コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「Qバート」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m Mhz > MHz , Khz > kHz
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼:インターネットアーカイブ - log
28行目: 28行目:
『'''Qバート'''』は、[[1982年]]に発売された{{仮リンク|ゴットリーブ|en|Gottlieb}}のアーケードゲーム。日本では[[コナミホールディングス|コナミ]](現・[[コナミデジタルエンタテインメント]])が1983年に発売した,<ref name="AMLife">{{cite journal| journal = [[AM Life]]| publisher = [[Kabushiki Kaisha Amusement]]| date=March 1983| page=10| title=Q*Bert (Konami)|issue=3|language=Japanese}}</ref> 。
『'''Qバート'''』は、[[1982年]]に発売された{{仮リンク|ゴットリーブ|en|Gottlieb}}のアーケードゲーム。日本では[[コナミホールディングス|コナミ]](現・[[コナミデジタルエンタテインメント]])が1983年に発売した,<ref name="AMLife">{{cite journal| journal = [[AM Life]]| publisher = [[Kabushiki Kaisha Amusement]]| date=March 1983| page=10| title=Q*Bert (Konami)|issue=3|language=Japanese}}</ref> 。


これまでに家庭用ゲーム機への移植が幾度も行われており、2015年現在、本作は他のレトロゲームとともに[[インターネットアーカイブ]]にて公開されている。
これまでに家庭用ゲーム機への移植が幾度も行われており、2015年現在、本作は他のレトロゲームとともに[[インターネットアーカイブ]]にて公開されている。


== 解説 ==
== 解説 ==

2017年9月5日 (火) 00:32時点における版

Qバート
Q*bert
ジャンル パズル系アクションゲーム
対応機種 アーケード
開発元 ゴットリーブ
パーカー・ブラザーズ
発売元 日本の旗コナミ
人数 1人
メディア 業務用基板
稼働時期 日本の旗1982年
アメリカ合衆国の旗1982年
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 2方向レバー
1ボタン
CPU メイン:Z80 (@ 3.072 MHz)
サウンド:I8039 (@ 730 kHz)
サウンド DAC
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
256 x 224ピクセル
パレット256色
その他 移植されたプラットホームについては本記事#他機種版の項を参照のこと。
テンプレートを表示

Qバート』は、1982年に発売されたゴットリーブ英語版のアーケードゲーム。日本ではコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が1983年に発売した,[1]

これまでに家庭用ゲーム機への移植が幾度も行われており、2015年現在、本作は他のレトロゲームとともにインターネットアーカイブにて公開されている。

解説

Qバートを操作して敵をよけながらブロックの山をジャンプして色を付け、全てのブロックに色をつければステージクリアとなるが、Qバートは斜めにしか移動できない上、敵と接触するかキューブの山の外へ出るとゲームオーバーとなるため、難易度が高い。 ステージによっては頂上まで連れて行ってくれるフロートが用意されていることもある。

キャラクター

Qバート(Q*bert)
ゲームの主人公、蛸のような顔に2本足が付いたキャラクター。斜めに隣り合う立方体であれば自由に行き来する事が可能。移動すると移動先の立方体の色が変化する。
コイリー(Coily)
最初に出現する蛇の敵キャラクター。
アグ&ロングウェイ(Ugg and Wrongway)
双子の小悪魔の敵キャラクター。
スリック&サム(Slick and Sam)
緑色の敵キャラクター。一人はサングラスをかけている。

他作品への出演

2012年に公開されたディズニーのアニメ映画『シュガー・ラッシュ』にQバートを含む本作のキャラクターが登場[2]。ゲームセンターから筐体が撤去されてホームレスになっているところをラルフに励まされたのを機に、彼らはラルフの旅に同行し、フェリックスにラルフがおかしくなりつつあることを知らせるなど重要な役割を演じた。 なお、QバートはQバート語という記号を組み合わせたような言語で話しており、フェリックスもQバート語を少し話せる。 エンディングではフェリックスのゲームのボーナスステージに本作の敵キャラクターが登場し、Qバートはフェリックスの助手として登場している。

Qバートは2015年7月24日に公開された ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの映画『ピクセル』にも登場しており[3]、劇中ではパックマン撃破に対するゲームトロフィーとして登場している。

