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「ギアナ高地」の版間の差分

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'''ギアナ高地'''(ギアナこうち、{{lang-es-short|Escudo guayanés}}、{{lang-pt-short|Planalto das Guianas}}、{{lang-fr-short|Plateau des Guyanes}}、{{lang-nl-short|Hoogland van Guyana}})は、[[南アメリカ大陸]]の北部、[[オリノコ川]]、[[アマゾン川]]、およびアマゾン川の支流の1つ、[[ネグロ川]]に囲まれた地域に存在する[[コロンビア]]、[[ベネズエラ]]、[[ガイアナ]]、[[スリナム]]、[[フランス領ギアナ]]、[[ブラジル]]の6か国と地域にまたがる高地である。中心部にある[[カナイマ国立公園]]、面積約3万[[平方キロメートル]]で[[日本]]の[[中国地方]]に匹敵する。一般には、オリノコ川と[[エセキボ川]]に囲まれた地域に点在する[[テーブルマウンテン]]([[テプイ]])を指して使われる
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==地形==
== 地形 ==
ギアナ高地は、'''ギアナ[[楯状地]]'''ともよばれ、ほぼ垂直に切り立ったテーブルマウンテンが数多く点在する。その数は、100を超えるといわれている。標高の高いテーブルマウンテンは、ギアナ高地内でもエセキボ川の西側に多くあり、ネブリナ(3014[[メートル|m]])、[[ロライマ山]](2810m)などがある。エセキボ川の東側のテーブルマウンテンは比較的小規模で標高は1000m以下のものが大多数を占める。
ギアナ高地は、'''ギアナ[[楯状地]]'''ともよばれ、ほぼ垂直に切り立ったテーブルマウンテンが数多く点在する。その数は、100を超えるといわれている。標高の高いテーブルマウンテンは、ギアナ高地内でもエセキボ川の西側に多くあり、[[ネブリナ山]](3014[[メートル|m]])、[[ロライマ山]](2810m)などがある。エセキボ川の東側のテーブルマウンテンは比較的小規模で標高は1000m以下のものが大多数を占める。


[[Image:Angel_falls_in_Venezuela_001.JPG|thumb|250px|right|[[エンジェルフォール]]]]
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テーブルマウンテンの1つ、[[アウヤンテプイ]]には、世界最大の落差を持つ瀑布、[[エンジェルフォール]]がある。
テーブルマウンテンの1つ、[[アウヤンテプイ]]には、世界最大の落差を持つ[[滝]]、[[エンジェルフォール]]がある。


また、同じくテーブルマウンテンのひとつ、[[サリサリニャーマ]]には、現在確認されているだけで8つの大穴が空いている。その穴は最大のものは直径・深さとも350mある。あまりの深さのために、鳥類(山のふもとから木の実を持ってきて種だけ吐き出す[[アブラヨタカ]]など)の活動を除いて穴の内部と外部はほぼ隔絶されており、独自の生態系を築いている。
同じくテーブルマウンテンのひとつ、[[サリサリニャーマ]]には、現在確認されているだけで8つの大穴が空いており、最大のものは直径・深さとも350mある。あまりの深さのために、鳥類([[アブラヨタカ]]など)の往来を除いて穴の内部と外部はほぼ隔絶されており、独自の生態系を築いている。


==地質==
== 地質 ==
ギアナ高地を形成している岩石は、主に20億年から14億年前の[[先カンブリア時代]]に堆積した[[砂岩]]や[[珪岩]]からなり、[[カルスト地形|擬似カルスト]]を呈し、巨大な縦穴の存在が知られている<ref>デーヴィッド・ノット 『失われた世界へ』 金沢文庫、1976年。</ref>。
ギアナ高地を形成している岩石は、主に20億年から14億年前の[[先カンブリア時代]]に堆積した[[砂岩]]や[[珪岩]]からなり、[[カルスト地形|擬似カルスト]]を呈し、巨大な縦穴の存在が知られている<ref>デーヴィッド・ノット 『失われた世界へ』 金沢文庫、1976年。</ref>。


