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'''リフィル'''または'''レフィル'''({{Lang-en-short|refill}})は、'''詰め替え用品'''のこと。従来は[[ボールペン]]の替え芯、[[ルーズリーフ]]や[[システム手帳]]の用紙など、主に[[文房具]]のみを指すこともあった<ref>[http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/231558/m0u/ リフィル【refill】の意味] - goo辞書([[デジタル大辞泉]])</ref>。


[[環境問題]]([[:Category:廃棄物削減|廃棄物削減]]・[[石油]]資源浪費防止)の観点から、他分野の商品でも普及してきている(業務用のみならず、一般の[[消費者]]用として)。単純に、「中身入りの本体」に比べ、安価で購入できるという消費者側の利点もある。医療の分野でリフィルと言う言葉として[[リフィル処方箋]]がある。
'''リフィル'''または'''レフィル'''({{lang-en-short|refill}})は、'''詰め替え用品'''のこと。従来は[[ボールペン]]の替え[[]]、[[ルーズリーフ]]や[[システム手帳]]の用紙など、主に[[文房具]]のみを指すこともあった<ref>[http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/231558/m0u/ リフィル【refill】の意味] - goo辞書([[デジタル大辞泉]])</ref>。

[[環境問題]]([[:Category:廃棄物削減|廃棄物削減]]・[[石油]]資源浪費防止)の観点から、他分野の商品でも普及してきている(業務用のみならず、一般の[[消費者]]用として)。単純に、「中身入りの本体」に比べ、安価で購入できるという消費者側の利点もある。
医療の分野でリフィルと言う言葉として[[リフィル処方箋]]がある。


== 概要 ==
== 概要 ==
液体製品の場合、主に[[パウチ]]タイプと、ボトルタイプがある。詰め替えの際こぼさないように考慮しているためか、本体容量よりも若干少ない容量になっているものもある(2回分容量のものも同様)。
液体製品の場合、主に[[パウチ]]タイプと、ボトルタイプがある。詰め替えの際こぼさないように考慮しているためか、本体容量よりも若干少ない容量になっているものもある(2回分容量のものも同様)。


[[花王]]の場合、注ぎやすさやこぼれにくさを考慮し、容器の形状や液体の粘度によって、7種類のタイプのものを使い分けているという(2014年時点)<ref>[http://www.kao.co.jp/corp/ad-newspaper/eco/pdf/ad_20140605.pdf 2014年6月5日,6日掲載 新聞広告<PDF] - [[花王]]</ref>。
[[花王]]の場合、注ぎやすさやこぼれにくさを考慮し、容器の形状や液体の粘度によって、7種類のタイプのものを使い分けているという(2014年時点)<ref>[http://www.kao.co.jp/corp/ad-newspaper/eco/pdf/ad_20140605.pdf 2014年6月5日6日掲載 新聞広告<PDF] - [[花王]]</ref>。
=== パウチタイプ<ref group="注">[[利き手|右利き]]の人の割合の方が多いため、パッケージ正面に向かって左側(上部)が注ぎ口となっている商品がほとんどである。</ref> ===

;パウチタイプ<ref group="注">[[利き手|右利き]]の人の割合の方が多いため、パッケージ正面に向かって左側(上部)が注ぎ口となっている商品がほとんどである。</ref>
機能面では、注ぎ口を(刃物を用いず)手で切れるスタイルが近年主流となってきている。その他にも詰め替えやすい工夫が続々と開発されてきている<ref>[http://www.kao.com/jp/corp_csr/eco_activities_01_04.html つめかえ・つけかえ用製品] - [[花王]]</ref>。例えば、注ぎ口の反対側にある角に向かって若干低く傾斜しているものなど。
機能面では、注ぎ口を(刃物を用いず)手で切れるスタイルが近年主流となってきている。その他にも詰め替えやすい工夫が続々と開発されてきている<ref>[http://www.kao.com/jp/corp_csr/eco_activities_01_04.html つめかえ・つけかえ用製品] - [[花王]]</ref>。例えば、注ぎ口の反対側にある角に向かって若干低く傾斜しているものなど。


見栄えとしては、「中身入り本体」そのものの外装が、写真やイラスト形式でリフィルのパッケージに描かれているものも登場している。
見栄えとしては、「中身入り本体」そのものの外装が、写真やイラスト形式でリフィルのパッケージに描かれているものも登場している。


