「プリザーブドフラワー」の版間の差分
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'''プリザーブドフラワー'''とは、生花や葉を特殊液の中に沈めて、水分を抜いた素材のことである。 |
'''プリザーブドフラワー'''とは、生花や葉を特殊液の中に沈めて、水分を抜いた素材のことである。 |
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''Preserved flowers'' という言葉から、日本ではプリザーブドフラワーという言葉が一般的になった。しかし「プリザーブド…」は日本人にとっては言い難かったようで、一時期は'''[[吹雪|ブリザード]]'''フラワーという誤った呼称も広がった。 |
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海外では上記 preserved flowers の他に、 |
海外では上記 ''preserved flowers'' の他に、''flower preservation'' や ''floral preservation'' という言葉が使われている。 |
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== 製法 == |
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2017年2月7日 (火) 22:44時点における版
プリザーブドフラワーとは、生花や葉を特殊液の中に沈めて、水分を抜いた素材のことである。
Preserved flowers という言葉から、日本ではプリザーブドフラワーという言葉が一般的になった。しかし「プリザーブド…」は日本人にとっては言い難かったようで、一時期はブリザードフラワーという誤った呼称も広がった。
海外では上記 preserved flowers の他に、flower preservation や floral preservation という言葉が使われている。
製法
- 新鮮な生花を脱水作用がある脱色液に漬ける
- 花を取り出し、潤滑液入り着色液に漬ける
- 花を取り出して乾燥
液は1度使うと品質が落ち、何度も利用することはできない。
1991年にフランスのヴェルモント社が特許保存技術を発表して、フローラルデザイナーたちが利用したことにより広まった。ただしヴェルモント社がプリザーブドフラワーの起源ということではない。薬局でグリセリンを購入して製作する趣味は、昭和期から行われていた。
長所
- 水を与える必要がなく、イベント等に向いている。生花のような短期劣化はないことで、利用者にストレスを感じさせない。
- 生きた植物と比べても遜色のない、瑞々しい質感と柔らかさがある。
- 軽い。
- 保存環境が良ければ長期に形を維持する。
- 花粉アレルギーの心配が無く、病院での見舞い花として利用できる。
- ウェディングブーケとして利用できる。生花ブーケを発注して、挙式後にプリザーブドフラワーにする予定がある場合は、結婚式でもプリザーブドフラワーを利用すれば手間が省ける。
短所
- 加工していることで、販売価格は高い。
- 生花よりも破損しやすい。
- 湿気に弱い。
- 強い紫外線が当たると、少しずつ退色する。ただし他のジャンルの塗装された物や紙類も、紫外線に当たれば退色する。特有の短所ではない。
- 布等に長期に接していると、花の染料が色移りする。同様に、色が濃い花と、色が薄い花が長期に接していると、薄い色のほうに色移りする。
- 素材の性質上、花を隙間無く配置する構成になってしまう。ただしリアル造花やドライフラワーと組み合わせれば、表現方法は広がる。
注釈