他機種版

1982年のAmusement & Music Operators Association (AMOA) Showにて、パーカー・ブラザーズは本作の家庭用移植に関するライセンスを取得したと発表した[4]。移植版第1作となるAtari 2600版を発売したのち[5]、1983年から84年にかけてでAtari 5200, インテレビジョン, コレコビジョン向けの移植版を出した他、VIC-1001, TI-99/4A コモドール64[6]といった8ビットパソコン向けの移植版も発売し[7]、卓上サイズの電子ゲーム版も発売した[8]。電子ゲーム版は、当時のゲームとしては珍しい蛍光表示管を用いて表示されており、コレクターズ・アイテムとして知られるようになった[9]。 パーカー・ブラザーズは、ヨーロッパ向けとしてフィリップス・ビデオパック英語版向けの移植も行った他[10]、日本向けにはツクダオリジナルオセロマルチビジョン、互換元機セガSG-1000[注 1]、互換機パイオニアのTV VIDEO GAME PACK SD-G5への移植も行った[11]。また、北米にはNintendo Entertainment Systemへの移植がウルトラゲームズ英語版[注 2]によって行われていた[12]

1986年にはアーケード版を販売したコナミからMSX版Qバートが日本とヨーロッパで発売された。このバージョンはQバートの続篇である"Q*bert's Qubes"が基になっている。また、二人対戦にも対応している[13]

1992年、リアルタイム・アソシエーツはスーパーファミコン向けソフト『Qバート 3』の開発・発売を行った [14]。日本ではバップから発売された。

オリジナルのQバートに関わったジェフ・リーは『Qバート3』にて再びグラフィックを担当した[15]

『Qバート 3』はアーケード版『Qバート』に近いプレイだが、ゲームボーイ版では変更が加えられている。また、敵の種類も増えた[16][17]

脚注

注釈

  1. ^ SC-3000には非対応、初期ロットには対応の表記があったが、後に不具合が発生し非対応表記となった。
  2. ^ 1992年まで存在したコナミの北米子会社。

出典

  1. ^ “Q*Bert (Konami)” (Japanese). AM Life (Kabushiki Kaisha Amusement) (3): 10. (March 1983). 
  2. ^ Zeitchik, Steven (2012年11月3日). Wreck-It Ralph Cheat Code: Which Video Games Get Shout-Outs?”. The Los Angeles Times. http://www.latimes.com/entertainment/movies/moviesnow/la-et-mn-wreck-it-ralph-video-games-20121102,0,566280.story 2012年11月5日閲覧。 
  3. ^ Classic video game characters unite via film 'Pixels'”. Philstar (July 23, 2014). July 23, 2014閲覧。
  4. ^ “Parker Grabs Two Hot Licenses”. Electronic Games (Reese Publishing Company) (Volume 1, Number 14): 8. (April 1983). 
  5. ^ Brownstein, Mark (March 1984). “Follow the Leader: Spin-offs Jump To The Q*bert Challenge”. Video Games (Pumpkin Press) (Volume 2, Number 6): 28–31. 
  6. ^ “Q*Bert”. Computer Games (Carnegie Publications) (Volume 3, Number 2): 60. (June 1984). 
  7. ^ “How to Get Q*bert Out of your System”. Electronic Games (Reese Communications) (Volume 2, Number 10): 101. (December 1983). 
  8. ^ Worley, Joyce (January 1984). “The Block Bouncer Busts Loose!”. Electronic Games (Reese Communications) (Volume 2, Number 11): 122–125. 
  9. ^ Ellis, David (2004). “Classics Handheld and Tabletop Games”. Official Price Guide to Classic Video Games. Random House. p. 237. ISBN 0-375-72038-3 
  10. ^ Parker Video Game Cartridge: Q*bert”. RetroMO. 2014年4月30日閲覧。
  11. ^ Q*bert”. SMS Power!. 2014年4月30日閲覧。
  12. ^ Q*bert for NES”. MobyGames. 2014年4月30日閲覧。
  13. ^ “Qbert: De toutes les couleurs!” (French). MSX News (Sandyx S.A.) (5): 12. (September–October 1987). 
  14. ^ Q*bert 3 for SNES”. MobyGames. 2014年4月30日閲覧。
  15. ^ Davis, Warren. “The Creation of Q*Bert”. Coinop.org. 26 September 2011閲覧。
  16. ^ Weiss, Brett A. “Q*bert 3 – Overview”. Allgame. 2009年6月2日閲覧。
  17. ^ IGN: Q*bert 3”. IGN. 2009年6月2日閲覧。