「小臼歯」の版間の差分
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[[ファイル:Premolars.png|thumb|200px|赤い部分がヒトの小臼歯]] |
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'''小臼歯'''(しょうきゅうし、 |
'''小臼歯'''(しょうきゅうし、premolar)とは、[[哺乳類]]において[[犬歯]]と[[大臼歯]]の間にある[[歯]]。[[人間]]では二対(八本)の歯を持ち、それぞれ近心側から第一小臼歯、第二小臼歯という。それらは通常、二つの咬頭を持ち、頬側の咬頭が大きい。これは特に[[下顎第一小臼歯]]で顕著である。[[下顎第二小臼歯]]は時には舌側に二咬頭を持つこともある。 |
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定義上、小臼歯は犬歯の後ろで、[[乳臼歯]]の脱落した部位に萌出する[[永久歯]]である。哺乳類のうち、初期の[[真獣下綱|真獣類]](有胎盤類)では四対(十六本)の小臼歯があったが、[[新世界サル]]、[[類人猿]]、人間では近心側の二本が失われたと言われている。このため、[[古生物学者]]は人間の小臼歯をPm3とPm4と呼ぶ。 |
定義上、小臼歯は犬歯の後ろで、[[乳臼歯]]の脱落した部位に萌出する[[永久歯]]である。哺乳類のうち、初期の[[真獣下綱|真獣類]](有胎盤類)では四対(十六本)の小臼歯があったが、[[新世界サル]]、[[類人猿]]、人間では近心側の二本が失われたと言われている。このため、[[古生物学者]]は人間の小臼歯をPm3とPm4と呼ぶ。 |
2017年2月16日 (木) 12:09時点における版
小臼歯(しょうきゅうし、premolar)とは、哺乳類において犬歯と大臼歯の間にある歯。人間では二対(八本)の歯を持ち、それぞれ近心側から第一小臼歯、第二小臼歯という。それらは通常、二つの咬頭を持ち、頬側の咬頭が大きい。これは特に下顎第一小臼歯で顕著である。下顎第二小臼歯は時には舌側に二咬頭を持つこともある。
定義上、小臼歯は犬歯の後ろで、乳臼歯の脱落した部位に萌出する永久歯である。哺乳類のうち、初期の真獣類(有胎盤類)では四対(十六本)の小臼歯があったが、新世界サル、類人猿、人間では近心側の二本が失われたと言われている。このため、古生物学者は人間の小臼歯をPm3とPm4と呼ぶ。