「ヴェラ＝エレン」の版間の差分
m →外部リンク |
|||
| 45行目: | 45行目: | ||
1939年、18歳のときに[[ジェローム・カーン]]と[[オスカー・ハマースタイン2世]]のミュージカル『''[[ |
1939年、18歳のときに[[ジェローム・カーン]]と[[オスカー・ハマースタイン2世]]のミュージカル『''[[:en:Very Warm for May|Very Warm for May]]'' 』で[[ブロードウェイ]]劇場デビュー。彼女は背が高くなかったが、[[ラジオシティ・ミュージックホール]]のダンスカンパニー「[[ロケッツ (ダンス)|ザ・ロケッツ]]」で最も若いメンバーの1人となった。これをきっかけに、ブロードウェイのミュージカル『[[パナマ・ハッティー]]』、『[[バイ・ジュピター]]』、『[[コネティカット・ヤンキー]]』で役を得て、演じていた所を[[サミュエル・ゴールドウィン]]に見出され、1945年の映画『[[ダニー・ケイの天国と地獄]]』で[[ダニー・ケイ]]と[[ヴァージニア・メイヨ]]の相手役を演じることとなる。 |
||
彼女は『[[ワーズ&ミュージック]]』（1948年）、『[[オン・ザ・タウン|踊る大紐育]]』（1949年）で[[ジーン・ケリー]]とデュエットを踊り、[[マルクス兄弟]]の最後の映画『[[ラヴ・ハッピー]]』（1949年）に出演。、『[[土曜は貴方に]]』（1950年）と『[[ベル・オブ・ニューヨーク]]』（1952年）で[[フレッド・アステア]]と並び主役となる。『[[ホワイト・クリスマス (映画)|ホワイト・クリスマス]]』（1954年）で[[ビング・クロスビー]]と、『''[[:en:Call Me Madam|Call Me Madam]]'' 』（1953年）、『''[[ |
彼女は『[[ワーズ&ミュージック]]』（1948年）、『[[オン・ザ・タウン|踊る大紐育]]』（1949年）で[[ジーン・ケリー]]とデュエットを踊り、[[マルクス兄弟]]の最後の映画『[[ラヴ・ハッピー]]』（1949年）に出演。、『[[土曜は貴方に]]』（1950年）と『[[ベル・オブ・ニューヨーク]]』（1952年）で[[フレッド・アステア]]と並び主役となる。『[[ホワイト・クリスマス (映画)|ホワイト・クリスマス]]』（1954年）で[[ビング・クロスビー]]と、『''[[:en:Call Me Madam|Call Me Madam]]'' 』（1953年）、『''[[:en:Let's Be Happy|Let's Be Happy]]'' 』（1957年）で[[ドナルド・オコーナー]]と共演。 |
||
1950年代、彼女は「ハリウッドの最も細いウエスト」と言われ<ref>{{imdb name|id=0893584|name=Vera-Ellen}}</ref>、[[拒食症]]で苦しんだと言われる<ref name="Soren"/>。[[摂食障害]]により彼女の実際の年齢より上に見えるため、[[1954年]]の『[[ホワイト・クリスマス (映画)|ホワイト・クリスマス]]』の彼女の衣装はローブとナイトウェアを含み全て首を覆うようになっていたとも言われる。しかし、[[1954年]]10月、映画『[[スタア誕生 (1954年の映画)|スタア誕生]]』のプレミア上映には、首も肩も露出した姿で公の場に現われており、この説には信憑性がない<ref>この時の映像は、YouTube で見ることができる。</ref>。 |
1950年代、彼女は「ハリウッドの最も細いウエスト」と言われ<ref>{{imdb name|id=0893584|name=Vera-Ellen}}</ref>、[[拒食症]]で苦しんだと言われる<ref name="Soren"/>。[[摂食障害]]により彼女の実際の年齢より上に見えるため、[[1954年]]の『[[ホワイト・クリスマス (映画)|ホワイト・クリスマス]]』の彼女の衣装はローブとナイトウェアを含み全て首を覆うようになっていたとも言われる。しかし、[[1954年]]10月、映画『[[スタア誕生 (1954年の映画)|スタア誕生]]』のプレミア上映には、首も肩も露出した姿で公の場に現われており、この説には信憑性がない<ref>この時の映像は、YouTube で見ることができる。</ref>。 |
||
| 61行目: | 61行目: | ||
== 出演映画 == |
== 出演映画 == |
||
* [[ダニー・ケイの天国と地獄]]''[[ |
