「テュルク諸国機構」の版間の差分
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'''テュルク評議会'''(テュルクひょうぎかい、{{lang-en|Turkic Council}}、{{lang-az|Türk Şurası}}、{{lang-kk|Түрік кеңесі}}、{{lang-ky|Түрк кеңеш}}、{{lang-tr|Türk Keneşi}}、正式名称: テュルク語諸国協力評議会、{{lang-en|Cooperation Council of Turkic-Speaking States}}、略称:CCTS、{{lang-tr|Türk Dili Konuşan Ülkeler İşbirliği Konseyi}})は、[[テュルク諸語]]を公用語とする国家により構成される[[国際組織]]である。テュルク評議会は2009年10月3日に[[ナヒチェヴァン (都市)|ナヒチェヴァン]]で設立された。テュルク評議会の事務総局は[[トルコ]]の[[イスタンブル]]に置かれている。[[アゼルバイジャン]]、[[カザフスタン]]、[[キルギス]]、[[トルコ]]が参加している。残りの二つのテュルク語国家、[[トルクメニスタン]]と[[ウズベキスタン]]は中立的な立場を取り、正式な会員とはなっていない。しかし、テュルク評議会の将来的なメンバーになるとされている<ref>http://turkkon.org/docs/02_a_NahcivanAnlasmasi_Turkce.pdf</ref>。テュルク評議会設立の構想は2006年にカザフスタン大統領[[ヌルスルタン・ナザルバエフ]]により出された。 |
'''テュルク評議会'''(テュルクひょうぎかい、{{lang-en|Turkic Council}}、{{lang-az|Türk Şurası}}、{{lang-kk|Түрік кеңесі}}、{{lang-ky|Түрк кеңеш}}、{{lang-tr|Türk Keneşi}}、正式名称: テュルク語諸国協力評議会、{{lang-en|Cooperation Council of Turkic-Speaking States}}、略称:CCTS、{{lang-tr|Türk Dili Konuşan Ülkeler İşbirliği Konseyi}})は、[[テュルク諸語]]を公用語とする国家により構成される[[国際組織]]である。テュルク評議会は2009年10月3日に[[ナヒチェヴァン (都市)|ナヒチェヴァン]]で設立された。テュルク評議会の事務総局は[[トルコ]]の[[イスタンブール]]に置かれている。[[アゼルバイジャン]]、[[カザフスタン]]、[[キルギス]]、[[トルコ]]が参加している。残りの二つのテュルク語国家、[[トルクメニスタン]]と[[ウズベキスタン]]は中立的な立場を取り、正式な会員とはなっていない。しかし、テュルク評議会の将来的なメンバーになるとされている<ref>http://turkkon.org/docs/02_a_NahcivanAnlasmasi_Turkce.pdf</ref>。テュルク評議会設立の構想は2006年にカザフスタン大統領[[ヌルスルタン・ナザルバエフ]]により出された。 |
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1992年以降、テュルク語諸国家サミットがテュルク語諸国家の間で開催されていた。2009年10月3日、このサミットに参加していた国の内4つがナヒチェヴァン協定に合意した。 |
1992年以降、テュルク語諸国家サミットがテュルク語諸国家の間で開催されていた。2009年10月3日、このサミットに参加していた国の内4つがナヒチェヴァン協定に合意した。 |
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テュルク評議会は3つの本部を持つ。事務総局は[[トルコ]]の[[イスタンブル]]に、テュルク語アカデミーは1992年に設立され、[[カザフスタン]]の[[アスタナ]]にある (以前は[[アルマトイ]]にあったが、1997年の遷都に伴いアカデミーも新首都へと移転した) テュルク語国家議会は[[アゼルバイジャン]]の[[バクー]]に1998年に設立された。事務総局以外の二つの組織はテュルク評議会に組み入れられている。 |
テュルク評議会は3つの本部を持つ。事務総局は[[トルコ]]の[[イスタンブール]]に、テュルク語アカデミーは1992年に設立され、[[カザフスタン]]の[[アスタナ]]にある (以前は[[アルマトイ]]にあったが、1997年の遷都に伴いアカデミーも新首都へと移転した) テュルク語国家議会は[[アゼルバイジャン]]の[[バクー]]に1998年に設立された。事務総局以外の二つの組織はテュルク評議会に組み入れられている。 |
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== メンバー == |
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2016年10月18日 (火) 13:06時点における版
