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2016年11月12日 (土) 01:19時点における版

J・J・ケイル
J・J・ケイル(2006年)
基本情報
出生名 John Weldon Cale[1]
生誕 (1938-12-05) 1938年12月5日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国オクラホマ州オクラホマシティ
死没 (2013-07-26) 2013年7月26日(74歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ラホヤ
ジャンル フォークケイジャンブルースR&Bタルサ・サウンド
職業 Musician, songwriter
担当楽器 ギターボーカルピアノキーボードベースドラムス
活動期間 1958年 - 2013年
共同作業者 レザーコーテッド・マインズエリック・クラプトンレオン・ラッセル
公式サイト jjcale.com

J・J・ケイルJJ Cale1938年12月5日 - 2013年7月26日 )は、アメリカ合衆国オクラホマ州オクラホマシティ出身[1]グラミー賞を獲得したアメリカ人シンガーソングライターである。ケイルは、タルサ・サウンドの創始者の1人であり、それはブルースロカビリーカントリージャズが融合したタルサ発の音楽ジャンルである。ケイルのスタイルは、よく「laid back」と呼ばれる。

ケイルの曲は、「アフター・ミッドナイト」や「コカイン」(ともにエリック・クラプトン)、「Cajun Moon」(ランディ・クロフォード)、「Clyde」や「Louisiana Women」(ウェイロン・ジェニングス)、「Bringing It Back」(カンサス)、「Call Me the Breeze」や「I Got the Same Old Blues」(レイナード・スキナード)、「I'd Like to Love You, Baby」(トム・ペティ)、「Travelin' Light」や「Ride Me High」(ワイドスプレッド・パニック)、「Tijuana」(ハリー・マンクス)、「Sensitive Kind」(カルロス・サンタナ)、「Cajun Moon」(ハービー・マンシシー・ヒューストン)、「Same Old Blues」(キャプテン・ビーフハート)など様々なアーティストによって演奏されている。

略歴

ケイルは、1938年12月5日にアメリカ合衆国オクラホマ州オクラホマシティで生まれた。そして、同州のタルサで育ち、1956年にタルサ・セントラル高校を卒業した。1960年代初期に他の若いタルサのミュージシャン達と一緒にロサンゼルスへ引っ越し、最初はスタジオ技術者として働いていた[2]。結局アーティストとしてはほとんど成功しなかったため、1970年にエリック・クラプトンの「After Midnight」を録音するまでは、タルサに戻って音楽業界から離れることを考えていた。ケイルの最初のアルバム『Naturally』で彼のスタイルが確立され、ロサンゼルス・タイムズの記者は「ケイルの流れるようなギターと簡素なボーカルにより、ブルースとフォーク、ジャズの融合される独特の音。ドラム・マシーンや型にとらわれないミキシングにより、アメリカ音楽のルーツの純粋主義者とはまた異なる種類である」と評した[3]

いくつかの文献ではケイルの本名をJean Jacques Caleと記しているが誤りで、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドジョン・ケイルと混同を避けるため、1960年代中頃にケイルを雇っていたナイトクラブのオーナーが「JJ」と名付けた[4]

ケイルがアメリカ合衆国で最もヒットさせたシングルは「Crazy Mama」で、1972年にBillboard Hot 100で最高22位を記録した。2006年のドキュメンタリー映画『To Tulsa and Back』では、ケイルは歌を宣伝するためにテレビ番組『アメリカン・バンドスタンド』に出演した話を語っている。バンドが事前に録音したテープを持ってくる話をケイルは断り、歌と演奏は同時に録音された[5]

2013年7月26日、カリフォルニア州ラホヤの病院で心臓発作で死去[6][7]

ディスコグラフィ

[8]

シングル

  • 1958 "Shock Hop/Sneaky" [45 - as Johnny Cale][9]
  • 1960 "Troubles, Troubles/Purple Onion" [45 - as Johnny Cale Quintet] [9]
  • 1961 "Ain't That Lovin You Baby/She's My Desire" [45 - as Johnny Cale Quintet] [9]
  • 1971 "Crazy Mama" [45 as J.J. Cale], from the album Naturally, peaked at #22 on the US single charts on April 8, 1972.

スタジオ・アルバム

  • 1972 Naturally
  • 1973 Really
  • 1974 Okie
  • 1976 Troubadour
  • 1979 5
  • 1981 Shades
  • 1982 Grasshopper
  • 1983 #8
  • 1990 Travel Log
  • 1992 Number 10
  • 1994 Closer to You
  • 1996 Guitar Man
  • 2004 To Tulsa and Back
  • 2009 Roll On

ライヴ・アルバム

  • 2001 Live

コラボレーション

コンピレーション

  • 1972"Naturally"
  • 1972"Really"
  • 1974"Okie"
  • 1976Troubadour"
  • 1979"5"
  • 1980"Shade"
  • 1982"Grasshopper"
  • 1983"#8"
  • 1984 Special Edition (a compilation of hits from previous albums)
  • 1992"Number10"
  • 1994"Closer To You"
  • 1996"Guitar Man"
  • 1997 Anyway the Wind Blows: The Anthology
  • 1998 The Very Best of J.J. Cale
  • 2000 Universal Masters Collection
  • 2004"To Tuisa And Back"
  • 2006"The Road To Escondido"
  • 2006 The Definitive Collection
  • 2006 Collected (with bonus tracks) (Dutch release only)
  • 2007 Rewind: The Unreleased Recordings
  • 2009"Roll On"
  • 2011 The Silvertone Years (A collection chronicling JJ Cale's music released by Silvertone Records between 1989-1992)

脚注

  1. ^ a b Bio”. JJ Cale official website. 2011年3月9日閲覧。
  2. ^ Dave Hoekstra, "Songwriter J. J. Cale prefers to remain in the background", Chicago Sun-Times, April 15, 1990 (Paid subscription required要購読契約).
  3. ^ Richard Cromelin,"J.J. Cale rolls on", Los Angeles Times, February 24, 2009.
  4. ^ In the 2006 documentary, To Tulsa and Back: On Tour with J.J. Cale, Rocky Frisco tells the same version of the story mentioning the other John Cale but without further detail.
  5. ^ J. J. CALE BIOGRAPHY”. Sing 365.com. 2013年1月6日閲覧。
  6. ^ JJ Cale Has Passed Away”. JJCale.com. 2013年7月28日閲覧。
  7. ^ Mariano Castillo (2013年6月27日). “Writer of hits JJ Cale dead at 74, rep says”. CNN. 2013年7月28日閲覧。
  8. ^ Music”. JJ Cale official website. 2011年3月9日閲覧。
  9. ^ a b c http://rcs.law.emory.edu/rcs/artists/c/cale5000.htm

外部リンク