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2017年9月2日 (土) 00:41時点における版
テンテンは、岸本斉史作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の人物。アニメでの声優は田村ゆかり。
概要
マイト・ガイ率いる【第三班】(ガイ班)の紅一点。チームメイトはロック・リーと日向ネジ。ナルトたちと同期に中忍試験を受けているが、彼らより1つ年上である。
茶髪の髪をお団子頭にしているのが特徴[1]で、チャイナ服[要曖昧さ回避]を着用していることが多い。ガイ班の中では唯一姓が不明である。作者曰く「お気に入りのキャラクターデザインである」とのこと。
個性的なガイ班のメンバーにあって唯一の中立的な存在であり、それゆえにメンバー相互の緩衝役にもなっている。しっかり者で世話好きな性格の為、基本的には公平に接する[2]。度々無茶をするリーの面倒や、ネジの修行相手をよくしている。また、サスケ抹殺の決定で泣き崩れる山中いのを一喝する犬塚キバに反論するなど、強気ながらも優しい面が垣間見える。ややフェミニストの気がある。また、アニメオリジナルではリーに想いを寄せているような描写がされている。
綱手のような強いくノ一になるのが夢で、彼女が五代目火影として帰ってきた時には人一倍喜んでいた。疾風伝では過去の話でその憧れから、口寄せに興味を持ち時空間忍術の才を見出している。またそれに飽き足らず医療忍術をはじめ、飲酒や博打をしようとするなど、綱手を真似ようとしたものの、どれも失敗に終わっている。
アニメでは、入院しているリーの代理でスリーマンセルを組む事になったナルトに対し「もっと格好良いのを期待していた」と発言したり、ナルトとネジを困らせるなど、ややワガママで少々雑な面もしばしば見られる。
面識はあるものの、原作では最終話に至るまでナルトに一度も名前を呼ばれておらず、一対一の会話もしていない。また、同期メンバーの中では唯一最後まで単行本の表紙に描かれていない。
プロフィール
- 忍者登録番号:012573
- 忍者学校卒業年齢:12歳
- 中忍昇格年齢:15歳
- 誕生日:3月9日
- 星座:うお座
- 血液型:B型
- 身長 155cm(14歳時)→164cm(17〜18歳時)
- 体重:43kg(14歳時)→47.3kg(17〜18歳時)
- 好きな食べ物:中華まん、ゴマ団子
- 嫌いな食べ物:梅干し
- 好きな言葉:百発百中
- 趣味:占い
- 戦ってみたい相手:テマリ、春野サクラ
第一部
中忍試験のペーパーテストでは忍具を使ってリーにカンニングを指示、死の森ではサクラのピンチに駆けつけたリーをネジと探す為、ナルトらと遭遇した。予選ではテマリと対戦、得意の忍具で応戦するも、テマリの風遁忍術とは非常に相性が悪く、そのパワーの前に吹き飛ばされ敗北した[3]。
原作での活躍はほとんど描かれないままだが、アニメオリジナルストーリーでは何度も登場しており、彼女がメインとなっている話もあった。最終話では、他の木ノ葉のメンバー全員がマツリ奪還のために我愛羅たちの援護に向かった中、一人だけ別任務に出ていてその任務に参加できなかったことを知り、半ば八つ当たりのようにリーを相手に組み手をしていた。
第二部
中忍に昇格して登場。第二部以降も、やはりアニメオリジナルストーリーでの活躍が目立っている。「三尾出現の章」では、リーと共に封印班の援護を担当。また、第一部と同様、彼女がメインとなっている話もあった。
ガイ班の一員として「風影奪還任務」に参加。カカシ班(第七班)の応援に駆けつける過程で暁メンバーの干柿鬼鮫と戦闘に入る。鬼鮫をして「思ったよりやり手」と言わしめるも、ネジ・リーともども「水牢の術」によって捕われる。しかし、ネジの手により危機を脱し、暁アジト前でカカシ班と合流。アジトに張られた結界を解くが、「鏡面襲者の術」で同時に出現した自分の偽者と闘うことになり、辛くも勝利[4]。その後、ガイ班はカカシ・ナルトと対戦していた暁の一人・デイダラを追い詰めるが、デイダラは「自爆分身」の術を使い逃亡する。
ペイン襲撃時には、ガイ班の仲間と共に久々に登場。ペインに深傷を負わされた日向ヒナタのもとに駆けつけた。ペイン戦終結後は、木ノ葉によるサスケの始末に同意する。
第四次忍界大戦では第1部隊に配属され、白ゼツや「穢土転生」で蘇った忍達と戦闘。金角が落とした宝具・芭蕉扇を拾い善戦するが、芭蕉扇にチャクラをとられすぎて夜にはダウンした。マダラが十尾の人柱力になった際には彼が排出していった紅葫蘆と琥珀の浄瓶を拾い敵の封印に向かうが、「無限月読」の幻術世界に引き込まれ、その際には「リーとガイがクール(?)に振る舞うのでツッコミを入れる必要が無くなった世界」を見せられていた(ただ、ネジに「アレにはツッコまなくていいのか」と自分がツッコミを入れられていた)。
