = Louis E.
|last1 = Barbrow
|first2 = Lewis V.
|last2 = Judson
|date = October 1963
|origyear = March 1976
|lccn = 76-600055
|publisher = US Department of Commerce, National Bureau of Standards
|accessdate = 19 April 2013}}</ref>

In 1821 [[John Quincy Adams]], then [[Secretary of State]] submitted a report based on research commissioned by the Senate in 1817 which recommended the adoption of the metric system. Congress did nothing and in 1832 the Treasury adopted the yard of 36 inches as the unit of length for customs purposes, the avoirdupois pound of 7000 grains as the unit of weight and the gallon of 231 cubic inches (the "Queen Anne gallon") and the bushel of 2150.42 cubic inches as the units of volume.<ref>{{cite book
|url = http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/sec04.pdf
|page =6
|chapter = 4. Early United States Standards
|title = Weights and Measures Standards of the United States: A brief history – NBS Special Publication 447
|first1 = Louis E.
|last1 = Barbrow
|first2 = Lewis V.
|last2 = Judson
|date = October 1963
|origyear = March 1976
|lccn = 76-600055
|publisher = US Department of Commerce, National Bureau of Standards
|accessdate = 19 April 2013}}</ref> Congress did little to promote standards across the United States other than fixing the size of the yard and the gallon.<ref name=Meese>{{cite web
|url = http://www.heritage.org/constitution/#!/articles/1/essays/43/weights-and-measures
|title = Weights and Measures
|work = Heritage Guide to the Constitution
|first1 = Edwin
|last1 = Meese III
|first2 = Matthew
|last2 = Spalding
|first3 = David F.
|last3 = Forte
|publisher = The Heritage Foundation
|accessdate = 17 April 2013
|year = 2012}}</ref>
[[File:Bushel Table of States.jpg|thumb|250px|Nineteenth century list of various bushels by state and commodity]]
Throughout the nineteenth century individual states developed their own standards and in particular a variety of bushels based on weight (mass) rather than volume emerged, dependent on both commodity and state. This lack of uniformity crippled inter-state trade and in 1905 the National Bureau of Standards called a meeting of the states to discuss the lack of uniform standards and in many cases, a means of regulatory oversight. A meeting was held the following year and subsequently became an annual gathering known as the [[National Conference on Weights and Measures]] (NCWM). In 1915 the conference published its first model standards.<ref name="OurHistory"/> The bushel was not fully standardized and the [[Chicago Mercantile Exchange]] still (May 2013) uses different bushels for different commodities—a bushel of [[Maize|corn]] being 56&nbsp;lb, a bushel of [[oat]]s 38&nbsp;lb and a bushel of [[soybean]]s 60&nbsp;lb and a bushel of [[Winter wheat|red winter wheat]] (both hard and soft) also 60&nbsp;lb. Other commodities at the exchange are reckoned in pounds, in short tons or in metric tons.<ref>{{cite web
|url = http://www.cmegroup.com/trading/agricultural/files/AC-225_MetricGuide.pdf
|title = Agricultural Commodity Metric Conversion Guide
|publisher = [[CME Group]]
|year = 2013
|id = AC225/400/0113
|accessdate = 2 May 2013}}</ref>

One of the actions taken by Congress was to permit the use of the metric system in trade (1866), made at the height of the [[metrication]] process in [[Latin America]].<ref>{{cite book
|url = http://archive.org/stream/metricversuseng00boargoog#page/n4/mode/2up
|title=The Metric ''versus'' the English System of Weights and Measures
|id = Research Report Number 42
|date = October 1921
|pages = 12–13
|publisher = National Industrial Conference Board
|accessdate = 1 June 2013}}</ref> Other actions were to ratify the [[Metre Convention]] in 1875 and under the [[Mendenhall Order]] of 1897, to redefine the pound and the yard in terms of the [[Kilogram|International Prototype Kilogram]] and the [[Metre|International Prototype Metre]] respectively.<ref>{{cite book
|url = http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/sec07.pdf
|chapter = 7. The Mendenhall Order
|pages = 16–20
|title = Weights and Measures Standards of the United States: A brief history – NBS Special Publication 447
|first1 = Louis E.
|last1 = Barbrow
|first2 = Lewis V.
|last2 = Judson
|date = October 1963
|origyear = March 1976
|lccn = 76-600055
|publisher = US Department of Commerce, National Bureau of Standards
|accessdate = 19 April 2013}}</ref>

In 1901 the administration of weights and measures was handed to a federal agency, the National Bureau of Standards, which in 1988 became the アメリカ国立標準技術研究所.<ref>{{cite web
|url = http://www.nist.gov/pml/wmd/
|title = Weights and Measures
|publisher = [[アメリカ国立標準技術研究所]] (NIST)
|accessdate = 17 April 2013
|year = 2013}}</ref> Inactivity by Congress and the lack of uniformity of weights and measures which were crippling US economic growth in the nineteenth century led to the National Bureau of Standards to call a meeting of states in 1905 which resulted in the setting up of the [[National Conference on Weights and Measures]] (NCWM).<ref>{{cite web
|url = http://www.ncwm.net/about/history
|title = Our History
|publisher = [[National Conference on Weights and Measures]]
|accessdate = 4 June 2013
|year = 2013}}</ref> This organisation is the ''de facto'' controlling body for weights and measures in the United States,<ref>{{cite web
|url = http://www.ncwm.net/about
|title = Setting the United States Standards for Weights and Measures
|publisher = [[National Conference on Weights and Measures]]
|accessdate = 4 June 2013
|year = 2013}}</ref> though in respect of international relations such as membership of the [[General Conference on Weights and Measures]] (an [[intergovernmental organization]]) the US Government itself has to take the lead.<ref>{{cite web
|title = The Metre Convention
|url = http://www.bipm.org/en/convention/
|publisher = [[国際度量衡局]]
|year = 2013
|accessdate = 4 June 2013}}</ref>

During the twentieth century the principal change in the customary system of weights and measures was an agreement between NIST and the corresponding bodies in Australia, Canada, New Zealand, South Africa and the United Kingdom, signed in 1960, that redefined the yard and the pound in terms of the metre and the kilogram respectively. These new units became known as the international yard and pound. Congress has neither endorsed nor repudiated this action. (See {{section link||Metric equivalents}}).

== エネルギー・力・温度の単位 ==
{| class="infobox bordered" style="font-size: 95%;"
|- style="border-bottom-width=0; background:lightblue;"
!align="center"|帝国単位と米国慣用単位の工学単位
|-
|
{| class="wikitable"
! 量
! BG
! EE
! FPS
|-
|距離・変位・
:長さ・高さなど
:(''d'', '''x''', ''l'', ''h'', etc.)
|align = center| [[フィート]](ft)
|align = center| フィート(ft)
|align = center| フィート(ft)
|-
|質量 (''m'')
|align = center| [[スラグ (単位)|スラグ]]
|align = center| [[ポンド (質量)|ポンド]](lb)
|align = center| ポンド(lb)
|-
|力 (''F'')
|align = center| [[重量ポンド|lbf]]
|align = center| lbf
|align = center| [[パウンダル]](pdl)
|-
|圧力 (''P'' or ''p'')
|align = center| lbf/ft<sup>2</sup>
|align = center| [[重量ポンド毎平方インチ|psi]]
|align = center| pdl./sq.in.
|-
|エネルギー (''E'', ''Q'', ''W'', etc.)
|align = center| [[フィート重量ポンド|ft&sdot;lbf]]
|align = center| ft&sdot;lbf
|align = center| {{仮リンク|フィート・パウンダル|en|foot-poundal|label=ft&sdot;pdl.}}
|-
|仕事率 (''P'')
|align = center| {{nowrap|ft&sdot;lbf/s}}
|align = center| ft&sdot;lbf/s<br>[[馬力|HP]]
|align = center| ft pdl/s
|}
略称
*BG – 英国重力単位(British Gravitational Units)
*EE – 英国工学単位(English Engineering Units)
*FPS – {{仮リンク|FPS単位系|en|Foot–pound–second system|preserve=1}}
*lbf – [[重量ポンド]]
*psi – [[重量ポンド毎平方インチ]]
|}
<!--[[File:LNER lineup, Barrowhill, 13 April 2012 (8).jpg|thumb|Locomotive lineup]]-->
<!--[[File:Mallard 4468 NRM York, 7 June 2008.jpg|thumb|Railway locomotives]]-->

Imperial and US customary units have long been used in many branches of engineering.
Two of the earliest such units of measure to come into use were the ''[[horsepower]]'' and the [[Fahrenheit|''degree Fahrenheit'']]. The ''horsepower'' was defined by [[James Watt]] in 1782 as the power required to raise 33,000 pounds of water through a height of one foot in one minute<ref>{{cite web
|url = http://www.egr.msu.edu/~lira/supp/steam/wattbio.html
|title = Biography of James Watt
|first1 = Carl
|last1 = Lira
|publisher = College of Engineering, [[Michigan State University]]
|year = 2012
|accessdate = 18 April 2013}}</ref><ref group = Note>The horsepower is now defined as the power required to raise 550 pounds of water a distance of one foot in one second.</ref> and the degree Fahrenheit was first defined by [[Daniel Gabriel Fahrenheit|Daniel Fahrenheit]] in about 1713 as being a temperature scale having its lower calibration point (0&nbsp;°F) at temperature where a supersaturated salt/ice mixture froze and its upper calibration point at body temperature (96&nbsp;°F). In 1777 the [[Royal Society]], under the chairmanship of [[Henry Cavendish]], proposed the definition of the Fahrenheit scale be modified such that the temperature corresponding to the melting point of ice be 32&nbsp;°F and the boiling point of water under standard atmospheric conditions be 212&nbsp;°F.

[[File:Old bess steam engine 1777.jpg|thumb|left|[[Old Bess (beam engine)|''Old Bess'']], a 30 HP [[beam engine]] built by [[James Watt]], now preserved in the [[Science Museum, London]]. Watt defined the term "horsepower"]]
The [[British thermal unit]] (Btu) is defined as the heat needed to raise the temperature of one pound of water by one degree Fahrenheit.<ref>{{OED|British thermal unit}}</ref> It was in use before 1859 as a unit of heat based on imperial units rather than the metric units used by the French<ref>{{cite journal
|url = http://www.nature.com/nature/journal/v149/n3787/abs/149613c0.html
|title = History of the British Thermal Unit
|first1 = G.
|last1 = Woledge
|number = 149
|date = 30 May 1942
|doi = 10.1038/149613c0
|page = 613
|accessdate = 20 April 2013|bibcode = 1942Natur.149..613W
|volume=149
|journal=Nature}}</ref>—[[Nicolas Clément|Clément-Desormes]] having defined the [[calorie]] in terms of the kilogram and degrees centigrade in 1824.<ref>{{cite journal
|url = http://www.nutritionj.com/content/6/1/44
|journal = Nutrition Journal
|title = Does the history of food energy units suggest a solution to "Calorie confusion"?
|first1 = James L
|last1 = Hargrove
|date = 17 December 2007
|accessdate = 20 April 2013
|volume = 6
|doi = 10.1186/1475-2891-6-44
|number = 44
|pages=44}}</ref>

In 1873 a committee of the [[British Science Association|British Association for the Advancement of Science]] under the chairmanship of [[Lord Kelvin|William Thomson (Lord Kelvin)]] introduced the concept of a [[Coherence (units of measurement)|coherence]] into units of measure and proposed the names [[dyne]] and [[erg]] as the units of [[force]] and [[Work (physics)|work]] in the [[Centimetre–gram–second system of units|CGS system of units]].<ref>{{cite journal
|journal = Report on the Forty-third Meeting of the British Association for the Advancement of Science held at Bradford in September 1873
|year = 1874
|title = First Report of the Committee for the Selection and Nomenclature of Dynamical and Electrical Units
|editor = Professor Everett
|publisher = British Association for the Advancement of Science
|pages= 222–225
|url = http://www.biodiversitylibrary.org/item/94452
|accessdate = 2011-05-10}}</ref><ref>{{cite web
|url = http://www.sizes.com/units/sys_cgs.htm
|title = centimeter-gram-second systems of units
|work = Sizes, Inc
|date = 6 August 2001
|accessdate = 2011-04-07}}</ref><ref group=Note>These units are defined as follows:
*The [[dyne]] is the force needed to accelerate a mass of 1&nbsp;g by 1&nbsp;cm/s<sup>2</sup>.
*The [[erg]] is the work done when a mass of 1&nbsp;g is moved a distance of 1&nbsp;cm when opposed by a force of 1&nbsp;dyne
Since all the constants in these relationships is unity, the units are said to be [[coherence (units of measurement)|coherent]].</ref> Two years later [[James Thomson (engineer)|James Thomson]], older brother of William Thomson introduced the term [[poundal]] as a coherent unit of force in the [[Foot–pound–second system]] (FPS) of measurement.<ref>{{OED|poundal}}</ref> The equivalent FPS unit of work was the [[foot-poundal]].<ref>{{cite book
|title = Dictionary of Weights, Measures and Units
|first1 = Donald
|last1 = Mena
|publisher = [[Oxford University Press]]
|isbn = 0-19-860522-6
|year = 2002
|location = Oxford}}</ref>

Other systems for the measurement of dynamic quantities that used imperial and US customary units are the [[British Gravitational System]] (BG) proposed by [[Arthur Mason Worthington]] and the [[English Engineering Units|English Engineering System]] (EE). Both systems depend on the [[gravitational acceleration]], and use the [[pound-force]] as the unit of force but use different approaches when applying [[Newton's laws of motion]]. In the BG system, force, rather than mass is a [[SI base unit|base unit]] while the [[slug]] is a derived unit of [[inertia]] (rather than mass).<ref>{{cite book
|url = http://books.google.co.uk/books?id=-DmfVjBUPksC&pg=PA103&lpg=PA103&dq=slug+inertia&source=bl&ots=UYc3ukMJ8x&sig=GPRaR6l-jySAJs9QuxnbwSkBieM&hl=en&sa=X&ei=KAWmUda5CYmm0wWIoIHYDA&ved=0CHkQ6AEwCQ#v=onepage&q=slug%20inertia&f=false
|page = 103
|title = Essentialks of Physics
|volume = 1
|first1 = Sanjay Moreshwar
|last1 = Wagh
|first2 = Dillip Abasaheb
|last2 = Deshpande
|isbn = 978-81-203-4642-0
|location = New Delhi
|publisher = PHI Learning
|year = 2013}}</ref> On the other hand, the EE system uses a non-coherent approach and introduce the acceleration due to gravity (''g'') into its equations. Both these approaches led to slight variations in the meaning of the pound-force (and also of the kilogram force) in different parts of the world. Various countries published standard values that should be used for ''g'' and in 1901 the [[General Conference on Weights and Measures|CGPM]] published a standard value for ''g'' that should be used in the "International Service of Weights and Measures", namely 9.80665&nbsp;m/s<sup>2</sup> (32.174&nbsp;ft/s<sup>2</sup>) which is equal to the value of ''g'' at 45° latitude.<ref>{{cite web
|url = http://www.calpoly.edu/~gthorncr/ME236/documents/AccuracyofGravity.pdf
|title = How precise is Earth's gravity?
|first1 = Glen
|last1 = Thorncroft
|publisher = Mechanical Engineering Department, [[California Polytechnic State University]]
|location = [[San Luis Obispo, California]]
|accessdate = 29 May 2013}}</ref>

[[Newton's second law]] in these systems becomes:
:'''BG:''' Force (lbf) = inertia (slugs) × acceleration (ft/s<sup>2</sup>)
:'''EE:''' Force (lbf) = mass (lb) × ''g'' × acceleration (ft/s<sup>2</sup>)
:'''FPS:''' Force (poundals) = mass (lb) × acceleration (ft/s<sup>2</sup>)

FPS is ignored in many engineering courses and textbooks<ref>{{cite web
|title = Concept Review: Unit Systems
|url = http://www.me.mtu.edu/~jstallen/courses/MEEM4200/lectures/energy_intro/Review_unit_systems.pdf
|first1 = Jeffrey S
|last1 = Allen
|type = University course notes
|publisher = [[Michigan Technological University]]
|accessdate = 4 May 2013}}</ref><ref>{{cite web
|url = http://www.mne.psu.edu/cimbala/Learning/General/units.htm
|title = Dimensions, Units, Conversion Factors, and Significant Digits
|accessdate = 4 May 2013
|first1 = John M.
|last1 = Cimbala
|type = University course notes
|publisher = Department of Mechanical and Nuclear Engineering of The [[Pennsylvania State University]]
|date = 6 July 2011}}</ref> while some, such as Darby only uses EE (alongside SI), having described the BG and EE systems as "archaic".<ref>{{cite book
|page = 18
|url = http://books.google.co.uk/books?id=hoXH5qWVnpMC&pg=PA18&lpg=PA18&dq=FPS+English+Engineering+Units&source=bl&ots=k03ofKCszP&sig=s7qAlq5k5Q5QspQ0owiKT7poGio&hl=en&sa=X&ei=m6-lUbCKMavu0gXCp4CoAQ&ved=0CD8Q6AEwAjgK#v=onepage&q=FPS%20English%20Engineering%20Units&f=false
|title = Chemical Engineering Fluid Mechanics
|first1 = Ron
|last1 = Darby
|isbn = 0-8247-0444-4
|publisher = Marcel Dekker
|location = New York
|year = 2001
|accessdate = 29 May 2013}}</ref>

== メートル法との関係 ==
[[File:StandardYardEnd.jpg|thumb|End of the Standard yard of 1855 showing the gold plugs which bore the markings for the standard yard]]
The standard yard and [Troy] pound were lost in 1834 when a [[Burning of Parliament|fire partially destroyed the Palace of Westminster]]. Following a report published in 1841 by a commission new standard yard and pound were manufactured using the best available secondary sources. Unlike the previous standard, the new pound standard, made of platinum, was a pound avoirdupois. The new yard, slightly longer than a yard to prevent wear as was experienced with the ''[[mètre des Archives]]'', was made of brass and had two gold plugs close to its end. Scratch marks on the plugs denoted the length of the yard. They were accepted by an Act of Parliament as the standards for length and weight in 1855. Following the debacle over the different gallons that had been adopted by the United States and the United Kingdom thirty years earlier, one of the copies of the standard yard and avoirdupois pound (known in the United States as the "Mint pound") was offered to and accepted by the United States Government.<ref name=MacLean/>

In the years that followed the passing of the 1878 Act, the standard imperial yard was found to be shrinking at a rate, confirmed in 1950, to be nearly one part per million every 30 years.<ref>{{cite news
|url = http://news.google.com/newspapers?nid=1301&dat=19500608&id=I_dUAAAAIBAJ&sjid=D5MDAAAAIBAJ&pg=1474,1376306
|title = imperial yard shrinking
|date = 8 June 1950
|work= [[Sydney Morning Herald]]
|accessdate = 17 June 2013}}</ref><ref>{{cite news
|url = http://trove.nla.gov.au/ndp/del/article/83495650
|newspaper = The Daily News
|location = Perth, Australia
|date = 19 January 1931
|title = British Yardstick: Contraction in 80 years – 3 ft still make a yard
|accessdate = 18 June 2013}}</ref> On the other hand, the international prototype metre, manufactured from a platinum-iridium alloy rather than brass by a British firm, which in 1889 replaced the ''metre des archives'' as the standard for the metre, was found to be more stable than the standard yard.<ref>{{cite web
|url = http://museum.nist.gov/exhibits/ex1/room4b.html
|title = The Mendenhall Order
|work = Virtual Museum
|publisher = NIST
|accessdate = 20 June 2013}}</ref> Both the United States and the United Kingdom, as signatories of the [[Metre Convention]], took delivery of copies of both the standard metre and the standard kilogram. The "Mint pound" was also found to be of poor workmanship.

