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2016年11月6日 (日) 12:59時点における版

Jai Paul
出身地 イングランドの旗 イングランドロンドン
ジャンル ポップR&B、チルウェイブ、インディー・ロックエレクトロニカヒップ・ホップファンク
レーベル XLレコーディングス
公式サイト http://www.jaipaul.co.uk

ジェイ・ポール(Jai Paul)は、イギリスロンドン出身のソングライタープロデューサーである。

概要

2007年に制作されたデモ『BTSTU』が徐々にネット上の口コミで人気を集め、2010年にイギリスの名門インディーレーベルであるXLレコーディングスと契約。イギリスのラジオ局BBCによる、毎年恒例の有望新人紹介レースであるBBC Sound of 2011に選出された。

2011年4月、『BTSTU』が公式にリリースされ、音楽メディアから好意的な評価を受けた。[1][2] 同年5月には、本曲を、ラッパードレイクが自身の楽曲『Dreams Money Can Buy』の中でサンプリングしたことも話題となった。

2012年3月には新しいデモ・トラック『Jasmine (demo)』をSoundCloud上に公開。公開から1ヶ月足らずで50万回以上の再生がなされたほか、ピッチフォーク・メディアなどから賞賛された。[3]ニューヨーク・タイムズは本曲を「プリンスの時代の官能性が滲み出ている」[4]ガーディアン紙も「素晴らしい」と評した。[5]本曲は2013年発売のゲームソフトグランド・セフト・オートV』においても使用された。

また、同年12月発売のビッグ・ボーイのアルバム『Vicious Lies and Dangerous Rumors』に収録の楽曲『Higher Res』にゲスト参加した。

2013年4月14日、突如Bandcampにアーティスト名"Jai Paul"による"Jai Paul"という名のアルバムがアップロードされ、複数のメディアがデビュー・アルバムが発売になったと伝えた。 しかし、翌4月15日、ポールは「Bandcampにあるデモは私によってアップされたものではない。これは私のデビュー・アルバムではない。買わないでください。」とツイート。[6] 4月17日、所属のXLレコーディングスは「これは偽のBandcampのアカウントによって、違法に販売されたものだ。彼がアップロードしたわけでもないし、デビュー・アルバムでもない。彼が過去にレコーディングして、まだ完成されていない曲を集めたものだ。」と声明を発表。希望者からの返金に応じた。[7] 本作は公式作品ではなかったものの、音楽メディアからは高い評価を集め、ピッチフォーク・メディアはこの年の年間ベスト・アルバム第20位に[8]、ガーディアン紙は28位に[9] FACTは12位に[10]選出するなどした。

シングル

  • BTSTU (2011年)
  • Jasmine (demo) (2012年)

脚注

  1. ^ The Playlist: Jai Paul - "BTSTU (Edit)"”. Pitchfork. 2013年12月5日閲覧。
  2. ^ Cragg, Michael (2011年4月22日). “New music: Jai Paul – BTSTU | Music | guardian.co.uk”. Guardian. 2013年12月5日閲覧。
  3. ^ Pitchfork Jai Paul: "Jasmine"”. Pitchfork (2012年5月30日). 2013年12月5日閲覧。
  4. ^ New Releases”. New York Times (2012年4月13日). 2013年12月5日閲覧。
  5. ^ New Music: Jai Paul – Jasmine (demo)”. The Guardian (2012年4月13日). 2013年12月5日閲覧。
  6. ^ https://twitter.com/jai_paul/status/323775821561090049
  7. ^ Per An Official Statement, You Did Not Download Jai Paul's Debut Album”. Consequence of Sound (2013年4月15日). 2013年12月5日閲覧。
  8. ^ Pitchfork - The Top 50 Albums of 2013”. Pitchfork (2013年12月18日). 2013年12月18日閲覧。
  9. ^ Best albums of 2013: 30-21”. The Guardian (2013年12月5日). 2013年12月8日閲覧。
  10. ^ The 50 Best Albums of 2013 - FACT Magazine: Music News, New Music.”. Fact (2013年12月9日). 2013年12月21日閲覧。

外部リンク