疾風伝では「無限月読」で見せられた世界に関するエピソードが「ROAD TO TENTEN」としてアニメオリジナルエピソードとして放送されており、リーとガイは原作同様クールな性格になっているが、ネジや他のメンバーの性格や世界観は劇場版『ROAD TO NINJA』における「限定月読」の世界と同じ設定となっている。自分がマダラの幻術に掛けられたことを察知しており、何とか幻術を解除しようと模索し当初は他のメンバーを避けていたが、雨隠れの里の忍に唆されて雨隠れの木ノ葉隠れ襲撃計画に内通していた裏切り者として捕えられてしまう。その後リーとネジの言葉で真実を打ち明けるも、直後に山椒魚の半蔵が木ノ葉を襲撃し、ミナトの下へ届いた情報から事前に計画を知っていたメンマ(「無限月読」内でのナルト)が本物の協力者を捕えたことで疑いが晴れる。そしてメンマの言葉で里を守るために彼と共に半蔵と交戦し、六道仙人の宝具(紅葫蘆、琥珀の浄瓶)を使用して撃退することに成功する。しかし同時に「無限月読」の術中に完全に囚われてしまう。
第四次忍界大戦後、ナルトとヒナタの結婚式に出席した際には、2人に特注のクナイをプレゼントした。その約10年後には、忍者を続ける傍ら新しい忍具の開発にも着手し、それが高じて武器屋「忍具転転転」を経営している。店内には大戦時に使った六道仙人の宝具も非売品として展示されているが、平和になった世界では武器があまり重宝されないため客があまり来ないことを嘆いている。
能力
時空間忍術の素養を持つが、緻密なチャクラコントロールを苦手としている。ガイ班に所属してからはガイの指導で体術を重点的に鍛えており、その中で忍具に魅せられていった結果、前述の時空間忍術の才を応用することで、多種多様の忍具を巻物から口寄せして使い分けるようになった。接近戦では状況に応じ棒術を使って戦う。巻物は、第一部では通常サイズのもののみを使用していたが、第二部からは大型のものも背負って使うようになった。
「ナルトの背中~仲間の軌跡~」では後方支援でしか役に立てない自身を悔いている描写があり、同時に自身を無自覚に便利屋扱いするガイ班の仲間達に腹を立てる場面もある。だがガイの助言と指導によって口寄せの術を使用するために必要なチャクラを増やすための体力や精神力を強化し、これによって口寄せの術の自在さや規模が増していった。
使用術一覧
(術の詳細についてはNARUTO -ナルト-の術を参照)
- 双昇龍(アニメオリジナル)
- 操具・天鎖災(アニメオリジナル)
- 爆龍激(アニメオリジナル)
- 地団駄(アニメオリジナル)
- 双昇龍・弐之巻(激闘忍者大戦!EX、EX2)
- 昇龍の舞(激闘忍者大戦!3、4、EX、EX2)
- 操具・廻燕劇(ナルティメットアクセル/疾風伝・通常奥義)
- 操具・大鉄塊(ナルティメットアクセル/疾風伝・逆転奥義)
- 操具・天鋼災(ナルティメットアクセル/疾風伝・覚醒奥義)
- 操具・死球撃(ナルティメットアクセル/第一部・通常奥義)
- 操具・襲千刃(ナルティメットアクセル/第一部・逆転奥義)
- 操具・浮刃壁(ナルティメットアクセル/第一部・覚醒奥義)
- 操具・天刃乱万(ナルティメットストーム)
- 操具・襲演千刃 (ナルティメットストーム)
- 操具・鋼針乱華 (ナルティメットストーム)
- 操具・天鋼災(ナルティメットクロス)
- 操具・縛流星(ナルティメットポータブル)
- 操具・爆砕玉(ナルティメットストーム2)
- 操具・極大鉄球(ナルティメットストーム2)
- 変化の術(アニメ)
映画
- 劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝
- 兵馬俑の迎撃部隊にガイなどと共に参加。
- 劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者
- シカマルを隊長にナルトとサクラを連れ戻しに向かうが、なりゆきで卑留呼の配下と戦闘になる。
- ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-
- 当該項目を参照。
- THE LAST -NARUTO THE MOVIE-
- 隕石破砕に参加。セリフはなし。
脚注
- ^ メディアでは三つ編みにしていることもある。『THE LAST』の設定画ではお団子頭を残しつつも、余った髪は三つ編みにしている。
- ^ 同級生のくノ一の中で唯一サスケを呼び捨てにしている(逆にナルトのことは当初は君付けで呼んでいた)。
- ^ 原作ではここでの戦闘シーンが描かれずに終わったが、アニメでは詳しく戦闘が描かれ、切り札「双昇龍」をはじめとする忍具の口寄せを初披露した。
- ^ 原作では詳細が明らかにならなかったが、アニメではその詳細が描かれ、戦闘中に体力面でピンチに陥るが、リーがとっさに思い出した修行中の合言葉「昨日の自分より強く」を聞き、復活の原動力を得て、「操具・天鎖災」を使い勝負を決めた。
関連項目
- シャドウ・リュウ - モデルとなった実在の人物で、本キャラクターと同じ旧芸名の女優。