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2020年1月1日 (水) 08:44時点における版

地獄めぐり
Bonze Adventure
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 アーケード
開発元 タイトー中央研究所
発売元 タイトー
ディレクター ささべやすまさ
藤原英裕
デザイナー 海道賢仁
プログラマー CRAZY-YOSHIKAWA
CREAMY TETSU
音楽 ピンチパンチ
美術 鎗田準次
ながいひろやす
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板(2.31メガバイト
稼働時期 日本 1988061988年6月

デバイス 8方向レバー
2ボタン
CPU MC68000 (@ 8 MHz)
Z80 (@ 4 MHz)
サウンド YM2610 (@ 8 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
320×224ピクセル
60.00Hz
パレット4096色
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地獄めぐり』(じごくめぐり)は1988年タイトーから稼働されたアーケードゲーム。日本国外では『Bonze Adventure』のタイトルで稼働された。

乱心した閻魔大王を改心させるため、小坊主の覚蓮坊(かくれんぼう、1Pキャラクター)、東仙坊(とうせんぼう、2Pキャラクター)を操作して地獄を巡る和風アクションゲームである。

ゲーム内容

システム

4方向レバーでの移動と2ボタン(攻撃、ジャンプ)で小坊主を操作する。通常の攻撃は魔破珠を投げるものだが、地上または空中にてレバー下と同時に攻撃をするとスペシャル珠攻撃が使える。スペシャル珠攻撃のストックは、魔破珠の4段階の大きさで区別できる。スペシャル珠の効果は魔破珠の色によって3種類あり、アイテムによって変化する。ジャンプはボタンを押した長さで高さが変わり、レバーによってある程度の空中制御ができる。

ミスの条件

以下の条件でミスとなる。

  • プレイヤーが敵に触れる。
  • 火、海、血の池に落ちる。
  • 刺に触れる。
  • 敵の弾を受ける。
  • 竜神で4回敵の弾を受ける。
  • ろうそくタイマーが燃え尽きる。

ゲームオーバー&コンティニュー

残数が0の時にミスをするとゲームオーバー。この後、お言葉とネームレジストがある。

  • 『残念、終わりじゃ……』:1丁目、2丁目でゲームオーバー。
  • 『まだまだ修行が足りんのう。』:3丁目、4丁目、5丁目でゲームオーバー。

この後もどんどん進んでいくと違うお言葉が出る。

コンティニューは10秒間の間、コンティニューするか聞いてくれる。コンティニュータイマーが0になる前にコインを投入してスタートボタンを押すとゲームが引き続き楽しめるが、コンティニュー後は獲得したスコアが没収され、得点が持ち越しできない。

アイテム

魔破珠は色のついた魔破珠を取ることによって大きくなるが、スペシャル珠攻撃のストック表示も兼ねている。最大ストックは4回分。

  • 飛炎魔破(赤の魔破珠):スペシャル珠攻撃で左右に火焔攻撃をする。
  • 魔爆破(緑の魔破珠):スペシャル珠攻撃で全方向に小さな魔破珠を出す。
  • 魔破雷打(紫の魔破珠):スペシャル珠攻撃で敵の頭上から落雷攻撃をする。
  • 数珠:魔破珠の連射数が増える。
  • 勾玉:魔破珠のバウンド数が増え、より遠くまで魔破珠が届くようになる。
  • お守り:得点。10個セットで点数が変化する。最初は10 - 100点だが、スコアが7万7000点を超えるとその5倍になり、15万4000点を超えるとさらに倍になり、23万1000点以上で250 - 3300点のセットになる。
  • 特殊なお守り:1万点、2万点、5万点と取った色の魔破珠のストックが最大になる。
  • ろうそく:タイマーが2個分増える。
  • 鏡:一定時間無敵。結界を破ることもできる。
  • 人形:覚蓮坊もしくは東仙坊の残数が1増える。
  • 観音像:後光がつく。後光がついていると1ミスの代わりに後光が消えるだけで済む。水、火、血の池に落ちても1回だけ大きく自ら跳ね飛ばされる。

