「1941 Counter Attack」の版間の差分
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*[[1991年]]に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「基本的な操作方法は42と変わらないが、ライフゲージ制や気合弾、さらに回転攻撃など複雑になった部分もある。難度は高い」と評されている<ref name="bestgame_175">{{Cite journal |date=1991-7-1 |title=ビデオゲーム フルリスト |journal=ザ・ベストゲーム 月刊[[ゲーメスト]]7月号増刊 |volume=6 |issue=7 |pages=175 - 216 |publisher=[[新声社]] |ref=harv | |
*[[1991年]]に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「基本的な操作方法は42と変わらないが、ライフゲージ制や気合弾、さらに回転攻撃など複雑になった部分もある。難度は高い」と評されている<ref name="bestgame_175">{{Cite journal |date=1991-7-1 |title=ビデオゲーム フルリスト |journal=ザ・ベストゲーム 月刊[[ゲーメスト]]7月号増刊 |volume=6 |issue=7 |pages=175 - 216 |publisher=[[新声社]] |ref=harv |asin=B00BHEECW0}}</ref>。 |
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;PCエンジン版 |
;PCエンジン版 |
2020年1月25日 (土) 08:03時点における版
ジャンル | 縦スクロールシューティング |
---|---|
対応機種 | アーケード |
開発元 | カプコン |
発売元 | カプコン |
ディレクター | 岡本吉起 |
デザイナー |
船水紀孝 REKITE |
プログラマー |
MAKKOW BABEL-2 新留義博 |
音楽 | 高岡宏光 |
美術 | 安田朗 |
シリーズ | カプコン19シリーズ |
人数 | 1 - 2人(同時プレイ) |
メディア | 業務用基板(3.31メガバイト) |
稼働時期 |
1990年2月 |
デバイス |
8方向レバー 2ボタン |
システム基板 | CPS-1 |
CPU | MC68000 (@ 10 MHz) |
サウンド |
Z80 (@ 3.579545 MHz) YM2151 (@ 3.579545 MHz) OKI6295 (@ 7.576 kHz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 縦モニター 384×224ピクセル 60.00Hz パレット4096色 |
『1941 Counter Attack』(いちきゅうよんいち - カウンターアタック)は、カプコンが1990年2月に発売したアーケードゲーム。CPシステムを使用した全6面の縦スクロールシューティングゲーム。
概要
『1942』、『1943』、『1943改』に続く『194X』シリーズの4作目の作品。前作まではアメリカ軍と旧日本軍の戦いであったが、今作は連合国とドイツ第三帝国の戦いがテーマになっている。
プラットフォームがCPSに移行し表現力が大きく増したため、ステージ毎に独特の展開が繰り広げられるようになった。
ゲーム内容
プレイヤー機
1P側はP-38 ライトニング、2P側はモスキートとなっており、プレイヤーサイドによって固定。
僅かであるがモスキートはライトニングに比べ攻撃力が高い。
速度に関してはモスキートが遅いとされていることが多いが実際には変わらない。
メガクラッシュについてはライトニングは縦回り、モスキートは横回りである。
システム
- 操作
- 8方向レバー(移動)と2つのボタン(攻撃、メガクラッシュ)で自機を操作する。
- 攻撃ボタンを押し続けて離すとチャージショット(溜め撃ち)攻撃。
- 前作まであった緊急回避としての宙返りはない(メガクラッシュ使用時に一応宙返りする)。
- 壁に接触するとその場で右か左に1回転する。回転中にショットボタンを押すと後ろや側面に向かって攻撃できるが狙って撃つのは難しい。壁に接触してもダメージにはならない。
- ゲームルール
- メインショットはノーマルショットに加え、MACHINE GUN,MISSILE,SUPER SHELLのサブウェポンが使用できる。サブウェポンには使用時間制限がある。
- MACHINE GUN - ボタンを離した後も数発自動連射する黄色のショットを撃つ。弾数が多く使いやすい。
- MISSILE - ノーマルショットに加え、壁をなめるように進むミサイルを横に撃つ。チャージショットは弾数がやや少ないが、此方も壁をなめるように進む。正確に壁際をトレースするため、狭い場所で有利。
- SUPER SHELL - 貫通するレーザーを撃つ。チャージショットは前方のみに集中する。前方への攻撃力は高いが、弾数が少ないため乱戦では不利。
- またノーマルショットの強化策としてサイドファイターとアフターイメージが使用できる。
- サイドファイター - プレイヤー機の横に固定される。斜め方向に攻撃を行う。見た目はMACHINE GUNの黄色ショットだが使い勝手はノーマルショットに近い。当たり判定があり、5ダメージを受けると失われてしまう。
- アフターイメージ - プレイヤー機の影のように付いてくる。装備に関わらずノーマルショットを撃つ。イメージには当たり判定が無いため失われない。
- バイタリティ制を採用。敵の攻撃およびメガクラッシュ使用により1ゲージ減少する。ゲージが無い状態で敵の攻撃に当たってしまうとゲームオーバー。
- ステージが進むとバイタリティの上限が増える。
- バイタリティはステージクリア、アイテムによって回復する。
- 前作とは違い時間経過では減少しない。
- 階級システム
- プレイヤーには「階級」が設定されており、ステージごとに撃墜率に応じて昇進が行われる。100%だと3階級特進、95%だと2階級昇進。
- 階級に応じて乗算されて得点されるため、より早い段階での階級昇進が必要となる。一度あがった階級が下がることはない。
ステージ構成
- ステージ1
- 1941年、北大西洋上空、高度20,000フィートが舞台。眼下では海戦が行われているようで、艦船が炎上する描写がある。
- ステージ2