テュルク語諸国協力評議会 (テュルク評議会) | |
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国旗 | |
| |
本部 | |
公用語[1] | |
メンバー[2] | |
指導者 | |
• 事務総長 | Halil Akıncı |
設立 | 2009年10月3日 |
ウェブサイト turkkon.org/ | |
|
テュルク評議会(テュルクひょうぎかい、英語: Turkic Council、アゼルバイジャン語: Türk Şurası、カザフ語: Түрік кеңесі、キルギス語: Түрк кеңеш、トルコ語: Türk Keneşi、正式名称: テュルク語諸国協力評議会、英語: Cooperation Council of Turkic-Speaking States、略称:CCTS、トルコ語: Türk Dili Konuşan Ülkeler İşbirliği Konseyi)は、テュルク諸語を公用語とする国家により構成される国際組織である。テュルク評議会は2009年10月3日にナヒチェヴァンで設立された。テュルク評議会の事務総局はトルコのイスタンブールに置かれている。アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、トルコが参加している。残りの二つのテュルク語国家、トルクメニスタンとウズベキスタンは中立的な立場を取り、正式な会員とはなっていない。しかし、テュルク評議会の将来的なメンバーになるとされている[3]。テュルク評議会設立の構想は2006年にカザフスタン大統領ヌルスルタン・ナザルバエフにより出された。
歴史
1992年以降、テュルク語諸国家サミットがテュルク語諸国家の間で開催されていた。2009年10月3日、このサミットに参加していた国の内4つがナヒチェヴァン協定に合意した。
テュルク評議会は3つの本部を持つ。事務総局はトルコのイスタンブールに、テュルク語アカデミーは1992年に設立され、カザフスタンのアスタナにある (以前はアルマトイにあったが、1997年の遷都に伴いアカデミーも新首都へと移転した) テュルク語国家議会はアゼルバイジャンのバクーに1998年に設立された。事務総局以外の二つの組織はテュルク評議会に組み入れられている。
メンバー
国 | 人口 | 面積 (km²) | GDP | 一人当たりGDP (2011)[4] |
試算一人当たりGDP (2015)[4] |
---|---|---|---|---|---|
アゼルバイジャン | 9,165,000 | 86,600 | 981.6億USドル | 10,340USドル | 16,758USドル |
カザフスタン | 16,600,000 | 2,724,900 | 1,823億USドル | 13,484USドル | 17,946USドル |
キルギス | 5,356,869 | 199,900 | 108億USドル | 2,363USドル | 3,005USドル |
トルコ | 73,722,988 | 783,562 | 7,353億USドル | 10,106USドル[5] | 16,778USドル |
将来的なメンバー
国 | 人口 | 面積 (km²) | GDP | 一人当たりGDP (2011)[4] |
---|---|---|---|---|
北キプロス | 294,906 | 3,355 | 39億USドル | 16,158USドル |
ウズベキスタン | 27,606,007 | 447,400 | 861億USドル | 3,248USドル |
トルクメニスタン | 5,110,000 | 488,100 | 319.66億USドル | 7,357USドル |
組織
テュルク評議会は以下の組織により構成されている。
- 事務総局 (イスタンブール)
- 大統領評議会 (イスタンブル)
- 外務大臣評議会 (イスタンブル)
- 事務次官委員会 (イスタンブル)
- 賢者委員会 (イスタンブル)
- 議会 (TURKPA; バクー)
- テュルク語評議会アカデミー (アスタナ)
- テュルク文化国際機関 (TÜRKSOY; アンカラ)
参加国の大統領は2年に1度、定められたテュルク語国家内の場所において首脳会合を行う。官僚や宗教学者による会合は定期的に行われる。
脚注
- ^ Turkkon.org
- ^ TURKSOY Official Web Site, http://www.turkkon.org/
- ^ http://turkkon.org/docs/02_a_NahcivanAnlasmasi_Turkce.pdf
- ^ a b c “Report for Selected Countries and Subjects”. 国際通貨基金 (2006年9月14日). 2013年3月17日閲覧。
- ^ http://siteresources.worldbank.org/DATASTATISTICS/Resources/GDP_PPP.pdf
外部リンク
- 公式サイト
- チュルク評議会首脳会合 アルマアタ宣言を採択 Voice of Russia