「豊島屋酒造」の版間の差分
金婚 2017年6月23日 (金) 17:33の版を統合 |
|||
1行目: | 1行目: | ||
{{Redirect|金婚|結婚50周年の記念日(金婚式)|結婚記念日}} |
|||
{{Mergefrom|金婚|日本酒#個別銘柄の統合提案|date=2017年6月}} |
|||
{{基礎情報 会社 |
{{基礎情報 会社 |
||
|社名 = 豊島屋酒造 株式会社 |
|社名 = 豊島屋酒造 株式会社 |
||
88行目: | 88行目: | ||
* 屋守 無調整 生 荒責<ref name="toshi-yashu"/> |
* 屋守 無調整 生 荒責<ref name="toshi-yashu"/> |
||
</td></tr></table> |
</td></tr></table> |
||
=== 金婚 === |
|||
'''金婚'''(きんこん)は[[豊島屋本店]]([[東京都]][[千代田区]])が販売する[[清酒]]の総称。同社の関連会社である[[豊島屋酒造]]株式会社([[東京都]][[東村山市]])において醸造している。 |
|||
これは[[明治神宮]]、[[神田明神]]、[[日枝神社 (千代田区)|山王日枝神社]]の、東京における主要三大[[神社]]すべてに御神酒として納める唯一の[[清酒]]である。 |
|||
主な銘柄として、「大吟醸 金婚」、「大吟醸 美意延年(びいえんねん)」、「純米大吟醸 銀婚」、「純米大吟醸 吟の舞(ぎんのまい)」、「純米無濾過原酒 十右衛門(じゅうえもん)」、「特別純米酒 こころ」、「微発泡純米うすにごり生酒 綾(あや)」、また地域限定酒の「神田橋」、「羽田」等がある。 |
|||
これまで[[全国新酒鑑評会]]にて幾多の金賞を受賞しており(平成二十一酒造年度[[全国新酒鑑評会]]では、[[大吟醸]]が金賞受賞)、「[[江戸]][[東京]]の[[地酒]]」として地歩を固めつつある。 |
|||
== 受賞歴 == |
== 受賞歴 == |
2017年7月1日 (土) 04:08時点における版
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒189-0003 東京都東村山市久米川町三丁目14番10号 北緯35度46分2.49秒 東経139度28分25.24秒 / 北緯35.7673583度 東経139.4736778度座標: 北緯35度46分2.49秒 東経139度28分25.24秒 / 北緯35.7673583度 東経139.4736778度 |
設立 | 1596年(慶長元年) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 5012701001659 |
事業内容 | 酒造業 |
代表者 | 代表取締役社長 吉村 俊之 |
主要株主 | 豊島屋本店 |
外部リンク | http://www.toshimayasyuzou.co.jp/ |
豊島屋酒造(としまやしゅぞう)は、東京都東村山市久米川町に工場を、東京都千代田区猿楽町に本社を置く日本の酒造会社である。現在、東京にて伝統を守っている10軒の酒造業者の一つである。
概要
1596年(慶長元年) - 江戸の神田の鎌倉河岸(かまくらがし)で、初代・豊島屋十右衛門が酒屋兼一杯飲み屋の商いを始める。同時に、白酒の醸造を始めた。昭和初期、現在地、東京府北多摩郡久米川村(現・東京都東村山市久米川町)[1]に、豊島屋酒造を設立し、「金婚」、「金婚正宗」ブランドの日本酒を醸造販売する老舗酒造メーカーである[2]。
- 「金婚」、「金婚正宗」の由来
「金婚」は、明治天皇の銀婚式をお祝いする願いを込めて命名した。「金婚正宗」は、明治神宮、神田明神の御神酒として納められている、唯一の酒である[3]。
- 「屋守(おくのかみ)」の由来