; 食品
=== 食品 ===
[[瓶]]入り[[香辛料]]の詰め替え用など主に粉末[[食品]]においては、古くからあった。瓶入り[[インスタントコーヒー]]では[[味の素ゼネラルフーヅ]](AGF)が[[2002年]]に袋タイプを発売し、『瓶が空いたら詰め替えよう!』と啓蒙してきた<ref>[http://www.agf.co.jp/company/news/2012-08-28-548.html 詰め替えられて10周年「AGFつづけるエコ プレゼント」キャンペーン実施インスタントコーヒー詰め替えタイプで売上No.1!!] - [[味の素ゼネラルフーヅ|AGF]]</ref>。
[[瓶]]入り[[香辛料]]の詰め替え用など主に粉末[[食品]]においては、古くからあった。瓶入り[[インスタントコーヒー]]では[[味の素ゼネラルフーヅ]](AGF)が[[2002年]]に袋タイプを発売し、『瓶が空いたら詰め替えよう!』と啓蒙してきた<ref>[http://www.agf.co.jp/company/news/2012-08-28-548.html 詰め替えられて10周年!「AGFつづけるエコ プレゼント」キャンペーン実施インスタントコーヒー詰め替えタイプで売上No.1!!] - [[味の素ゼネラルフーヅ|AGF]]</ref>。


; 日用品
=== 日用品 ===
[[台所]]用[[洗剤]]<ref group="注">台所用洗剤で日本初の詰め替えパックは、[[サラヤ]]のヤシノミ洗剤([[1982年]])といわれる。<br>([http://www.yashinomi.jp/iikoto/01/ 第1弾/地球にいいこと] - ヤシノミ洗剤)<br>([http://www.yashinomi.jp/secret/history/ ヤシノミ誕生ヒストリー/ヤシノミのひみつ] - ヤシノミ洗剤)</ref>、[[シャンプー]]と[[リンス]]、[[石鹸|ハンドソープ]]など[[日用品]]においても、詰め替え用の販売が近年増えている。さらに、[[化粧水]]やメイク落としなどにもある。
[[台所]]用[[洗剤]]<ref group="注">台所用洗剤で日本初の詰め替えパックは、[[サラヤ]]のヤシノミ洗剤([[1982年]])といわれる。<br>([http://www.yashinomi.jp/iikoto/01/ 第1弾/地球にいいこと] - ヤシノミ洗剤)<br>([http://www.yashinomi.jp/secret/history/ ヤシノミ誕生ヒストリー/ヤシノミのひみつ] - ヤシノミ洗剤)</ref>、[[シャンプー]]と[[リンス]]、[[石鹸|ハンドソープ]]など[[日用品]]においても、詰め替え用の販売が近年増えている。さらに、[[化粧水]]やメイク落としなどにもある。


液体洗剤の詰め替え用は各社から出されていたが、粉末洗剤でも[[2013年]]に[[花王]]から「[[アタック (洗剤)|アタック]]高活性バイオEX つめかえパック」(袋ごと箱に入れるタイプ)が発売された<ref>[http://www.kao.com/jp/corp_news/2012/20121106_001.html ニュースリリース 2012年11月6日 『アタック高活性バイオEX つめかえパック』 新発売] - 花王</ref>。
液体洗剤の詰め替え用は各社から出されていたが、粉末洗剤でも[[2013年]]に花王から「[[アタック (洗剤)|アタック]]高活性バイオEX つめかえパック」(袋ごと箱に入れるタイプ)が発売された<ref>[http://www.kao.com/jp/corp_news/2012/20121106_001.html ニュースリリース 2012年11月6日 『アタック高活性バイオEX つめかえパック』 新発売] - 花王</ref>。


なお、小売店における販売スペースは限られているため、商品によっては「中身入り本体のみ」「詰め替え用のみ」のうちの一方しか置かれていない、消費者に不自由な状況も見られる。ソープ類は同一商品でも複数の[[フレーバー]]でラインナップを展開している場合があり、なおさらである。
なお、小売店における販売スペースは限られているため、商品によっては「中身入り本体のみ」「詰め替え用のみ」のうちの一方しか置かれていない、消費者に不自由な状況も見られる。ソープ類は同一商品でも複数の[[フレーバー]]でラインナップを展開している場合があり、なおさらである。
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== ギャラリー ==
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MagicINK-Refill.jpg|[[マジックインキ]]
MagicINK-Refill.jpg|[[マジックインキ]]([[日本]]の[[筆記具]])
Spice Supermarket Japan.JPG|{{Flagicon|JPN}} [[スーパーマーケット]]([[香辛料]])
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XinHui 新會碧桂園 Country Garden 大潤發 RT-Mart 1st floor supermarket 13.JPG|{{Flagicon|CHN}} スーパーマーケット
XinHui 新會碧桂園 Country Garden 大潤發 RT-Mart 1st floor supermarket 13.JPG|{{Flagicon|CHN}} スーパーマーケット
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Refill soap.jpg|[[石鹸|ハンドソープ]]
Refill soap.jpg|[[石鹸|ハンドソープ]]
Cup of instant noodles.jpg|[[日清食品]]「[[カップヌードル#カップヌードル リフィル|カップヌードル リフィル]]
Cup of instant noodles.jpg|[[日清食品]]「[[カップヌードル#カップヌードル リフィル|カップヌードル リフィル]]
Refill_Ink_Kit_Color_crop.jpg|使用済み[[インクカートリッジ]]への注入[[キット]]