* [[ダニー・ケイの天国と地獄]]''[[:en:Wonder Man (film)|Wonder Man]]'' (1945) |
||
* [[ダニー・ケイの牛乳屋]]''[[ |
* [[ダニー・ケイの牛乳屋]]''[[:en:The Kid from Brooklyn]]'' (1946) |
||
* ''[[ |
* ''[[:en:Three Little Girls in Blue|Three Little Girls in Blue]]'' (1946) |
||
* ''[[ |
* ''[[:en:Carnival in Costa Rica|Carnival in Costa Rica]]'' (1947) |
||
* [[ワーズ&ミュージック]]''[[ |
* [[ワーズ&ミュージック]]''[[:en:Words and Music (1948 film)|Words and Music]]'' (1948) |
||
* [[ラヴ・ハッピー]]''[[ |
* [[ラヴ・ハッピー]]''[[:en:Love Happy|Love Happy]]'' (1949) |
||
* [[オン・ザ・タウン|踊る大紐育]]''[[ |
* [[オン・ザ・タウン|踊る大紐育]]''[[:en:On the Town (film)|On the Town]]'' (1949) |
||
* [[土曜は貴方に]]''[[ |
* [[土曜は貴方に]]''[[:en:Three Little Words (film)|Three Little Words]]'' (1950) |
||
* [[銀の靴]]''[[ |
* [[銀の靴]]''[[:en:Happy Go Lovely|Happy Go Lovely]]'' (1951) |
||
* [[ベル・オブ・ニューヨーク]]''[[ |
* [[ベル・オブ・ニューヨーク]]''[[:en:The Belle of New York|The Belle of New York]]'' (1952) |
||
* ''[[ |
* ''[[:en:Call Me Madam (film)|Call Me Madam]]'' (1953) |
||
* ''[[ |
* ''[[:en:Big Leaguer|Big Leaguer]]'' (1953) |
||
* [[ホワイト・クリスマス (映画)|ホワイト・クリスマス]]''[[ |
* [[ホワイト・クリスマス (映画)|ホワイト・クリスマス]]''[[:en:White Christmas (film)|White Christmas]]'' (1954) |
||
* ''[[ |
* ''[[:en:Let's Be Happy|Let's Be Happy]]'' (1957) |
||
==脚注== |
==脚注== |
||
2017年8月28日 (月) 12:41時点における版
| ヴェラ＝エレン Vera-Ellen | |
|---|---|
| 本名 | Vera Ellen Westmeier Rohe |
| 生年月日 | 1921年2月16日 |
| 没年月日 | 1981年8月30日（60歳没） |
| 出生地 | オハイオ州 |
| 国籍 |
 アメリカ合衆国 |
ヴェラ＝エレン(Vera-Ellen, 1921年2月16日 – 1981年8月30日) はアメリカ合衆国の女優、ダンサー。主にフレッド・アステア、ジーン・ケリー、ドナルド・オコーナーのダンス・パートナーとして有名。
経歴
デビュー前
ヴェラ＝エレンは、本名をヴェラ・エレン・ウエストマイヤー・ローエ(Vera Ellen Westmeier Rohe) といい、シンシナティの郊外、オハイオ州ノーウッドでドイツの移民の子孫であるマーティン・ローエとアルマ・キャサリン・ウエストメイヤーの間で生まれた[1]。 彼女は9歳でダンスを始め、上達が早かった。16歳の時、ラジオのオーディション番組『Major Bowes Amateur Hour』で勝ち、プロとして活動を始める。
デビュー後
1939年、18歳のときにジェローム・カーンとオスカー・ハマースタイン2世のミュージカル『Very Warm for May 』でブロードウェイ劇場デビュー。彼女は背が高くなかったが、ラジオシティ・ミュージックホールのダンスカンパニー「ザ・ロケッツ」で最も若いメンバーの1人となった。これをきっかけに、ブロードウェイのミュージカル『パナマ・ハッティー』、『バイ・ジュピター』、『コネティカット・ヤンキー』で役を得て、演じていた所をサミュエル・ゴールドウィンに見出され、1945年の映画『ダニー・ケイの天国と地獄』でダニー・ケイとヴァージニア・メイヨの相手役を演じることとなる。
