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'''カテーテル'''({{Lang-nl-short|katheter}}、 {{Lang-en-short|catheter}})とは、[[医療]]用に用いられる中空の柔らかい管のことである。[[胸|胸腔]]や[[腹腔]]などの[[体腔]]、[[消化器|消化管]]や[[尿管]]などの管腔部または[[血管]]などに挿入し、[[体液]]の排出、薬液や[[造影剤]]などの注入[[点滴静脈注射|点滴]]に用いる。 |
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用途により太さや材質は様々である。血管内で用いられるカテーテルはワイヤーメッシュで補強され、[[トルク]]伝達性を高めている。カテーテルを通じて、血管内拡張用の[[ステント]]・バルーンや閉塞用のコイルを送り込み、治療をする事もある([[血管内治療]])。 |
用途により太さや材質は様々である。血管内で用いられるカテーテルはワイヤーメッシュで補強され、[[トルク]]伝達性を高めている。カテーテルを通じて、血管内拡張用の[[ステント]]・バルーンや閉塞用のコイルを送り込み、治療をする事もある([[血管内治療]])。 |
2017年2月18日 (土) 13:06時点における版
カテーテル(蘭: katheter、 英: catheter)とは、医療用に用いられる中空の柔らかい管のことである。胸腔や腹腔などの体腔、消化管や尿管などの管腔部または血管などに挿入し、体液の排出、薬液や造影剤などの注入点滴に用いる。
用途により太さや材質は様々である。血管内で用いられるカテーテルはワイヤーメッシュで補強され、トルク伝達性を高めている。カテーテルを通じて、血管内拡張用のステント・バルーンや閉塞用のコイルを送り込み、治療をする事もある(血管内治療)。
一般に、カテーテル操作の際にはガイドワイヤーが必ず先行し、ガイドワイヤーに導かれてカテーテルが進行する。穿刺用の針からまずワイヤーを通し、血管内や管腔内にカテーテルを挿入する方法をセルジンガー法という。
歴史
1929年にヴェルナー・フォルスマンが自分の腕にカテーテルを刺して心臓まで届いたところをレントゲン撮影したのが初めてと言われている。 フォルスマンはこの研究で人体実験を行ったことを非難され病院を解雇されているが、後にノーベル医学賞を受賞している。
カテーテルの種類
- 血管造影用カテーテル
- マイクロカテーテル
- バルーンカテーテル
- 心臓カテーテル
- 脳血管カテーテル
- がんカテーテル治療
- 血管留置カテーテル
- 吸引留置カテーテル (ドレイン[要曖昧さ回避]を参照)
- 尿道カテーテル
クラス分類と規制
日本
日本においては通常高度管理医療機器に分類される。日本での流通には製造販売承認が必要である。また、医療機関等への販売、授与には、高度管理医療機器等販売業許可が必要である。