コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「IHIエアロスペース」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
サヤ (会話 | 投稿記録)
m 出典の明記タグを削除
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼:「富士重工業」→「SUBARU」カテゴリ変更依頼 - log: Category:富士重工業Category:SUBARU
106行目: 106行目:
[[Category:日産自動車]]
[[Category:日産自動車]]
[[Category:プリンス自動車工業]]
[[Category:プリンス自動車工業]]
[[Category:富士重工業]]
[[Category:SUBARU]]

2017年4月20日 (木) 08:28時点における版

株式会社IHIエアロスペース
IHI AEROSPACE CO., LTD.
種類 株式会社
略称 IA
本社所在地 日本の旗 日本
135-0061
東京都江東区豊洲3-1-1 豊洲IHIビル
設立 2000年
業種 機械
法人番号 4010601031653 ウィキデータを編集
事業内容 宇宙機器、防衛機器等の設計、製造及び販売等
資本金 50億円
主要株主 (株)IHI:100%
外部リンク www.ihi.co.jp/ia/
テンプレートを表示

株式会社IHIエアロスペースとは、日本ロケット飛翔体の総合メーカー。現在は株式会社IHIの子会社であるが、日産自動車株式会社宇宙航空事業部が母体である。

主として固体燃料ロケット(ロケットモーター)技術を応用し、各種宇宙用ロケットの開発及び防衛用ロケットの開発と製造を行っている。

概要

IHIエアロスペースの固体燃料ロケット技術は、戦前中島飛行機が独自に行っていたロケットの研究に端を発し、戦後には、富士産業富士精密工業プリンス自動車工業→日産自動車へと受け継がれて行った。しかし、日産自動車がルノーの資本参入を受けたことにより、日産自動車の宇宙航空部門は分離され、2000年7月1日石川島播磨重工業(現IHI)傘下のアイ・エイチ・アイ・エアロスペースへと社名を変えた。日産からIHIへ事業譲渡された理由については、日産が経営効率化のために自動車関連以外の事業から撤退したかった一方で、日本のロケット技術が海外資本の参入したメーカーの下にあることをよしとしない、という判断も働いたのではないかと言われている[1]

2007年7月1日に石川島播磨重工業がIHIへ社名変更を行ったことに伴い、2008年7月1日に社名がIHIエアロスペースへと変更された。

現在IHIエアロスペースは、IHIで行われていた宇宙開発事業の多くを取り込み、IHIグループの中の宇宙開発の拠点となっている。

沿革

主な製品

宇宙用ロケット製品

  • イプシロン(M-Vの3段・キックステージとH-IIA用SRB-Aで構成されたロケット)
  • M-V(全段固体燃料の大型ロケット)
  • J-IM-3SIIH-II用SRBで構成されたロケット)
  • TR-I(H-IIロケット開発用)
  • TR-IA(無重力実験用小形ロケット)
  • SS-520(科学観測ロケット)
  • S-520(科学観測ロケット)
  • S-310(科学観測ロケット 南極昭和基地から発射の経験あり)
  • S-210(科学観測ロケット 南極昭和基地から発射の経験あり)
  • MT-135(気象観測ロケット)

国際宇宙ステーション きぼう関連製品

  • 船外パレット
  • 宇宙ステーション補給機曝露パレットI型/III型
  • 船外実験プラットフォーム(石川島播磨重工業から譲渡)
  • 国際標準実験ラック(ISPR)(石川島播磨重工業から譲渡)
  • 共通ガス供給装置(CGSE)(石川島播磨重工業から譲渡)
  • 実験データ処理装置(PDH)(石川島播磨重工業から譲渡)

宇宙実験機用製品

宇宙用コンポーネント製品

  • H-II/H-IIASRB/SRB-A(固体燃料ロケットブースタ)
  • 人工衛星用スラスタ BT-4, BT-6等(石川島播磨重工業から譲渡)
  • LNGエンジン LE-8、推力3-4トン級アブレータ型、推力10トン級再生冷却型(石川島播磨重工業から譲渡)
  • 各種火工品

防衛関連製品

出典

  1. ^ 第17回:財団法人日本宇宙フォーラム主任研究員 山中勉 地球人を育てるために(2)”. 汐留イノベーションスタジオ(SIS). 2016年5月19日閲覧。

関連項目

外部リンク