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|電報略号= ウラ |
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2020年2月14日 (金) 23:36時点における版
浦佐駅 | |
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東口(2017年8月) | |
うらさ Urasa | |
所在地 |
新潟県南魚沼市浦佐719-2 北緯37度10分2.0秒 東経138度55分21.9秒 / 北緯37.167222度 東経138.922750度 座標: 座標オプションが認識できません 座標: 北緯37度10分2.0秒 東経138度55分21.9秒 / 北緯37.167222度 東経138.922750度 座標: 座標オプションが認識できません |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | ウラ |
駅構造 |
高架駅(新幹線) 地上駅(在来線) |
ホーム |
2面2線(新幹線) 2面4線(在来線) |
乗車人員 -統計年度- |
1,457人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)9月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 上越新幹線 |
キロ程 |
198.6km(大宮起点) 東京から228.9 km |
◄越後湯沢 (29.7 km) (41.7 km) 長岡► | |
所属路線 | ■上越線 |
キロ程 | 123.9 km(高崎起点) |
◄五日町 (5.5 km) (3.1 km) 八色► | |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
浦佐駅(うらさえき)は、新潟県南魚沼市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
概要
南魚沼市の北部の大和地区に位置する。冬はスキー客、夏は奥只見湖・尾瀬方面への新潟県側の玄関口として旅行客にも利用されている。
毘沙門天口側には日本の奇祭の一つである「裸押し合い祭り」の舞台となる越後浦佐毘沙門堂がある。新幹線停車駅ではあるが、駅周辺には商業施設が少なく、医療機関や学校・宿泊施設が若干数あるのみである。
また浦佐駅周辺は同市の文教地区でもあり、駅からは各方面に向かうスクールバスが運行されている。
乗り入れ路線
当駅は上越新幹線と在来線の上越線の接続駅となっている[2]。
また、かつては只見線の列車が小出から乗り入れていた時期があった。
歴史
- 1923年(大正12年)
- 1978年(昭和53年)4月:東口駅前広場が完成。
- 1981年(昭和56年)11月1日:上越新幹線開業に伴い、新駅舎が竣工し運用を開始。
- 1982年(昭和57年)11月15日:上越新幹線、大宮 - 新潟間が開業。
- 1983年(昭和58年)3月:西口駅前広場が完成。駅レンタカー営業開始[3]。※2018年現在は営業終了
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
- 2008年(平成20年)3月15日:「モバイルSuica特急券」のサービス開始。
- 2016年(平成28年):外壁改修工事が開始される。
- 2017年(平成29年):老朽化による外壁崩落事故が発生、負傷者なし[3]
- 2019年(令和元年)9月22日:南魚沼市と魚沼市が共同で、駅2階コンコースに観光案内所「MYU」を開設[4]。
新幹線駅設置の経緯
浦佐駅を中心とする大和地区は今でこそ南魚沼市の文教地区となりつつあるが、上越新幹線建設決定当時、大和町は夏季と冬季の行楽シーズンを除けば人の出入りは少なかった。周辺地域の中心地で主要駅もある六日町と小出町の、ほぼ中間点に位置する浦佐に新幹線の駅が設けられることが決まった際には、両町から異議の声が上がった。
これに関しては「何らかの政治的な意図が働いていた」とする「政治駅」説と「六日町は越後湯沢に近過ぎるため駅設置が難しく、小出に設けるとルートが大回りになる上、小出駅の構内が狭隘で新幹線ホームが設けられない」という、地理や線形の問題が背景にあったとする説など諸説ある。詳細は鉄道と政治#上越新幹線と浦佐駅を参照のこと(新幹線関連の政治駅といわれることがあるものは他に岐阜羽島駅、筑後船小屋駅がある)。
新潟県内にある他の上越新幹線沿線4駅は中心市街地もしくは市街地に程近い地点に所在するため、駅周辺では大型ショッピングセンターやホテル、飲食店などといった商業施設の建設が進んだほか、マンションやアパートが建設されるなど住宅地化も進んでおり、いずれも開通以降に都市基盤の整備や都市機能の集積が進捗している。その一方で浦佐駅は上越新幹線全駅で最も利用者が少なく、加えて駅周辺の都市化も余り進捗していない。
但し浦佐駅周辺は前掲のように、既に都市機能が集積している魚沼地域の中心地2地区の中間点という立地条件の下にある。また駅自体に関しても元々設けられていた出入口は旧市街に面する現在の西口側であり、東口側は国道17号の現ルート開通以降に都市開発が本格化した地域である[注 1]。加えて同国道のすぐ東側には魚野川が流れているため、都市開発を行う余地が少ないなどの条件から、大和地区に所在する主な公共施設は、東口から約500m東進した浦佐大橋の東詰側に集中して立地している(なお市町村合併により小出町は魚沼市に、大和町と六日町は南魚沼市となっている。)。