6億年前[[ゴンドワナ大陸]]が[[プレートテクトニクス]]で現在の大陸に分裂したと考えられいる。ギアナ高地の部分は大陸移動の回転軸に当たり、ゴンドワナ大陸時からほとんど移動していないと推定されている。
6億年前に存在した[[ゴンドワナ大陸]]が[[プレートテクトニクス]]で複数の大陸に分裂して現在の位置に移動した中で、ギアナ高地の部分は大陸移動の回転軸に当たり、ゴンドワナ大陸からほとんど移動していないと推定されている。


ギアナ高地とアマゾン川を挟んだ位置に存在する{{仮リンク|ブラジル高原|en|Amazonian Shield}}も同様の地質学的特徴を持っている。また、ギアナ高地付近は[[鉄鉱石]]、[[レアメタル|希少金属]]類など豊富な[[地下資源]]の存在が確認されている。
ギアナ高地とアマゾン川を挟んだ位置に存在する[[ブラジル高原]]も同様の地質学的特徴を持っている。ギアナ高地付近は[[鉄鉱石]]、[[レアメタル|希少金属]]類など豊富な[[地下資源]]の存在が確認されている。


==気候==
== 気候 ==
[[ギアナ]]([[ガイアナ]])は'''水の国'''という意味であり、その名の通り、ギアナ高地は年間4000mmを超える降水量がある。ギアナ高地には年間を通して北東からの貿易風が吹き込む。これがギアナ高地にぶつかり、周囲に大量の降水量をもたらす原因であると考えられている。乾季は12月から4月、雨季は5月から11月である。
[[ギアナ]]([[ガイアナ]])は'''水の国'''という意味であり、その名の通り、年間4000mmを超える降水量がある。年間を通して北東からの貿易風が吹き込む。これがギアナ高地にぶつかり、周囲に大量の降水量をもたらす原因であると考えられている。乾季は12月から4月、雨季は5月から11月である。


==その他==
== その他 ==
[[Image:Mt Roraima in Venezuela 001.JPG|thumb|250px|right|[[ロライマ山]]]]
[[Image:Kukenan Tepuy at Sunset.jpg|thumb|250px|right|[[ロライマ山]]]]
[[ロライマ山]]は[[アーサー・コナン・ドイル]]の小説『[[失われた世界]]』の舞台にもなった。またロライマ山やエンジェルフォールを含む[[カナイマ国立公園]]は[[世界遺産]](自然遺産)にも登録されている([[1994年]])。近年は観光客の増加に伴い、排泄物による汚染や今までギアナ高地になかった種が持ち込まれるなど、[[環境破壊]]が進んでいる。
[[ロライマ山]]は[[アーサー・コナン・ドイル]]の小説『[[失われた世界]]』の舞台にもなった。ロライマ山やエンジェルフォールを含む[[カナイマ国立公園]]は[[世界遺産]](自然遺産)にも登録されている([[1994年]])。近年は観光客の増加に伴い、排泄物による汚染や今までギアナ高地になかった種が持ち込まれるなど、[[自然破壊|環境破壊]]が進んでいる。


== 舞台とする作品 ==
==脚注==
*[[太陽の勇者ファイバード]]
*[[ウルトラマンパワード]]
*[[機動武闘伝Gガンダム]]
*[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]
*[[ガンダム Gのレコンギスタ]]

== 脚注 ==
<references/>
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==関連項目==
== 関連項目 ==
{{Commons|Guiana Highlands}}
{{Commons|Guiana Highlands}}
*[[アウヤンテプイ]]
* [[アウヤンテプイ]]
*[[サリサリニャーマ]]
* [[サリサリニャーマ]]
*[[アウタナテプイ]]
* [[アウタナテプイ]]
*[[ギアナ地方]]
* [[ギアナ地方]]


