「アルゴスの戦士」の版間の差分
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2020年1月1日 (水) 08:20時点における版
ジャンル | 横スクロールアクション |
---|---|
対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
|
開発元 | テクモ |
発売元 | テクモ |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア |
業務用基板 (520.00キロバイト) |
稼働時期 |
INT 1986年5月 発売日一覧
|
対象年齢 |
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コンテンツ アイコン |
![]() |
デバイス |
8方向レバー 2ボタン |
CPU | Z80 (@ 4 MHz) |
サウンド |
Z80 (@ 4 MHz) YM3812 (@ 4 MHz) MSM5205 (@ 384 kHz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 256×224ピクセル 60.00Hz パレット1024色 |
その他 | 型式:6002 |
『アルゴスの戦士』(アルゴスのせんし 英題:Rygar)は、テクモ(後のコーエーテクモゲームス)より発売されたアクションゲーム。
1986年5月にアーケードゲームとしてリリースされ、後に様々なプラットフォームにて移植・リメイクが行われている(#他機種版の節を参照)。
ゲーム内容
システム
- ヨーヨー状の武器「ディスカーマー」を駆使して、ラウンド27に存在する獣王ライガーを倒すことが目的。
- パワーアップアイテムに5種類のインドラがある。
- 『スターフォース』のゴーデス同様、本作にも100万点ボーナス「インドラの秘伝書」が隠されている。ヒントは北斗七星である。
アイテム
- ディスカーマー
- 主人公が使用する武器。ヨーヨーのような動作をする。
- 遠到(えんとう)のインドラ
- 武器の飛距離が伸びる。
- 強威(きょうい)のインドラ
- 敵を貫通し、まとめて倒せるようになる。
- 踏殺(とうさつ)のインドラ
- 上から踏みつけるだけで敵を倒せるようになる。獣王ライガーにも通用する。
- 闘気(とうき)のインドラ
- 一定時間体当たりで敵を倒せるようになる。
- 天空(てんくう)のインドラ
- 真上に攻撃出来るようになる。
ストーリー
西暦19XX年、獣王ライガーは甦った怪物たちと共に、世界を制圧していき、人類はライガーの支配下に置かれていた。「獣が大地を覆いし時、アルゴスの地より戦士甦えりて、これを救わん」という古い言い伝えの通りに、アルゴスの戦士は人類を救うためにライガーに戦いを挑む。
キャラクター
- 戦士
- プレイヤーが操作するキャラクター。
- 獣王ライガー
- 人々を支配下に置いている、最終ボス。
他機種版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() はちゃめちゃ大進撃 ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() |
ファミリーコンピュータ | テクモ | テクモ | 1メガビット+64キロRAMロムカセット[1] | ![]() ![]() ![]() |
- | |
2 | Rygar | ![]() |
Amstrad CPC コモドール64 ZX Spectrum |
Probe Software | U.S. Gold | フロッピーディスク | - | - | |
3 | アルゴスの十字剣 | ![]() |
セガ・マークIII | サリオ | サリオ | 1メガビットロムカセット | S-001 | - | |
4 | ビデオゲームアンソロジー vol.9 アルゴスの戦士 |
![]() |
X68000/X68030 | 電波新聞社 | マイコンソフト | 5インチ2HDフロッピーディスク | DP-3205033 | - | |
5 | Rygar | ![]() |
Atari Lynx | テクモ | アタリ | ロムカセット | PA2043 | - | |
6 | ![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() |
PlayStation 2 | テクモ | テクモ | DVD-ROM | ![]() ![]() |
- | リメイク版 |
7 | アルゴスの戦士 | ![]() |
BREW対応端末 (EZアプリ) |
テクモ | テクモ | ダウンロード (テクモのゲーム) |
- | - | アーケード版の移植 |
8 | テクモクラシックアーケード | ![]() ![]() ![]() |
Xbox | テクモ | ![]() ![]() ![]() |
DVD-ROM | ![]() |
- | アーケード版の移植 |
9 | アルゴスの戦士 マッスルインパクト |
![]() ![]() ![]() |
Wii | Team TACHYON | テクモ | Wii用12cm光ディスク | ![]() ![]() |
- | |
10 | アルゴスの戦士 | ![]() PAL 2009年9月11日 ![]() |
Wii | テクモ | テクモ | ダウンロード (バーチャルコンソールアーケード) |
- | - | アーケード版の移植 |
11 | アルゴスの戦士 | ![]() ![]() |
PlayStation 4 (PlayStation Network) |
テクモ | ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) |
- | - | アーケード版の移植 |
12 | アルゴスの戦士 | ![]() |
Nintendo Switch (ニンテンドーeショップ) |
テクモ | ハムスター | ダウンロード1 (アーケードアーカイブス) |
- | - | アーケード版の移植 |
- ファミリーコンピュータ版 『アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃』
- 業務用のようなスタイルのアクションゲームではなく、戦闘回数による成長システムや仙人との会話シーン等が盛り込まれたりアクションRPG風にアレンジされている。おなじみの夕日のステージも二重スクロールで再現。パッケージのイラストは業務用の様なマッチョキャラではなく、当時の主要ファミコンユーザーだった子供向けにディフォルメされており、サブタイトルには「はちゃめちゃ大進撃」が付与された。
- セガ・マークIII版『アルゴスの十字剣』
- FM音源には未対応。ファミコン版に比べれば純アクションであり原作に近いが、原作の短めのステージ全27構成とは違い、長めのステージ全5ステージで構成されている点や、新ボスキャラも追加される等のアレンジが加えられている。
- X68000版
- ビデオゲームアンソロジー第9弾として発売された。X68000/X68030用ソフト。同社の他のアンソロジーシリーズのゲームと同様、グラフィック・サウンド・操作性共にアーケード版を忠実に再現した移植。
- PlayStation 2版
- 主人公の名は日本版では「ゼーン」、海外版では「ライガー」。
- Xbox版『テクモクラシックアーケード』
詳細は「テクモクラシックアーケード」を参照
- Wii版
- 『アルゴスの戦士 マッスルインパクト』