In 1866 the United States Government legalised use of metric units in contract law, defining them in terms of the equivalent customary units to five significant figures which was sufficient for purposes of trade.<ref>{{cite journal
|title = An Act to authorize the use of the metric system of weights and measures
|url = http://lamar.colostate.edu/~hillger/laws/metric-act-bill.html
|publisher = 39th Congress of the United States
|date = 18 May 1866
|accessdate = 24 July 2013}}</ref> In 1893, under the [[Mendenhall Order]] the United States abandoned the 1855 yard as a standard of length and the "Mint pound" as a standard of mass, redefining them in terms of the metre and kilogram using the values of the 1866 legislation.<ref>{{cite book
|last1 = Barbrow
|first1 = Louis E.
|last2 = Judson
|first2 = Lewis V.
|year = 1976
|title = Weights and measures standards of the United States: A brief history (NBS Special Publication 447)
|location = Washington, D.C.
|publisher = Superintendent of Documents, [[NIST]]
|accessdate = 20 June 2013
|url = http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/ http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/}}</ref> In the United Kingdom fresh comparisons of the imperial and metric standards of length and mass were made and were used in the [[Weights and Measures Act 1897]] to redefine the yard and pound in terms of the metre and kilogram respectively. In addition, the definitions of both the yard and the pound in terms of the artifacts held by the British Government was reaffirmed giving both the yard and the pound two different definitions.<ref name=1897Act/> The differences between the British and the US yard and pound was of the order of a few parts per million.
{| class="wikitable"
!colspan = 3|Metric Equivalents (1890s)
|-
!United States<br>[[Mendenhall Order|Mendenhall Order (1893)]]
!United Kingdom<br>[[Weights and Measures Act (1897)]]
!Difference<br>parts per million
|-
|align="center"|1 metre = 39.37 inches
|align="center"|1 metre = 1.0936143 yards
|align="center"|2.9
|-
|align = "center"|1 kilogram = 2.2046 pounds
|align = "center"|1 kilogram = 2.2046223 pounds
|align="center"|10.1
|}
By the end of the Second World War, the standards laboratories of Canada, Australia, New Zealand and South Africa also had their own copies of the pound and the yard. These legal and technical discrepancies, described by McGreevy (pg 290) as being "unsound" led to the Commonwealth Science Conference of 1946.<ref name=MacLean/><ref name="Standards1959">{{cite book
|author=United States. National Bureau of Standards
|authorlink=アメリカ国立標準技術研究所
|title=Research Highlights of the National Bureau of Standards
|url=http://books.google.com/books?id=4aWN-VRV1AoC&pg=PA13
|accessdate=14 June 2013
|year=1959
|publisher=US Department of Commerce, National Bureau of Standards
|page=13}}</ref> proposing that the Commonwealth countries and the United States should all redefine the yard and the pound in terms of an agreed fraction of the metre and kilogram respectively. Agreement was reached by the standards laboratories in 1960 to redefine the yard and the metre as
:1 international yard = {{gaps|0.9144|metres}}
:1 international pound = {{gaps|0.453|592 37|kilograms}}
The final digit of the value chosen for the pound was chosen so as to make the number exactly divisible by 7, making the grain exactly {{gaps|64.798|91|milligrams}}.<ref>{{cite book
|url = http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/app5.pdf
|pages = 30–31
|chapter = Appendix 5. The United States Yard and Pound
|title = Weights and Measures Standards of the United States: A brief history – NBS Special Publication 447
|first1 = Louis E.
|last1 = Barbrow
|first2 = Lewis V.
|last2 = Judson
|date = October 1963
|origyear = March 1976
|lccn = 76-600055
|publisher = US Department of Commerce, National Bureau of Standards
|accessdate = 20 June 2013}}</ref>

This agreement was ratified by the United Kingdom in 1963 while Canada pre-empted the decision by adopting these values in 1951, nine years ahead of the full international agreement. The United States Congress has neither ratified nor repudiated the agreement.<ref name=Meese/>

== 帝国単位と米国慣用単位の比較 ==
{{main|:en:Comparison of the imperial and US customary measurement systems}}
[[Image:MetricImperialUSCustomaryUnits.jpg|200px|thumb|right|A baby bottle that measures in all three measurement systems—metric, imperial (UK), and US customary.]]
Prior to 1960 the imperial and customary yard and the pound were sufficiently close to each other<ref group= Note>The imperial and customary [[mile]]s differed by about one eighth of an inch and the imperial and customary [[ton|short tons]] by less than an eighth of an ounce.</ref> that for most practical purposes the differences in the sizes of units of length, area, volume and mass could be disregarded, though there were differences in usage - for example, in the United States short road distances are specified in feet<ref>{{cite journal
|url = http://mutcd.fhwa.dot.gov/pdfs/2009r1r2/part2c.pdf
|title = Manual on Uniform Traffic Control Devices: 2009 Edition with Revision Numbers 1 and 2 incorporated, dated May 2012 (PDF)
|page = 132
|publisher = [[United States Department of Transportation]]
|date = 17 July 2013
|accessdate = 31 July 2013}}</ref> ] while in the United Kingdom they are specified in yards<ref>{{Cite legislation UK
| type = si
| year = 2002
| number = 3113
| si = The Traffic Signs Regulations and General Directions 2002
}}</ref> The introduction of the international yard in 1960 caused small but noticeable effects in surveying in the United States which resulted in some states retaining the original definitions of the customary units of measure which are now known as the survey mile, foot, while other states adopted the international foot.<ref>{{cite web
|url = http://www.ngs.noaa.gov/INFO/Policy/NAD83FEETPOLICY2.html
|title = Policy of the National Geodetic Survey concerning the Publication of North American Datum of 1983 State Plane Coordinates in feet
|date = February 2006
|publisher = [[US National Geodetic Survey|National Geodetic Survey]]
|quote = "…legislation which specifically defines the conversion factor, for either the US Survey Foot or the International Foot…"
|accessdate = 29 July 2013}}</ref>

The definition of units of weight above a pound differed between the customary and the imperial system - the imperial system employed the stone of 14&nbsp;pounds, the hundredweight of 8&nbsp;stone<ref group=Note>In this context, the plural is "stone", not "stones"</ref> and the ton of 2240&nbsp;pounds (20 hundredweight), while the customary system of units did not employ the stone but has a hundredweight of 100&nbsp;pounds and a ton of 2000&nbsp;pounds. In international trade, the ton of 2240&nbsp;pounds was often referred to as the "long ton" and the ton of 2000&nbsp;pounds as the "short ton". When using customary units, it is usual to express [[body weight]] in pounds, but when using imperial units, to use [[Stone (unit)|stones and pounds]].<ref>{{cite web
|title = Weight Conversion
|publisher = Self Health Company
|location = New Zealand
|year = 2012
|accessdate = 31 July 2013}}</ref><!-- not the best citation, does a better exist?-->

In his ''[[Plan for Establishing Uniformity in the Coinage, Weights, and Measures of the United States]]'', [[Thomas Jefferson]], then [[United States Secretary of State|secretary of state]], identified 14 different gallons in English statutes varying in size from 224 to 282 cubic inches (3.67 to 4.62 litres).<ref name=Jefferson/> In 1832, in the absence of any direction by [[United States Congress|Congress]], the [[United States Department of the Treasury|United States Treasury]] chose the second smallest gallon, the "Queen Anne gallon" of 231 cubic inches (3.785 litres) to be the official gallon in the United States for fiscal purposes. Sixteen US fluid ounces make a US pint (8 pints equals 1 gallon in both customary and imperial systems). During the reform of Weights and measures legislation in the United Kingdom in 1824, old gallons were replaced by the new imperial gallon which was defined to be the volume to 10 pounds of water at 62&nbsp;°F (17&nbsp;°C) and determined experimentally to be 277.42 cubic inches (4.546 litres). Twenty imperial fluid ounces make an imperial pint, the imperial fluid ounce being 0.96 US fluid ounces.

The US Customary system of units makes use of set of dry units of capacity that have a similar set of names<ref group = Note>NIST does not catalogue a "dry gallon" in its list of US units of measure.</ref> to those of liquid capacity, though different volumes - the dry pint having a volume of 33.6 cubic inches (550&nbsp;ml) against the US fluid pint's volume of 28.875 cubic inches (473&nbsp;ml) and the imperial pint of 34.68 cubic inches (568&nbsp;ml). The imperial system of measure does not have an equivalent to the US customary system of "dry measure".

In the international commodities markets, the [[Barrel (unit)|barrel]] ({{gaps|42|US|gallons}}, ~159&nbsp;litres) is used in both London and New York/Chicago for trading in crude oil and the [[troy ounce]] (~31.10&nbsp;grams) for trading in precious metals, otherwise the London markets use metric units and the [[Chicago Board of Trade]] uses customary units.


== 単位 ==
== 単位 ==
この節では、1976年のメートル法化の直前にイギリスで取引に使用することが許されていた帝国単位<ref name=1976Act>{{Cite legislation UK
=== 長さ ===
| type = act
[[ヤード]]が基本単位とされているが、実際には[[フィート]]を元に組み立てた単位の方が多い。アメリカ合衆国では、フィートには[[フィート#国際フィート|国際フィート]]と[[フィート#測量フィート|測量フィート]]の2種類があるが、[[ロッド (単位)|ロッド]]、[[チェーン (単位)|チェーン]] 、[[ハロン (単位)|ハロン]]は[[フィート#測量フィート|測量フィート]]にのみ基づく単位であることに注意。
| year = 1976
| chapter = 77
| act = Weights and Measures &c. Act 1976}}</ref><ref>{{cite legislation UK
| type = si
| year = 1994
| number = 2867
| si = The Units of Measurement Regulations 1994}}</ref>、および、「アメリカ合衆国で伝統的に使われる計測単位」<ref>{{cite journal
|url = http://www.nist.gov/pml/wmd/pubs/upload/AppC-12-hb44-final.pdf
|at = Appendix C. General Table of Units of Measurement
|publisher = [[アメリカ国立標準技術研究所]] (NIST)
|title = NIST Handbook 44 – Specifications, Tolerances, and Other Technical Requirements for Weighing and Measuring Devices
|year = 2013}}</ref>を挙げる。加えて、工業で使用される固有の名称を持つ単位も挙げる。メートル法化以前、[[アイルランド]]で使われる単位はイギリスの物と同じだったが、イギリス連邦および[[南アフリカ]]で使われる単位には一部に違いがあった。


特に明記しない限り、以下に挙げる単位は、アメリカ合衆国とイギリスの両方で使われた。SI換算は、太字になっているものは正確な値(定義値または定義値を元に計算した値)であることを示し、それ以外は有効数字4桁で表示する。

=== 長さの単位 ===
{| class="infobox bordered" style="font-size: 95%;"
|- style="border-bottom-width=0; background:lightblue;"
!align="center"|帝国単位/慣用単位のヤード
|-
|
{| class="wikitable"
|米国
|align = left| {{val|0.914401829|u=m}}
|-
|英国
|align = left| {{val|0.9143993|u=m}}
|-
|国際
|align = left| {{val|0.9144|u=m}}
|}
|}
1893年、アメリカ合衆国では1ヤードを{{fract|3600|3937}}メートルで固定し、これにより1ヤードは約0.9144018メートルとなった。一方、イギリス政府は1896年に1ヤードを0.9143993メートルに固定した。当時、約2ppmの違いは取るに足らないと考えられた。1960年、イギリス、アメリカ合衆国、オーストラリア、カナダ、南アフリカは1ヤードを正確に0.9144メートルと定義する[[国際ヤード・ポンド|国際ヤード]]に合意した。この変化はアメリカ合衆国で土地測量に影響を及ぼし、「測量フィート」「測量マイル」などと名前を変えてそれまでの単位を残すこととなった。しかし、1938年のイギリスのメートル基準の[[:en:Ordnance Survey National Grid|Ordnance Survey National Grid]]の導入では、イギリスの測量士が変化に影響を受けなかった。

{| class="wikitable"
!colspan = 4|長さ
|-
!単位
!記号
!定義
!SI換算
|-
| [[インチ]] (inch)
|align="center"| in , ″ <ref group=Note name="2qm">[[プライム|ダブルプライム]]であるべきだが、しばしば[[引用符|ダブルクォーテーション]]で書かれる。</ref>
|
| '''{{val|25.4|u=mm}}'''
|-
| [[フィート]] (foot, feet)
|align="center"| ft , ′ <ref group=Note name="1qm">[[プライム|プライム記号]]であるべきだが、しばしば[[アポストロフィー|シングルクォーテーション]]で書かれる。</ref>
| 12 インチ
| '''{{val|304.8|u=mm}}'''
|-
| [[ヤード]] (yard)
| align="center"| yd
| 3 フィート
| '''{{val|0.9144|u=m}}'''
|-
| [[チェーン (単位)|チェーン]](英) (chain)
| align="center"|
| 22&nbsp;ヤード
| '''{{val|20.1168|u=m}}'''
|-
| [[ハロン]](英) (furlong)
| align="center"| fur
| 220 ヤード
| '''{{val|201.168|u=m}}'''
|-
| [[マイル]] (mile)<ref group = n>米国では「国際マイル」(international mile)として知られる。</ref>
| align="center"|
| 1760 ヤード
| '''{{val|1609.344|u=m}}'''
|}
'''Notes'''
{{Reflist |group = n}}

{| class="wikitable"
!colspan = 4|測量用(米国のみ)
|-
!単位
!記号
!定義
!SI換算
|-
| {{仮リンク|リンク (単位)|en|Link (unit)|label=リンク}} (link)
| align="center"|li
| 0.01 チェーン
| {{val|201.1|u=mm}}
|-
| [[フィート|測量フィート]] (survey foot)
| align="center"| ft , ′ <ref group=Note name="1qm"/>
|
| {{fract|1200|3937}}&nbsp;m<ref name=ExactL group=n>定義値</ref><ref group = n>1 測量フィート ≈ 1.000002 国際フィート</ref> ≈ {{val|0.3048|u=m}}
|-
| [[ロッド (単位)|ロッド、ポール、パーチ]] (rod, pole, perch)
| align="center"| rd
| {{frac|16|1|2}} フィート<ref name=SurveyF group=n>測量フィート</ref>
| {{val|5.029|u=m}}
|-
| [[チェーン (単位)|チェーン]] (chain)
| align="center"|ch
| 66&nbsp;フィート<ref name=SurveyF group=n/>
| {{val|20.117|u=m}}
|-
| [[ハロン]] (furlong)
| align="center"|fur
| 660&nbsp;フィート<ref name=SurveyF group=n/>
| {{val|201.17|u=m}}
|-
| [[マイル|米国法定マイル]] (US Statute mile)
| align="center"| mi
| 5280 フィート<ref name=SurveyF group=n/>
| {{val|1609.3|u=m}}
|}
'''Notes'''
{{Reflist |group = n}}

=== 面積の単位 ===
1960年の国際ヤードの導入後も、米国では地積の測定は測量用の長さの単位に基づいている。

{| class="wikitable"
!colspan = 4|面積
|-
!単位
!記号
!定義
!SI換算
|-
| [[平方フィート]] (square foot)
| align="center"|sq ft
|
| {{val|0.09290|u=m2}}
|-
| [[平方ヤード]] (square yard)
| align="center"|sq yd
| 9 平方フィート
| {{val|0.8361|u=m2}}
|-
| [[ルード (面積の単位)|ルード]](英) (rood)
| align="center"|
| 1ポール×1ハロン = 1210 平方ヤード
| {{val|1012|u=m2}}
|-
| [[エーカー]](英) (acre)
|
| 1チェーン×1ハロン = 4840 平方ヤード
| {{val|4046|u=m2}}
|-
| [[平方マイル]](英) (square mile)
| align="center"|
| 640 エーカー
| {{val|2.590|u=km2}}
|-
|}
'''Notes'''
{{Reflist |group = n}}

{| class="wikitable"
!colspan = 4|測量用(米国のみ)
|-
!単位
!記号
!定義
!SI換算
|-
| [[ロッド (単位)|平方ロッド]] (square rod)
| align="center"|sq rd , rd<sup>2</sup>
| 272{{fract|1|4}} sq ft<ref name=sqft group=n>測量フィート</ref>
| {{val|25.29|u=m2}}
|-
| [[エーカー]] (acre)
| align="center"|
| {{gaps|43|560}} sq ft<ref group=n name=sqft/>
| {{val|4046|u=m2}}
|-
| [[平方マイル]] (square mile)
| align="center"|sq mi , mi<sup>2</sup>
| 640 acres
| {{val|2.590|u=km2}}
|-
| {{仮リンク|サーベイ・タウンシップ|en|Survey township|label=タウンシップ}} (township)
| align="center"|
| 36 sq mi
| {{val|93.24|u=km2}}
|-
|}
'''Notes'''
{{Reflist |group = n}}


=== 体積の単位 ===
* 1[[バーリーコーン]] (barleycorn) = 1/3[[インチ]] = 約8.467 mm
ヤード・ポンド法では、液体用(液量)と穀物用(乾量)で同じ名前でも異なる値の単位を用いている([[乾量単位・液量単位]]を参照)。さらに、帝国単位と米国慣用単位でも値が異なる。帝国単位では液量と乾量の単位を統一しているので、全部で3種類の体積の単位の系列があることになる。さらに紛らわしいことに、日本の計量法はまた別の独自の定義をしている。
* 1[[インチ]] (inch, in, ″) = 1/12 [[フィート#国際フィート|国際フィート]] = 正確に 25.4 mm
* 1[[フィート]] (foot, feet<ref>footの複数形</ref>, ft, ′) = 1/3ヤード = 正確に 304.8 mm
  これは「[[フィート#国際フィート|国際フィート]]」と呼ばれる。


==== 乾量 ====
* 1[[フィート#測量フィート|測量フィート]] (survey foot, survey feet<ref>footの複数形</ref>, ft) = 1200/3937 m = 約 304.800 609 601 219 mm
{| class="wikitable"
* 1[[ヤード]] (yard, yd) = 3 [[フィート#国際フィート|国際フィート]] = 正確に 0.9144 m (定義)
!colspan = 4|乾量
* 1[[ロッド (単位)|ロッド]] (rod) = 16.5 [[フィート#測量フィート|測量フィート]] = 約 5.029 210 058 m
|-
  [[ロッド (単位)|ロッド]]は、ポール(pole)又はパーチ(perch)とも呼ばれる。
!単位
!記号
!定義
!SI換算
|-
|[[立方インチ]] (cubic inch)
|align="center"|cu in , in<sup>3</sup>
|
|{{val|16.38|u=cm3}}
|-
|[[立方フィート]] (cubic foot)
|align="center"|cu ft , ft<sup>3</sup>
|1728 cu in
|{{val|0.02831|u=m3}}
|-
|[[立方ヤード]] (cubic yard)
|align="center"|cu yd , yd<sup>3</sup>
|27 cu ft
|{{val|0.7646|u=m3}}
|-
|}
'''Notes'''
{{Reflist |group = n}}


{| class="wikitable"
* 1[[チェーン (単位)|チェーン]] (chain) = 4[[ロッド (単位)|ロッド]] = 66 [[フィート#測量フィート|測量フィート]] = 約 20.116 840 234 m
!colspan = 4|乾量(米国)
* 1[[ハロン (単位)|ハロン]] (furlong) = 10[[チェーン (単位)|チェーン]] = 660 [[フィート#測量フィート|測量フィート]] = 約 201.168 402 337 m
|-
* 1[[マイル]] (mile, ml) = 1760ヤード = 5280 [[フィート#国際フィート|国際フィート]] = 正確に 1609.344 m = 正確に 1.609 344 km
!単位
  これは「[[マイル#国際マイル|国際マイル]]」と呼ばれる。
!記号
!定義
!SI換算
|-
|[[パイント|乾量パイント]] (dry pint)
|align="center"|pt
|33.6 cu in
|{{val|550.6|u=mL}}
|-
|[[クォート|乾量クォート]] (dry quart)
|align="center"|qt
|2 pt
|{{val|1.101|u=L}}
|-
|[[ペック|乾量ペック]] (dry peck)
|align="center"|pk
|8 qt
|{{val|8.810|u=L}}
|-
|[[ブッシェル]] (bushel)
|align="center"|bu
|4 pk
|{{val|35.24|u=L}}
|-
|}
'''Notes'''
{{Reflist |group = n}}


