「幡生駅」の版間の差分
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2020年2月14日 (金) 22:51時点における版
幡生駅 | |
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駅舎 | |
はたぶ Hatabu | |
所在地 | 山口県下関市幡生宮の下町1-1 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 | ハタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,596人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1901年(明治34年)5月27日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■山陽本線 |
キロ程 | 524.6 km(神戸起点) |
◄新下関 (3.7 km) (3.5 km) 下関► | |
所属路線 | ■山陰本線 |
キロ程 | 673.8 km(京都起点) |
◄綾羅木 (3.1 km) (- km) (下関)*► | |
備考 |
業務委託駅(運転業務は直営) みどりの窓口 有 |
* 全列車が下関駅まで乗り入れ 日本貨物鉄道(JR貨物)の幡生操車場を併設。 |
幡生駅(はたぶえき)は、山口県下関市幡生宮の下町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。
本稿では隣接する日本貨物鉄道(JR貨物)の幡生操車場についても記載する。
概要
山陽本線を所属線[1]として、山陰本線を加えた2路線が乗り入れる。山陰本線は当駅が終点であるが、全ての列車が山陽本線経由で隣の下関駅を発着している。
歴史
- 1901年(明治34年)5月27日 - 山陽鉄道 厚狭駅 - 馬関駅(現・下関駅)間延伸と同時に開業。一般駅。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により、官設鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1914年(大正3年)4月22日 - 長州鉄道 小串駅 - 当駅 - 東下関駅間が開通。
- 1925年(大正14年)6月1日 - 長州鉄道線 当駅 - 小串駅間が小串線として国有化。
- 1928年(昭和3年)11月19日 - 山陽本線の経路変更にともない、現在地に移転・統合。
- 1928年(昭和3年)12月18日 - 長州鉄道線の残存部が後に山陽電気軌道(現・サンデン交通)に譲渡され、同社の幡生線となる。
- 1933年(昭和8年)2月24日 - 線路名称改定。小串線が山陰本線に編入される。
- 1963年(昭和38年)10月1日 - 貨物の取扱いを廃止。
- 1971年(昭和46年)2月7日 - 当駅を含む山陽電気軌道線の残存区間が全廃。
- 1987年(昭和62年)
- 1992年(平成4年)11月 - みどりの窓口営業開始[2]。
- 1996年(平成8年)6月1日 - ジェイアール西日本広島メンテック(現:JR西日本広島メンテック)による業務委託駅となる。(運転業務は引き続き直営)
- 2004年(平成16年)10月 - 窓口営業時間を変更し、15時30分から15時50分まで窓口閉鎖時間帯とする。
- 2005年(平成17年) - 窓口営業時間中の窓口閉鎖時間帯を廃止。
- 2006年(平成18年)4月1日 - JR貨物の駅が廃止され、貨物の取扱いを終了。
なお、近隣道路の整備や、山の田地区に駅を整備する計画により、駅舎が下関駅側に移転をする計画がある。
駅構造
島式2面4線のホームを持つ地上駅。1番のりばが山陽本線下り、2番のりばが山陰本線下り、3番のりばが山陰本線上り、4番のりばが山陽本線上りである。駅舎とホームは跨線橋で連絡している。2012年には1・4番のりばのホームかさ上げ工事が行われ、2・3番のりばについても改修が行われた。駅構内東側に下関総合車両所(旧・幡生工場)を擁し、試運転をしている車両を見ることが可能である。接近放送は以前は筑前大分駅の冒頭に使われていた接近メロディーであったが、2012年3月ごろに広島支社標準の接近放送と接近メロディーに変更された。1・2番のりば、3・4番のりばで異なる。
旅客駅としては下関地域鉄道部が管理し、駅長が配置されている(出典:鉄道ジャーナル・2009年7月号『日本縦断各駅停車』。当時の駅長のインタビュー記事掲載)が、JR西日本が直営で行うのは運転業務のみであり、窓口業務はJR西日本広島メンテックに委託するため業務委託駅に準じた扱いとなる。マルスが設置されているが、2011年11月ごろに新システムに変更された。