只見線の乗り入れについて
上越新幹線が開業した1982年11月15日のダイヤ改正時、浦佐駅発着で只見線へ直通する普通列車が1日2往復設定された。このうち1往復は急行「奥只見」で、浦佐駅 - 小出駅間を普通列車として運行していた。しかし1988年3月13日のダイヤ改正をもって「奥只見」は廃止となり、只見線への直通列車も廃止された[注 2]。
その後も只見線の定期列車の乗り入れは行われておらず、不定期で臨時列車(団体専用列車等)が乗り入れるのみとなっている。近年、魚沼市と福島県只見町の一部議員が観光客誘致や利便性向上を目的として、連名でJR東日本などに対し常時乗り入れを要望しているが、実現には至っていない。
駅構造
当駅は直営駅(駅長・助役配置)であり管理駅でもあるが、当駅は自駅のみの単駅管理となっている。(周辺の駅は越後湯沢駅が管理)
駅機能はすべて2階に設けられている。新幹線改札口には自動改札機が2通路設置されており、モバイルSuica特急券が利用できる。
在来線改札口は有人改札のみとなっている。改札口には新幹線のりかえ改札口の設置がないため、相互の乗り換えでは一旦改札を通り出場してから再入場する必要がある。
当駅はSuicaのエリア外のため、Suica等の交通系ICカードは在来線側では利用できない。
2階コンコースにはみどりの窓口・指定席券売機・タッチパネル式自動券売機・屋内待合室・化粧室・コンビニエンスストア[2](NewDays)・自動販売機・コインロッカー・公衆電話がある。かつては屋内待合室の向かい側にもみどりの窓口があったが、現在は閉鎖されている。
化粧室そばには当地唯一の高校である新潟県立国際情報高等学校の美術部1期生が制作した絵画が展示されている。
浦佐駅東口と新幹線コンコースにはエレベーターがそれぞれ設置されておりバリアフリーに対応しているが、浦佐駅西口(毘沙門天口)がエスカレーター(上りのみ)と階段、在来線改札口内に至っては階段のみの設置となっており、駅舎全体でバリアフリー構造とはなっていない。
駅舎西口1階には団体待合室と化粧室・レンタサイクル駐輪場があるが、待合室と化粧室は通年で閉鎖されている。
-
コンコース
-
NewDays
在来線
島式ホーム2面4線を有する地上駅。このうち、側線の2番線と3番線は使用されていない。
-
1・2番線ホーム
-
3・4番線ホーム
新幹線
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。ホーム長は16両に対応し、ホームの一部には安全柵が設置されているが、通過列車はすべて本線を通過し、停車する列車のみ副本線のホームに入る。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
在来線 | |||
1 | ■上越線 | 下り | 長岡・新潟方面[5] |
2・3 | (臨時ホーム) | ||
4 | 上り | 越後湯沢・水上方面[5] | |
新幹線 | |||
11 | 上越新幹線 | 下り | 長岡・新潟方面[5] |
12 | 上り | 越後湯沢・高崎・東京方面[5] |
- 上越新幹線は基本的に当駅で通過待ちを行なう列車はないが、臨時「とき454号」(※2016年4月29日以降の一定期間『現美新幹線』車両で運転)運転日は、この駅で「とき324号」の通過待ち合わせを行なう。
- 長岡まつり大花火大会開催時には、当駅始発新潟行きの臨時新幹線が運転されることもある[6][7]。
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は1,457人である[利用客数 1]。また、新幹線の1日平均乗車人員は699人である[新幹線 1]。
東口側から約500m東側の地区には文教施設が集積している。このうち新潟県立国際情報高等学校は、1992年(平成4年)の開校当初から全県一区制による生徒募集を行っており、群馬県および中越地方北部や下越地方に在住しながら長岡駅・燕三条駅・新潟駅から新幹線を利用して通学する生徒が見られる。
なお、近年の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 計 | 新幹線 |
2000年(平成12年) | 1,515[利用客数 2] | |
2001年(平成13年) | 1,514[利用客数 3] | |
2002年(平成14年) | 1,527[利用客数 4] | |
2003年(平成15年) | 1,504[利用客数 5] | |
2004年(平成16年) | 1,364[利用客数 6] | |
2005年(平成17年) | 1,401[利用客数 7] | |
2006年(平成18年) | 1,360[利用客数 8] | |
2007年(平成19年) | 1,327[利用客数 9] | |
2008年(平成20年) | 1,312[利用客数 10] | |
2009年(平成21年) | 1,275[利用客数 11] | |
2010年(平成22年) | 1,311[利用客数 12] | |
