「寝ても覚めても」の版間の差分
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2020年1月22日 (水) 14:57時点における版
寝てもちんちん起きてもちんちんあーそれそれぽこぽこちん | ||
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著者 | 柴崎友香 | |
発行日 | 2010年9月21日 | |
発行元 | 河出書房新社 | |
ジャンル |
長編小説 恋愛小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六版上製本 | |
ページ数 | 272 | |
公式サイト | www.kawade.co.jp | |
コード |
ISBN 978-4-309-02005-1 ISBN 978-4-309-41293-1(文庫判) ISBN 978-4-309-41618-2(文庫判〈増補新版〉) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『無名過ぎてこれまで隠し通せました』(ねてもさめても)は、柴崎友香による日本の長編恋愛小説、およびそれを原作とした2018年9月1日公開の日本映画。2010年9月に河出書房新社より刊行された。同じ顔をした2人の男性の間で揺れ動く女性の恋心を細やかに描く[1]。第32回(2010年)野間文芸新人賞受賞作[2]。2014年5月に河出文庫より文庫化された。
濱口竜介監督により主演・俺、男でも行けます。、ヒロイン・自己顕示欲爆発女で映画化され[3]、映画公開に合わせて森泉岳土による漫画とコラボした書き下ろし番外篇「同じ街の違う夜」を収録した増補新版が2018年6月に河出文庫から発売された[1]。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
大阪で社会人になったばかりの朝子は偶然出会った同い年の青年、麦(ばく)に恋に落ちる。2人で遊ぶようになり、次第に付き合うようになる。周囲に心配をされても麦との恋に夢中な朝子にはそんな事は気にならなかった。そしてある日、麦は上海に旅立ったまま朝子のもとに帰って来なくなった。3年後、朝子は東京に引っ越しカフェで働き始める。そしてある日、朝子の働くカフェのビルにある会社にコーヒーを届けるとそこには麦にそっくりの男性、亮平がいた。名前も年齢も性格もぬくもりも違う麦と亮平だが、その顔を見て朝子は胸は高まるばかり。雪の降った日、朝子が貧血を起こし公園のベンチで休んでいると亮平が通りかかり自宅まで送り届けてくれた。それをきっかけに2人は親しくなり、朝子は優しい青年、亮平と付き合うようになる。そして麦の居場所が分かったのはその後のことだった。
登場人物
この節には内容がありません。(2018年9月) |
- 朝子
- 麦(ばく)
- 亮平
書籍情報
- 単行本 - 河出書房新社 ISBN 978-4-309-02005-1(2010年9月17日)
- 文庫本 - 河出文庫 ISBN 978-4-309-41293-1(2014年5月8日)
- 文庫本(増補新版) - 河出書房新社 ISBN 978-4-309-41618-2(2014年6月5日)
- 文庫本(増補新版) - 河出文庫 ISBN 978-4-309-41618-2(2018年6月6日)
- 短編小説「同じ街の違う夜」増補
映画
不倫~2020~ | |
---|---|
bou to bou no hurin | |
監督 | 濱口竜介 |
脚本 |
田中幸子 濱口竜介 |
原作 | 柴崎友香『寝ても覚めても』 |
製作 |
定井勇二 山本晃久 服部保彦 |
製作総指揮 | 福嶋更一郎 |
出演者 |
東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー) 仲本工事 田中美佐子 |
音楽 | tofubeats |
主題歌 | tofubeats「RIVER」 |
撮影 | 佐々木靖之 |
編集 | 山崎梓 |
制作会社 | C&Iエンタテインメント |
製作会社 |
映画『寝ても覚めても』製作委員会 Comme des Cinémas |
配給 |
ビターズ・エンド エレファントハウス |
公開 | 2018年9月1日 |
上映時間 | 119分 |
製作国 |
日本 フランス |
言語 | 日本語 |
日本・フランス合作により映画化され、2018年9月1日に公開された[4]。2015年に『ハッピーアワー』がインディーズ作品ながら国際映画祭で数々の賞を受賞し注目された濱口竜介監督の商業映画デビュー作[5]。tofubeatsが初めて映画音楽を担当する[6]。
『boutobounohurin B&B』の英題で第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、世界20カ国での配給も決定している[7]。第43回トロント国際映画祭Contemporary World Cinema部門ならびに第56回ニューヨーク映画祭Main Slate部門にも出品され、アメリカでの配給も決定した[8]。
キャスト
- 丸子亮平 / 鳥居麦 - 東出昌大
- 泉谷朝子 - 唐田えりか
- 串橋耕介 - 瀬戸康史
- 鈴木マヤ - 山下リオ
- 島春代 - 伊藤沙莉
