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[[山口県]]に生まれる。[[1931年]]、小学校4年生の時に父親の退官に伴い、朝鮮半島より内地([[愛媛県]][[松山市|松山]])に戻る。旧制松山中学校<ref>[http://members3.jcom.home.ne.jp/shishoukaku/05shushinkai/002paper/13090102matsuyama.html 松山中学時代の思い出 松山中学入学]</ref>(現・[[愛媛県立松山東高等学校]])を経て、[[1946年]]、[[慶應義塾大学]][[工学部]]応用化学科卒業。慶應義塾大学工学部大学院在学兼[[東京大学]]第一工学部付属試験所嘱託。[[1949年]]、[[通商産業省]]に技官として入省。[[1961年]]、通商産業省(課長)を退任後、[[:en:New York Institute of Technology|ニューヨーク工科大学]]教授に就任。アメリカ政府の技術開発に携わる。


== 著書 ==
== 著書 ==

2017年8月28日 (月) 13:14時点における版

馬野 周二(うまの しゅうじ、1921年- )は、日本の技術者著作家。工学博士、技術士。専門分野(化学)の論文、報告書[1]の他、国際政治や国際経済についての著書を多数執筆した[2]。父親は内務省官僚であり、朝鮮総督府の高官であった[3]

略歴

山口県に生まれる。1931年、小学校4年生の時に父親の退官に伴い、朝鮮半島より内地(愛媛県松山)に戻る。旧制松山中学校[4](現・愛媛県立松山東高等学校)を経て、1946年慶應義塾大学工学部応用化学科卒業。慶應義塾大学工学部大学院在学兼東京大学第一工学部付属試験所嘱託。1949年通商産業省に技官として入省。1961年、通商産業省(課長)を退任後、ニューヨーク工科大学教授に就任。アメリカ政府の技術開発に携わる。

著書

  • 『石油危機の幻影 エネルギーをめぐる地政学』 ダイヤモンド社 1980年
  • 『石油危機の解決 日本のエネルギー・システム』 ダイヤモンド社 1980年
  • 『アメリカ落日の論理』 ダイヤモンド社 1981年
  • 『アメリカ帝国の大謀略 日本に最も危険な国』 徳間書店 1982年[5]
  • 『大日本技術帝国』 光文社 1982年[6]
  • 『大凶慌 世界経済の破局が襲来する』  ABC出版 1983年[7]
  • 『衰亡の法則 文明・社会・国家・産業・企業』 PHP研究所 1983年[8]
  • 『アメリカは信頼できるか レーガン政略の読み方』 ABC出版 1983年
  • 『日米最終戦争』 徳間書店 1983年
  • 『技術文明の法則 1990年代日本の条件』 ダイヤモンド社 1984年
  • 『破局の論理』 PHP研究所 1984年
  • 『日米逆転の大予言 歴史構造の必然を明かす』 ABC出版 1985年
  • 『栄枯盛衰の科学』 PHP研究所 1986年
  • 『日本の危険 日米対決の深層』 東明社 1986年 (藤原肇との共著)[9]
  • 『日本に亡国の音(おん)が聞こえる』 経済界 1987年
  • 『大転換の力学 1990年代 日本の条件』 PHP研究所 1987年 (『技術文明の法則』の新版)
  • 『経済裏陰謀の常識 日本人は何も知らないのか』 青春出版社 1987年[10]
  • 『日本はどう進むべきか 1989年の大恐慌』 竹井出版 1988年
  • 『嵌められた日本 日米相克の深層を抉る』 プレジデント社 1989年[11] 
  • 『アメリカの詐謀 日本の大愚』 天山出版 1990年 (『日米最終戦争』の新版)
  • 『平成日本は本当に平成か 日本はどう進むべきか』 竹井出版 1990年
  • 『米ソが仕掛ける騙しの経済』 かんき出版 1990年
  • 『人類文明の秘宝「日本」』 徳間書店 1991年
  • 『壊される日本 「心」の文明の危機』 プレジデント社 1993年
  • 『村山政権と日本の命運』 本の森出版センター  1994年
  • 『この日本人を見よ 在りし日の人たち』 フォレスト出版 1998年
  • 『世界最終戦争論 文明と戦争の大潮流を解く』 東興書院 1988年、2000年
  • 『朝鮮半島の真実 日本人の魂朝鮮人の魂』 フォレスト出版 2000年

翻訳及び監訳(解説)