==外部リンク==
== 外部リンク ==
*[http://eng.parcsnationaux.fr/layout/set/fiche/content/view/full/7566 French Guiana Amazonian Park - Parcs nationaux de France site officiel]
* [http://eng.parcsnationaux.fr/layout/set/fiche/content/view/full/7566 French Guiana Amazonian Park - Parcs nationaux de France site officiel]


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[[Category:世界遺産 か行]]
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2024年10月15日 (火) 14:55時点における最新版

ギアナ高地の領域
テーブルマウンテンクケナン山

ギアナ高地(ギアナこうち、西: Escudo guayanés: Planalto das Guianas: Plateau des Guyanes: Hoogland van Guyana)は、南アメリカ大陸の北部、オリノコ川アマゾン川、およびアマゾン川の支流の1つ、ネグロ川に囲まれた地域に存在するコロンビアベネズエラガイアナスリナムフランス領ギアナブラジルの6か国と地域にまたがる高地である。中心はベネズエラのカナイマ国立公園で、面積約3万平方キロメートル日本中国地方に匹敵する。一般には、オリノコ川とエセキボ川に囲まれた地域に点在するテーブルマウンテンテプイ)を指す。

地形

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ギアナ高地は、ギアナ楯状地ともよばれ、ほぼ垂直に切り立ったテーブルマウンテンが数多く点在する。その数は、100を超えるといわれている。標高の高いテーブルマウンテンは、ギアナ高地内でもエセキボ川の西側に多くあり、ネブリナ山(3014m)、ロライマ山(2810m)などがある。エセキボ川の東側のテーブルマウンテンは比較的小規模で標高は1000m以下のものが大多数を占める。

エンジェルフォール

テーブルマウンテンの1つ、アウヤンテプイには、世界最大の落差を持つエンジェルフォールがある。

同じくテーブルマウンテンのひとつ、サリサリニャーマには、現在確認されているだけで8つの大穴が空いており、最大のものは直径・深さとも350mある。あまりの深さのために、鳥類(アブラヨタカなど)の往来を除いて穴の内部と外部はほぼ隔絶されており、独自の生態系を築いている。

地質

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ギアナ高地を形成している岩石は、主に20億年から14億年前の先カンブリア時代に堆積した砂岩珪岩からなり、擬似カルストを呈し、巨大な縦穴の存在が知られている[1]

6億年前に存在したゴンドワナ大陸プレートテクトニクスで複数の大陸に分裂して現在の位置に移動した中で、ギアナ高地の部分は大陸移動の回転軸に当たり、ゴンドワナ大陸の時代からほとんど移動していないと推定されている。

ギアナ高地とアマゾン川を挟んだ位置に存在するブラジル高原も同様の地質学的特徴を持っている。ギアナ高地付近は鉄鉱石希少金属類など豊富な地下資源の存在が確認されている。

気候

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ギアナガイアナ)は水の国という意味であり、その名の通り、年間4000mmを超える降水量がある。年間を通して北東からの貿易風が吹き込む。これがギアナ高地にぶつかり、周囲に大量の降水量をもたらす原因であると考えられている。乾季は12月から4月、雨季は5月から11月である。

その他

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ロライマ山

ロライマ山アーサー・コナン・ドイルの小説『失われた世界』の舞台にもなった。ロライマ山やエンジェルフォールを含むカナイマ国立公園世界遺産(自然遺産)にも登録されている(1994年)。近年は観光客の増加に伴い、排泄物による汚染や今までギアナ高地になかった種が持ち込まれるなど、環境破壊が進んでいる。

舞台とする作品

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脚注

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  1. ^ デーヴィッド・ノット 『失われた世界へ』 金沢文庫、1976年。

関連項目

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外部リンク

[編集]

座標: 北緯5度08分36秒 西経60度45分45秒 / 北緯5.143333度 西経60.7625度 / 5.143333; -60.7625