豊島屋酒造を守り続け、酒販店や料飲店の繁栄を守るような商品を醸し続けるとの思いから銘名した[4]。
- 仕込み水
豊島屋酒造では、武蔵野台地の地下、深さ150mから汲み上げた水を、仕込み水として使用している[5]。
沿革
- 1596年(慶長元年) - 江戸・神田鎌倉河岸で、豊島屋十右衛門が醸造業を始めた。
- 年代不詳(昭和初期) - 東京府北多摩郡に豊島屋酒造を設立。
- 年代不詳(平成初期) - 各種イベントの開催を開始[6]。
- 2016年(平成28年) - 現在、当主・吉村俊之が蔵を継承している。
- 2016年(平成28年)11月 - JR両国駅舎内の商業施設「-両国-江戸NOREN」に「東京商店」オープン[7]。
営業情報
- 蔵見学
- 定休日 - 年末年始、お盆時期
- 営業時間 - 午前9時 - 午後5時
- 要予約 - インターネット、電話にても可、団体30名以内
- 駐車場 - 有り[6]
主な商品
|
|
金婚
金婚(きんこん)は豊島屋本店(東京都千代田区)が販売する清酒の総称。同社の関連会社である豊島屋酒造株式会社(東京都東村山市)において醸造している。
これは明治神宮、神田明神、山王日枝神社の、東京における主要三大神社すべてに御神酒として納める唯一の清酒である。
主な銘柄として、「大吟醸 金婚」、「大吟醸 美意延年(びいえんねん)」、「純米大吟醸 銀婚」、「純米大吟醸 吟の舞(ぎんのまい)」、「純米無濾過原酒 十右衛門(じゅうえもん)」、「特別純米酒 こころ」、「微発泡純米うすにごり生酒 綾(あや)」、また地域限定酒の「神田橋」、「羽田」等がある。
これまで全国新酒鑑評会にて幾多の金賞を受賞しており(平成二十一酒造年度全国新酒鑑評会では、大吟醸が金賞受賞)、「江戸東京の地酒」として地歩を固めつつある。
受賞歴
- 全国新酒鑑評会
平成14酒造年 - 28酒造年(平成28年7月から平成29年6月に醸造された酒)間[8]
- 「金婚正宗」金賞受賞 - 平成16年、18年、21年受賞
交通
- 鉄道
ギャラリー
-
「江戸 NOREN」 の1階(2017年3月3日撮影)
脚注
- ^ 現在地の久米川町(旧・久米川村)は、江戸時代は幕府直轄領(江川)で、尾張徳川家の設置した鷹場にも含まれた。久米川村は、明治維新後は韮山県の所属となり、1878年(明治11年)に北多摩郡、1880年(明治13年)には埼玉県入間郡に属していた。
- ^ 豊島屋酒造 - 「蔵のあらまし」
- ^ a b 豊島屋酒造 - 「金婚の紹介」
- ^ a b 豊島屋酒造 - 「屋守の紹介」
- ^ 豊島屋酒造 - 「私たちのお酒」
- ^ a b 豊島屋酒造 - 蔵人はお酒を醸し、人と人の縁を醸す、各種イベントを開催している。「お酒と酒粕を使った料理」、「音楽を楽しむ酒造コンサート」、「家族で楽しむ酒造ひな祭り」、「子どもたちの工作ワークショップ」など
- ^ 朝日新聞「日本酒 飲むなら東京産でしょ」売り込みの動き盛ん、「酒造」-オフィス街のビルで醸造(東京港醸造)、「小売」-都内10ヵ所の酒がずらり、「行政」-「酒どころ多摩」PR、2017年4月14日。
- ^ 独立行政法人 酒類総合研究所 -「全国新酒鑑評会 入賞酒一覧表」
関連文献
- 『アクアネット = Aqua net : 産地と消費地をネットする水産情報誌』特集 酒と魚の相思相愛 : 味わい膨らむ間柄「酒蔵と漁師のコラボイベント 申し込み殺到 主催者も驚く人気ぶり:東京都東村山市 豊島屋酒造」2015年9月、国立国会図書館蔵書
- 『金婚正宗(きんこんまさむね)(デジタル大辞泉プラス)』「東京都、豊島屋酒造株式会社の製造する日本酒、平成21年酒蔵年度の全国新酒鑑評会で金賞を受賞」国立国会図書館参考情報
- 『日本醸造協会雑誌』「新しいタイプのろ過機のテスト 協力 : 豊島屋酒造株式会社」1987年、国立国会図書館蔵書