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|画像説明= 駅舎(2018年9月) |
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|よみがな= あっとこ |
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|ローマ字= Attoko |
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2020年2月15日 (土) 01:51時点における版
厚床駅 | |
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駅舎(2018年9月) | |
あっとこ Attoko | |
◄姉別 (6.6 km) (15.6 km) 別当賀► | |
所在地 | 北海道根室市厚床 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 根室本線(花咲線) |
キロ程 | 398.9 km(滝川起点) |
電報略号 | アト |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1919年(大正8年)11月25日 |
備考 | 無人駅 |
厚床駅 | |
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標津線記念看板(2018年9月) | |
あっとこ Attoko | |
◄奥行臼 (11.5km) | |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 標津線(支線) |
キロ程 | 47.5 km(中標津起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1933年(昭和8年)12月1日 |
廃止年月日 | 1989年(平成元年)4月30日 |
厚床駅(あっとこえき)は、北海道根室市厚床にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の駅である。電報略号はアト。事務管コードは▲110448[1]。かつては標津線が分岐していたが、1989年に廃止、バス転換された。
2000年には青春18きっぷ(2000年夏)ポスターの撮影地に抜擢された[2]。
歴史
- 1919年(大正8年)11月25日:国有鉄道釧路本線の厚岸駅 - 当駅間開業に伴い、同線の終着駅として開設。一般駅[3]。根室支庁で初めて設置された駅でもある。釧路機関庫厚床駐泊所設置[3]。
- 1920年(大正9年)11月10日:釧路本線の当駅 - 西和田駅間延伸開業に伴い[3]、途中駅となる。
- 1921年(大正10年)8月5日:西和田駅 - 根室駅間の延伸開業に伴い、釧路本線が根室本線に改称。
- 1925年(大正12年):殖民軌道根室線として、当駅前 - 標津駅間が開業。
- 1933年(昭和8年)
- 1937年(昭和12年)10月30日:厚床駐泊所が釧路機関区厚床支区となる[3]。
- 1958年(昭和33年)10月1日:釧路機関区厚床支区を廃止[3]。
- 1961年(昭和36年)3月:構内より明治乳業へ専用線敷設[4]。
- 1964年(昭和39年):殖民軌道風連線が当駅との接続をやめて奥行臼駅と接続。別海村営軌道となる。
- 1969年(昭和44年)2月1日:標茶機関区厚床派出所設置[3]。
- 1979年(昭和54年)7月15日:貨物の取り扱いが終了[3]。
- 1982年(昭和57年)11月1日:標茶機関区厚床派出所が厚床駐泊所となる[3]。
- 1983年(昭和58年)4月1日:標茶機関区厚床駐泊所を廃止[3]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いが終了[3]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:運転取扱要員のみ配置[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)が承継。
- 1989年(平成元年)
- 1995年(平成7年)9月1日:駅業務の簡易委託が終了し、無人駅となる。
- 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正による減便に伴い、2番線が廃止。当駅は棒線駅となり、列車交換が行われなくなる[新聞 1]。
駅名の由来
所在地名より。アイヌ語の「アットゥクト[注釈 1]」(オヒョウニレ・伸びている・沼)に由来するとされる[5]。
駅構造
1面1線のホームを有する地上駅。根室駅管理の無人駅。
かつては単式ホーム・島式ホーム複合型2面3線を有する列車交換可能な交換駅であった。駅舎側単式ホームの1番線が根室本線の下り本線、島式ホーム内側の2番線が標津線、外側の3番線が根室本線の上り本線となっており、互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と島式ホーム西側を結んだ構内踏切で連絡していた。その他、1963年(昭和38年)時点では3番線の外側に貨物側線を3線有していた[新聞 1]。標津線廃止の際に2番線の線路が撤去され単式ホーム2面2線となり、3番線が新たに2番線に改称された(貨物側線の撤去時期は不明)。その後2016年(平成28年)3月25日までは、当駅にて列車交換がある場合のみ、釧路方面行上り列車が2番線を使用していたが[新聞 1]、同年3月26日のダイヤ改正に伴う減便で、当駅での交換設備の運用を終了した。現在は2番線の線路及びホームは残っているが、構内踏切跡の階段部分に蓋がされ立入禁止となっている[新聞 1]。
現在の駅舎は1989年(平成元年)の標津線廃止後にバス待合所兼用として建て替えられたものであり[6][7]、窓口は根室交通厚床案内所として営業する。
標津線廃止と同時の簡易委託化によりJR乗車券の発売も行っていたが、現在はバス乗車券のみ発売する。
戦前は馬市で活気づき、根室管内全域の馬が集まるほどだった。戦後、軍馬の需要がなくなると、酪農が台頭。1960年代は毎年約20万人が乗降するにぎわいを見せた[新聞 1]。
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ホーム(2018年9月)
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姉別方面を望む(2018年9月)
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別当賀方面を望む(2018年9月)
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2番線および構内踏切跡(2018年9月)
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初田牛駅廃止前の駅名標(2018年9月)
利用状況
- 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は12.4人[報道 1]。
- 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は12.8人[報道 2]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は10.6人[報道 3]。
駅弁
かつて駅前の「田中屋」が「ほたて弁当」を製造販売しており[新聞 1]、日本最東端の駅弁販売駅であった。しかし、1990年頃に厚床駅での販売が中止される一方、2004年から根室駅で駅弁の販売が開始されたため、日本最東端の称号は根室駅に譲ることとなった。駅での販売が中止されたのちも、駅前の「佐々木商店」で取り扱われていたが、2006年に販売終了となった。2012年には、7月21日から8月31日に運行された臨時列車「快速 北太平洋 花と湿原号」の厚床駅停車に合わせて、「ビーフサンダーマウンテン駅弁」が期間限定販売された。厚床駅から約2.5km北にある「明郷伊藤☆牧場」が製造販売を行い、快速運行時間以外でも予約することで牧場内で購入可能だった[8]。
駅周辺
厚床市街地が広がる。しかし、廃屋が多く駅前は寂しい。
バス路線
根室交通(および共同運行会社)により根室駅方面、別海町・中標津町方面(標津線廃止代替路線および中標津空港連絡バス)、釧路市方面および札幌市方面の都市間バスが発着する。
路線詳細は根室交通#路線バスを参照。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 根室本線(花咲線)
脚注
注釈
出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 込山富秀『「青春18きっぷ」ポスター紀行』講談社、2015年5月26日、66-67頁。ISBN 978-4-06-219279-8。
- ^ a b c d e f g h i j k l m JR釧路支社「鉄道百年の歩み」北海道旅客鉄道株式会社釧路支社 平成13年12月発行。
- ^ 釧路鉄道管理局史 昭和47年10月発行。
- ^ “アイヌ語地名リスト ア~イチ P1-10”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
- ^ 根室市 根室市のあゆみ (PDF)
- ^ フォト海道(北海道新聞写真データベース)
- ^ 駅弁「ビーフサンダーマウンテン」販売、明郷伊藤☆牧場、2012年07月20日更新、2016年6月21日閲覧。
報道発表資料
- ^ "根室線(釧路・根室間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月10日閲覧。
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- ^ “根室線(釧路・根室間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。