==== 液量 ====
* 1[[マイル#(米国)測量マイル|測量マイル]] (mile, ml) = 8[[ハロン (単位)|ハロン]] = 5280 [[フィート#測量フィート|測量フィート]] = 約1609.347 218 694 m = 約 1.609 347 218 694 km
{| class="infobox bordered" style="font-size: 95%;"
|- style="border-bottom-width=0; background:lightblue;"
!align="center"|帝国単位と慣用単位のガロン
|-
|
{| class="wikitable"
|米国
|align = left| 231 in<sup>3</sup>
|align = left| {{val|3.785412|u=L}}
|-
|英国
|align = left| 277.419 in<sup>3</sup>
|align = left| {{val|4.54609|u=L}}
|}
|}


帝国単位と慣用単位のガロンの定義は、異なる概念に基づいている。米ガロンが体積を直接指定しているのに対し、英ガロンは、指定された質量の水が占める体積として定義されている。
=== 面積 ===
長さの単位の平方(平方フィート、平方マイルなど)が使用されるが、それとは別の定義による以下の単位がある。
* 1[[ルード (面積の単位)|ルード]] (rood, ro) = 1ポール×1ハロン = 1210平方ヤード (yd<sup>2</sup>) = 正確に 1011.714 1056 m<sup>2</sup>
* 1[[エーカー]] (acre, ac) = 1チェーン×1ハロン = 4ルード = 4840平方ヤード (yd<sup>2</sup>) = 正確に 4 046.856 4224 m<sup>2</sup>


{| class="wikitable"
=== 容積 ===
!colspan = 5|容積(英国)<ref>[http://www.legislation.gov.uk/uksi/1995/1804/schedule/made] RELEVANT IMPERIAL UNITS, CORRESPONDING METRIC UNITS AND METRIC EQUIVALENTS The Units of Measurement Regulations 1995</ref>
ガロンを基本の単位とする。ヤード・ポンド法では、液体用(液量ガロン)と穀物用(乾量ガロン)で異なるガロンを用いている([[乾量単位・液量単位]]を参照)。さらに、イギリスとアメリカではガロンの値が異なる。イギリスでは液体用と穀物用の単位を統一しているので、全部で3種類のガロンがあることになる。さらに、それぞれのガロンの分量・倍量単位として、同じ名前の異なる単位が存在することになる。さらに紛らわしいことに、日本の計量法はまた別の独自の定義をしている。
|-
!単位
!記号
!定義
!SI換算
!米国換算
|-
|[[ブッシェル]] (bushel)
|
|8 gal
|{{val|36.37|u=L}}
|9.606&nbsp;US gal
|-
|[[ペック]] (peck)
|
|2 gal
|{{val|9.092|u=L}}
|2.402&nbsp;US gal
|-
|[[ガロン]] (gallon)
|align="center"|gal
|colspan=2|'''{{val|4.54609|u=L}}'''<ref group=n>これがガロンの定義であり、正確な値である。</ref>
|1.201 US gal
|-
|[[クォート]] (quart)
|align="center"|qt
|{{frac|4}} gal
|{{val|1.137|u=L}}
|1.201 US qt
|-
|[[パイント]] (pint)
|align="center"|pt
|{{frac|2}} qt
|{{val|568.3|u=mL}}
|1.201 US pt
|-
|[[ジル (単位)|ジル]] (gill)
|
|{{frac|4}} pt
|{{val|142.1|u=mL}}
|4.804 US fl oz
|-
|[[液量オンス]] (fluid ounce)
|align="center"|fl oz
|{{frac|5}} gill
|{{val|28.41|u=mL}}
|0.9608 US fl oz
|-
|[[ドラム (単位)|液量ドラム]] (fluid drachm)
|
|{{frac|8}} fl oz
|{{val|3.552|u=mL}}
|0.9608 US drachm
|-
|{{仮リンク|ミニム|en|minim}} (minim)
|
|{{frac|60}} fl dr
|{{val|59.19|u=uL}}
|0.9608 US minim
|}


'''Notes'''
以下に示すのは英ガロンによる値である<ref>[http://www.legislation.gov.uk/uksi/1995/1804/schedule/made] RELEVANT IMPERIAL UNITS, CORRESPONDING METRIC UNITS AND METRIC EQUIVALENTS The Units of Measurement Regulations 1995</ref> 。
{{Reflist |group = n}}


{| class="wikitable"
* 1[[液量オンス]] (fluid ounce, fl oz) = 1/5ジル = 正確に 28.413 0625 mL
!colspan = 5|容積(米国)
* 1[[ジル (単位)|ジル]] (gill) = 1/4パイント = 正確に 142.065 3125 mL
|-
* 1[[パイント]] (pint, pt) = 1/2クォート = 20液量オンス = 正確に 568.261 25 mL
!単位
* 1[[クォート]] (quart, qt) = 1/4ガロン = 正確に 1.136 5225 L
!記号
* 1[[ガロン]] (gallon, gal) = 正確に 4.546 09 L
!定義
* 1[[ペック]] (peck) = 2ガロン = 正確に 9.092 18 L
!SI換算
* 1[[ケニング (単位)|ケニング]] (kenning) = 2ペック = 正確に 18.184 36 L
!英国換算
* 1[[ブッシェル]] (bushel) = 8ガロン= 2ケニング = 正確に 36.368 72 L
|-
* 1[[ファーキン]] (firkin) = 9ガロン = 正確に 40.914 81 L
|[[ガロン]] (gallon)
* 1[[キルダーキン]] (kilderkin) = 18ガロン = 2ファーキン=正確に 81.829 62 L
|align="center"|gal
* 1[[バレル]] (barrel) = 36ガロン = 正確に 163.659 24 L
|231 cu in<ref group=n>これがガロンの定義であり、正確な値である。</ref>
* 1[[ホッグズヘッド]] (hogshead) = 54ガロン = 正確に 245.488 86 L
|{{val|3.785|u=L}}
* 1[[クォーター]] (quarter) = 8ブッシェル = 64ガロン = 正確に 290.949 76 L
|0.8327 imp gal
|-
|[[クォート]] (quart)
|align="center"|qt
|{{frac|4}} gal
|{{val|946.4|u=mL}}
|0.8327 imp qt
|-
|[[パイント]] (pint)
|align="center"|pt
|{{frac|2}} qt
|{{val|473.2|u=mL}}
|0.8327 imp pt
|-
|[[液量オンス]] (fluid ounce)
|align="center"|fl oz
|{{frac|16}} pt
|{{val|29.57|u=mL}}
|1.041 imp fl oz
|-
|[[ドラム (単位)|液量ドラム]] (fluid dram)
|align="center"|fl dr
|{{frac|8}} fl oz
|{{val|3.6967|u=mL}}
|1.041 imp fl dr
|-
|{{仮リンク|ミニム|en|minim}} (minim)
|
|{{frac|60}} fl dr
|{{val|61.61|u=uL}}
|1.041 imp fl minim
|}


'''Notes'''
米液量ガロンでは以下のようになる。
{{Reflist |group = n}}
* 1液量オンス = 正確に 29.573 529 5625 mL
* 1パイント = 1/2クォート = 16液量オンス = 正確に 473.176 473 mL
* 1クォート = 1/4ガロン = 正確に 946.352 946 mL
* 1ガロン = 231立方インチ(定義)= 正確に 3.785 411 784 L
* 1バレル = 31.5ガロン = 正確に 119.240 471 196 L


[[原油]]の計量に国際的に用いられるバレルは、42米液量ガロン(正確に 158.987 294 928 [[リットル]])である。
[[原油]]の計量に国際的に用いられるバレルは、42米液量ガロン(正確に{{val|158.987294928|u=L}})である。


以下は、'''日本'''の計量法における定義である(計量単位令 別表第7[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8c%76%97%ca%92%50%88%ca%97%df&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H04SE357&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1])。英国、米国の法定の定義とは異なることに注意。また、計量法では「液量」ではなく「液用」を用いている。
以下は、'''日本'''の計量法における定義である(計量単位令 別表第7[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8c%76%97%ca%92%50%88%ca%97%df&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H04SE357&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1])。英国、米国の法定の定義とは異なることに注意。また、計量法では「液量」ではなく「液用」を用いている。


* 1米液'''用'''オンス = 正確に 29.5735 mL( 29.573 529 5625 mL を小数4桁に四捨五入したもの)
* 1米液'''用'''オンス = 正確に{{val|29.5735|u=mL}}({{val|29.5735295625|u=mL}}を小数4桁に四捨五入したもの)
* 1英液'''用'''オンス = 正確に 28.4134 mL (由来は不明。英液量オンス 28.413 0625 mL からは導出できない。)
* 1英液'''用'''オンス = 正確に{{val|28.4134|u=mL}}(由来は不明。英液量オンス{{val|28.4130625|u=mL}}からは導出できない。)
* 1ガロン = 正確に 3.785 412 L(米液量ガロン 3.785 411 784 L を小数6桁に四捨五入したもの)
* 1ガロン = 正確に{{val|3.785412|u=L}}(米液量ガロン{{val|3.785411784|u=L}}を小数6桁に四捨五入したもの)


=== 質量 ===
=== 質量の単位 ===
{| class="infobox bordered" style="font-size: 95%;"
|- style="border-bottom-width=0; background:lightblue;"
!align="center"|帝国単位と慣用単位のポンド
|-
|
{| class="wikitable"
|米国
|align = left| {{val|0.4535924277|u=kg}}
|-
|英国
|align = left| {{val|0.453592338|u=kg}}
|-
|国際
|align = left| {{val|0.45359237|u=kg}}
|}
|}
ポンドを基本単位とする。質量の単位には[[常衡]]・[[トロイ衡]]([[金]]に用いられる金衡)・[[薬衡]]の3つの系統がある。普段用いられるのは常衡による単位であり、トロイ衡・薬衡については「トロイ」「薬用」を単位名称の前につける(常衡であることを明示する場合には「常用」をつける)。どの系統でもグレーンの値は同じであり、ポンドがその何倍であるかが異なる。薬衡は今日ではほとんど用いられておらず、トロイ衡も[[トロイオンス]]以外は用いられていない。
ポンドを基本単位とする。質量の単位には[[常衡]]・[[トロイ衡]]([[金]]に用いられる金衡)・[[薬衡]]の3つの系統がある。普段用いられるのは常衡による単位であり、トロイ衡・薬衡については「トロイ」「薬用」を単位名称の前につける(常衡であることを明示する場合には「常用」をつける)。どの系統でもグレーンの値は同じであり、ポンドがその何倍であるかが異なる。薬衡は今日ではほとんど用いられておらず、トロイ衡も[[トロイオンス]]以外は用いられていない。


ハンドレッドウェイトは100ポンドであることに由来する名称だが、イギリスでは間にストーンが挿入されたため、1ハンドレッドウェイトは112ポンドとなっている。アメリカでは今でも100ポンドである。その上のトンの値の違いは、ハンドレッドウェイトの違いによるものである。区別のため、イギリス(英トン)のものはlong/gross、アメリカ(米トン)のものはshort/netが単位名称の前につけられることがある。
帝国単位と米国慣用単位はともに同じ標準を元にしているが、19世紀に帝国単位で「ストーン」が挿入された。ハンドレッドウェイトは100ポンドであることに由来する名称だが、帝国単位では1ハンドレッドウェイトは112ポンドとなっている。米国慣用単位では今でも100ポンドである。その上のトンの値の違いは、ハンドレッドウェイトの違いによるものである。区別のため、帝国単位(英トン)のものはlong/gross、米国慣用単位(米トン)のものはshort/netが単位名称の前につけられることがある。


帝国単位と米国慣用単位では、「重量」(weight)と「質量」(mass)という言葉はあまり区別せずに用いられてきたが、ポンドがキログラムに関連付けられたことにより、技術的にはポンドは重量ではなく質量を指している。
* 1[[グレーン]] (grain) = 正確に 0.064 798 91 g

* 1[[ドラム (単位)|ドラム]] (drachm) = 1/16オンス = 正確に 1.771 845 195 3125 g
==== 常衡 ====
* 1[[オンス]] (ounce, oz) = 1/16ポンド = 正確に 28.349 523 125 g 
{{Main|常衡}}
* 1[[ポンド (質量)|ポンド]] (pound, lb) = 7000グレーン = 正確に 0.453 592 37 kg(定義)
{| class="wikitable"
* 1[[ストーン (単位)|ストーン]](英)(stone) = 14ポンド = 正確に 6.350 293 18 kg
!colspan = 4|常衡
* 1[[クォーター]](英)(long quarter) = 2ストーン = 28ポンド = 正確に 12.700 586 36 kg
|-
* 1[[クォーター]](米)(short quarter) = 25ポンド = 正確に 11.339 809 25 kg
!単位
* 1[[ハンドレッドウェイト]](英)(long hundredweight) = 4クォーター = 112ポンド = 正確に 50.802 345 44 kg
!記号
* 1[[ハンドレッドウェイト]](米)(short hundredweight) = 4クォーター = 100ポンド = 正確に 45.359 237 kg
!定義
* 1[[トン]](英)(long ton) = 20ハンドレッドウェイト = 2240ポンド = 正確に 1016.046 9088 kg
!SI換算
* 1[[トン]](米)(short ton) = 20ハンドレッドウェイト = 2000ポンド = 正確に 907.184 74 kg
|-
|[[グレーン]] (grain)
|align="center"|gr
|
|{{val|64.80|u=mg}}
|-
|[[ドラム (単位)|ドラム]] (dram)
|align="center"|dr
|{{fract|27|11|32}}&nbsp;gr
|{{val|1.772|u=g}}
|-
|[[オンス]] (ounce)
|align="center"|oz
|16 dr
|{{val|28.35|u=g}}
|-
|[[ポンド (質量)|ポンド]] (pound)
|align="center"|lb
|16 oz<br>7000 gr
|'''{{val|0.45359237|u=kg}}'''
|-
|[[ストーン (単位)|ストーン]](英)(stone)
|align="center"|st
|14&nbsp;lb
|{{val|6.350|u=kg}}
|-
|クォーター(英)(quarter)
|align="center"|
|28&nbsp;lb
|{{val|12.70|u=kg}}
|-
|センタル(英)(cental)<br>[[ハンドレッドウェイト]](米) (hundredweight)
|align="center"|cwt
|100&nbsp;lb
|{{val|45.36|u=kg}}
|-
|[[ハンドレッドウェイト]](英)(hundredweight)
|align="center"|cwt
|112&nbsp;lb
|{{val|50.80|u=kg}}
|-
|[[ショートトン|トン]](米)(ton)
|align="center"|t
|2000&nbsp;lb
|{{val|907.2|u=kg}}
|-
|[[ロングトン|トン]](英)(ton)
|align="center"|t
|2240&nbsp;lb
|{{val|1016|u=kg}}
|-
|}

==== トロイ衡 ====
{{main|トロイ衡}}
{| class="wikitable"
!colspan = 4|トロイ衡
|-
!単位
!記号
!定義
!SI換算
|-
|[[グレーン]] (grain)
|align="center"|gr
|
|{{val|64.80|u=mg}}
|-
|[[ペニーウェイト]] (pennyweight)
|align="center"|dwt
|24 gr
|{{val|1.555|u=g}}
|-
|[[トロイオンス]] (troy ounce)
|align="center"|oz&nbsp;t
|20 dwt
|{{val|31.10|u=g}}
|-
|[[トロイポンド]] (troy pound)<ref group = n>1879年1月に施行された1878年の度量衡法により、英国内で取引のためにトロイポンドを使用することは禁止された。2012年4月24日現在、トロイオンスは貴金属の販売のために使用できる。</ref>
|align="center"|lb&nbsp;t
|12 oz t<br>5760&nbsp;gr
|{{val|373.2|u=g}}
|-
|}
'''Notes'''
{{Reflist |group = n}}

==== 薬衡 ====
{{main|薬衡}}
Apothecaries weights were used in the [[Pharmacy|pharmaceutical]] industry and have remained almost unchanged since the Middle Ages – the Apothecaries pound and ounce being the same as the Troy pound and ounce, but each system having different sub-units. In the United Kingdom, these units are of historic interest only, having been replaced by metric units in 1970.<ref>{{cite book
|title = Dictionary of Weights, Measures and Units
|first1 = Donald
|last1 = Fenna
|publisher = [[Oxford University Press]]
|at = apothecaries scale
|isbn = 0-19-860522-6
|year = 2002}}</ref>

{| class="wikitable"
!colspan = 4|薬衡
|-
!単位
!記号
!定義
!SI換算
|-
|[[グレーン]] (grain)
|
|
|{{val|64.80|u=mg}}
|-
|{{仮リンク|スクラプル|en|Scruple (unit)}} (scruple)
|align="center"|℈
|20 grains
|{{val|1.296|u=g}}
|-
|[[ドラム (単位)|ドラム]] (dram/drachm)
|align="center"|ʒ
|3&nbsp;℈
|'''{{val|3.8879346|u=g}}'''
|-
|[[オンス]] (ounce)
|align="center"|℥
|8&nbsp;ʒ
|{{val|31.10|u=g}}
|-
|[[ポンド (質量)|ポンド]] (pound)
|align="center"|℔
|12 ℥<br>5760 gr
|{{val|373.2|u=g}}
|-
|}

=== エネルギー・力・温度の単位 ===
帝国単位と米国慣用単位の大部分の派生単位の名前は、単位の構成要素の連結である。例えば、圧力の単位は「[[重量ポンド平方インチ]]」である。[[パウンダル]]は別として、固有の名前を持つ大部分の単位は{{仮リンク|単位の一貫性|en|Coherence (units of measurement)|一貫性}}がないが、業務上の実用上の目的のために採用された<ref group = Note>[[馬力]]など。</ref>。

{| class="wikitable"
!colspan = 6|エネルギー・力・温度
|-
!量
!単位
!記号
!系
!定義
!SI換算
|-
|力
|[[パウンダル]] (poundal)
|align="center"|pdl
|align="center"|FPS
|1ポンド(lb)の質量をもつ物体に1フィート毎秒毎秒(ft/s<sup>s</sup>)の加速度を生じさせる力
|{{val|0.1383|u=[[ニュートン|N]]}}
|-
|力
|[[重量ポンド]] (pound force)
|align="center"|lbf
|align="center"|BGS, EEU
|1ポンド(lb)の質量をもつ物体に[[標準重力加速度]]と同じ加速度を生じさせる力
|{{val|4.448|u=N}}
|-
|慣性(質量)
|[[スラグ (単位)|スラグ]] (slug)
|
|align="center"| BGS
|1重量ポンド(lbf)の力によって1フィート毎秒毎秒(ft/s<sup>s</sup>)の加速度が生じる質量
|{{val|14.59|u=kg}}
|-
|仕事率
|[[馬力]] (horsepower)
|align="center"|hp
|
|1秒間につき550重量ポンド(lbf)の重量を1フィート(ft)動かすときの仕事率
|{{val|745.7|u=[[ワット|W]]}}
|-
|エネルギー
|[[英熱量単位]] (British thermal unit)
|align="center"|BTU
|align="center"|FPS, BGS, EEU
|1ポンド(lb)の水の温度を1華氏度上げるのに必要な熱量
|{{val|1055|u=[[ジュール|J]]}}
|-
|温度
|[[華氏度|ファーレンハイト度]] (degree Fahrenheit)
|align="center"|°F
|align="center"|FPS, BGS, EEU
|
|{{nowrap|32 + {{fract|9|5}}×T(°C)}}
|-
|絶対温度
|[[ランキン度]] (degree Rankine)
|align="center"|°R
|align="center"|FPS, BGS, EEU
|
|{{fract|9|5}} K
|-
|}