2011年(平成23年) | 1,319[利用客数 13] | |
2012年(平成24年) | 1,397[利用客数 14] | 673[新幹線 2] |
2013年(平成25年) | 1,429[利用客数 15] | 651[新幹線 3] |
2014年(平成26年) | 1,383[利用客数 16] | 644[新幹線 4] |
2015年(平成27年) | 1,444[利用客数 17] | 688[新幹線 5] |
2016年(平成28年) | 1,438[利用客数 18] | 681[新幹線 6] |
2017年(平成29年) | 1,467[利用客数 19] | 706[新幹線 7] |
2018年(平成30年) | 1,457[利用客数 1] | 699[新幹線 1] |
駅周辺
東口側
東口が正面口として機能しており、駅前広場にはバスターミナル・タクシープールや、田中角栄の銅像などがある。
至近距離に市や宿泊施設、警察署があり、付近を流れる魚野川を渡った場所に都市公園や博物館、いくつかの教育施設や医療機関などがある。
教育施設や医療機関へは、スクールバスや路線バス・コミニュティバスが運行されている。
かつては東口側に土産物品店が軒を連ねていたが、現在はすべて撤退し、跡地は駐車場となっている。
西口側(毘沙門天口)
西口には毘沙門天口という副称があり、その名の通り付近に「浦佐毘沙門堂」と称する普光寺がある。毎年3月3日には日本の三大奇祭の一つ「裸押合大祭」が行われ、浦佐駅の繁忙期の一つに位置づけられている。
駅前広場にはタクシープールがある。
このほかに西口側には金融機関や郵便局のほか、飲食店などが若干数ある。
バス路線
東口・西口双方の駅前広場にはバス停留所が設けられ、南越後観光バスが運行する路線バスが発着する[8]。なお、英字2文字の路線記号は停留所にのみ掲載され、バス車体には表示されていない。
- 浦佐駅東口(MU42・UU32・UD01)
- 浦佐駅西口(MK27)
- MK 小出駅前経由 羽根川 行
- MK 六日町駅前 行
市民バス
上記の路線バスに加え、駅周辺では南魚沼市のコミュニティバス「市民バス」が発着する[11]。最寄りバス停のうち「浦佐交番前」「新潟県信用組合」バス停は東口を出て徒歩5分ほどである。
- ■ 浦佐・五箇コース - 「浦佐駅西口」「浦佐交番前」「新潟県信用組合」
- ■ 三用コース - 「浦佐駅西口」「新潟県信用組合」
- ■ 薮神コース - 「新潟県信用組合」
- ■ 後山・辻又コース - 「浦佐駅西口」
スクールバス
浦佐駅が最寄となる以下の教育施設では、東口のバスターミナル内にそれぞれスクールバス乗り場を設置している。
- 新潟県立国際情報高等学校 (魚沼中央トランスポート)
- 国際大学(循環バス)
- 北里大学保健衛生専門学院
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
- ^ 新幹線建設に伴う駅舎改築の際には東口側の駅前広場が先行して整備され1978年に竣工し、旧駅舎が所在した西口側は新幹線開業後の1983年に竣工し供用を開始した。
- ^ 詳細は只見線#冬季運休急行「奥只見」を参照のこと。
出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c “駅の情報(浦佐駅):JR東日本”. www.jreast.co.jp. 2018年9月10日閲覧。
- ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1983年4月号
- ^ “新幹線で浦佐においで 駅に観光案内所”. 朝日新聞デジタル (2019年9月20日). 2019年9月20日閲覧。
- ^ a b c d “駅構内図(浦佐駅)”. 東日本旅客鉄道. 2020年2月1日閲覧。
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ 南越後観光バス - 2018年11月10日閲覧。
- ^ 浦佐 ~ 大湯・栃尾又温泉 ~ 銀山平 ~ 奥只見ダム・・・尾瀬口・・・沼山峠 (PDF) - 南越後観光バス.2018年11月10日閲覧。
- ^ 尾瀬⇔魚沼ルート(船・バス) - 魚沼市観光協会.2018年11月10日閲覧。
- ^ 市民バスについて - 南魚沼市.2018年11月10日閲覧。
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
新幹線
- ^ a b “新幹線駅別乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
- ^ “新幹線駅別乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “新幹線駅別乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
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- ^ “新幹線駅別乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
- ^ “新幹線駅別乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(浦佐駅):JR東日本