ステージ構成

ステージは以下の7ステージ+1で構成。最終ボスを倒すとエンディングに入り、そのまま終了となる(1周エンド)。

  • 1丁目荒寺の墓場
  • 2丁目三途の川
  • 3丁目火炎地獄:最後はボスが待ち受けている。
  • 4丁目血の池地獄
  • 5丁目氷地獄
  • 6丁目迷い地獄
  • 7丁目閻魔の洞窟&ボスステージ

他機種版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 地獄めぐり 日本 199008031990年8月3日
PCエンジン I.T.L タイトー 3メガビットHuCARD[1] TP02013 -
2 タイトーメモリーズ上巻 日本 200507282005年7月28日
PlayStation 2 タイトー タイトー DVD-ROM SLPM-66057 - アーケード版の移植
3 Taito Legends 2 ヨーロッパ 200603312006年3月31日
PlayStation 2
Windows
Xbox
タイトー Empire Interactive DVD-ROM PS2:SLES-53852 - アーケード版の移植
日本国外版『Bonze Adventure』を収録
4 TAITO BEST タイトーメモリーズ 上巻 日本 200607062006年7月6日
PlayStation 2 タイトー タイトー DVD-ROM SLPM-66402 - 廉価版
5 v タイトーメモリーズ 上巻 日本 200706282007年6月28日
PlayStation 2 タイトー タイトー DVD-ROM - - 廉価版
6 地獄めぐり 日本 200812162008年12月16日
Wii(バーチャルコンソール) タイトー タイトー ダウンロード - - PCエンジン版の移植

スタッフ

  • ゲーム・ディレクター:ささべやすまさ
  • クリエイター:CRAZY-YOSHIKAWA、CREAMY TETSU
  • クリーチャー・デザイン:鎗田準次
  • ゲーム・デザイン・ディレクター:藤原英裕
  • ゲーム・デザイナー:海道賢仁
  • キャラクター・デザイナー:わきたよしひこ、きたがわてつろう、いしのみのり、こじまたかこ
  • ハードウェア・ディレクター:おはらたかし
  • アート・ディレクター:ながいひろやす
  • サウンド・ディレクター:小倉久佳
  • アシスタント:'Yack'(渡部恭久)、Y.OHASHI、C.ICHIKAWA
  • スペシャル・サンクス:中村つかさ、岩野まり、木村みつこう、たけだとみお、藤田朗、河野敏男、辻野浩司、佐藤えいいち、久米はるとき、さなだとしゆき、金岡勝美、石川幸生、西村年幸

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通23/40点(PCE)[2]
月刊PCエンジン82/100点(PCE)
マル勝PCエンジン26/40点(PCE)
PC Engine FAN18.66/30点(PCE)[1]
(総合422位)
Raze73%(PCE)[3]
受賞
媒体受賞
第2回ゲーメスト大賞年間ヒットゲーム 35位[4]
アーケード版
ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第2回ゲーメスト大賞」(1988年)で、読者投票により年間ヒットゲームで35位を獲得している[4] 。また、1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「坊主を操作し、地獄界の亡者や鬼、幽霊などを魔破珠で倒すゲーム。血の池、氷の面など特徴のある面があり、また隠し通路も多く、楽しめた」と評されている[5]
PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計23点(満40点)[2]、『月刊PCエンジン』では80・90・80・80・80の平均82点、『マル勝PCエンジン』では6・6・8・6の合計26点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.66点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で422位(485本中、1993年時点)となっている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.51 3.12 3.18 3.07 2.84 2.95 18.66

関連作品

Let's!TVプレイ版『Let's!TVプレイCLASSIC タイトーノスタルジア2』(単体ハード)
2006年3月31日発売。『スラップファイト』とのカップリングで、アーケード版『奇々怪界』(1986年)を移植したものだが、本作の主人公である覚蓮坊を主役にしたアレンジ版『奇々怪界〜覚蓮坊』を収録している。

脚注

  1. ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、14頁。 
  2. ^ a b 地獄めぐり まとめ [PCエンジン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年7月19日閲覧。
  3. ^ Bonze Adventure for TurboGrafx-16 (1990) - MobyGames”. Blue Flame Labs. 2018年5月12日閲覧。
  4. ^ a b 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、22 - 23頁、ISBN 9784881994290 
  5. ^ 「ビデオゲーム フルリスト」『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、175 - 216頁、雑誌03660-7。 

外部リンク