幡生駅構内(幡生操車場含む)の運行管理は当駅で行なっている運転取扱駅である。
かつて改札上に電照幕式の発車案内があったが、今は各方面乗り場案内の印字されたプラスチック板で塞がれている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■山陽本線 | 下り | 下関方面 | 山陽本線新山口方面から |
2 | ■山陰本線 | 山陰本線小串方面から | ||
3 | 上り | 小串・長門市方面 | ||
4 | ■山陽本線 | 上り | 新下関・新山口方面 |
- かつて下関駅でスイッチバックし新下関駅と山陰本線長門市方面を直通していた「みすゞ潮彩」は、山陰本線側に出入りする時のみ停車し、新下関方面へ出入りする際は通過していた。そのため、同列車で新下関駅へ向かう際には、2番のりばから乗車することになっていた。この影響もあり、当駅を新下関行き「みすゞ潮彩」より後に出る山陽本線上り列車に乗る方が先に新下関に着く形態であった。
幡生操車場
幡生駅 - 下関駅間に、日本貨物鉄道(JR貨物)の幡生操車場がある。時刻表などでの表記は幡生(操)。正式には幡生駅構内の扱いである。幡生機関区を併設するが、乗務員区所で車両の配置はない。この操車場で電気機関車(直流電気機関車、交直流電気機関車)の交換を行うため、本州と九州をまたぐすべての貨物列車が運転停車をするほか、下関駅に向かう貨物列車の中継点となっている。機関車の付け替えや入換え作業、貨物列車の組成作業などの操車担当、操車場内の信号担当は、JR西日本がJR貨物から委託を受けて行っている駅でもある。そのため、駅営業はジェイアール西日本広島メンテック、駅運転・操車業務はJR西日本、貨物運転士・検修等はJR貨物というJR西日本が委託も受託もしている一風変わった駅となっている[3]。
路線および使用方法は以下のとおり。
- 2・3番線 - 下り列車専用
- 4番線 - 上下共用・出区機関車と機関車の機回しに使用
- 5・6番線 - 解結線・留置線として使用
- 7・8番線 - 上り列車専用
駅周辺
駅南を山口県道258号武久椋野線(旧・山口県道249号幡生停車場椋野線)が、駅裏を旧国道191号が通過している。
駅のある幡生宮ノ下町は下関市の中心エリアの一つである山の田地区の南端に位置しているが、商業施設等が集積するエリアからはやや離れている。また文教地区となっており高等学校の多数集まる東駅地区にも近接しており、朝夕とも駅を利用する通勤・通学者が多い。
- 下関総合車両所
- 下関酒造
- 下関市教育センター
- 下関東郵便局
- 幡生郵便局
- 戦場ヶ原公園
- メディアカフェポパイ下関山の田店
- 吉野家下関幡生店
- ガスト下関武久店
- ミスタードーナツ下関山の田ショップ
- じゅげむ山の田店
- 下関市立大学
- 梅光学院大学
- 下関商業高等学校
- 山口県立下関西高等学校
- 山口県立下関中央工業高等学校
- 山口県立下関双葉高等学校
- 山口県立下関南高等学校
- 早鞆高等学校
- 下関市立山の田中学校
- 下関市立生野小学校
- 下関市立山の田小学校
- 下関自動車学校
- サンデン交通本社
- ヤマダ電機テックランド下関店
バス
- サンデン交通
- 丸山循環:下関駅 - 丸山町 - 幡生駅 - 山の田 - 武久 - 筋川 - 下関駅
- 下関駅 - 丸山町 - 幡生駅 - 山の田 - 綾羅木 - 安岡駅前 - 横野
- 幡生駅 - 山の田 - 綾羅木 - 安岡駅前 - 済生会病院前 - 新下関駅
利用状況
1日の平均乗車人員は以下のとおり。なお、2016年の年間利用客数は103万7241人[4]である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 3,303 |
2000 | 3,300 |
2001 | 3,242 |
2002 | 3,189 |
2003 | 3,165 |
2004 | 3,007 |
2005 | 2,858 |
2006 | 2,792 |
2007 | 2,793 |
2008 | 2,838 |
2009 | 2,844 |
2010 | 2,898 |
2011 | 2,891 |
2012 | 2,920 |
2013 | 2,998 |
2014 | 2,851 |
2015 | 2,927 |
2016 | 2,842 |
2017 | 2,677 |
2018 | 2,596 |
ギャラリー
-
駅構内。写真左から1番のりばである。
-
山陰本線の駅名標
隣の駅
かつて存在した路線
- 山陽電気軌道
- 幡生線
- 幡生駅 - 武久駅