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== 脚注 ==
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;出典
=== 出典 ===
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=== 釈 ===
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* [[カートリッジ]] - [[インクカートリッジ]]など。
* [[カートリッジ]] - [[インクカートリッジ]]など。
* [[漏斗]](じょうご) - 詰め替え時に零さないよう、活用する人もいる。
* [[漏斗]](じょうご) - 詰め替え時に零さないよう、活用する人もいる。
* [[リフィル処方箋]]-海外で制度化されている一定期間薬局で繰り返し使える処方箋。
* [[リフィル処方箋]] - 一定期間薬局で繰り返し使える処方箋。
* [[使い捨て]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://allabout.co.jp/gm/gc/380133/ 医療情報・ニュース「衛生面は大丈夫 家庭用詰め替えボトルの基礎知識」] - [[All About]]
* [https://allabout.co.jp/gm/gc/380133/ 医療情報・ニュース「衛生面は大丈夫? 家庭用詰め替えボトルの基礎知識」] - [[All About]]
* [http://www.ecomark.jp/criteria/140/140V1_b.pdf 「詰め替え容器・省資源型の容器 Version1」] - 公益財団法人日本環境協会 [[エコマーク]]事務局
* [http://www.ecomark.jp/criteria/140/140V1_b.pdf 「詰め替え容器・省資源型の容器 Version1」] - 公益財団法人日本環境協会 [[エコマーク]]事務局


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2023年3月8日 (水) 09:44時点における最新版

リフィルまたはレフィル: refill)は、詰め替え用品のこと。従来はボールペンの替え芯、ルーズリーフシステム手帳の用紙など、主に文房具のみを指すこともあった[1]

環境問題廃棄物削減石油資源浪費防止)の観点から、他分野の商品でも普及してきている(業務用のみならず、一般の消費者用として)。単純に、「中身入りの本体」に比べ、安価で購入できるという消費者側の利点もある。医療の分野でリフィルと言う言葉としてリフィル処方箋がある。

概要

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液体製品の場合、主にパウチタイプと、ボトルタイプがある。詰め替えの際こぼさないように考慮しているためか、本体容量よりも若干少ない容量になっているものもある(2回分容量のものも同様)。

花王の場合、注ぎやすさやこぼれにくさを考慮し、容器の形状や液体の粘度によって、7種類のタイプのものを使い分けているという(2014年時点)[2]

パウチタイプ[注 1]

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機能面では、注ぎ口を(刃物を用いず)手で切れるスタイルが近年主流となってきている。その他にも詰め替えやすい工夫が続々と開発されてきている[3]。例えば、注ぎ口の反対側にある角に向かって若干低く傾斜しているものなど。

見栄えとしては、「中身入り本体」そのものの外装が、写真やイラスト形式でリフィルのパッケージに描かれているものも登場している。

食品

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入り香辛料の詰め替え用など主に粉末食品においては、古くからあった。瓶入りインスタントコーヒーでは味の素ゼネラルフーヅ(AGF)が2002年に袋タイプを発売し、『瓶が空いたら詰め替えよう!』と啓蒙してきた[4]

日用品

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台所洗剤[注 2]シャンプーリンスハンドソープなど日用品においても、詰め替え用の販売が近年増えている。さらに、化粧水やメイク落としなどにもある。

液体洗剤の詰め替え用は各社から出されていたが、粉末洗剤でも2013年に花王から「アタック高活性バイオEX つめかえパック」(袋ごと箱に入れるタイプ)が発売された[5]

なお、小売店における販売スペースは限られているため、商品によっては「中身入り本体のみ」「詰め替え用のみ」のうちの一方しか置かれていない、消費者に不自由な状況も見られる。ソープ類は同一商品でも複数のフレーバーでラインナップを展開している場合があり、なおさらである。

また、「中身入りの本体」と「詰め替え用」を同梱して売る販促方法も、しばしば見られる。

芳香剤や、トリガータイプの商品(安全上詰め替えが推奨されないカビ取りスプレーなど)では、つけかえ用という表記も見られる。

ギャラリー

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脚注

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出典

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注釈

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  1. ^ 右利きの人の割合の方が多いため、パッケージ正面に向かって左側(上部)が注ぎ口となっている商品がほとんどである。
  2. ^ 台所用洗剤で日本初の詰め替えパックは、サラヤのヤシノミ洗剤(1982年)といわれる。
    第1弾/地球にいいこと - ヤシノミ洗剤)
    ヤシノミ誕生ヒストリー/ヤシノミのひみつ - ヤシノミ洗剤)

関連項目

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外部リンク

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