=== その他の単位 ===
上記に挙げられた単位の他にも、ヤード・ポンド法には多数の単位がある。そのような単位は、理論的には、同じ次元の一般的な単位に置き換えることが可能である。例えば、石油工業で使われる[[バレル]](42米ガロン、34.97英ガロン、159.0リットル)は、体積の次元を持つ他の単位、ガロン、立方メートル、リットルなどに置き換えることができる<ref>{{cite book
|title = The Basis of Measurement – Volume 2 – Metrication and Current Practice
|first1 = Thomas
|last1 = McGreevy
|editor1-first = Peter
|editor1-last = Cunningham
|page = 333
|publisher = Picton
|location = Chippenham
|year = 1997
|isbn = 0-948251-84-0}}</ref>。

[[電位差]]([[ボルト (単位)|ボルト]])、[[電流]]([[アンペア]])、[[電気抵抗]]([[オーム]])の定義はメートル法の上で行われた。そして、電気産業がまだ未発達であった1881年から1906年にかけて、シカゴで開かれたIECの一連の会議で国際的に合意された<ref>{{cite book
|title = Systems of Electrical Units
|publisher = US Department of Commenrce
|first1 = Francis B
|last1 = Silsbee
|date = 20 September 1962
|accessdate = 17 June 2013
|page = 3
|url = http://digital.library.unt.edu/ark:/67531/metadc70445/m1/9/
|location = Wachington DC}}</ref>。メートル法が大陸ヨーロッパで確立し、イギリスもメートル法化が活発な問題となった。同様に、[[放射線]]産業で使われる計測単位はメートル法上で定められ、1928年にストックホルムで開かれた第2回国際放射線会議で最初の合意に達した<ref name=ISR_History>{{cite web
|title = History
|first = Otha W.
|last = Linton
|url = http://www.isradiology.org/isr/about_02.php
|accessdate = 24 May 2013
|publisher = International Society of Radiology}}</ref>。


== 単位系 ==
== 単位系 ==
158行目: 1,377行目:
MKS単位系やCGS単位系は電磁気を扱うために[[電磁気の単位|さまざまな拡張]]がなされた(国際単位系もその延長上にある)が、FPS単位系にはそのような拡張はない。そのためヤードポンド法には基本的に電磁気の単位がなく、ヤード・ポンド法を使っていても電磁気に関してはメートル法を使ったり、「ボルト毎フィート」のような単位系をまたがった組立単位を使うことになる。
MKS単位系やCGS単位系は電磁気を扱うために[[電磁気の単位|さまざまな拡張]]がなされた(国際単位系もその延長上にある)が、FPS単位系にはそのような拡張はない。そのためヤードポンド法には基本的に電磁気の単位がなく、ヤード・ポンド法を使っていても電磁気に関してはメートル法を使ったり、「ボルト毎フィート」のような単位系をまたがった組立単位を使うことになる。


== 現在の状態 ==
== 日本でヤード・ポンド法が使われている分野 ==
[[メートル法]]は多くの国で従来の度量衡を置き換えた。1960年代から、多くの英語圏諸国で[[メートル法化]]の計画が開始された。従来の度量衡(ヤード・ポンド法)の完全な置き換えに成功した国もあったが、一部の置き換えに留まった国もあった。「イギリスにおいて国際単位系(メートル法)は公式の単位系だが、アメリカ合衆国においては慣用単位が未だに主に使われている」と、ヤード・ポンド法の現状について[[アメリカ国立標準技術研究所|NIST]]が要約している<ref name=NISTB>{{cite journal
|url = http://www.nist.gov/pml/wmd/pubs/upload/AppB-12-hb44-final.pdf
|at = Appendix B – Units and Systems of Measurement
|publisher = [[アメリカ国立標準技術研究所]] (NIST)
|title = NIST Handbook 44 – Specifications, Tolerances, and Other Technical Requirements for Weighing and Measuring Devices
|year = 2013}}</ref>。

しかし、状況はこれほど明確でない。アメリカ合衆国では、例えば自動車製造のような特定の分野ではメートル法が主に使われているが、航空機製造においては慣用単位が使われている<ref>{{cite news
|newspaper = [[ニューヨーク・タイムズ]]
|title = Kinder, Gentler Push for Metric Inches Along
|first1 = Malcolm W.
|last1 = Brownw
|date = 4 June 1996
|url = http://www.nytimes.com/1996/06/04/science/kinder-gentler-push-for-metric-inches-along.html?pagewanted=all&src=pm
|accessdate = 8 August 2013}}</ref>。

イギリスでは、いくつかの特に免除された分野([[道路標識]]、[[速度計]]、[[生ビール]]の販売など)を除いて、ほとんど全ての単位の規制された使用<ref group = Note>ここで、「規制された使用」(Regulated use)とは、「[http://www.legislation.gov.uk/uksi/2009/3046/pdfs/uksi_20093046_en.pdf 2009年計量単位法(The Units of Measurement Regulations 2009)]」による特定の単位の使用を意味し、「経済・健康・安全・管理の目的」と書かれている。</ref>においてはメートル法の単位が必要とされる<ref>{{Cite legislation UK
| type = si
| year = 2009
| number = 3046
| si = The Units of Measurement Regulations 2009
}}</ref>。NISTの声明は、メートル法化が不完全である[[オーストラリア]]・[[インド]]・[[ニュージーランド]]・[[南アフリカ]]や、ほとんどの地域で帝国単位が廃止されている[[カナダ]]について言及しておらず、不完全である<ref>{{cite web
|url = http://lamar.colostate.edu/~hillger/international.html
|title = Metric usage and metrication in other countries
|publisher = US Metric Association
|year = 2012
|accessdate = 2 June 2013}}</ref>

[[第二次世界大戦]]から[[冷戦]]期にかけて世界の[[超大国]]としての地位を確立したアメリカ合衆国が、いまだにヤード・ポンド法を使用しているため、メートル法に移行した国の多くでもアメリカ合衆国の強い影響下にある分野(スポーツ、軍事、航空・宇宙など)に限定してヤード・ポンド法の使用を公式・非公式に認めざるを得なくなっている。また、それ以外の分野についてもヤード・ポンド法の単位が使用されていたり、メートル法であってもヤード・ポンド法の単位の整数倍の値が使われていたりする。

=== 日本における使用 ===
日本では、[[1909年]]にヤード・ポンド法の使用が認められた。[[1921年]]に使用が禁止されたものの、戦後、再び使用が認められた{{いつ|date=2016年6月|title=何年の何という法律で認められたのかを明記}}。[[1959年]]1月1日より[[計量法]]により原則として[[メートル法]]のみを使用することとなり、[[尺貫法]]とともにヤード・ポンド法を「取引又は証明」に使用することが禁止された。

ただし、例外として次の5つについては、'''当分の間'''、ヤード・ポンド法の使用が認められている<ref>[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8c%76%97%ca%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H04HO051&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 計量法第9条第2項(適用除外)、附則第5条(ヤードポンド法による計量単位)] 政府オンライン</ref><ref>[http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/11_gaiyou_tani3.html 例外(取引又は証明の使用が認められる場合) 1.ヤードポンド法による計量単位について] 経済産業省産業技術環境局計量行政室</ref>。
# 輸出されるべき[[計量器]](計量法9条2項)
# 航空機の運航に関する取引・証明(計量法附則5条2項1号)
# ヤードポンド法で表記されて輸入された商品<ref>{{PDFlink|[http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/11_images/7.pdf 表7 輸入された商品で、法定計量単位を併記することで、ヤードポンド法による計量単位を使用可能な商品]}} 経済産業省</ref>で、法定計量単位を併記したものの取引・証明(計量法附則5条2項2号)
# 日本国内の合衆国軍隊・国際連合軍隊<ref>[[在日米軍]]。</ref>に属する者が用いる場合(計量単位令6条1項2号)
# [[自衛隊]]が[[武器]]の一部として使用する計量器(計量単位令12条1号ロ)

==== 計量法で認められている単位 ====
日本で'''当分の間'''使用が認められているのは、ヤード・ポンド法の単位のうち、次に掲げるものだけである。ここに掲げられている単位以外のものを、取り引き又は証明に使用することはできない。したがって、[[ロッド]](長さ)、[[エーカー]](面積)、[[クォート]](体積)、[[バレル]](体積)を、取り引き又は証明に使用することは禁止されている。

# 長さ:[[ヤード]]、[[インチ]]、[[フート]]又は[[フィート]]、[[チェーン]]、[[マイル]]('''フット'''の語が認められないことに注意)
# 質量:[[ポンド (質量)|ポンド]]、[[グレーン]]、[[オンス]]、[[米トン]]、[[英トン]]
# 温度:[[カ氏度]](「華氏度」、「ファーレンハイト度」などの語は認められていない)
# 面積:[[平方ヤード]]、[[平方インチ]]、平方フート又は[[平方フィート]]、[[平方マイル]]
# 体積:[[立方ヤード]]、[[立方インチ]]、立方フート又は[[立方フィート]]、[[米液用オンス]]、[[英液用オンス]]、[[ガロン]](米液'''量'''オンス、英液'''量'''オンスの語が認められないことに注意)
# 速さ:[[ヤード毎秒]]
# 加速度:[[ヤード毎秒毎秒]]
# 密度:ポンド毎立方フート又は[[ポンド毎立方フィート]]
# 力:[[重量ポンド]]
# 力のモーメント:フート重量ポンド又は[[フィート重量ポンド]]
# 圧力:[[重量ポンド毎平方インチ]]、[[水銀柱インチ]]、[[水柱インチ]]、水柱フート又は[[水柱フィート]]
# 応力:[[重量ポンド毎平方インチ]]
# 仕事:フート重量ポンド又は[[フィート重量ポンド]]
# 熱量:[[英熱量]]

(注)[[トロイオンス]]は、特殊の計量([[計量法]]第5条第2項)に限って認められている単位であり、ヤードポンド法の単位には位置づけられていない。

なお、日本の計量法体系における上記の単位の定義は、計量単位令に定められているが、その定義は英米における定義とは厳密には異なるものがあることに注意すべきである。

==== 日本でヤード・ポンド法が使われている分野 ====
日本国内の商取引では、[[計量法]]によりインチ、フィート、ポンドなどの単位は使うことができない。ただし、メートル、キログラムなどによる表示をした上で、ヤードポンド法の単位を、括弧書きなどにより参考値であると分かるように併記した場合は、ヤードポンド法の単位は取引に用いたことにはならないので、計量法に違反しない。
日本国内の商取引では、[[計量法]]によりインチ、フィート、ポンドなどの単位は使うことができない。ただし、メートル、キログラムなどによる表示をした上で、ヤードポンド法の単位を、括弧書きなどにより参考値であると分かるように併記した場合は、ヤードポンド法の単位は取引に用いたことにはならないので、計量法に違反しない。


165行目: 1,448行目:
なお、計量法が使用を禁止しているのは、「取引及び証明」に非法定計量単位を用いる場合である。取引や証明に当たらないスポーツや遊戯にヤードポンド法の単位を用いることは、計量法の規制の対象外である<ref>[http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/51_qanda_tani.html 取引又は証明に該当するか否かについての質問] 経済産業省 産業技術環境局  基準認証ユニット  計量行政室</ref>。
なお、計量法が使用を禁止しているのは、「取引及び証明」に非法定計量単位を用いる場合である。取引や証明に当たらないスポーツや遊戯にヤードポンド法の単位を用いることは、計量法の規制の対象外である<ref>[http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/51_qanda_tani.html 取引又は証明に該当するか否かについての質問] 経済産業省 産業技術環境局  基準認証ユニット  計量行政室</ref>。


=== 電気製品 ===
===== 電気製品 =====
* [[集積回路|IC]]、LSI、関連電子部品(端子間隔でインチを単位としているものとミリメートルを単位としているものが混在している)
* [[集積回路|IC]]、LSI、関連電子部品(端子間隔でインチを単位としているものとミリメートルを単位としているものが混在している)
* [[テレビ受像機]]、[[ディスプレイ (コンピュータ)|ディスプレイモニタ]](ブラウン管や液晶などの表示部の対角寸法でインチ)
* [[テレビ受像機]]、[[ディスプレイ (コンピュータ)|ディスプレイモニタ]](ブラウン管や液晶などの表示部の対角寸法でインチ)
174行目: 1,457行目:
* [[19インチラック]]
* [[19インチラック]]


=== 自動車 ===
===== 自動車 =====
* アメリカ製自動車の、ネジなど構成部品
* アメリカ製自動車の、ネジなど構成部品
* [[自転車]]や[[自動車]]の[[タイヤ]]([[ホイール]]の直径をインチで表す 例外的に「700C」と呼ぶ時はフランス規格で数字はメートル法準拠)
* [[自転車]]や[[自動車]]の[[タイヤ]]([[ホイール]]の直径をインチで表す 例外的に「700C」と呼ぶ時はフランス規格で数字はメートル法準拠)
* ホイールをハブに取り付けるボルトのPCD([[ナット座ピッチ直径|ピッチ円直径]])。中型乗用車クラスで114.3mm(4.5インチ)が多く使われている。
* ホイールをハブに取り付けるボルトのPCD([[ナット座ピッチ直径|ピッチ円直径]])。中型乗用車クラスで114.3mm(4.5インチ)が多く使われている。


=== その他の工業製品 ===
===== その他の工業製品 =====
* 一部の[[食品]]の容量および重量。1 US pt = 1/8 US gal ≒ 473.176 ml は、アイスクリームや牛乳などにおいて、アメリカ占領時代の名残として沖縄に多くみられる。ジュース、ビールなどの350 cc 缶(アメリカンサイズ)は 12 fl oz ≒ 354.88 ml に由来。またバターで重量約1ポンドを包装したものが「ポンドバター」等という名称で売られている。
* 一部の[[食品]]の容量および重量。1 US pt = 1/8 US gal ≒ 473.176 ml は、アイスクリームや牛乳などにおいて、アメリカ占領時代の名残として沖縄に多くみられる。ジュース、ビールなどの350 cc 缶(アメリカンサイズ)は 12 fl oz ≒ 354.88 ml に由来。またバターで重量約1ポンドを包装したものが「ポンドバター」等という名称で売られている。
* [[映画]]用[[写真フィルム|フィルム]](媒体の長さをフィートで表す。幅はミリ)
* [[映画]]用[[写真フィルム|フィルム]](媒体の長さをフィートで表す。幅はミリ)
190行目: 1,473行目:
* [[油圧]]などの流体用配管・継手にインチねじが用いられている。呼びサイズは8分の1インチ刻みで 1/8、1/4、3/8 等々と表記される。
* [[油圧]]などの流体用配管・継手にインチねじが用いられている。呼びサイズは8分の1インチ刻みで 1/8、1/4、3/8 等々と表記される。


===== スポーツ =====
=== スポーツ<ref>[http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/51_qanda_tani.html#2-2Q2 計量単位に関する質問/取引又は証明に使用する際の質問] Q8 A8、「スポーツ用品(ゴルフクラブ、ボウリング、釣り用品等)、テレビ、フロッピーディスクについて長さや重さをインチやポンドによる表示を付して販売や譲渡等ができるか。」</ref> ===
<ref>[http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/51_qanda_tani.html#2-2Q2 計量単位に関する質問/取引又は証明に使用する際の質問] Q8 A8、「スポーツ用品(ゴルフクラブ、ボウリング、釣り用品等)、テレビ、フロッピーディスクについて長さや重さをインチやポンドによる表示を付して販売や譲渡等ができるか。」</ref>


* [[ゴルフ]]や[[アメリカンフットボール]]での距離の単位(ヤード)。
* [[ゴルフ]]や[[アメリカンフットボール]]での距離の単位(ヤード)。
208行目: 1,492行目:
* [[アーチェリー]]や[[クロスボウ]]の弓の張力を表す単位(ポンド)や構成部品の長さ(インチ)
* [[アーチェリー]]や[[クロスボウ]]の弓の張力を表す単位(ポンド)や構成部品の長さ(インチ)


=== その他 ===
===== その他 =====
* [[航空交通管制]]([[飛行機]]の飛行高度などをフィートで表示)。これは計量法附則5条2項1号によって、その使用が認められているものである。
* [[航空交通管制]]([[飛行機]]の飛行高度などをフィートで表示)。これは計量法附則5条2項1号によって、その使用が認められているものである。
* アメリカを発着する民間航空機の荷物重量制限(キログラムでも表示されるが、本来ポンド単位で決められている重量制限をキロ近似値換算したもの。50ポンド→23kg 70ポンド→32kgなど)
* アメリカを発着する民間航空機の荷物重量制限(キログラムでも表示されるが、本来ポンド単位で決められている重量制限をキロ近似値換算したもの。50ポンド→23kg 70ポンド→32kgなど)
214行目: 1,498行目:
* [[パイプオルガン]]のパイプの長さ(レジスターのピッチ表示にフィートが使われている)。ここから、チェンバロ(ハープシコード)のレジスター表記にも用いられる(8', 4', 稀に16', 2')。
* [[パイプオルガン]]のパイプの長さ(レジスターのピッチ表示にフィートが使われている)。ここから、チェンバロ(ハープシコード)のレジスター表記にも用いられる(8', 4', 稀に16', 2')。
[[航空会社]]の[[マイレージサービス]]は、陸上マイルではなく海上マイル([[海里]])を使用しているので、ヤード・ポンド法とは直接関係ない。
[[航空会社]]の[[マイレージサービス]]は、陸上マイルではなく海上マイル([[海里]])を使用しているので、ヤード・ポンド法とは直接関係ない。

== 脚注 ==
{{Reflist}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[単位の換算]]
* [[ギムリー・グライダー|エア・カナダ143便エンジン停止事故]] - メートル法との混乱によって生じた事故。
* [[ギムリー・グライダー|エア・カナダ143便エンジン停止事故]] - メートル法との混乱によって生じた事故。
* [[マーズ・クライメイト・オービター]] - メートル法との単位換算の設計ミスで、誤って火星大気圏内に突入し破壊された探査機。
* [[マーズ・クライメイト・オービター]] - メートル法との単位換算の設計ミスで、誤って火星大気圏内に突入し破壊された探査機。


== 脚注 ==
{{Reflist|45em|group = Note}}

== 出典 ==
{{Reflist|30em}}


{{DEFAULTSORT:やとほんとほう}}
{{DEFAULTSORT:やとほんとほう}}

2016年6月14日 (火) 14:01時点における版

ヤード・ポンド法(ヤード・ポンドほう)とは、アメリカ合衆国を中心に使用されている単位系である。世界の国々の中で、メートル法(又は国際単位系)を用いずに、ヤードポンド法を用いている国は、2014年現在では特にアメリカ合衆国[1]のほかは、ミャンマーリベリアのみである[2]。ただしリベリアでは民間主導でメートル法への移行が行われ、今日ではヤード・ポンド法はほとんど使用されていない。ミャンマーでも、2013年に、メートル法への移行を準備していると宣言された[3][4][5]

日本では少数の例外(後述)を除き、計量法の第八条により「取引又は証明」に使用することが禁止されている。

名称

「ヤード・ポンド法」という名称は、長さはヤード、質量はポンドを基本単位としていることによる日本での名称である。日本の計量法における表記は、「ヤードポンド法」(中黒「・」を挟まない。)である[6]

英語では、1824年に基本が定められ、当時の大英帝国を構成する各地で使われたことから帝国単位(Imperial units)と呼んでいる。アメリカ合衆国で使われている単位系は米国慣用単位(United States customary units)といい、歴史的経緯により同じ単位名称でも値が異なるものもある。本項では、イギリスの帝国単位とアメリカ合衆国の慣用単位の両方について説明する。

歴史

シンシナティ税務署(1850–60年ごろ)
政府は、主に徴税のために、度量衡を早くから使用していた。アメリカ合衆国では、議会よりもむしろ財務省が、度量衡の標準的なシステムを率先して確立させた。