彼女は『ワーズ&ミュージック』（1948年）、『踊る大紐育』（1949年）でジーン・ケリーとデュエットを踊り、マルクス兄弟の最後の映画『ラヴ・ハッピー』（1949年）に出演。、『土曜は貴方に』（1950年）と『ベル・オブ・ニューヨーク』（1952年）でフレッド・アステアと並び主役となる。『ホワイト・クリスマス』（1954年）でビング・クロスビーと、『Call Me Madam 』（1953年）、『Let's Be Happy 』（1957年）でドナルド・オコーナーと共演。
1950年代、彼女は「ハリウッドの最も細いウエスト」と言われ[2]、拒食症で苦しんだと言われる[1]。摂食障害により彼女の実際の年齢より上に見えるため、1954年の『ホワイト・クリスマス』の彼女の衣装はローブとナイトウェアを含み全て首を覆うようになっていたとも言われる。しかし、1954年10月、映画『スタア誕生』のプレミア上映には、首も肩も露出した姿で公の場に現われており、この説には信憑性がない[3]。
彼女は1957年に映画界を引退。1958年や1959年に、ダイナ・ショアやペリー・コモのテレビ・バラエティ番組にゲスト出演したのが、末期の芸能活動の例であった。
プライベート
ヴェラ＝エレンは二回結婚していた。1941年から1946年までの最初の夫はダンサー仲間のロバート・ハイタワー[4]。1954年から1966年までの2番めの夫は、大富豪ビクター・ロスチャイルド。どちらの結婚も離婚で終わる。ロスチャイルドとの結婚中、娘を出産しビクトリア・エレン・ロスチャイルドと名付ける。しかし1963年乳幼児突然死症候群で死亡。
彼女の子供の死後、ヴェラ＝エレンは公の場から姿を消す。
出演映画
- ダニー・ケイの天国と地獄Wonder Man (1945)
- ダニー・ケイの牛乳屋en:The Kid from Brooklyn (1946)
- Three Little Girls in Blue (1946)
- Carnival in Costa Rica (1947)
- ワーズ&ミュージックWords and Music (1948)
- ラヴ・ハッピーLove Happy (1949)
- 踊る大紐育On the Town (1949)
- 土曜は貴方にThree Little Words (1950)
- 銀の靴Happy Go Lovely (1951)
- ベル・オブ・ニューヨークThe Belle of New York (1952)
- Call Me Madam (1953)
- Big Leaguer (1953)
- ホワイト・クリスマスWhite Christmas (1954)
- Let's Be Happy (1957)
脚注
- ^ a b Soren, David (2003). Vera-Ellen - The Magic and the Mystery. Luminary Press. ISBN 978-1887664486
- ^ Vera-Ellen - IMDb
- ^ この時の映像は、YouTube で見ることができる。
- ^ cf. Soren, p.71-72: "The stable happy marriage with Bob Hightower lasted from their wedding day on February 4, 1941 (some sources say February 1942 or March 17, 1943) to their official separation in 1946...Photos of...Vera Ellen hit the newspapers on November 28, 1946 when a default divorce was granted in Los Angeles"「ボブ・ハイタワーとの安定した幸せな結婚生活が続いたのは、結婚式のあった1941年2月4日(別の説では、1942年2月とも、1943年3月17日とも)から、1946年の正式な離婚までだった...1946年11月28日にロサンゼルスで離婚手続きが認められときには、ヴェラ＝エレンの写真が新聞を賑わせた」