- Project Rygar(プロジェクトライガー)としてテクモより発表された。Wii用ソフト。PS2版のゲームをWii用に改良したもの。製作は『スイングゴルフ パンヤ』などを開発した「Team TACHYON」。2008年12月11日発売。テクモ最後のWii用ソフトであった。
- バーチャルコンソールアーケード版
- Wiiのバーチャルコンソールにて2009年9月8日よりAC版を配信開始。
- PlayStation 4版
- アーケードアーカイブスにて2015年5月15日よりAC版を配信開始。
- Nintendo Switch版
- アーケードアーカイブスにて2018年9月13日よりAC版を配信開始。
スタッフ
- ファミリーコンピュータ版
- 音楽:蓮谷通治
- PlayStation2版
- エグゼクティブ・プロデューサー:MAX NAKA(中村純司)
- プロデューサー:WAKE UP(兼松聡)
- ディレクター:安藤隆夫
- 企画:水島克、岡本好古、青柳洋之、藤田雅樹、児玉敏彦、須永誠
- チーフ・プログラマー:古賀豊
- プログラマー:木村吉博、朝倉昌樹、神林幹康、吉沢健、よしだたかのり
- キャラクター・デザイン監督:金子浩久
- キャラクター・モデリング:かたくらたいすけ、さいとうとおる、こばやしよしのり、わたなべけいすけ
- ステージ・デザイン監督:くぼまさふみ
- ステージ・モデリング:堀内一芳、村木良成、やまきゆうき、しまだまなぶ、坂尾栄一、こんのただゆき、坂上康仁、やばたこういち、高井雅弘
- モーション・デザイン監督:れお、清水克将、えのもとふみあき、しまだたかゆき
- インターフェース・デザイン:おおきしゅすけ、さかうえともみ
- サウンド・クリエーター:高橋洋明、袖岡隆泰、桑原理一郎
評価
オリジナル版
オリジナル版 | ||||||||||||||||||||||
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| ||||||||||||||||||||||
|
- アーケード版
- 1998年にそれまで発売されていたアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、『名作・秀作・天才的タイトル』と認定された「ザ・ベストゲーム」に選定され、「このゲームの特徴はステージによって、横スクロールの面と、縦スクロールの面などがあり、飽きさせないゲーム性をかもしだしている」、「得点ボーナスの条件はさまざまで、5つのインドラをすべて取ることや、星のアイテムを7つ集めること、5人並ぶ敵を地面に落とさずに倒す、ステージクリア時に得点とタイムをあわせてコマンド入力など、いろいろなボーナスが隠されているのだ。極めつけは、あるステージでの百万点ボーナスもあり、当時のファンの間で騒がれた」と紹介されている[10]。
- ファミリーコンピュータ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計26点(満40点)[7]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.13点(満30点)となっている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.51 | 3.36 | 3.40 | 3.55 | 3.12 | 3.19 | 20.13 |
リメイク版
リメイク版 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
- PlayStation 2版
ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計31点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得した[38]。
- Wii版
ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計25点(満40点)となっている[39]。
脚注
- ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、63頁。
- ^ “名作アクション「アルゴスの戦士」がSwitch向けに復刻。「アーケードアーカイブス アルゴスの戦士」が9月13日に配信” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2018年9月12日). 2019年3月24日閲覧。
- ^ “Rygar for Arcade (1986)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年4月29日閲覧。
- ^ “Rygar for NES (1987)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年4月29日閲覧。
- ^ a b c “Rygar for Lynx (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年4月29日閲覧。
- ^ “Rygar for ZX Spectrum (1987)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年4月29日閲覧。
- ^ a b “アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃 まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年4月29日閲覧。
- ^ “Rygar for Wii (2009)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年4月29日閲覧。
- ^ a b “Rygar for Commodore 64 (1987)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年4月29日閲覧。
- ^ a b 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、99頁、ISBN 9784881994290。
- ^ a b 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、63頁、雑誌03660-7。
- ^ 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、26頁、ISBN 9784881994290。
- ^ “Rygar: The Legendary Adventure for PlayStation 2”. GameRankings. 2015年2月28日閲覧。
- ^ “Rygar: The Battle of Argus for Wii”. GameRankings. 2015年2月28日閲覧。
- ^ “Rygar: The Legendary Adventure for PlayStation 2 Reviews”. Metacritic. 2015年2月28日閲覧。
- ^ “Rygar: The Battle of Argus for Wii Reviews”. Metacritic. 2015年2月28日閲覧。
- ^ Marriott, Scott Alan. “Rygar: The Legendary Adventure - Review”. AllGame. 2014年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月28日閲覧。
- ^ Edge staff (January 2003). “Rygar: The Legendary Adventure”. Edge (119).
