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'''リザードマン'''('''Lizard Man''')は、[[架空]]の[[生物]]で[[トカゲ]]に似た人型の生物。数多くのファンタジー作品に登場し、化け物としても人気な存在とえる。
'''リザードマン'''('''lizard man''')は、[[架空]]の[[生物]]で[[トカゲ]]に似た人型の生物。数多くのファンタジー作品に登場し、モンスターとしてもポピュラーな存在とえる。


== 特徴 ==
== 特徴 ==
リザードマンは、[[人魚]](もしくは[[半魚人|魚人]])や[[狼男]]などのに古くからの伝承や文献もなく、架空の存在であって明確な由来は特にい。そのため、作品によって大まかな共通項はあるものの、細かな性質や設定の相違が見られる。
リザードマンは、[[人魚]](もしくは[[半魚人|魚人]])や[[狼男]]などのように古くからの伝承や文献もなく、架空の存在であって明確な由来は特にい。そのため、作品によって大まかな共通項はあるものの、細かな性質や設定の相違が見られる。


主に共通するイメージは、二足歩行するトカゲトカゲ以外にも[[ワニ]]の様に描かれる場合もある。『[[DRAGON QUEST -ダイの大冒険-]]』に登場する[[魔王軍 (ダイの大冒険)#百獣魔団|クロコダイン]]など)というもので、前足(手)は道具を使える。そのため、剣や盾などで武装した姿がよく見られる。知性はそこそこある(独自の言語を持ったり、人間と会話できるものもいる)が、特筆するほど思慮深くもない。人間よりも腕力があり、戦闘能力も優れている。戦士として有能なため、単独でも強敵となるが、集団となったリザードマンはさらなる恐るべき存在となる。見た目とは違って邪悪な存在ではなく、生命を脅かしたり、生息地を侵したりしなければ、敵対することは少ない。ただし、攻撃的な性格のため、戦いを避けられない場合もある。水辺に棲み、魚などを獲って食料としているとする作品もあれば、逆に砂漠などの乾燥地域に棲むとする作品もある。いずれにしても爬虫類のイメージゆえ、高温の気候を好む傾向にある。
主に共通するイメージは、二足歩行するトカゲというものだが、作品によってはトカゲ以外にも[[ワニ]]型{{Efn2|『[[DRAGON QUEST -ダイの大冒険-]]』に登場する[[魔王軍 (ダイの大冒険)#百獣魔団|クロコダイン]]など。}}や[[カメレオン]]{{Efn2|『[[ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド]]』のリザルフォスなど。}}、[[恐竜]]{{Efn2|「[[ゼルダの伝説シリーズ]]<!--シリーズ名に『』は用ない-->」の一部作品に登場するダイナフォスなど。}}や[[ドラゴン]]{{Efn2|「[[ドラゴンクエストシリーズ]]<!--シリーズ名に『』は用いない-->」におけるリザードマンなど。}}のよに描かれる場合ある。前足(手)は道具を使える。そのため、剣や盾などで武装した姿がよく見られる。知性はそこそこある(独自の言語を持ったり、人間と会話できるものもいる)が、特筆するほど思慮深くもない。人間よりも腕力があり、戦闘能力も優れている。戦士として有能なため、単独でも強敵となるが、集団となったリザードマンはさらなる恐るべき存在となる。見た目とは違って邪悪な存在ではなく、生命を脅かしたり、生息地を侵したりしなければ、敵対することは少ない。ただし、攻撃的な性格のため、戦いを避けられない場合もある。水辺に棲み、魚などを獲って食料としているとする作品もあれば、逆に砂漠などの乾燥地域に棲むとする作品もある。いずれにしても爬虫類のイメージゆえ、高温の気候を好む傾向にある。


多くの作品では敵側として登場する場合が多く、味方側のキャラクターとして登場する実例はごく少数である。
多くの作品では敵側として登場する場合が多く、味方側のキャラクターとして登場する実例はごく少数である。


また、リザードマンは左利きとして書かれることが多い。このような姿でリザードマンが描かれるようになったのは対戦型ゲームブック『[[ロストワールド (ゲームブック)|ロストワールド]]』以降だという説もあるが、ナムコによるコンピュータゲーム『[[ドルアーガの塔]]』ですでにリザードマンは左利きとして描かれており、説の域をでない(『ドルアーガの塔』は[[1984年]]。『ロストワールド』は日本では[[1985年]]、英語版は[[1983年]])。それより以前のものでは、TRPG『[[ルーンクエスト]]』の背景世界[[グローランサ]]において、人間やエルフなどの人間種族はことごとく右利きであるとされているのに対し、竜人族ドラゴニュートは左利きであるという設定が存在する。これは、人間などが定命の祖父という共通の祖先神の末裔であるために『[[定命の祖父]]』と同じ右利きであるのに対し、ドラゴニュートはドラゴンの幼生であり[[定命の祖父]]の子孫ではないであると説明されている。
また、リザードマンは[[左利き]]として書かれることが多い。このような姿でリザードマンが描かれるようになったのは対戦型ゲームブック『[[ロストワールド (ゲームブック)|ロストワールド]]』以降だという説もあるが、ナムコによるコンピュータゲーム『[[ドルアーガの塔]]』ですでにリザードマンは左利きとして描かれており、説の域をでない(『ドルアーガの塔』は[[1984年]]。『ロストワールド』は日本では[[1985年]]、英語版は[[1983年]])。それより以前のものでは、TRPG『[[ルーンクエスト]]』の背景世界[[グローランサ]]において、人間やエルフなどの人間種族はことごとく右利きであるとされているのに対し、竜人族[[龍人|ドラゴニュート]]は左利きであるという設定が存在する。これは、人間などがすべ「[[定命の祖父]]」という共通の祖先神の末裔であるためにすべ定命の祖父と同じ右利きであるのに対し、ドラゴニュートはドラゴンの幼生であり定命の祖父の子孫ではないためであると説明されている。