- 運河が舞台。Uボートのような潜水艦が多数登場するほか、砲台を備えた水門、艦船の補給設備などがある。
- ステージ3
- 渓谷とその先にある機械化された基地が舞台。多数の移動式砲台や戦車、そしてミサイルが待ち構えている。
- ステージ4
- 戦車が多数配備された市街地が舞台。対空砲や、高射砲塔も配備されている。
- ステージ5
- 上空が舞台。敵は航空機が大半。
- ステージ6
- 前半は市街地、後半は火炎放射砲台や移動砲台、列車砲などが配備された要塞が舞台となる。航空機や戦車の数が半端ではない。中ボスのような大型防衛砲台が配備されている。
ボスキャラクター
- レヴィアタン
- ステージ1のボス。大型の双発爆撃機。多くの機銃で武装している。
- ビスマルク
- ステージ2のボス。運河の奥深くに停泊している戦艦。戦闘開始と同時に出港し、運河内を航行しながら戦う。戦艦「ビスマルク」がモデルのようで、兵装の位置が類似している。
- V3ロケット
- ステージ3のボス。大型の二段式ミサイル。戦闘が開始と同時に打ち上げられ、それを追撃する形の戦闘となる。燃料噴射口から噴出す炎で攻撃してくる。モデルはV2ミサイルのようである。
- クローテ
- ステージ4のボス。大型の移動式砲台。ヘリコプターを多数収容しているようで、戦闘中に発進させてくる。
- レヴィアタン
- ステージ5のボス。ステージ1に登場した機体を4発機に改良したもの。機銃の数が増えている。
- ゴータ
- ステージ6のボス。要塞の奥深くに停泊中の飛行船から発進した機体。ボス戦が開始されると飛行船は発進し、全方位に渡る機銃による攻撃を仕掛けてくる。飛行船撃破後、続けて戦う戦闘機がゴータである。変則的な動きや噴射口からの炎、そして丸い誘導弾などで攻撃してくる。
他機種版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1941 Counter Attack | 1991年8月23日 |
PCエンジンスーパーグラフィックス | ハドソン | ハドソン | 8メガビットHuCARD[1] | HC91048 | - | スーパーグラフィックス専用 通常のPCエンジンでのプレイは不可。 |
2 | Capcom Classics Collection Remixed | 2005年3月21日 2005年3月21日 |
PlayStation Portable | カプコン | カプコン | UMD | ULUS-10097 ULES-00347 |
- | 日本未発売。 |
3 | Capcom Classics Collection Volume 2 | 2006年11月24日 2006年11月24日 |
PlayStation 2 Xbox |
カプコン | カプコン | DVD-ROM | SLUS-21473 SLES-54561 |
- | 日本未発売。 |
スタッフ
- アーケード版
- プランナー:POO(船水紀孝)、REKITE
- キャラクター・デザイナー(オブジェクト):S・THING(坂下眞司)、YOKOTA YOKOZO、TERUKUN、KURIBOW(栗原明美)
- キャラクター・デザイナー(スクロール):SADAKICHI(松本貞姫)、MARILYN HIGUCHI、YUKI(京谷有紀)、KINTAROU、HARUSAN
- キャラクター・サポート:AKIMAN(安田朗)
- キャラクター・コーディネーター:REKITE
- キャラクター・エフェクト:YOKOTA YOKOZO
- サウンド・コンポーザー:HIFUMI(高岡宏光)
- プログラマー:MAKKOW、BABEL-2、DOME(新留義博)
- ゲーム・アナライザー:NIN(西谷亮)、DODA NDA UDA(宇田敏彦)
- ディレクター:KIHAJI OKAMOTO(岡本吉起)
評価
評価 | ||||||||||||||
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| ||||||||||||||
|
- アーケード版
- 1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「基本的な操作方法は42と変わらないが、ライフゲージ制や気合弾、さらに回転攻撃など複雑になった部分もある。難度は高い」と評されている[5]。
- PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計28点(満40点)[3]、『月刊PCエンジン』では85・85・70・85・85の平均82点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では7・8・8・7の合計30点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.44点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で368位(485本中、1993年時点)となっている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.03 | 3.19 | 3.63 | 3.53 | 2.97 | 3.09 | 19.44 |
脚注
- ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、70頁。
- ^ “1941: Counter Attack for Arcade (1990) - Moby Games” (英語). Blue Flame Labs. 2018年7月16日閲覧。
- ^ a b “1941 Counter Attack まとめ [PCエンジン] / ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年9月21日閲覧。
- ^ a b c 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、18 - 19頁、ISBN 9784881994290。
- ^ “ビデオゲーム フルリスト”. ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊 (新声社) 6 (7): 175 - 216. (1991-7-1). ASIN B00BHEECW0.
外部リンク
- 1941 COUNTER ATTACK(PCエンジン版) - ハドソンゲームナビ - ウェイバックマシン(2004年8月15日アーカイブ分)
- 1941: Counter Attack - MobyGames(英語)