- ^ EGM staff (January 2003). “Rygar: The Legendary Adventure”. Electronic Gaming Monthly: 180. オリジナルのMay 13, 2004時点におけるアーカイブ。 2015年2月28日閲覧。.
- ^ Taylor, Martin (2003年5月9日). “Rygar: The Legendary Adventure”. Eurogamer. 2015年2月28日閲覧。
- ^ Gibson, Ellie (2009年7月31日). “Rygar: The Battle of Argus”. Eurogamer. 2015年2月28日閲覧。
- ^ “プレイステーション2 - アルゴスの戦士”. Famitsu 915: 94. (June 30, 2006).
- ^ “Capcom's Wii Fighter Scores High in Famitsu”. Cubed3 (2008年12月8日). 2015年9月11日閲覧。
- ^ Kato, Matthew (December 2002). “Rygar: The Legendary Adventure”. Game Informer (116): 118. オリジナルのMay 14, 2008時点におけるアーカイブ。 2015年2月28日閲覧。.
- ^ Reeves, Ben (February 2009). “Rygar: The Battle of Argus: Outdated PS2 Port Crushed Under Weight of Time”. Game Informer (190): 86 2015年2月28日閲覧。.
- ^ Tokyo Drifter (2002年11月26日). “Rygar: The Legendary Adventure Review for PS2 on GamePro.com”. GamePro. 2005年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月28日閲覧。
- ^ Herring, Will (February 2009). “Rygar: The Battle of Argus”. GamePro: 77. オリジナルのFebruary 1, 2009時点におけるアーカイブ。 2015年2月28日閲覧。.
- ^ Varanini, Giancarlo (2002年11月25日). “Rygar: The Legendary Adventure Review”. GameSpot. 2015年2月28日閲覧。
- ^ McShea, Tom (2009年2月3日). “Rygar: The Battle of Argus Review”. GameSpot. 2015年2月28日閲覧。
- ^ Turner, Benjamin (2002年11月30日). “GameSpy: Rygar: The Legendary Adventure”. GameSpy. 2007年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月28日閲覧。
- ^ “Rygar: The Battle of Argus Review”. GameTrailers (2009年2月12日). 2015年2月28日閲覧。
- ^ Olson, Jeremy (2009年2月10日). “Rygar: The Battle of Argus - WII - Review”. GameZone. 2009年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月28日閲覧。
- ^ Perry, Douglass C. (2002年11月22日). “Rygar: The Legendary Adventure”. IGN. 2015年2月28日閲覧。
- ^ Hatfield, Daemon (2008年12月5日). “Rygar: The Battle of Argus Review”. IGN. 2015年2月28日閲覧。
- ^ “Rygar: The Battle of Argus”. Nintendo Power: 77. (December 25, 2008).
- ^ “Rygar: The Legendary Adventure”. Official U.S. PlayStation Magazine: 137. (January 2003). オリジナルのMarch 25, 2004時点におけるアーカイブ。 2015年2月28日閲覧。.
- ^ Boyce, Ryan (2002年12月3日). “Rygar: The Legendary Adventure”. Maxim. 2003年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月28日閲覧。
- ^ “アルゴスの戦士 まとめ [PS2]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年4月29日閲覧。
- ^ “アルゴスの戦士 マッスルインパクト まとめ [Wii]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年4月29日閲覧。
外部リンク
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