帝国単位と米国慣用単位は、両方とも初期のイギリス単位に由来する、相互に密接に関係している単位である。イギリス単位は、古代ローマの度量衡英語版カロリング朝サクソン人の単位にまで遡ることができる、西洋で古代から使われ変遷してきた単位の延長線上にあるものである。イギリス以外のヨーロッパ諸国でも、かつてはヤード・ポンド法と発祥を同じくする、それと似たような単位(ただし名称は言語により異なる)を使用していた。それらの国は早いうちにメートル法へ完全移行したため、20世紀までには、ヤード・ポンド法およびそれに類する単位系を常用する国は、主要国ではイギリスとアメリカ合衆国を残すのみとなった。

アメリカ合衆国の独立の後に米国で発展し使用され続けた米国慣用単位は、イギリスの13植民地で使われていたイギリス単位の一部が元になっている。米国以外のイギリス連邦諸国では、1824年以降、帝国単位が使用され続けている。米国慣用単位は米国において今なお支配的な度量衡である。しかし、全てのイギリス連邦諸国では、国によって程度の差はあるが、メートル法が帝国単位に取って代わっている。

ほとんどの単位は、1066年のノルマン・コンクエスト以降に採用された。長さの単位はほとんど変わっていない。ヤード(それまでのエルを置き換えた)とチェーンはイングランドを起源に持つ単位である。職人用のフィートは農業用のフィートを置き換え、大さきが1011に調整された。この結果、ロッド(ポール、パーチとも)は農業用フィートで15フィートだったのが、16+12フィートになった。一旦それが価値よりもむしろ土地の一画のサイズの単位になるならば、ハロンエーカーは、土地の区画の大きさの単位として使われたことから、比較的不変のままだった。ここ1000年間のイングランドでは、3つの系列の重量(質量)の単位が使われた。トロイポンド(5760グレーン)が貴金属に使われ、薬用ポンド(これも5760グレーン)が薬剤師により使われ、常用ポンド(7000グレーン)がそれ以外の一般的な目的に使われた。常用ポンドとトロイポンドは12オンス(1オンスは480グレーン)に分けられ、薬用ポンドは16オンス(1オンスは437.5グレーン)に分けられる。体積の単位ガロンは、米国と英国で値が異なっている。米液量ガロンは約0.83英ガロン、米乾量ガロンは約0.97英ガロンである。

どちらも機械工学では広く使用されたが、電気工学ではあまり使用されなかった。いくつかの組立単位には馬力英熱量単位(BTU)のように固有の名称がついているが、ほとんどの組立単位は重量ポンド毎平方インチのように固有の名称がついていない。これに対し、メートル法の圧力の単位にはパスカルという固有の名称がある。

アメリカ独立宣言の後、米国の計測単位は、現在「米国慣用単位」として知られる単位に発展した。イギリスでは、1824年の度量衡法の改訂により、今日「帝国単位」と呼ばれる単位が導入された。両国では、採用したガロンが異なっていた。後に、1855年に英国議会が採用したヤードポンドの原器の写しを使って、両国の定義を揃えようとしたことがあった。しかし、それらの原器はメートル条約に基づいて作られた原器と比べて質が悪かった。1960年、メートルキログラムに基づいたヤードとポンドの共通の定義に両国は合意した。その差は数ppmで、英国ではほとんど影響がなかったが、米国では古い定義を測量用として残したため、わずかに値が異なる2つのフィートが共存することとなった。

イギリス単位

アゼルスタン(在位924-939年)が発行したペニー銀貨。ペニーウェイト(dwt)はペニー硬貨に由来する。

イギリス単位は、古代ローマの度量衡英語版カロリング朝サクソン人の単位が組み合わさってできたものである。それらは、1776年以降にイギリス単位から進化した帝国単位(1824年に最初に定義された)および米国慣用単位の前駆であった[7]

イギリス単位に関する最も早い記録は、サクソン人の硬貨に関するものである。当時、「硬貨」は重さと通貨の単位であった。 マーシアオファ (マーシア王)によって導入されたペニーは、約20グレーン(1.296 g)だった。エドワード長兄王はイングランドのペニーの重さをカール大帝のペニーに合わせて26グレーン(1.685 g)に増やしたが、1066年のノルマン・コンクエストの後に24グレーン(1.555 g)に減らされた。この重さは後に「ペニーウェイト」と呼ばれるようになり、トロイ衡の基礎となった。トロイオンスは今日貴金属の計量に用いられる[8]:44–48。西暦965年、イングランド王エドガーは「ただ1つの度量衡が、国王の領地中至る所で通用しなければならない」と定めた[9]ジョン・クィンシー・アダムズによる1817年の米国議会への報告書によれば、イングランド王エドワード1世の在位中(1272–1307年)に、本来の96グレーンではなく89グレーンのグロート(4ペンス硬貨)を導入してイングランドの硬貨の価値を下げたことにより、通貨と重さ(質量)の関係が断たれた。1350年代には、グロートの重さが72グレーンに下げられ、価値がさらに低下した[10][11]

14 lb (6.4 kg)のブロンズウール英語版 (1550–1600)。イングランド王室紋章の刻印がある。
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵)

中世において永続した紛争の1つは、度量衡を定める権利が誰にあるかということだった。1197年、リチャード1世は、トウモロコシと豆、ワインとエールの計測がイングランド中で同じでなければならないと定めた[12]。1215年にジョンによって署名されたマグナカルタは、これに布を含めた[13]

サクソン人の時代、土地はその経済価値と絶対的な大きさの両方について記録された。ドゥームズデイ・ブックでは、ハイド(hide)という経済に関する単位が使われ、耕す手順に関連のあるハロンやルードと関連して参照されている。ここで言うルードとは、北ドイツやサクソンのフィートで15フィートの長さと定義されており、北ドイツの1フィートは約335 mm13.2 in)である[8]:50。一方、職人たちはより短いローマのフィートを使用していた。1266年から1303年までの間に、Composition of Yards and Perches英語版(Compositio ulnarum et perticarum)[14]、略称でCompositioとして知られる法律によって、イングランドの度量衡は急速に修正された。ヘンリー3世かその後継者エドワード1世によるよされているこの法律によって、それまでのフィートの正確に1011の長さの新しいフィートが設けられ、それに応じてヤード・エル・インチ・バーレイコーンの長さも縮められた。しかし、ハロンとロッドは以前の長さのままとされ、そのため1ロッドは15フィートから16+12フィートに変わった[15]

トロイポンドの原器。1834年に焼損した。

長さの単位はエドワード2世によって1324年に体系化された。3バーレイコーン(barleycorn)で1インチ(inch)、12インチで1フィート(foot/feet)、3フィートで1ヤード(yard)、5.5ヤードで1パーチ(perch)とし、4パーチ×40パーチの面積を1エーカー(acre)とした[7]。布の取引で使われ続けたエル(45インチ、114.3cm)と1620年にエドマンド・ガンターによって導入されたチェーンは別として、これらの単位はイングランドの長さの単位の基礎を作った。しかし、単位はしばしば再定義された。ヘンリー8世の時代に、真鍮製のヤードとエルの原器が作られた。エリザベス1世の時代に、青銅製の原器に置き換えられた。科学的な較正により最高で0.2%の変化が見られたことから、1742年に、完全で正確なヤード原器が提案されたが、製造はされなかった[8]:122–123[16]

中世、羊毛を除くほとんどの農産品は体積で取引された。そして、品目によって異なる大きさのブッシェルガロンが長年にわたって使われてきた。14世紀初頭、羊毛の取引は、1340年にエドワード3世によって正式化された方法で、常衡による重さで行われていた。同時に、羊毛の計量の際には14ポンドで1ストーンとすることが定められた[8]:91–94

テューダー朝の時代に、イングランドの度量衡に多数の改革がなされた。1496年、ヘンリー7世は、ヤード・ポンド・ガロンの原器の真鍮製の参照用の写しを王国中の至る所に指定された町や都市に配布するよう命じた[17]:36。非公式に使用されていた度量衡は禁止された。1527年、ヘンリー8世タワーポンド英語版(5400グレーン)と商業ポンド(6750グレーン)を禁止した。1592年、エリザベス1世は法定マイル(5280フィート)の使用を命じた[8]:123

1707年の連合法によるイングランドとスコットランドの合併の際、スコットランドは、それまで使用していた独自の度量衡を廃止してイングランドの度量衡を導入した[17]:90–911800年の連合法によるアイルランドグレートブリテンの合併のときは、度量衡にはあまり影響がなかった。1351年以降、アイルランドの度量衡はイングランドのフィートとポンドに基づいていたためである。ただし、アイルランドのマイルは、イングランドのような5+12マイルではなく7ヤードのパーチに基づいていた[17]:116

19世紀初頭までには、多くの商品で、その商品独自の単位のセットが使われるようになっていた。羊毛と布産業のための単位は、単位をそれらの商品に特有なものにした。同じ常用ポンドやフィートを元にしたにもかかわらず、ワインとビールでは同じ「ガロン」という名前で違う大きさの単位を使用していた。ワインガロンは231立方インチ、ビールガロンは282立方インチだった。農産物は、さらに別のガロン(268.8立方インチの乾量ガロン)に基づいたブッシェルで売られていた。多くの市場では、小麦と大麦は体積ではなく重量に基づくブッシェルを使用した[17]:85–88

帝国単位

イギリスの帝国単位は、1824年の度量衡法 (Weights and Measures Act) によって初めて法的に定義され、以降改正が加えられた。この単位系はイギリスの当時の植民地および英連邦諸国でも使われたが、この時13植民地は既にイギリスから独立、アメリカ合衆国となり英連邦にも入っていなかったため、イギリスの度量衡法は導入されていない。

初期のメートル法と同様、19世紀のイギリスではヤード・ポンドの原器を用いていたが、1897年の度量衡法改定でメートル法との対応を加え、1m = 39.370113インチとした。ポンドは翌年に0.45359243kgとした。

イギリスとアメリカ合衆国とで基本となる単位の値にわずかな違いがあったため、1958年にカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、イギリス、アメリカの6か国による国際協定が結ばれ、国際単位系(メートル法)の単位によって定義された同じ値(1ヤード=正確に0.9144メートル、1ポンド=正確に0.453 592 37キログラム)を採用した[18]。イギリスでは、上記の国際協定による定義は、1963年の度量衡法によって法定された。

イギリスでは1995年に国際単位系(SI)に移行し、ヤード・ポンド法の単位は一部を除いて2000年から使用を禁止しているが、現在でも「反メートル法運動」という、メートル法使用に反対する人たちがいる (Anti-metric movement)。道路標識・車の速度計(イギリス向けに限らずアメリカ・カナダ向けも)や燃料計・小売り販売などでは現在も両方の表示が普通である。

カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・アイルランドなど、従来ヤード・ポンド法を使っていた国々は、1970年代以降メートル法に移行した。しかしカナダではメートル法の表示を先にする限りヤード・ポンド法の併記も認めており、移行は実質的に頓挫している。ギムリー・グライダーの燃料切れはカナダにおける移行の失敗を象徴する事件である。

グリニッジ天文台にあるヤードとその分量の原器の写し

1824年度量衡法英語版は、1300年代以降の全てのイギリスの度量衡に関する法律を廃止し、既存の単位を再定義した。長さと重さの基準として、新しいヤードとトロイポンドの原器が製造された。それまで使われていた各種のガロン[Note 1] は廃止され、1種類の帝国ガロンに置き換えられた。帝国ガロンは62 °Fで質量10ポンドの水の体積と定義され、認可された実験の結果、277.274立方インチであるとわかった。ガロンと同様にブッシェルも、様々な定義を反映して8英ガロンと定義された[19][20]

1824年の度量衡法では、度量衡の原器の管理に若干の変化をもたらした。それまで、原器の保管は議会が行っていたが、この責任を財務省に移管した。また、度量衡のための検査官が設置された[19][20]

1834年、火災によってウェストミンスター宮殿の大半が焼失し、ヤードとポンドの原器が焼損した。委員会によって1841年に公表された報告書に基づき、新しいヤードとポンドの原器は、利用できる最高の第二の資料を使って製造された。以前の原器とは異なり、新しいポンド原器は、常用ポンドの重さであった。1855年の議員法によって、長さと重さの原器が承認された。30年前にアメリカ合衆国とイギリスで異なるガロンを採用したという失敗を受け、ヤード原器の写しの1つが米国政府に提供された[21]

1835年の度量衡法は、1825年の法律におけるいくつかの欠点を解消した。商人からの陳情に応じて、ストーンハンドレッドウェイトはそれぞれ14ポンドと112ポンドであると正式に定義された。1824年の法律で概説された「山盛り(heaped)」の計量を定義しようとする試みは断念された[20]

全ての商人が14ポンドのストーンを使うようになったわけではなく、1880年のイギリスの各都市で使われている各種のストーンのリストには、4ポンドから26ポンドまでの幅のストーンが記載されている[22]。1835年の法律では、トロイ衡の使用を貴金属に制限し、石炭を体積ではなく重さによって取引することを義務づけた。

生ビールは、イギリスで帝国パイントでの販売が許されている商品の1つである。

1878年の度量衡法では、取引で使われる度量衡の検査体制が見直された。

法律では、イギリスで用いられる原器として真鍮製ヤード原器と白金製ポンド原器の運用を再確認し、製薬業界での薬衡の使用を再確認し、1824年のガロンの定義を再確認し、法定単位のリストからトロイポンドを取り除き、ファゾムを法定単位のリストに加え、メートル法と帝国単位の比率を固定して、1メートル=39.3708インチ、1キログラム=5432.3487グレーンとした[20][23]。 Subsequent to the passing of the act, the volume of the gallon which had been defined as being the volume of 10 lb distilled water at 62 °F (17 °C) was remeasured and set at 277.42 cubic inches though HM Customs and Excise continued to use the 1824 definition for excise purposes.[21]

Road distance signs in the United Kingdom use miles.

The Weights and Measures Act of 1878 effectively prohibited the use of metric weights for trade, the United Kingdom having declined to sign the Convention of the Metre three years previously. The standard imperial yard was not stable – in 1947 its rate of shrinkage was quantified and found to be one part per million every 23 years.[8]:154[24] In April 1884 HJ Chaney, Warden of Standards in London unofficially contacted the BIPM (custodians of the standard metre) inquiring whether the BIPM would calibrate some metre standards that had been manufactured in the United Kingdom. Broch, director of the BIPM replied that he was not authorised to perform any such calibrations for non-member states. On 17 September 1884, the British Government signed the convention on behalf of the United Kingdom.[25] The Weights and Measures Act of 1897 authorized the use of metric units for trade; a list of metric to imperial equivalents being published the following year.[26]

Under the Weights and Measures Act of 1824 custody of the standard yard and pound and custody of the administration of weights and measures was entrusted to the Exchequer but verification was administered locally. The 1835 Act formally described the office and duties of Inspectors of Weights and Measures and required every borough to appoint such officers and the 1866 Act passed responsibility for weights and measures to the Board of Trade. In 1900 the Board of Trade established the National Physical Laboratory (NPL) to provide laboratory facilities for weights and measures.[20]

After the passage of the 1897 Act, weights and measures in the United Kingdom remained relatively unchanged until after the Second World War. By the middle of the century the difference of 2 parts per million between the British and US standard yards was causing problems—in 1900 a tolerance of 10 parts per million was adequate for science, but by 1950 this tolerance had shrunk to 0.25 parts per million.[8]:155 In 1960 representatives from the NPL and other national laboratories from the United States and Commonwealth agreed to redefine the yard as being exactly 0.9144 metres, an action that was ratified by the British Government as part of the 1963 Weights and Measures Act.

Standards for the gallon, half gallon, quart and pint formerly used in the Colony of Victoria. Now part of the National Archives of Australia

Metrication in the United Kingdom began in the mid-1960s. Initially this metrication was voluntary and by 1985 many traditional and imperial units of measure had been voluntarily removed from use in the retail trade. The Weights and Measures Act of 1985 formalized their removal for use in trade, though imperial units were retained for use on road signs and the most common imperial weights such as the foot, inch, pound, ounce, gallon and pint continued to be used in the retail trade for the sale of loose goods or goods measured or weighed in front of the customer.[27][28][Note 2] Since 1 January 2000 it has been unlawful to use imperial units for weights and measures in retail trade in the United Kingdom except as supplementary units or for the sale of draught beer and cider by the pint or milk that is sold in returnable containers.[29]

イギリス帝国

When colonies attained dominion status, they also attained the right to control their own systems of weights and measures.[21] Many adopted the imperial system of units with local variations. India[30] and Hong Kong.[31] supplemented the imperial system of units with their own indigenous units of measure, parts of Canada[32] and South Africa[33] included land survey units of measure from earlier colonial masters in their systems of measure while many territories used only a subset of the units used in the United Kingdom—in particular the stone, quarter and cental were not catalogued in, amongst others, Australian,[34] Canadian[35] and Indian[30] legislation. Furthermore, the Canada aligned her ton with US measures by cataloguing the ton of 2000 lb as being legal for trade, but kept the imperial gallon.[35]

The standardization of the yard in 1960 required not only agreement between the United States and the United Kingdom, but also of Canada, Australia, New Zealand and South Africa, all of whom had their own standards laboratories.

米国慣用単位

アメリカ合衆国は、1875年に締結されたメートル条約の原加盟国であり、以降、法律上はメートル法を公式の単位系としている。ヤード・ポンド法をcustomary unit(慣用単位)と呼んでいるのはそのためである。

しかし、メートル条約加盟から1世紀以上も経過している今日でも、アメリカ合衆国では一般にはヤード・ポンド法の方が広く使用されている。1992年以降、日常的に使用する単位をメートル法(国際単位系)へ移行するための政府の取り組みもあるが、法的にはヤード・ポンド法の使用は禁止されていない。商品のラベルをメートル法のみで記すことは、ニューヨーク州以外では認められている[36]。アメリカ合衆国では、今でも、メートル法への移行に反対する運動がある。

はじめアメリカ合衆国はイギリスと同じ標準を使っていたが、1893年以降はメートル法を元に、1ヤードを1200/3937mと定義し直した。このためイギリスとアメリカで多少の数値の違いが発生することになった。1959年以降は国際ヤード・ポンドの値を採用したが、古い値は測量用に残されている(測量フィート)。

Pound Troy constructed by the Office of Weights and Measures in the Coast Survey – c. 1832–39

Prior to their declaration of independence in 1776, the thirteen colonies that were to become the United States used the English system of measurement.[37] The Articles of Confederation which predated the Constitution gave the central government "the sole and exclusive right and power of...fixing the Standard of Weights and Measures throughout the United States."[38] Subsequent to the formation of the United States, the Constitution reaffirmed the right of Congress to "fix the Standard of Weights and Measures" but reserved the right to regulate commerce and weights and measures to the individual states.[39]

During the First Congress of the United States in 1789, Thomas Jefferson was detailed to draw up a plan for the currency and weights of measures that would be used in the new republic. In his response in 1790 he noted that the existing system of measure was sound but that control of the base artefact was not under the control of the United States. His report suggested a means of manufacturing a local standard and also left the way open for an adoption of a decimal-based system should this be appropriate.[37] In the event, the existing standards were retained.

