「ウェディングケーキ」の版間の差分
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結婚式や結婚披露宴で新郎新婦がウェディングケーキに入刀することをケーキ入刀、あるいはケーキカットという。この儀式は[[ギリシャ神話]]に由来していると言われている<ref name="zexy1">{{Cite web|url=http://zexy.net/contents/yogo/details.php?name=%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD%E5%85%A5%E5%88%80|title=ウエディング用語集|publisher=[[ゼクシィ]]([[リクルート]])|accessdate=2013-04-05}}</ref>。ただし、ケーキ入刀の儀式そのものは最近の風習であるとも言われている。早くとも文献に登場するは[[1930年代]]からである<ref name="rekisi116">[[#歴史物語|ケーキの歴史物語]] P.116</ref>。また、ケーキを入刀した後にケーキをお互いに食べさせ合う儀式を「ファーストバイト」という<ref name="zexy2">{{Cite web|url=http://zexy.net/contents/yogo/details.php?name=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%88|title=ウエディング用語集|publisher=ゼクシィ(リクルート)|accessdate=2013-04-05}}</ref>。 |
結婚式や結婚披露宴で新郎新婦がウェディングケーキに入刀することをケーキ入刀、あるいはケーキカットという。この儀式は[[ギリシャ神話]]に由来していると言われている<ref name="zexy1">{{Cite web|url=http://zexy.net/contents/yogo/details.php?name=%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD%E5%85%A5%E5%88%80|title=ウエディング用語集|publisher=[[ゼクシィ]]([[リクルートホールディングス]])|accessdate=2013-04-05}}</ref>。ただし、ケーキ入刀の儀式そのものは最近の風習であるとも言われている。早くとも文献に登場するは[[1930年代]]からである<ref name="rekisi116">[[#歴史物語|ケーキの歴史物語]] P.116</ref>。また、ケーキを入刀した後にケーキをお互いに食べさせ合う儀式を「ファーストバイト」という<ref name="zexy2">{{Cite web|url=http://zexy.net/contents/yogo/details.php?name=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%88|title=ウエディング用語集|publisher=ゼクシィ(リクルート)|accessdate=2013-04-05}}</ref>。 |
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ウェディングケーキには、[[フランス]]の[[クロカンブッシュ]]を使う方式、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の1段で長方形である方式、[[イギリス]]の3段の方式がある。日本は、主にイギリス式のケーキである。イギリスでは、入刀した後、最下段は切り分けて披露宴の列席者に振る舞い、2段目は来られなかった人達にお裾分けし、頂部は夫婦が冷蔵庫で厳重に保管し、第一子が産まれた日または1年目の[[結婚記念日]](紙婚式)に食べる。また、ケーキにナイフを入れる部分だけケーキもしくはクリームで切り込みを埋めてあるイミテーションのケーキも存在する<ref>{{Cite web|url=http://bouquet.sakigake.jp/guide/g08/?page=2|title=bouquet ウエディングケーキの種類|accessdate=2015-11-29}}</ref>。 |
ウェディングケーキには、[[フランス]]の[[クロカンブッシュ]]を使う方式、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の1段で長方形である方式、[[イギリス]]の3段の方式がある。日本は、主にイギリス式のケーキである。イギリスでは、入刀した後、最下段は切り分けて披露宴の列席者に振る舞い、2段目は来られなかった人達にお裾分けし、頂部は夫婦が冷蔵庫で厳重に保管し、第一子が産まれた日または1年目の[[結婚記念日]](紙婚式)に食べる。また、ケーキにナイフを入れる部分だけケーキもしくはクリームで切り込みを埋めてあるイミテーションのケーキも存在する<ref>{{Cite web|url=http://bouquet.sakigake.jp/guide/g08/?page=2|title=bouquet ウエディングケーキの種類|accessdate=2015-11-29}}</ref>。 |
2019年9月13日 (金) 07:25時点における版
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a0/Wedding_cake_with_pillar_supports%2C_2009.jpg/250px-Wedding_cake_with_pillar_supports%2C_2009.jpg)
ウェディングケーキは、結婚式や結婚披露宴などで、新郎新婦が入刀するケーキ。
歴史
由来は、古代ギリシャなど各地の神話・風習など、たくさんある[1]。砂糖やバター、卵を使いぶどうの他、様々な果物や洋酒を加え、固く焼いたケーキへと変化していった。
イギリスで、18世紀後半頃、ラム酒に漬け込んだフルーツが入ったバターケーキに薄く伸ばしたマジパンをかぶせ、シュガーペーストでレースのような装飾を施したことからウェディングケーキが作られるようになった(当初は「ブライドケーキ」つまり、花嫁のケーキと呼ばれた。ちなみにブライドケーキという名前のレシピが登場するのは1769年である[2])。最初は1段だったが、19世紀頃になると2段 - 3段になった。これを広めたのは1858年、ヴィクトリア女王の第一王女のウェディングケーキで、週刊新聞イラストレイテッド・ロンドン・ニュースで挿絵付きの記事が載ったことが発端である[3]。当時のウェディングケーキに新郎新婦の人形や造花を飾っていた。
風習
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/98/Benyon-Royson_wedding_%285077813495%29.jpg/250px-Benyon-Royson_wedding_%285077813495%29.jpg)
結婚式や結婚披露宴で新郎新婦がウェディングケーキに入刀することをケーキ入刀、あるいはケーキカットという。この儀式はギリシャ神話に由来していると言われている[4]。ただし、ケーキ入刀の儀式そのものは最近の風習であるとも言われている。早くとも文献に登場するは1930年代からである[5]。また、ケーキを入刀した後にケーキをお互いに食べさせ合う儀式を「ファーストバイト」という[6]。
ウェディングケーキには、フランスのクロカンブッシュを使う方式、アメリカの1段で長方形である方式、イギリスの3段の方式がある。日本は、主にイギリス式のケーキである。イギリスでは、入刀した後、最下段は切り分けて披露宴の列席者に振る舞い、2段目は来られなかった人達にお裾分けし、頂部は夫婦が冷蔵庫で厳重に保管し、第一子が産まれた日または1年目の結婚記念日(紙婚式)に食べる。また、ケーキにナイフを入れる部分だけケーキもしくはクリームで切り込みを埋めてあるイミテーションのケーキも存在する[7]。
参考画像
-
フランス式のクロカンブッシュのウェディングケーキ
-
アメリカ式の四角いウェディングケーキ
-
大型のイギリス式ウェディングケーキ
脚注
注釈
出典
参考文献
- 猫井登『お菓子の由来物語』幻冬舎、2008年9月。ISBN 978-4779003165。
- ニコラ・ハンブル 著、堤理華 訳『ケーキの歴史物語 (お菓子の図書館)』原書房、2012年3月。ISBN 978-4562047840。