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== 概要 ==
== 概要 ==
大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の[[無線LAN]]環境の相互提供・利用を行うものである<ref>{{Cite web|url = http://eduroam.jp/|title = eduroam|accessdate = 2015-10-25|publisher = }}</ref>。欧州のGÉANT Associationが開発し<ref group="脚注">開発当時は[[:en:TEREA|TEREA]]。</ref>、日本国内においては[[国立情報学研究所]]が主体となり展開されている<ref>{{Cite web|url =http://eduroam.jp/|title=国際学術無線LANローミング基盤 「eduroam」|accessdate = 2015-10-25|publisher = 国立情報学研究所|format = PDF}}</ref>。無線LAN環境は[[IEEE 802.1X]]に基づいて提供されている。加盟している機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他加盟機関で無線LANを使用することが出来る。これは、全加盟機関を含めたサーバ連携によって、通信を行う<ref>{{Cite journal |和書 |author=古村隆明|coauthors=岡部寿男、中村素典|title=SAML連携を用いてロケーションプライバシを守るeduroamアカウント利用方式|journal=電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理|volume=109 |issue=437 |date=2010-02-22|naid=110007863242|ISSN=09135685}}</ref>。
大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の[[無線LAN]]環境の相互提供・利用を行うものである<ref>{{Cite web|url = http://eduroam.jp/|title = eduroam|accessdate = 2015-10-25|publisher = }}</ref>。欧州のGÉANT Associationが開発し<ref group="脚注">開発当時は[[:en:TEREA|TEREA]]。</ref>、日本国内においては[[国立情報学研究所]]が主体となり展開されている<ref>{{Cite web|url =http://eduroam.jp/|title=国際学術無線LANローミング基盤 「eduroam」|accessdate = 2015-10-25|publisher = 国立情報学研究所|format = PDF}}</ref>。無線LAN環境は[[IEEE 802.1X]]に基づいて提供されている。加盟している機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他加盟機関で無線LANを使用することが出来る。これは、全加盟機関を含めたサーバ連携によって、通信を行う<ref>{{Cite journal |和書 |author=古村隆明|coauthors=岡部寿男、中村素典|title=SAML連携を用いてロケーションプライバシを守るeduroamアカウント利用方式|journal=電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理|volume=109 |issue=437 |date=2010-02-22|naid=110007863242|issn=09135685}}</ref>。


== 沿革 ==
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* [[2006年]] - 国立情報学研究所の全国大学共同電子認証基盤構築事業の一環として日本に導入
* [[2006年]] - 国立情報学研究所の全国大学共同電子認証基盤構築事業の一環として日本に導入
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== 脚注 ==
== 脚注 ==

2020年1月25日 (土) 15:40時点における版

eduroam(Education Roaming)とは、高等教育機関や研究機関等において、国際的に相互利用が可能なローミングサービスである。

概要

大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の無線LAN環境の相互提供・利用を行うものである[1]。欧州のGÉANT Associationが開発し[脚注 1]、日本国内においては国立情報学研究所が主体となり展開されている[2]。無線LAN環境はIEEE 802.1Xに基づいて提供されている。加盟している機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他加盟機関で無線LANを使用することが出来る。これは、全加盟機関を含めたサーバ連携によって、通信を行う[3]

沿革

  • 2006年 - 国立情報学研究所の全国大学共同電子認証基盤構築事業の一環として日本に導入
    • 8月 - 東北大学がオーストラリアにあるアジア太平洋地区のサーバに接続し、これにより日本のeduroam加盟が実現した[4]

脚注

  1. ^ 開発当時はTEREA

出典

  1. ^ eduroam”. 2015年10月25日閲覧。
  2. ^ 国際学術無線LANローミング基盤 「eduroam」” (PDF). 国立情報学研究所. 2015年10月25日閲覧。
  3. ^ 古村隆明、岡部寿男、中村素典「SAML連携を用いてロケーションプライバシを守るeduroamアカウント利用方式」『電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理』第109巻第437号、2010年2月22日、ISSN 09135685NAID 110007863242 
  4. ^ 後藤英昭、曽根秀昭 (2009). “eduroamによる大学間無線LAN連携と国内外の動向”. 情報教育研究集会講演論文集: 109-112. ISSN 18836003. NAID 40017367413. http://www.eduroam.jp/docs/CITE2009-eduroam.pdf. 

外部リンク