Ferdinand Hassler who acquired standard weights in Europe on behalf of the US Treasury

For many years no action was taken at the federal level to ensure harmony in units of measure – the units acquired by the early colonists appeared to serve their purpose. Congress did nothing, but Ferdinand Hassler, Superintendent of the East Coast survey, who in 1790 had met using contacts in his native Switzerland acquired a copy of the [French] mètre des Archives. In 1810 Ferdinand Hassler was dispatched to Europe by the Treasury to acquire measuring instruments and standards[40]

In 1827 Albert Gallatin, United States minister at London acquired an "exact copy" of the troy pound held by the British Government which in 1828 was adopted as the reference copy of weight in the United States.[41]

In 1821 John Quincy Adams, then Secretary of State submitted a report based on research commissioned by the Senate in 1817 which recommended the adoption of the metric system. Congress did nothing and in 1832 the Treasury adopted the yard of 36 inches as the unit of length for customs purposes, the avoirdupois pound of 7000 grains as the unit of weight and the gallon of 231 cubic inches (the "Queen Anne gallon") and the bushel of 2150.42 cubic inches as the units of volume.[42] Congress did little to promote standards across the United States other than fixing the size of the yard and the gallon.[43]

Nineteenth century list of various bushels by state and commodity

Throughout the nineteenth century individual states developed their own standards and in particular a variety of bushels based on weight (mass) rather than volume emerged, dependent on both commodity and state. This lack of uniformity crippled inter-state trade and in 1905 the National Bureau of Standards called a meeting of the states to discuss the lack of uniform standards and in many cases, a means of regulatory oversight. A meeting was held the following year and subsequently became an annual gathering known as the National Conference on Weights and Measures (NCWM). In 1915 the conference published its first model standards.[39] The bushel was not fully standardized and the Chicago Mercantile Exchange still (May 2013) uses different bushels for different commodities—a bushel of corn being 56 lb, a bushel of oats 38 lb and a bushel of soybeans 60 lb and a bushel of red winter wheat (both hard and soft) also 60 lb. Other commodities at the exchange are reckoned in pounds, in short tons or in metric tons.[44]

One of the actions taken by Congress was to permit the use of the metric system in trade (1866), made at the height of the metrication process in Latin America.[45] Other actions were to ratify the Metre Convention in 1875 and under the Mendenhall Order of 1897, to redefine the pound and the yard in terms of the International Prototype Kilogram and the International Prototype Metre respectively.[46]

In 1901 the administration of weights and measures was handed to a federal agency, the National Bureau of Standards, which in 1988 became the アメリカ国立標準技術研究所.[47] Inactivity by Congress and the lack of uniformity of weights and measures which were crippling US economic growth in the nineteenth century led to the National Bureau of Standards to call a meeting of states in 1905 which resulted in the setting up of the National Conference on Weights and Measures (NCWM).[48] This organisation is the de facto controlling body for weights and measures in the United States,[49] though in respect of international relations such as membership of the General Conference on Weights and Measures (an intergovernmental organization) the US Government itself has to take the lead.[50]

During the twentieth century the principal change in the customary system of weights and measures was an agreement between NIST and the corresponding bodies in Australia, Canada, New Zealand, South Africa and the United Kingdom, signed in 1960, that redefined the yard and the pound in terms of the metre and the kilogram respectively. These new units became known as the international yard and pound. Congress has neither endorsed nor repudiated this action. (See § Metric equivalents).

エネルギー・力・温度の単位

帝国単位と米国慣用単位の工学単位
BG EE FPS
距離・変位・
長さ・高さなど
(d, x, l, h, etc.)
フィート(ft) フィート(ft) フィート(ft)
質量 (m) スラグ ポンド(lb) ポンド(lb)
力 (F) lbf lbf パウンダル(pdl)
圧力 (P or p) lbf/ft2 psi pdl./sq.in.
エネルギー (E, Q, W, etc.) ft⋅lbf ft⋅lbf ft⋅pdl.
仕事率 (P) ft⋅lbf/s ft⋅lbf/s
HP
ft pdl/s

略称

Imperial and US customary units have long been used in many branches of engineering. Two of the earliest such units of measure to come into use were the horsepower and the degree Fahrenheit. The horsepower was defined by James Watt in 1782 as the power required to raise 33,000 pounds of water through a height of one foot in one minute[51][Note 3] and the degree Fahrenheit was first defined by Daniel Fahrenheit in about 1713 as being a temperature scale having its lower calibration point (0 °F) at temperature where a supersaturated salt/ice mixture froze and its upper calibration point at body temperature (96 °F). In 1777 the Royal Society, under the chairmanship of Henry Cavendish, proposed the definition of the Fahrenheit scale be modified such that the temperature corresponding to the melting point of ice be 32 °F and the boiling point of water under standard atmospheric conditions be 212 °F.

Old Bess, a 30 HP beam engine built by James Watt, now preserved in the Science Museum, London. Watt defined the term "horsepower"

The British thermal unit (Btu) is defined as the heat needed to raise the temperature of one pound of water by one degree Fahrenheit.[52] It was in use before 1859 as a unit of heat based on imperial units rather than the metric units used by the French[53]Clément-Desormes having defined the calorie in terms of the kilogram and degrees centigrade in 1824.[54]

In 1873 a committee of the British Association for the Advancement of Science under the chairmanship of William Thomson (Lord Kelvin) introduced the concept of a coherence into units of measure and proposed the names dyne and erg as the units of force and work in the CGS system of units.[55][56][Note 4] Two years later James Thomson, older brother of William Thomson introduced the term poundal as a coherent unit of force in the Foot–pound–second system (FPS) of measurement.[57] The equivalent FPS unit of work was the foot-poundal.[58]

Other systems for the measurement of dynamic quantities that used imperial and US customary units are the British Gravitational System (BG) proposed by Arthur Mason Worthington and the English Engineering System (EE). Both systems depend on the gravitational acceleration, and use the pound-force as the unit of force but use different approaches when applying Newton's laws of motion. In the BG system, force, rather than mass is a base unit while the slug is a derived unit of inertia (rather than mass).[59] On the other hand, the EE system uses a non-coherent approach and introduce the acceleration due to gravity (g) into its equations. Both these approaches led to slight variations in the meaning of the pound-force (and also of the kilogram force) in different parts of the world. Various countries published standard values that should be used for g and in 1901 the CGPM published a standard value for g that should be used in the "International Service of Weights and Measures", namely 9.80665 m/s2 (32.174 ft/s2) which is equal to the value of g at 45° latitude.[60]

Newton's second law in these systems becomes:

BG: Force (lbf) = inertia (slugs) × acceleration (ft/s2)
EE: Force (lbf) = mass (lb) × g × acceleration (ft/s2)
FPS: Force (poundals) = mass (lb) × acceleration (ft/s2)

FPS is ignored in many engineering courses and textbooks[61][62] while some, such as Darby only uses EE (alongside SI), having described the BG and EE systems as "archaic".[63]

メートル法との関係

End of the Standard yard of 1855 showing the gold plugs which bore the markings for the standard yard

The standard yard and [Troy] pound were lost in 1834 when a fire partially destroyed the Palace of Westminster. Following a report published in 1841 by a commission new standard yard and pound were manufactured using the best available secondary sources. Unlike the previous standard, the new pound standard, made of platinum, was a pound avoirdupois. The new yard, slightly longer than a yard to prevent wear as was experienced with the mètre des Archives, was made of brass and had two gold plugs close to its end. Scratch marks on the plugs denoted the length of the yard. They were accepted by an Act of Parliament as the standards for length and weight in 1855. Following the debacle over the different gallons that had been adopted by the United States and the United Kingdom thirty years earlier, one of the copies of the standard yard and avoirdupois pound (known in the United States as the "Mint pound") was offered to and accepted by the United States Government.[21]

In the years that followed the passing of the 1878 Act, the standard imperial yard was found to be shrinking at a rate, confirmed in 1950, to be nearly one part per million every 30 years.[64][65] On the other hand, the international prototype metre, manufactured from a platinum-iridium alloy rather than brass by a British firm, which in 1889 replaced the metre des archives as the standard for the metre, was found to be more stable than the standard yard.[66] Both the United States and the United Kingdom, as signatories of the Metre Convention, took delivery of copies of both the standard metre and the standard kilogram. The "Mint pound" was also found to be of poor workmanship.

In 1866 the United States Government legalised use of metric units in contract law, defining them in terms of the equivalent customary units to five significant figures which was sufficient for purposes of trade.[67] In 1893, under the Mendenhall Order the United States abandoned the 1855 yard as a standard of length and the "Mint pound" as a standard of mass, redefining them in terms of the metre and kilogram using the values of the 1866 legislation.[68] In the United Kingdom fresh comparisons of the imperial and metric standards of length and mass were made and were used in the Weights and Measures Act 1897 to redefine the yard and pound in terms of the metre and kilogram respectively. In addition, the definitions of both the yard and the pound in terms of the artifacts held by the British Government was reaffirmed giving both the yard and the pound two different definitions.[26] The differences between the British and the US yard and pound was of the order of a few parts per million.

Metric Equivalents (1890s)
United States
Mendenhall Order (1893)
United Kingdom
Weights and Measures Act (1897)
Difference
parts per million
1 metre = 39.37 inches 1 metre = 1.0936143 yards 2.9
1 kilogram = 2.2046 pounds 1 kilogram = 2.2046223 pounds 10.1

By the end of the Second World War, the standards laboratories of Canada, Australia, New Zealand and South Africa also had their own copies of the pound and the yard. These legal and technical discrepancies, described by McGreevy (pg 290) as being "unsound" led to the Commonwealth Science Conference of 1946.[21][69] proposing that the Commonwealth countries and the United States should all redefine the yard and the pound in terms of an agreed fraction of the metre and kilogram respectively. Agreement was reached by the standards laboratories in 1960 to redefine the yard and the metre as

1 international yard = 0.9144metres
1 international pound = 0.453592 37kilograms

The final digit of the value chosen for the pound was chosen so as to make the number exactly divisible by 7, making the grain exactly 64.79891milligrams.[70]

This agreement was ratified by the United Kingdom in 1963 while Canada pre-empted the decision by adopting these values in 1951, nine years ahead of the full international agreement. The United States Congress has neither ratified nor repudiated the agreement.[43]

帝国単位と米国慣用単位の比較

A baby bottle that measures in all three measurement systems—metric, imperial (UK), and US customary.

Prior to 1960 the imperial and customary yard and the pound were sufficiently close to each other[Note 5] that for most practical purposes the differences in the sizes of units of length, area, volume and mass could be disregarded, though there were differences in usage - for example, in the United States short road distances are specified in feet[71] ] while in the United Kingdom they are specified in yards[72] The introduction of the international yard in 1960 caused small but noticeable effects in surveying in the United States which resulted in some states retaining the original definitions of the customary units of measure which are now known as the survey mile, foot, while other states adopted the international foot.[73]

The definition of units of weight above a pound differed between the customary and the imperial system - the imperial system employed the stone of 14 pounds, the hundredweight of 8 stone[Note 6] and the ton of 2240 pounds (20 hundredweight), while the customary system of units did not employ the stone but has a hundredweight of 100 pounds and a ton of 2000 pounds. In international trade, the ton of 2240 pounds was often referred to as the "long ton" and the ton of 2000 pounds as the "short ton". When using customary units, it is usual to express body weight in pounds, but when using imperial units, to use stones and pounds.[74]

In his Plan for Establishing Uniformity in the Coinage, Weights, and Measures of the United States, Thomas Jefferson, then secretary of state, identified 14 different gallons in English statutes varying in size from 224 to 282 cubic inches (3.67 to 4.62 litres).[37] In 1832, in the absence of any direction by Congress, the United States Treasury chose the second smallest gallon, the "Queen Anne gallon" of 231 cubic inches (3.785 litres) to be the official gallon in the United States for fiscal purposes. Sixteen US fluid ounces make a US pint (8 pints equals 1 gallon in both customary and imperial systems). During the reform of Weights and measures legislation in the United Kingdom in 1824, old gallons were replaced by the new imperial gallon which was defined to be the volume to 10 pounds of water at 62 °F (17 °C) and determined experimentally to be 277.42 cubic inches (4.546 litres). Twenty imperial fluid ounces make an imperial pint, the imperial fluid ounce being 0.96 US fluid ounces.

The US Customary system of units makes use of set of dry units of capacity that have a similar set of names[Note 7] to those of liquid capacity, though different volumes - the dry pint having a volume of 33.6 cubic inches (550 ml) against the US fluid pint's volume of 28.875 cubic inches (473 ml) and the imperial pint of 34.68 cubic inches (568 ml). The imperial system of measure does not have an equivalent to the US customary system of "dry measure".

In the international commodities markets, the barrel (42USgallons, ~159 litres) is used in both London and New York/Chicago for trading in crude oil and the troy ounce (~31.10 grams) for trading in precious metals, otherwise the London markets use metric units and the Chicago Board of Trade uses customary units.

単位

この節では、1976年のメートル法化の直前にイギリスで取引に使用することが許されていた帝国単位[75][76]、および、「アメリカ合衆国で伝統的に使われる計測単位」[77]を挙げる。加えて、工業で使用される固有の名称を持つ単位も挙げる。メートル法化以前、アイルランドで使われる単位はイギリスの物と同じだったが、イギリス連邦および南アフリカで使われる単位には一部に違いがあった。


特に明記しない限り、以下に挙げる単位は、アメリカ合衆国とイギリスの両方で使われた。SI換算は、太字になっているものは正確な値(定義値または定義値を元に計算した値)であることを示し、それ以外は有効数字4桁で表示する。

長さの単位

帝国単位/慣用単位のヤード
米国 0.914401829 m
英国 0.9143993 m
国際 0.9144 m

1893年、アメリカ合衆国では1ヤードを36003937メートルで固定し、これにより1ヤードは約0.9144018メートルとなった。一方、イギリス政府は1896年に1ヤードを0.9143993メートルに固定した。当時、約2ppmの違いは取るに足らないと考えられた。1960年、イギリス、アメリカ合衆国、オーストラリア、カナダ、南アフリカは1ヤードを正確に0.9144メートルと定義する国際ヤードに合意した。この変化はアメリカ合衆国で土地測量に影響を及ぼし、「測量フィート」「測量マイル」などと名前を変えてそれまでの単位を残すこととなった。しかし、1938年のイギリスのメートル基準のOrdnance Survey National Gridの導入では、イギリスの測量士が変化に影響を受けなかった。

長さ
単位 記号 定義 SI換算
インチ (inch) in , ″ [Note 8] 25.4 mm
フィート (foot, feet) ft , ′ [Note 9] 12 インチ 304.8 mm
ヤード (yard) yd 3 フィート 0.9144 m
チェーン(英) (chain) 22 ヤード 20.1168 m
ハロン(英) (furlong) fur 220 ヤード 201.168 m
マイル (mile)[n 1] 1760 ヤード 1609.344 m

Notes

  1. ^ 米国では「国際マイル」(international mile)として知られる。
測量用(米国のみ)
単位 記号 定義 SI換算
リンク英語版 (link) li 0.01 チェーン 201.1 mm
測量フィート (survey foot) ft , ′ [Note 9] 12003937 m[n 1][n 2]0.3048 m
ロッド、ポール、パーチ (rod, pole, perch) rd 16+12 フィート[n 3] 5.029 m
チェーン (chain) ch 66 フィート[n 3] 20.117 m
ハロン (furlong) fur 660 フィート[n 3] 201.17 m
米国法定マイル (US Statute mile) mi 5280 フィート[n 3] 1609.3 m

Notes

  1. ^ 定義値
  2. ^ 1 測量フィート ≈ 1.000002 国際フィート
  3. ^ a b c d 測量フィート

面積の単位

1960年の国際ヤードの導入後も、米国では地積の測定は測量用の長さの単位に基づいている。

面積
単位 記号 定義 SI換算
平方フィート (square foot) sq ft 0.09290 m2
平方ヤード (square yard) sq yd 9 平方フィート 0.8361 m2
ルード(英) (rood) 1ポール×1ハロン = 1210 平方ヤード 1012 m2
エーカー(英) (acre) 1チェーン×1ハロン = 4840 平方ヤード 4046 m2
平方マイル(英) (square mile) 640 エーカー 2.590 km2

Notes

測量用(米国のみ)
単位 記号 定義 SI換算
平方ロッド (square rod) sq rd , rd2 27214 sq ft[n 1] 25.29 m2
エーカー (acre) 43560 sq ft[n 1] 4046 m2
平方マイル (square mile) sq mi , mi2 640 acres 2.590 km2
タウンシップ英語版 (township) 36 sq mi 93.24 km2

Notes

  1. ^ a b 測量フィート

体積の単位

ヤード・ポンド法では、液体用(液量)と穀物用(乾量)で同じ名前でも異なる値の単位を用いている(乾量単位・液量単位を参照)。さらに、帝国単位と米国慣用単位でも値が異なる。帝国単位では液量と乾量の単位を統一しているので、全部で3種類の体積の単位の系列があることになる。さらに紛らわしいことに、日本の計量法はまた別の独自の定義をしている。

乾量

乾量
単位 記号 定義 SI換算
立方インチ (cubic inch) cu in , in3 16.38 cm3
立方フィート (cubic foot) cu ft , ft3 1728 cu in 0.02831 m3
立方ヤード (cubic yard) cu yd , yd3 27 cu ft 0.7646 m3

Notes

乾量(米国)
単位 記号 定義 SI換算
乾量パイント (dry pint) pt 33.6 cu in 550.6 mL
乾量クォート (dry quart) qt 2 pt 1.101 L
乾量ペック (dry peck) pk 8 qt 8.810 L
ブッシェル (bushel) bu 4 pk 35.24 L

Notes

液量

帝国単位と慣用単位のガロン
米国 231 in3 3.785412 L
英国 277.419 in3 4.54609 L

帝国単位と慣用単位のガロンの定義は、異なる概念に基づいている。米ガロンが体積を直接指定しているのに対し、英ガロンは、指定された質量の水が占める体積として定義されている。

容積(英国)[78]
単位 記号 定義 SI換算 米国換算
ブッシェル (bushel) 8 gal 36.37 L 9.606 US gal
ペック (peck) 2 gal 9.092 L 2.402 US gal
ガロン (gallon) gal 4.54609 L[n 1] 1.201 US gal
クォート (quart) qt 14 gal 1.137 L 1.201 US qt
パイント (pint) pt 12 qt 568.3 mL 1.201 US pt
ジル (gill) 14 pt 142.1 mL 4.804 US fl oz
液量オンス (fluid ounce) fl oz 15 gill 28.41 mL 0.9608 US fl oz
液量ドラム (fluid drachm) 18 fl oz 3.552 mL 0.9608 US drachm
ミニム英語版 (minim) 160 fl dr 59.19 μL 0.9608 US minim

Notes

  1. ^ これがガロンの定義であり、正確な値である。
容積(米国)
単位 記号 定義 SI換算 英国換算
ガロン (gallon) gal 231 cu in[n 1] 3.785 L 0.8327 imp gal
クォート (quart) qt 14 gal 946.4 mL 0.8327 imp qt
パイント (pint) pt 12 qt 473.2 mL 0.8327 imp pt
液量オンス (fluid ounce) fl oz 116 pt 29.57 mL 1.041 imp fl oz
液量ドラム (fluid dram) fl dr 18 fl oz 3.6967 mL 1.041 imp fl dr
ミニム英語版 (minim) 160 fl dr 61.61 μL 1.041 imp fl minim

Notes

  1. ^ これがガロンの定義であり、正確な値である。

原油の計量に国際的に用いられるバレルは、42米液量ガロン(正確に158.987294928 L)である。

以下は、日本の計量法における定義である(計量単位令 別表第7[3])。英国、米国の法定の定義とは異なることに注意。また、計量法では「液量」ではなく「液用」を用いている。

  • 1米液オンス = 正確に29.5735 mL29.5735295625 mLを小数4桁に四捨五入したもの)
  • 1英液オンス = 正確に28.4134 mL(由来は不明。英液量オンス28.4130625 mLからは導出できない。)
  • 1ガロン = 正確に3.785412 L(米液量ガロン3.785411784 Lを小数6桁に四捨五入したもの)

質量の単位

帝国単位と慣用単位のポンド
米国 0.4535924277 kg
英国 0.453592338 kg
国際 0.45359237 kg

ポンドを基本単位とする。質量の単位には常衡トロイ衡に用いられる金衡)・薬衡の3つの系統がある。普段用いられるのは常衡による単位であり、トロイ衡・薬衡については「トロイ」「薬用」を単位名称の前につける(常衡であることを明示する場合には「常用」をつける)。どの系統でもグレーンの値は同じであり、ポンドがその何倍であるかが異なる。薬衡は今日ではほとんど用いられておらず、トロイ衡もトロイオンス以外は用いられていない。