『[[ソード・ワールドRPG]]』におけるリザードマンは無限に成長し、[[ドラゴン]]に転生するとう伝説が語られている。『[[ルーンクエスト]]』における竜人族[[龍人|ドラゴニュート]]にもこれと同じ特徴がある。
『[[ソード・ワールドRPG]]』におけるリザードマンは無限に成長し、ドラゴンに転生するとう伝説が語られている。『[[ルーンクエスト]]』における竜人族ドラゴニュートにもこれと同じ特徴がある。


== 脚注 ==
『[[ドラゴンクエストシリーズ|ドラゴンクエスト]]』シリーズでのリザードマンはトカゲではなく翼の生えた青いドラゴンの魔物という設定になっている。
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== 関連項目 ==
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*[[龍人]]
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*[[ディノサウロイド]]
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*[[トカゲ男|トカゲ男(UMA)]]
*[[トカゲ男]] ([[未確認動物|UMA]])
*[[ヒト型爬虫類]]
*[[ヒト型爬虫類]]



2021年6月13日 (日) 15:58時点における最新版

リザードマンlizard man)は、架空生物トカゲに似た人型の生物。数多くのファンタジー作品に登場し、モンスターとしてもポピュラーな存在といえる。

特徴

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リザードマンは、人魚(もしくは魚人)や狼男などのように古くからの伝承や文献もなく、架空の存在であって明確な由来は特にない。そのため、作品によって大まかな共通項はあるものの、細かな性質や設定の相違が見られる。

主に共通するイメージは、二足歩行するトカゲというものだが、作品によってはトカゲ以外にもワニ[注 1]カメレオン[注 2]恐竜[注 3]ドラゴン[注 4]のように描かれる場合もある。前足(手)は道具を使える。そのため、剣や盾などで武装した姿がよく見られる。知性はそこそこある(独自の言語を持ったり、人間と会話できるものもいる)が、特筆するほど思慮深くもない。人間よりも腕力があり、戦闘能力も優れている。戦士として有能なため、単独でも強敵となるが、集団となったリザードマンはさらなる恐るべき存在となる。見た目とは違って邪悪な存在ではなく、生命を脅かしたり、生息地を侵したりしなければ、敵対することは少ない。ただし、攻撃的な性格のため、戦いを避けられない場合もある。水辺に棲み、魚などを獲って食料としているとする作品もあれば、逆に砂漠などの乾燥地域に棲むとする作品もある。いずれにしても爬虫類のイメージゆえ、高温の気候を好む傾向にある。

多くの作品では敵側として登場する場合が多く、味方側のキャラクターとして登場する実例はごく少数である。

また、リザードマンは左利きとして書かれることが多い。このような姿でリザードマンが描かれるようになったのは対戦型ゲームブック『ロストワールド』以降だという説もあるが、ナムコによるコンピュータゲーム『ドルアーガの塔』ですでにリザードマンは左利きとして描かれており、説の域をでない(『ドルアーガの塔』は1984年。『ロストワールド』は日本では1985年、英語版は1983年)。それより以前のものでは、TRPG『ルーンクエスト』の背景世界「グローランサ」において、人間やエルフなどの人間種族はことごとく右利きであるとされているのに対し、竜人族ドラゴニュートは左利きであるという設定が存在する。これは、人間などがすべて「定命の祖父」という共通の祖先神の末裔であるためにすべて「定命の祖父」と同じ右利きであるのに対し、ドラゴニュートはドラゴンの幼生であり「定命の祖父」の子孫ではないためであると説明されている。

ソード・ワールドRPG』におけるリザードマンは無限に成長し、ドラゴンに転生するという伝説が語られている。『ルーンクエスト』における竜人族ドラゴニュートにもこれと同じ特徴がある。

脚注

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注釈

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  1. ^ DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』に登場するクロコダインなど。
  2. ^ ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のリザルフォスなど。
  3. ^ ゼルダの伝説シリーズ」の一部作品に登場するダイナフォスなど。
  4. ^ ドラゴンクエストシリーズ」におけるリザードマンなど。

出典

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関連項目

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