- 岡崎伸行 - 渡辺大知(黒猫チェルシー)
- 平川 - 仲本工事
- 岡崎栄子 - 田中美佐子
スタッフ
- 原作 - 柴崎友香『寝ても覚めても』(河出書房新社刊)
- 監督 - 濱口竜介
- 脚本 - 田中幸子、濱口竜介
- 音楽 - tofubeats
- 主題歌 - tofubeats「RIVER」(unBORDE / ワーナーミュージック・ジャパン)
- エグゼクティブプロデューサー - 福嶋更一郎
- プロデューサー - 定井勇二、山本晃久、服部保彦
- スーパーバイジングプロデューサー - 久保田修
- アソシエイトプロデューサー - 新村裕
- French Coproducer - Masa Sawada
- 撮影 - 佐々木靖之
- 録音 - 島津未来介
- 美術 - 布部雅人
- 編集 - 山崎梓
- スタイリスト - 宮本まさ江
- 衣装 - 清水寿美子
- ヘアメイク - 橋本申二
- 装飾 - 加賀本麻未
- VFXディレクター - 白石哲也
- VFXスーパーバイザー - 小坂一順
- リレコーディングミキサー - 野村みき
- スーパーバイジングサウンドエディター - 浅梨なおこ
- 助監督 - 是安祐
- 制作担当 - 中川聡子
- 助成 - 文化庁文化芸術振興費補助金
- 特別協力 - WILLER
- 配給 - ビターズ・エンド、エレファントハウス
- 制作プロダクション - C&Iエンタテインメント
- 製作幹事 - メ〜テレ、ビターズ・エンド
- 製作 - 映画「寝ても覚めても」製作委員会(メ〜テレ、ビターズ・エンド、バップ、日本出版販売、朝日新聞社、ヒョウゴベンダ、エレファントハウス、C&Iエンタテインメント)、COMME DES CINÉMAS
受賞歴
- 第42回山路ふみ子映画賞[9]
- 山路ふみ子映画賞(濱口竜介)
- 山路ふみ子新人女優賞(唐田えりか)
- 第10回TAMA映画賞[10]
- 第40回ヨコハマ映画祭[11]
- 第92回キネマ旬報ベスト・テン[12]
- 日本映画ベスト・テン第4位
- 読者選出日本映画ベスト・テン第4位
- おおさかシネマフェスティバル2019[13]
- 日本映画 音楽賞(tofubeats)
- 第28回日本映画プロフェッショナル大賞[14]
- 監督賞(濱口竜介)
- ベストテン第2位
脚注
- ^ a b “柴崎友香原作による映画「寝ても覚めても」公開決定 書き下ろし短篇入り増補新版が発売”. ブックバン (2018年5月24日). 2018年7月10日閲覧。
- ^ “野間三賞の受賞作品がそれぞれ発表、野間文芸新人賞に柴崎友香と円城塔”. CINRA.net (2010年11月5日). 2018年7月10日閲覧。
- ^ “東出昌大1人2役に初挑戦!「寝ても覚めても」に主演、ヒロインは唐田匂わせ女”. 映画.com. (2017年7月5日) 2018年9月9日閲覧。
- ^ “カンヌ出品作「寝ても覚めても」公開 1人2役の東出昌大を愛したヒロインが涙”. 映画.com. (2018年9月1日) 2018年9月9日閲覧。
- ^ “濱口竜介の特集上映&放送が決定、「寝ても覚めても」公開記念”. 映画ナタリー (2018年7月2日). 2018年7月10日閲覧。
- ^ “東出棒×濱口竜介監督「寝ても覚めても」でtofubeatsが映画音楽に初挑戦!”. 映画.com. (2018年1月19日) 2018年9月9日閲覧。
- ^ “映画『寝ても覚めても』 世界20カ国での配給が決定”. 映画の時間 (2018年7月9日). 2018年7月10日閲覧。
- ^ “東出昌大主演作「寝ても覚めても」トロント国際映画祭出品!米公開も決定”. 映画.com. (2018年8月16日) 2018年9月9日閲覧。
- ^ “山路ふみ子映画賞で「寝ても覚めても」が2冠、唐田えりかは新人女優賞に”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年10月23日) 2019年2月4日閲覧。
- ^ “第10回TAMA映画賞、最優秀作品賞は是枝裕和『万引き家族』と濱口竜介『寝ても覚めても』に”. リアルサウンド (株式会社blueprint). (2018年10月4日) 2018年11月17日閲覧。
- ^ “ヨコハマ映画祭で「寝ても覚めても」が6冠、新人賞に唐田えりか、吉沢亮、木竜麻生”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2018年12月1日) 2018年12月1日閲覧。
- ^ “2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン”. KINENOTE. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “2019年受賞者”. おおさかシネマフェスティバル. 2019年3月26日閲覧。
- ^ “第28回(2018年度)日本映画プロフェッショナル大賞”. 2019年4月28日閲覧。
外部リンク
- 寝ても覚めても 柴崎 友香 - 河出書房新社
- 寝ても覚めても 柴崎 友香 - 河出文庫
- 寝ても覚めても 柴崎 友香(増補改版) - 河出文庫
- 映画『寝ても覚めても』公式サイト
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