帝国単位と米国慣用単位はともに同じ標準を元にしているが、19世紀に帝国単位で「ストーン」が挿入された。ハンドレッドウェイトは100ポンドであることに由来する名称だが、帝国単位では1ハンドレッドウェイトは112ポンドとなっている。米国慣用単位では今でも100ポンドである。その上のトンの値の違いは、ハンドレッドウェイトの違いによるものである。区別のため、帝国単位(英トン)のものはlong/gross、米国慣用単位(米トン)のものはshort/netが単位名称の前につけられることがある。

帝国単位と米国慣用単位では、「重量」(weight)と「質量」(mass)という言葉はあまり区別せずに用いられてきたが、ポンドがキログラムに関連付けられたことにより、技術的にはポンドは重量ではなく質量を指している。

常衡

常衡
単位 記号 定義 SI換算
グレーン (grain) gr 64.80 mg
ドラム (dram) dr 27+1132 gr 1.772 g
オンス (ounce) oz 16 dr 28.35 g
ポンド (pound) lb 16 oz
7000 gr
0.45359237 kg
ストーン(英)(stone) st 14 lb 6.350 kg
クォーター(英)(quarter) 28 lb 12.70 kg
センタル(英)(cental)
ハンドレッドウェイト(米) (hundredweight)
cwt 100 lb 45.36 kg
ハンドレッドウェイト(英)(hundredweight) cwt 112 lb 50.80 kg
トン(米)(ton) t 2000 lb 907.2 kg
トン(英)(ton) t 2240 lb 1016 kg

トロイ衡

トロイ衡
単位 記号 定義 SI換算
グレーン (grain) gr 64.80 mg
ペニーウェイト (pennyweight) dwt 24 gr 1.555 g
トロイオンス (troy ounce) oz t 20 dwt 31.10 g
トロイポンド (troy pound)[n 1] lb t 12 oz t
5760 gr
373.2 g

Notes

  1. ^ 1879年1月に施行された1878年の度量衡法により、英国内で取引のためにトロイポンドを使用することは禁止された。2012年4月24日現在、トロイオンスは貴金属の販売のために使用できる。

薬衡

Apothecaries weights were used in the pharmaceutical industry and have remained almost unchanged since the Middle Ages – the Apothecaries pound and ounce being the same as the Troy pound and ounce, but each system having different sub-units. In the United Kingdom, these units are of historic interest only, having been replaced by metric units in 1970.[79]

薬衡
単位 記号 定義 SI換算
グレーン (grain) 64.80 mg
スクラプル英語版 (scruple) 20 grains 1.296 g
ドラム (dram/drachm) ʒ 3 ℈ 3.8879346 g
オンス (ounce) 8 ʒ 31.10 g
ポンド (pound) 12 ℥
5760 gr
373.2 g

エネルギー・力・温度の単位

帝国単位と米国慣用単位の大部分の派生単位の名前は、単位の構成要素の連結である。例えば、圧力の単位は「重量ポンド平方インチ」である。パウンダルは別として、固有の名前を持つ大部分の単位は単位の一貫性英語版がないが、業務上の実用上の目的のために採用された[Note 10]

エネルギー・力・温度
単位 記号 定義 SI換算
パウンダル (poundal) pdl FPS 1ポンド(lb)の質量をもつ物体に1フィート毎秒毎秒(ft/ss)の加速度を生じさせる力 0.1383 N
重量ポンド (pound force) lbf BGS, EEU 1ポンド(lb)の質量をもつ物体に標準重力加速度と同じ加速度を生じさせる力 4.448 N
慣性(質量) スラグ (slug) BGS 1重量ポンド(lbf)の力によって1フィート毎秒毎秒(ft/ss)の加速度が生じる質量 14.59 kg
仕事率 馬力 (horsepower) hp 1秒間につき550重量ポンド(lbf)の重量を1フィート(ft)動かすときの仕事率 745.7 W
エネルギー 英熱量単位 (British thermal unit) BTU FPS, BGS, EEU 1ポンド(lb)の水の温度を1華氏度上げるのに必要な熱量 1055 J
温度 ファーレンハイト度 (degree Fahrenheit) °F FPS, BGS, EEU 32 + 95×T(°C)
絶対温度 ランキン度 (degree Rankine) °R FPS, BGS, EEU 95 K

その他の単位

上記に挙げられた単位の他にも、ヤード・ポンド法には多数の単位がある。そのような単位は、理論的には、同じ次元の一般的な単位に置き換えることが可能である。例えば、石油工業で使われるバレル(42米ガロン、34.97英ガロン、159.0リットル)は、体積の次元を持つ他の単位、ガロン、立方メートル、リットルなどに置き換えることができる[80]

電位差ボルト)、電流アンペア)、電気抵抗オーム)の定義はメートル法の上で行われた。そして、電気産業がまだ未発達であった1881年から1906年にかけて、シカゴで開かれたIECの一連の会議で国際的に合意された[81]。メートル法が大陸ヨーロッパで確立し、イギリスもメートル法化が活発な問題となった。同様に、放射線産業で使われる計測単位はメートル法上で定められ、1928年にストックホルムで開かれた第2回国際放射線会議で最初の合意に達した[82]

単位系

ヤード・ポンド法はメートル法同様、度量衡である。一方、メートル法の中にMKS単位系CGS単位系などさまざまな単位系があるように、ヤード・ポンド法の中にもさまざまな単位系が(理論上は)ありうる。

ただしヤード・ポンド法の単位系はメートル法のようには混乱しておらず、基本的にFPS単位系(fps単位系)だけが使われている。そのため、度量衡と単位系をメートル法ほど厳格に区別する必要はない。

FPS単位系は、長さにフィート (foot)、質量にポンド (pound)、時間に (second) を使う単位系である。組立単位はそれらを乗除して作られる。

ただしFPS単位系のバリエーションとして、質量のポンドに代えてポンド重を基本単位にする重力単位系がある。

なお、ヤード・ポンド法の長さの単位は伝統的にヤードが基準とされているが、FPS単位系での長さの基本単位はフィートである。メートル法の中にセンチメートルを基本単位とするCGS単位系があるように、この2つは違ってもいいのである。

MKS単位系やCGS単位系は電磁気を扱うためにさまざまな拡張がなされた(国際単位系もその延長上にある)が、FPS単位系にはそのような拡張はない。そのためヤードポンド法には基本的に電磁気の単位がなく、ヤード・ポンド法を使っていても電磁気に関してはメートル法を使ったり、「ボルト毎フィート」のような単位系をまたがった組立単位を使うことになる。

現在の状態

メートル法は多くの国で従来の度量衡を置き換えた。1960年代から、多くの英語圏諸国でメートル法化の計画が開始された。従来の度量衡(ヤード・ポンド法)の完全な置き換えに成功した国もあったが、一部の置き換えに留まった国もあった。「イギリスにおいて国際単位系(メートル法)は公式の単位系だが、アメリカ合衆国においては慣用単位が未だに主に使われている」と、ヤード・ポンド法の現状についてNISTが要約している[83]

しかし、状況はこれほど明確でない。アメリカ合衆国では、例えば自動車製造のような特定の分野ではメートル法が主に使われているが、航空機製造においては慣用単位が使われている[84]

イギリスでは、いくつかの特に免除された分野(道路標識速度計生ビールの販売など)を除いて、ほとんど全ての単位の規制された使用[Note 11]においてはメートル法の単位が必要とされる[85]。NISTの声明は、メートル法化が不完全であるオーストラリアインドニュージーランド南アフリカや、ほとんどの地域で帝国単位が廃止されているカナダについて言及しておらず、不完全である[86]

第二次世界大戦から冷戦期にかけて世界の超大国としての地位を確立したアメリカ合衆国が、いまだにヤード・ポンド法を使用しているため、メートル法に移行した国の多くでもアメリカ合衆国の強い影響下にある分野(スポーツ、軍事、航空・宇宙など)に限定してヤード・ポンド法の使用を公式・非公式に認めざるを得なくなっている。また、それ以外の分野についてもヤード・ポンド法の単位が使用されていたり、メートル法であってもヤード・ポンド法の単位の整数倍の値が使われていたりする。

日本における使用

日本では、1909年にヤード・ポンド法の使用が認められた。1921年に使用が禁止されたものの、戦後、再び使用が認められた[いつ?]1959年1月1日より計量法により原則としてメートル法のみを使用することとなり、尺貫法とともにヤード・ポンド法を「取引又は証明」に使用することが禁止された。

ただし、例外として次の5つについては、当分の間、ヤード・ポンド法の使用が認められている[87][88]

  1. 輸出されるべき計量器(計量法9条2項)
  2. 航空機の運航に関する取引・証明(計量法附則5条2項1号)
  3. ヤードポンド法で表記されて輸入された商品[89]で、法定計量単位を併記したものの取引・証明(計量法附則5条2項2号)
  4. 日本国内の合衆国軍隊・国際連合軍隊[90]に属する者が用いる場合(計量単位令6条1項2号)
  5. 自衛隊武器の一部として使用する計量器(計量単位令12条1号ロ)

計量法で認められている単位

日本で当分の間使用が認められているのは、ヤード・ポンド法の単位のうち、次に掲げるものだけである。ここに掲げられている単位以外のものを、取り引き又は証明に使用することはできない。したがって、ロッド(長さ)、エーカー(面積)、クォート(体積)、バレル(体積)を、取り引き又は証明に使用することは禁止されている。

  1. 長さ:ヤードインチフート又はフィートチェーンマイルフットの語が認められないことに注意)
  2. 質量:ポンドグレーンオンス米トン英トン
  3. 温度:カ氏度(「華氏度」、「ファーレンハイト度」などの語は認められていない)
  4. 面積:平方ヤード平方インチ、平方フート又は平方フィート平方マイル
  5. 体積:立方ヤード立方インチ、立方フート又は立方フィート米液用オンス英液用オンスガロン(米液オンス、英液オンスの語が認められないことに注意)
  6. 速さ:ヤード毎秒
  7. 加速度:ヤード毎秒毎秒
  8. 密度:ポンド毎立方フート又はポンド毎立方フィート
  9. 力:重量ポンド
  10. 力のモーメント:フート重量ポンド又はフィート重量ポンド
  11. 圧力:重量ポンド毎平方インチ水銀柱インチ水柱インチ、水柱フート又は水柱フィート
  12. 応力:重量ポンド毎平方インチ
  13. 仕事:フート重量ポンド又はフィート重量ポンド
  14. 熱量:英熱量

(注)トロイオンスは、特殊の計量(計量法第5条第2項)に限って認められている単位であり、ヤードポンド法の単位には位置づけられていない。

なお、日本の計量法体系における上記の単位の定義は、計量単位令に定められているが、その定義は英米における定義とは厳密には異なるものがあることに注意すべきである。

日本でヤード・ポンド法が使われている分野

日本国内の商取引では、計量法によりインチ、フィート、ポンドなどの単位は使うことができない。ただし、メートル、キログラムなどによる表示をした上で、ヤードポンド法の単位を、括弧書きなどにより参考値であると分かるように併記した場合は、ヤードポンド法の単位は取引に用いたことにはならないので、計量法に違反しない。

また、テレビなどの商品などへの記載は「42型」などの、テレビの種類、規格等の表記をしており、これも計量法に違反するものではない[91]

なお、計量法が使用を禁止しているのは、「取引及び証明」に非法定計量単位を用いる場合である。取引や証明に当たらないスポーツや遊戯にヤードポンド法の単位を用いることは、計量法の規制の対象外である[92]

電気製品
  • IC、LSI、関連電子部品(端子間隔でインチを単位としているものとミリメートルを単位としているものが混在している)
  • テレビ受像機ディスプレイモニタ(ブラウン管や液晶などの表示部の対角寸法でインチ)
  • 固体撮像素子(その呼びに相当する大きさの撮像管の撮像面サイズ)
  • ディスクメディアの媒体の直径。12 in = 304.8 mm、10 in = 254 mm、8 in = 203.2 mm、7 in = 177.8 mm、5.25 in = 133.35 mm、3.5 in = 88.9 mm、2.5 in = 63.5 mm、1.8 in = 45.75 mm など。ただし、CDの 120 mm はメートル法である。
  • 磁気テープ(媒体幅でインチ。長さの単位ではフィート)。たとえばVHSはハーフインチ (1/2 in = 12.7 mm)。
  • コンピュータ関連の、コネクタなど多くの構成部品
  • 19インチラック
自動車
  • アメリカ製自動車の、ネジなど構成部品
  • 自転車自動車タイヤホイールの直径をインチで表す 例外的に「700C」と呼ぶ時はフランス規格で数字はメートル法準拠)
  • ホイールをハブに取り付けるボルトのPCD(ピッチ円直径)。中型乗用車クラスで114.3mm(4.5インチ)が多く使われている。
その他の工業製品
  • 一部の食品の容量および重量。1 US pt = 1/8 US gal ≒ 473.176 ml は、アイスクリームや牛乳などにおいて、アメリカ占領時代の名残として沖縄に多くみられる。ジュース、ビールなどの350 cc 缶(アメリカンサイズ)は 12 fl oz ≒ 354.88 ml に由来。またバターで重量約1ポンドを包装したものが「ポンドバター」等という名称で売られている。
  • 映画フィルム(媒体の長さをフィートで表す。幅はミリ)
  • 写真フィルム(4×5インチカメラ・フィルム、8×10インチカメラ・フィルム)
  • 印刷関係(用紙のサイズ、ドットピッチ (dpi) 等)。
  • トイレットペーパーのサイズ。標準的な幅 114 mm ≒ 4 1/2 in、内径 38 mm ≒ 1 1/2 in。
  • 軌間鉄道の線路の幅)。イギリスから持ち込まれた技術なので、ごく一部を除きフィートが基準になっている。標準軌 = 1435 mm ≒ 4 ft 8 1/2 in、狭軌 = 1067 mm ≒ 3 ft 6 in。
  • ジーンズなどのウエストサイズ(cm表示ではあるが、基本的にサイズは1インチ = 2.54 cm刻みで変えられており、それらをcmの近似値に換算表示している)
  • 火器口径(127mm口径の艦砲を5インチ砲と表記したり、100分の1インチ=0.254mmを単位として、100分の40インチ=40口径などと表現する)
  • 油圧などの流体用配管・継手にインチねじが用いられている。呼びサイズは8分の1インチ刻みで 1/8、1/4、3/8 等々と表記される。
スポーツ

[93]

  • ゴルフアメリカンフットボールでの距離の単位(ヤード)。
  • ボウリングにおけるレーンの長さ(ファウルラインから1番ピンまで60フィート)、ボールの質量の単位(ポンド)、ボールの指穴の径および穴間隔(インチ)。
  • ルアーフィッシングフライフィッシングでのルアーの重さや長さ、竿(ロッド)の長さ、糸(ライン)の強度等。
  • 陸上競技の長距離走の一部レースにおける「10マイルロードレース」などの距離設定。
  • 一部自転車ロードレースの距離設定。「サロベツ100マイルロードレース」など。
  • 日本の競馬
    • 便宜上200mを1ハロン、1600mをマイルと称する。ゴール手前600mのタイムを「上がり3ハロン」などのように呼ぶ。またこのことから、競馬場のコースに200m間隔で立てられている距離ポストを「ハロン棒」と呼ぶ。
    • JPNランキング
  • 野球場のダイヤモンドにおける距離設定、使用するボールの重量など(フィート基準で決定、日本国内ルールではメートルに換算、表示)。さらにMLBはもちろん国際試合であっても、野球選手の身長や体重といった個人プロフィールがヤード・ポンド法で記載されることが多い。
  • プロボクシング階級別体重制限(ポンド)、およびボクシンググローブの重量(オンス)。
  • バスケットボールの床面からゴールリングまでの高さ(NBAの規程で10フィート=3.048m)。ただし、FIBA(国際バスケットボール連盟)の規程では、3050±6 mm と規定されている[94]。なお、FIBAのルールは、全ての寸法を国際単位系(SI)で規定している。日本バスケットボール協会が定めるバスケットボール競技規則も同様である[95]
  • サッカーのフィールドの距離設定、およびペナルティキックもしくはフリーキックの際の、キッカーと他選手との間の最少距離(現在はメートル法に換算し記載されているが、元々の設定単位はヤードもしくはインチ)。
  • テニスラケットバドミントンラケットのガットを張る際のテンション(張力)(ポンド単位)
  • ビリヤードにおける各用具の重量、サイズ(メートル法換算されているが元々の設定はヤード・ポンド法)
  • アーチェリークロスボウの弓の張力を表す単位(ポンド)や構成部品の長さ(インチ)
その他
  • 航空交通管制飛行機の飛行高度などをフィートで表示)。これは計量法附則5条2項1号によって、その使用が認められているものである。
  • アメリカを発着する民間航空機の荷物重量制限(キログラムでも表示されるが、本来ポンド単位で決められている重量制限をキロ近似値換算したもの。50ポンド→23kg 70ポンド→32kgなど)
  • 打楽器の鼓面の大きさ。(cmで表記されている物もあるが、インチ換算すると、きっちりした数字になるものもある。20cm→8インチ、51cm→20インチなど)
  • パイプオルガンのパイプの長さ(レジスターのピッチ表示にフィートが使われている)。ここから、チェンバロ(ハープシコード)のレジスター表記にも用いられる(8', 4', 稀に16', 2')。

航空会社マイレージサービスは、陸上マイルではなく海上マイル(海里)を使用しているので、ヤード・ポンド法とは直接関係ない。

関連項目

脚注

  1. ^ トマス・ジェファーソンの[[:en:Plan for Establishing Uniformity in the Coinage, Weights, and Measures of the United States|]]によれば、1790年のグレートブリテンでは13種類の異なるガロンと13種類の異なるブッシェルが使われていた。ガロンの大きさは、224立方インチ (3.67 L)のワインガロンから282立方インチ (4.62 L)のビールガロンとエールガロンにまでわたった。1ブッシェル=8ガロンは一貫していた。
  2. ^ The 1985 Act excluded from use for trade the bushell, cental, chain, drachm, dram, fluid drachm, furlong, grain, hundredweight, ounce apoth., peck, pennyweight, quarter, quintal, rood, scruple, stone, ton, the square mile, cubic inch, cubic foot, cubic yard, and the term 'metric ton'
  3. ^ The horsepower is now defined as the power required to raise 550 pounds of water a distance of one foot in one second.
  4. ^ These units are defined as follows:
    • The dyne is the force needed to accelerate a mass of 1 g by 1 cm/s2.
    • The erg is the work done when a mass of 1 g is moved a distance of 1 cm when opposed by a force of 1 dyne
    Since all the constants in these relationships is unity, the units are said to be coherent.
  5. ^ The imperial and customary miles differed by about one eighth of an inch and the imperial and customary short tons by less than an eighth of an ounce.
  6. ^ In this context, the plural is "stone", not "stones"
  7. ^ NIST does not catalogue a "dry gallon" in its list of US units of measure.
  8. ^ ダブルプライムであるべきだが、しばしばダブルクォーテーションで書かれる。
  9. ^ a b プライム記号であるべきだが、しばしばシングルクォーテーションで書かれる。
  10. ^ 馬力など。
  11. ^ ここで、「規制された使用」(Regulated use)とは、「2009年計量単位法(The Units of Measurement Regulations 2009)」による特定の単位の使用を意味し、「経済・健康・安全・管理の目的」と書かれている。