  • ロバート・C・ベックマン『ダウンウェーブ 大恐慌は避けられない』 徳間書店 1983年
  • エマニュエル・ジョセフソン 『ロックフェラーがアメリカ経済をダメにした』 徳間書店 1989年
  • ネスタ・H・ウェブスター『世界革命とイルミナティ』 東興書院 1990年[12]
  • カーチス・B・ドール『操られたルーズベルト』 プレジデント社 1991年[13]
  • エマヌエル・ジョセフソン『ルーズヴェルトが20世紀をダメにした』 徳間書店 1991年
  • 『対日宣戦教書! 暴かれた「悪魔の選択」 米CIAレポート「JAPAN2000」の深層を抉る』 徳間書店 1992年[14]
  • ネスタ・H・ウェブスター『世界秘密結社(1)』 東興書院 1992年
  • ネスタ・H・ウェブスター『世界秘密結社(2)』 東興書院 1992年
  • ジェームス・パーロフ『権力の影 外交評議会「CFR」とアメリカの衰退 アメリカ国際謀略の伏魔殿を抉る!』 徳間書店 1992年[15]
  • ジョージ・アームストロング『ロスチャイルド世界金権王朝』 徳間書店 1993年[16]

論攷

  • 『秀真伝講解 巻一』
  • 『秀真伝講解 巻二』
  • 『秀真伝講解 巻三』
  • 『論攷集成 巻一 』
  • 『論攷集成 巻二(全貌論文)』
  • 『論攷集成 巻三 』
  • 『20世紀の深層』(『月刊公論』の連載「深層を読む」収録)
  • 『アメリカ Vs 日独 経済闘争』
  • 『論攷・エネルギー』
  • 『エネルギー技術特論』
  • 『歴史工学特論』
  • 『日本の時代が来る』
  • 『日米対決の構図』

参考文献

  • 浜名寛祐『日韓正宗溯源』
  • 石原莞爾『最終戦争論』『戦争史大観』
  • 『石原莞爾選集(合本版)』(たまいらぼ出版、2002年)[17]
  • 松本善之助『ホツマツタヘ 続 秘められた日本古代史』(毎日新聞社、1984年)
  • G.L.ウエスト(著)、佐伯宣親 他(編訳)『憲法改悪の強要』(嵯峨野書院、1980年)
  • 由水常雄『ローマ文化王国 新羅』(新潮社、2001年)

脚注

  1. ^ 海水淡水化技術、高温ガス炉に関する論文等。
  2. ^ 「歴史工学」という呼称は草柳大蔵による。
  3. ^ 京城府の府尹(市長)。
  4. ^ 松山中学時代の思い出 松山中学入学
  5. ^ 参考書籍として、藤原肇『石油と金の魔術』 (カサンドラ・プレス、1982年)。
  6. ^ 草柳大蔵による筆者紹介、小室直樹による推薦文がある。
  7. ^ 藤原肇『アメリカから日本の本を読む』(文藝春秋、1988年) に藤原肇による書評。
  8. ^ 文庫版(1986年刊)に公文俊平による解説。
  9. ^ 対談を中心とした共著。藤原肇(理学博士、在米)は石油を専門とするジオロジスト。
  10. ^ 一部に広瀬隆『億万長者はハリウッドを殺す』上下 (講談社、1986年)の資料が引用されている。なお、本書及び『大日本技術帝国』(光文社、1982年)には小室直樹による推薦文がある。
  11. ^ 財界通信社刊『月刊公論』の連載「深層を読む」を編集した著作。連載終了後は月刊『ニューリーダー』(はあと出版株式会社、1988年創刊)に寄稿。
  12. ^ Nesta Helen Webster(著)『WORLD REVOLUTION,The Plot Against Civilization』(1921年)の完訳。
  13. ^ Curtis B Dall(著)『FDR, my exploited father-in-law』及びCurtis B Dall、Anthony Hilder(著)『The War Lords of Washington: Secrets of Pearl Harbor An Interview with Col. Curtis.B. Dall 』の完訳。Curtis B Dallはフランクリン・ルーズベルトの女婿。後者の別訳(馬野周二訳)は『日本の危険』に所収。
  14. ^ 米国中央情報局による報告書『JAPAN2000(DRAFT)』 の完訳に解説を付した書。新井信介との共著。
  15. ^ James Perloff(著)『The Shadows of Power: The Council on Foreign Relations and the American Decline』(1988年)の完訳。James Perloffはジョン・バーチ協会の新聞『The New American』の寄稿者。
  16. ^ 監訳者(馬野)は原書の内容の一部に疑義を呈している。
  17. ^ 「石原莞爾論集」に馬野周二による小論収録。

関連項目

外部リンク