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「コロちゃんのコロッケ屋!」の版間の差分

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* [https://web.archive.org/web/20070608163750/http://corochan.co.jp/top.html コロちゃんのコロッケ屋!] - [[インターネットアーカイブ]]内のアーカイブキャッシュ
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* [http://www5.ocn.ne.jp/~teisyaba/korotyan/index.html コロちゃんのコロッケ屋 しばらく休業します!!] - かつてのフランチャイズ店のサイトに残る告知
* [http://www5.ocn.ne.jp/~teisyaba/korotyan/index.html コロちゃんのコロッケ屋 しばらく休業します!!] - かつてのフランチャイズ店のサイトに残る告知
{{惣菜・弁当屋}}
{{惣菜・弁当屋}}

2017年9月4日 (月) 23:23時点における版

コロちゃん株式会社
種類 株式会社
本社所在地 岐阜県恵那市大井町2711-142
設立 2000年
業種 小売業
事業内容 コロッケをはじめとする惣菜販売店「コロちゃんのコロッケ屋!」チェーン本部
関係する人物 小竹守(元社長)[1]
特記事項:2007年8月13日自己破産
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店舗展開の例
新京成電鉄高根公団駅

コロちゃんのコロッケ屋!(コロちゃんのコロッケや)は、かつて日本に存在した店舗チェーン。コロッケを主力商品としていた。

概要

チェーン運営の本部は「コロちゃん株式会社」で、社長は小竹守。同社は社団法人日本フランチャイズチェーン協会に準会員として加盟していた。

マスコットキャラクターは「コロちゃん」。「コロちゃんコロッケ」と書かれた円の中でコック(=コロちゃん)がコロッケを笑顔で食べようとしている絵が目印。

店内にはフライヤー・ホットショーケース・冷凍庫を設置し、本部は各店舗に冷凍食品のコロッケや植物油などを供給し利益を上げるというシステムであった。店舗にはパソコンやレジも置かず、携帯電話で売り上げ計算から、在庫の受注発注を行っていた[2]。各店舗の建物は簡易建築が多かったが、他にも建物内のテナントなど様々で、「コロちゃんカー」と称する軽トラックによる移動販売車の店舗などもあり、概して小面積の店舗で客の目の前でコロッケを揚げて販売するというスタイルであった。

ドミナントと呼ばれる販売戦略に基づく出店戦術を取り、フランチャイズ店舗を主軸に、全国のスーパーマーケット100円ショップの店舗周辺や駅前繁華街などに出店し、FC加盟料や初期投資の低さなどもあって2000年頃に急激に拡大した。「1個50円の揚げたてコロッケ」の薄利多売により、デフレ下で急成長する事業として注目された[3]。全盛期には直営店とフランチャイズ店の合計で全国に700店、日本だけでなく、シンガポールイギリスケニア[1][4]にも出店し、さらにブラジルアルゼンチンアメリカ合衆国などへの出店計画も公表していた。2003年3月期には37億円の売上を上げていた[1]

しかし、2007年8月、チェーン本部であるコロちゃん株式会社が約25億円の負債を抱えて名古屋地裁自己破産を申請し経営破綻。小売価格で1個50円から200円程度までの低価格のコロッケ類を主力商品とした薄利多売という販売モデルを取っていたが、商品単価と利益率が低すぎたことでフランチャイズ店の経営が成り立たないことが多く短期間での閉店や脱退が目立ち、また惣菜類に力を入れ始めたコンビニエンスストアチェーンなどとの競争激化や個人消費の低迷の影響で売り上げが低迷したことなどが要因で、2007年3月期には売り上げを27億円まで落としており[3]、直営店は約50店舗、フランチャイズ店は約200店舗程度まで減少していた[4]。また、経営安定を目指して西池袋の「COROCHAN-CAFE」(コロちゃんカフェ)、他にも「コロちゃんバーガー」「ポケットパン店」等の店舗も展開していたが、本業であるコロッケ部門の低迷が深刻であった。

2007年に入ってからもTBS系のテレビ番組などで取り上げられるなどしていた矢先の、表面的には突然のチェーン本部の経営破綻であったため、フランチャイズ店舗についてはそのまま取り残される格好になり、その後短期間で閉店に追い込まれた所が多いが、一部には「コロちゃん」の看板を掲げたまま[5]やあるいは店舗名を変更し、独自に商材調達やメニュー変更を行い営業を継続した店舗もあった。

沿革

  • 1996年9月 - 岐阜県恵那市で開業[3][6](この時は東海総合企画のフランチャイズによるアンテナショップとして創業)。
  • 1997年2月 - 同県真正町(当時、現・本巣市)に第1号のフランチャイズ店をオープン。全国展開をスタート[6]
  • 1998年 - ラジオテレビコマーシャルやテレビの報道番組などのマスコミ露出を展開し、急激な店舗拡大路線が始まる。
  • 1999年 - 東京都八王子市に関東事業本部を開設し東京に進出(2000年12月、新宿区に移転)。
  • 2000年 - コロちゃん株式会社を設立して独立[6]
  • 2002年2月 - 丸大食品と資本・業務提携を締結。
  • 2002年7月 - ケニアでアフリカ駐在事務所を開設し世界進出。
  • 2002年12月 - シンガポール店を開設。
  • 2003年 - アフリカ開発会議に招待。
  • 2003年10月 - コロちゃんバーガーの第1号店を板橋区に開設(現在は閉鎖)。
  • 2004年 - イギリス、ケニアの1号店をそれぞれオープン。ポケットパンの1号店を愛知県稲沢市に開設。
  • 2005年11月 - 丸大食品との資本・業務提携を解消。
  • 2006年 - 社長の実弟である副社長が辞任。
  • 2006年 - 東京営業所(新宿区四谷)を閉鎖し、埼玉営業所と合併。
  • 2006年3月 - 全商品を10円値上げ。
  • 2007年8月 - 名古屋地裁に自己破産申請。負債は25億円[6]

エピソード

コロッケを売り物にする事を最初に思い付いたのは前副社長だった弟である。社長の小竹は後に取材に対し『弟はいかつい体格をしているから思い付いたのだろう』と発言している。

脚注

  1. ^ a b c “コロッケ屋「コロちゃん」、自己破産申請 負債25億円”. 朝日新聞・名古屋夕刊. (2007年8月14日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  2. ^ 食にまつわる坪ビジネス、成功の秘訣:2 (TBSがっちりマンデー!!、2007年2月11日)
  3. ^ a b c “脱デフレでコロちゃん沈む 自己破産申請 格安・高級、両方から攻勢”. 朝日新聞・名古屋朝刊. (20070815)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  4. ^ a b “ケニア事業の担当者ら困惑 「コロちゃん」破産申請”. 朝日新聞・名古屋朝刊. (2007年8月15日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  5. ^ P・A・P・A FLOOR GUIDE - P・A・P・A上尾ショッピングアヴェニュー(2013年12月9日閲覧)
  6. ^ a b c d 「コロちゃんのコロッケ屋!」破産で負債25億円”. J-CASTニュース (2007年8月15日). 2013年3月10日閲覧。

外部リンク