出典

  1. ^ 米国は、1893年のメンデンホール指令以降、法的にはメートル法の国である。ただ、他国と異なりヤードポンド法を禁止してこなかったために、日常生活においては未だにヤードポンド法が主流である。
  2. ^ The World Factbook APPENDIX G :: WEIGHTS AND MEASURES, "At this time, only three countries - Burma, Liberia, and the US - have not adopted the International System of Units (SI, or metric system) as their official system of weights and measures."
  3. ^ Metrication in Myanmar Last modified on Monday, 03 March 2014
  4. ^ Myanmar to adopt metric system ELEVEN, 10 October 2013
  5. ^ Metrication in Myanmar Metric views, Posted on 2014-03-04 by derekp
  6. ^ 計量法附則第5条第1項に「ヤードポンド法による計量単位及びその定義は、政令で定める。」とある。
  7. ^ a b Travenor, Robert (2007). Smoot's Ear: The Measure of Humanity. Yale University Press. pp. 35–36. ISBN 978-0-300-14334-8 
  8. ^ a b c d e f g McGreevy, Thomas. The Basis of Measurement. 1 Historical Aspects. Chippenham: Picton Publishing. ISBN 0948251824 
  9. ^ Owen, W.J. (1 April 1966). “The History of the English System of Weights and Measures”. In Chisholm, L.J.. Report of the 50th National Conference on Weights and Measures 1965. US Department of Commerce: National Bureau of Standards. pp. 131. http://books.google.co.uk/books?id=OjB2dhETxxkC&pg=PA131 28 May 2013閲覧。 
  10. ^ Adams, John Quincy (22 February 1821). Report upon Weights and Measures. Washington, D.C.: Office of the Secretary of State of the United States. p. 29. http://archive.org/details/reportuponweight1821unit 
  11. ^ Seaby, H.A.. Seaby, Peter. ed. Seaby's Standard Catalogue 1972 – British Coins. Seaby's Numismatic Publications 
  12. ^ Cave, Roy Clinton; Coulson, Herbert Henry (1965). A Source Book for Medieval Economic History. New York: Biblo & Tanner. p. 103. ISBN 0819601454. LCCN 64--25840. http://books.google.com/?id=ccsJeMdOhzkC&pg=PA103&lpg=PA103&dq=uniformity+of+weight+richard+1197#v=onepage&q=uniformity%20of%20weight%20richard%201197&f=false 
  13. ^ Magna Carta. (1216). http://www.archives.gov/exhibits/featured_documents/magna_carta/translation.html 28 June 2013閲覧。. 
  14. ^ Great Britain (1762). The statutes at large: from the Magna Charta, to the end of the eleventh Parliament of Great Britain, anno 1761 (continued to 1807). The statutes at large. 1. Printed by J. Bentham. p. 400. http://books.google.com/books?id=iPQuAAAAIAAJ&pg=PA400&dq=Compositio+ulnarum+et+perticarum#v=onepage&q=Compositio%20ulnarum%20et%20perticarum&f=false November 30, 2011閲覧。 
  15. ^ Zupko, Ronald Edward (1977). British Weights and Measures: A History from Antiquity to the Seventeenth Century. University of Wisconsin Press. pp. 6, 10, 20. ISBN 978-0-299-07340-4. http://books.google.com/books?id=pWUgAQAAIAAJ&dq=zupko&q=millimeters#search_anchor 
  16. ^ Knight, Charles (1840). The Penny magazine of the Society for the Diffusion of Useful Knowledge. 9. London: Society for the Diffusion of Useful Knowledge. pp. 221–222. http://books.google.com/books?id=-BHnAAAAMAAJ 
  17. ^ a b c d Kelly, Patrick (1816). Metrology; or, An exposition of weights and measures. London: Lackerington. http://books.google.com/?id=E2kUAAAAQAAJ&pg=PA73&lpg=PA73&dq=henry+Viii+weights+measures#v=onepage&q=henry%20Viii%20weights%20measures&f=false 
  18. ^ [1] (PDF) Louis E. Barbrow and Lewis V. Judson,"Weights and Measures Standards of the United States A brief history", 1976, Appendix 5. The United States Yard and Pound, Refinement of Values for the Yard and the Pound, pp30-31.
  19. ^ a b The Statutes of the United Kingdom of Great Britain and Ireland – 5 George IV 1824. London: His Majesty's Statute and Law Printers. (1824). pp. 339–354. http://books.google.com/?id=WLouAAAAIAAJ&pg=PA339#v=onepage&q=weights&f=false 12 June 2013閲覧。 
  20. ^ a b c d e Poppy, T.G. (4 June 1957). "The Development of Weights and Measures Control in the United Kingdom". Report of the National Conference on Weights and Measures, Volumes 41–45. Forty-second National Conference on Weights and Measures. Washington, D.C.: US Department of Commerce – アメリカ国立標準技術研究所 (NIST). pp. 22–34.
  21. ^ a b c d e MacLean, R.W. (4 June 1957). "A Central Program for Weights and Measures Canada". Report of the National Conference on Weights and Measures, Volumes 41–45. Forty-second National Conference on Weights and Measures. Washington, D.C.: US Department of Commerce – アメリカ国立標準技術研究所 (NIST). pp. 44–49.
  22. ^ Zupko, Ronald Edward (1985). A Dictionary of Weights and Measures for the British Isles. 168. American Philosophical Society. pp. 391–398. ISBN 9780871691682. http://books.google.com/?id=0l_k-XMIiQIC&q=stone#v=snippet&q=stone&f=false 
  23. ^ Weights and Measures Act, 1878 [41 & 42 Vict. Ch 49]. His Majesty's Stationery Office. http://legacy.library.ucsf.edu/tid/ysa83a99/pdf 16 June 2013閲覧。. 
  24. ^ History of Length Measurement”. National Physical Laboratory. 9 July 2013閲覧。
  25. ^ Quinn, Terry (2012). From Artefacts to Atoms: The Bipm and the Search for Ultimate Measurement Standard. Oxford University Press. pp. 133–135. ISBN 978-0-19-530786-3. http://books.google.com/?id=jlM907kFhcgC&pg=PA127&lpg=PA127&dq=metre++quinn+1883+cipm#v=onepage&q=metre%20%20quinn%201883%20cipm&f=false 
  26. ^ a b “untitled”. The London Gazette (26968): 3135–37. (20 May 1898). 
    Page 3135, Page 3136, page 3137
  27. ^ UK Parliament. Weights and Measures Act as amended (see also enacted form), from legislation.gov.uk.
  28. ^ Donald Fenna, ed (2002). A Dictionary of Weights, Measures, and Units, 2002. Oxford University Press. ISBN 0-19-860522-6 
  29. ^ SI 1994/2866”. The Occupational Health & Safety Information Service (December 1994). 29 July 2013閲覧。
  30. ^ a b The Standards of Weight Act, 1939.. Delhi: Manager of Publications. pp. 223–224. http://lawmin.nic.in/legislative/textofcentralacts/1939.pdf 
  31. ^ Weights and Measures Act 1985 (c. 72)”. The UK Statute Law Database. Office of Public Sector Information. 26 January 2011閲覧。 “§92.”
  32. ^ Weights and Measures Act 1985, Schedule III, Units of Measure to describe certain land in Quebec”. Justice Laws Website (Government of Canada). 4 May 2013閲覧。
  33. ^ Zakiewicz, Tomasz (April–May 2011). “The South African measurement system and its origin”. PositionIT: 29–31. http://www.eepublishers.co.za/images/upload/PostionIT%202011/PositionIT_April_May_2011___SurvT_The%20SA.pdf 4 May 2013閲覧。. 
  34. ^ An Ordinance Relating to Weights and Measures and for other purposes”. Australian Capital Territory Publications Counsel (1929年). 4 May 2013閲覧。
  35. ^ a b Weights and Measures Act 1985, Schedule II, Canadian Units of Measure”. Justice Laws Website (Government of Canada). 4 May 2013閲覧。
  36. ^ US Metric Association”. 2014年7月7日閲覧。
  37. ^ a b c Thomas Jefferson (4 July 1790). “Plan for Establishing Uniformity in the Coinage, Weights, and Measures of the United States”. 2011年4月19日閲覧。
  38. ^ Weights and Measures”. Heritage Guide to the Constitution. The Heritage Foundation (2012年). 17 April 2013閲覧。
  39. ^ a b Our History”. National Conference on Weights and Measures (2013年). 17 April 2013閲覧。
  40. ^ Parr, Albert C. (January–February 2006). “A Tale About the First Weights and Measures Intercomparison in the United States in 1832”. Journal of Research of the National Institute of Standards and Technology (Gaithersburg, Maryland) 111 (1): 31–40. doi:10.6028/jres.111.003. http://nvlpubs.nist.gov/nistpubs/jres/111/1/V111.N01.A03.pdf 4 July 2013閲覧。. 
  41. ^ Barbrow, Louis E.; Judson, Lewis V. (October 1963) [March 1976]. “2. Early History of Weights and Measures in the United States”. Weights and Measures Standards of the United States: A brief history – NBS Special Publication 447. US Department of Commerce, National Bureau of Standards. pp. 2–6. LCCN 76--60005. http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/sec02.pdf 19 April 2013閲覧。 
  42. ^ Barbrow, Louis E.; Judson, Lewis V. (October 1963) [March 1976]. “4. Early United States Standards”. Weights and Measures Standards of the United States: A brief history – NBS Special Publication 447. US Department of Commerce, National Bureau of Standards. p. 6. LCCN 76--60005. http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/sec04.pdf 19 April 2013閲覧。 
  43. ^ a b Weights and Measures”. Heritage Guide to the Constitution. The Heritage Foundation (2012年). 17 April 2013閲覧。
  44. ^ Agricultural Commodity Metric Conversion Guide”. CME Group (2013年). 2 May 2013閲覧。
  45. ^ The Metric versus the English System of Weights and Measures. National Industrial Conference Board. (October 1921). pp. 12–13. Research Report Number 42. http://archive.org/stream/metricversuseng00boargoog#page/n4/mode/2up 1 June 2013閲覧。 
  46. ^ Barbrow, Louis E.; Judson, Lewis V. (October 1963) [March 1976]. “7. The Mendenhall Order”. Weights and Measures Standards of the United States: A brief history – NBS Special Publication 447. US Department of Commerce, National Bureau of Standards. pp. 16–20. LCCN 76--60005. http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/sec07.pdf 19 April 2013閲覧。 
  47. ^ Weights and Measures”. アメリカ国立標準技術研究所 (NIST) (2013年). 17 April 2013閲覧。
  48. ^ Our History”. National Conference on Weights and Measures (2013年). 4 June 2013閲覧。
  49. ^ Setting the United States Standards for Weights and Measures”. National Conference on Weights and Measures (2013年). 4 June 2013閲覧。
  50. ^ The Metre Convention”. 国際度量衡局 (2013年). 4 June 2013閲覧。
  51. ^ Biography of James Watt”. College of Engineering, Michigan State University (2012年). 18 April 2013閲覧。
  52. ^ "British thermal unit". Oxford English Dictionary (3rd ed.). Oxford University Press. September 2005. (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入。)
  53. ^ Woledge, G. (30 May 1942). “History of the British Thermal Unit”. Nature 149 (149): 613. Bibcode1942Natur.149..613W. doi:10.1038/149613c0. http://www.nature.com/nature/journal/v149/n3787/abs/149613c0.html 20 April 2013閲覧。. 
  54. ^ Hargrove, James L (17 December 2007). “Does the history of food energy units suggest a solution to "Calorie confusion"?”. Nutrition Journal 6 (44): 44. doi:10.1186/1475-2891-6-44. http://www.nutritionj.com/content/6/1/44 20 April 2013閲覧。. 
  55. ^ Professor Everett, ed (1874). “First Report of the Committee for the Selection and Nomenclature of Dynamical and Electrical Units”. Report on the Forty-third Meeting of the British Association for the Advancement of Science held at Bradford in September 1873 (British Association for the Advancement of Science): 222–225. http://www.biodiversitylibrary.org/item/94452 2011年5月10日閲覧。. 
  56. ^ centimeter-gram-second systems of units”. Sizes, Inc (6 August 2001). 2011年4月7日閲覧。
  57. ^ "poundal". Oxford English Dictionary (3rd ed.). Oxford University Press. September 2005. (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入。)
  58. ^ Mena, Donald (2002). Dictionary of Weights, Measures and Units. Oxford: Oxford University Press. ISBN 0-19-860522-6 
  59. ^ Wagh, Sanjay Moreshwar; Deshpande, Dillip Abasaheb (2013). Essentialks of Physics. 1. New Delhi: PHI Learning. p. 103. ISBN 978-81-203-4642-0. http://books.google.co.uk/books?id=-DmfVjBUPksC&pg=PA103&lpg=PA103&dq=slug+inertia&source=bl&ots=UYc3ukMJ8x&sig=GPRaR6l-jySAJs9QuxnbwSkBieM&hl=en&sa=X&ei=KAWmUda5CYmm0wWIoIHYDA&ved=0CHkQ6AEwCQ#v=onepage&q=slug%20inertia&f=false 
  60. ^ How precise is Earth's gravity?”. San Luis Obispo, California: Mechanical Engineering Department, California Polytechnic State University. 29 May 2013閲覧。
  61. ^ Concept Review: Unit Systems”. Michigan Technological University. 4 May 2013閲覧。
  62. ^ Dimensions, Units, Conversion Factors, and Significant Digits”. Department of Mechanical and Nuclear Engineering of The Pennsylvania State University (6 July 2011). 4 May 2013閲覧。
  63. ^ Darby, Ron (2001). Chemical Engineering Fluid Mechanics. New York: Marcel Dekker. p. 18. ISBN 0-8247-0444-4. http://books.google.co.uk/books?id=hoXH5qWVnpMC&pg=PA18&lpg=PA18&dq=FPS+English+Engineering+Units&source=bl&ots=k03ofKCszP&sig=s7qAlq5k5Q5QspQ0owiKT7poGio&hl=en&sa=X&ei=m6-lUbCKMavu0gXCp4CoAQ&ved=0CD8Q6AEwAjgK#v=onepage&q=FPS%20English%20Engineering%20Units&f=false 29 May 2013閲覧。 
  64. ^ “imperial yard shrinking”. Sydney Morning Herald. (8 June 1950). http://news.google.com/newspapers?nid=1301&dat=19500608&id=I_dUAAAAIBAJ&sjid=D5MDAAAAIBAJ&pg=1474,1376306 17 June 2013閲覧。 
  65. ^ “British Yardstick: Contraction in 80 years – 3 ft still make a yard”. The Daily News (Perth, Australia). (19 January 1931). http://trove.nla.gov.au/ndp/del/article/83495650 18 June 2013閲覧。 
  66. ^ The Mendenhall Order”. Virtual Museum. NIST. 20 June 2013閲覧。
  67. ^ An Act to authorize the use of the metric system of weights and measures. 39th Congress of the United States. (18 May 1866). http://lamar.colostate.edu/~hillger/laws/metric-act-bill.html 24 July 2013閲覧。. 
  68. ^ Barbrow, Louis E.; Judson, Lewis V. (1976). http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/ Weights and measures standards of the United States: A brief history (NBS Special Publication 447). Washington, D.C.: Superintendent of Documents, NIST. http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/ http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/ 20 June 2013閲覧。 
  69. ^ United States. National Bureau of Standards (1959). Research Highlights of the National Bureau of Standards. US Department of Commerce, National Bureau of Standards. p. 13. http://books.google.com/books?id=4aWN-VRV1AoC&pg=PA13 14 June 2013閲覧。 
  70. ^ Barbrow, Louis E.; Judson, Lewis V. (October 1963) [March 1976]. “Appendix 5. The United States Yard and Pound”. Weights and Measures Standards of the United States: A brief history – NBS Special Publication 447. US Department of Commerce, National Bureau of Standards. pp. 30–31. LCCN 76--60005. http://physics.nist.gov/Pubs/SP447/app5.pdf 20 June 2013閲覧。 
  71. ^ Manual on Uniform Traffic Control Devices: 2009 Edition with Revision Numbers 1 and 2 incorporated, dated May 2012 (PDF). United States Department of Transportation. (17 July 2013). p. 132. http://mutcd.fhwa.dot.gov/pdfs/2009r1r2/part2c.pdf 31 July 2013閲覧。. 
  72. ^ UK Parliament. The Traffic Signs Regulations and General Directions 2002 as made, from legislation.gov.uk.
  73. ^ Policy of the National Geodetic Survey concerning the Publication of North American Datum of 1983 State Plane Coordinates in feet”. National Geodetic Survey (February 2006). 29 July 2013閲覧。 “"…legislation which specifically defines the conversion factor, for either the US Survey Foot or the International Foot…"”
  74. ^ Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 url は必須です。“[{{{url}}} Weight Conversion]”. New Zealand: Self Health Company (2012年). 31 July 2013閲覧。
  75. ^ UK Parliament. Weights and Measures &c. Act 1976 as amended (see also enacted form), from legislation.gov.uk.
  76. ^ UK Parliament. The Units of Measurement Regulations 1994 as made, from legislation.gov.uk.
  77. ^ NIST Handbook 44 – Specifications, Tolerances, and Other Technical Requirements for Weighing and Measuring Devices. アメリカ国立標準技術研究所 (NIST). (2013). Appendix C. General Table of Units of Measurement. http://www.nist.gov/pml/wmd/pubs/upload/AppC-12-hb44-final.pdf. 
  78. ^ [2] RELEVANT IMPERIAL UNITS, CORRESPONDING METRIC UNITS AND METRIC EQUIVALENTS The Units of Measurement Regulations 1995
  79. ^ Fenna, Donald (2002). Dictionary of Weights, Measures and Units. Oxford University Press. apothecaries scale. ISBN 0-19-860522-6 
  80. ^ McGreevy, Thomas (1997). Cunningham, Peter. ed. The Basis of Measurement – Volume 2 – Metrication and Current Practice. Chippenham: Picton. p. 333. ISBN 0-948251-84-0 
  81. ^ Silsbee, Francis B (20 September 1962). Systems of Electrical Units. Wachington DC: US Department of Commenrce. p. 3. http://digital.library.unt.edu/ark:/67531/metadc70445/m1/9/ 17 June 2013閲覧。 
  82. ^ Linton, Otha W.. “History”. International Society of Radiology. 24 May 2013閲覧。
  83. ^ NIST Handbook 44 – Specifications, Tolerances, and Other Technical Requirements for Weighing and Measuring Devices. アメリカ国立標準技術研究所 (NIST). (2013). Appendix B – Units and Systems of Measurement. http://www.nist.gov/pml/wmd/pubs/upload/AppB-12-hb44-final.pdf. 
  84. ^ Brownw, Malcolm W. (4 June 1996). “Kinder, Gentler Push for Metric Inches Along”. ニューヨーク・タイムズ. http://www.nytimes.com/1996/06/04/science/kinder-gentler-push-for-metric-inches-along.html?pagewanted=all&src=pm 8 August 2013閲覧。 
  85. ^ UK Parliament. The Units of Measurement Regulations 2009 as made, from legislation.gov.uk.
  86. ^ Metric usage and metrication in other countries”. US Metric Association (2012年). 2 June 2013閲覧。
  87. ^ 計量法第9条第2項(適用除外)、附則第5条(ヤードポンド法による計量単位) 政府オンライン
  88. ^ 例外(取引又は証明の使用が認められる場合) 1.ヤードポンド法による計量単位について 経済産業省産業技術環境局計量行政室
  89. ^ 表7 輸入された商品で、法定計量単位を併記することで、ヤードポンド法による計量単位を使用可能な商品 (PDF) 経済産業省
  90. ^ 在日米軍
  91. ^ 計量単位に関する質問/取引又は証明に使用する際の質問 Q8 A8、「スポーツ用品(ゴルフクラブ、ボウリング、釣り用品等)、テレビ、フロッピーディスクについて長さや重さをインチやポンドによる表示を付して販売や譲渡等ができるか。」
  92. ^ 取引又は証明に該当するか否かについての質問 経済産業省 産業技術環境局  基準認証ユニット  計量行政室
  93. ^ 計量単位に関する質問/取引又は証明に使用する際の質問 Q8 A8、「スポーツ用品(ゴルフクラブ、ボウリング、釣り用品等)、テレビ、フロッピーディスクについて長さや重さをインチやポンドによる表示を付して販売や譲渡等ができるか。」
  94. ^ Official Basketball Rules 2014 Basketball Equipment Page 6 of 22, Diagram 1 Backstop unit
  95. ^ バスケットボール競技規則 pp.10-14、pp.104-111、日本バスケットボール協会