「洗礼者ヨハネ」の版間の差分
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Gakuinryou (会話 | 投稿記録) きほん |
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2004年8月12日 (木) 10:36時点における版
洗礼者ヨハネは新約聖書に登場する古代ユダヤの宗教家、預言者。個人の改心を訴え、ヨルダン川で洗礼を授けた。父はザカリア、母はエリザベト。使徒ヨハネとは別人である。
『ルカによる福音書』ではヨハネの母エリザベトとイエスの母マリアは親戚だったという。(ルカ1:36)ヨハネは天使によってその誕生を予言されている。 『マタイによる福音書』3章によればヨハネは「らくだの皮衣を着、腰に革の帯をしめ、いなごと野蜜を食べ物」とする人物であった。改心を呼びかけながら、ヨルダン川で洗礼を授け、多くの支持者を集めた。イエスもヨハネから洗礼を受けている。 『ヨハネによる福音書』1:35ではヨハネの弟子であったシモン・ペテロとアンデレがイエスの最初の弟子になっている。
ヨハネは当時の領主ヘロデ・アンティパスの結婚を非難したため、捕らえられ、処刑された。(マタイ福音書14:1-13) ヨハネの死の顛末は後にオスカー・ワイルドの「サロメ」でも有名となる。(ちなみに聖書には「サロメ」という女性の名前は書かれていない。)
キリスト教において、伝統的にヨハネはイエスの先駆者として位置づけられている。