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「水上駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 02:34時点における版

水上駅
駅舎(2016年4月)
みなかみ
Minakami
上牧 (5.4 km)
(3.6 km) 湯檜曽

地図

水上駅の位置(群馬県内)
水上駅
水上駅
水上駅位置図(群馬県)
所在地 群馬県利根郡みなかみ町鹿野沢96
北緯36度46分43.06秒 東経138度58分7.7秒 / 北緯36.7786278度 東経138.968806度 / 36.7786278; 138.968806 (水上駅)座標: 北緯36度46分43.06秒 東経138度58分7.7秒 / 北緯36.7786278度 東経138.968806度 / 36.7786278; 138.968806 (水上駅)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 上越線
キロ程 59.1 km(高崎起点)
電報略号 カミ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
364人/日(降車客含まず)
-2018年(平成30年)-
開業年月日 1928年昭和3年)10月30日
備考 直営駅管理駅
指定席券売機設置
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水上駅(みなかみえき)は、群馬県利根郡みなかみ町鹿野沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線である。

概要

上越線内の主要駅で、水上温泉郷を擁する旧水上町の観光拠点である。かつては上越国境越え用の機関車ED16EF12EF16等)が配属された水上機関区が置かれ、当駅は通過禁止駅のため上越線の全列車が停車している。客車列車は補機の増解結が行われた。当駅を経由しない上越新幹線の開業後は上野駅からの特急「水上」が当駅を終着駅とするのみとなっている(現在は臨時列車)。かつては、高崎方面と長岡方面を通しで運転する普通列車も存在したが、現在では普通列車は当駅を境に運転系統が分断されており、いずれの方面からも当駅で折り返しとなる。

越後湯沢・長岡方面下りの定期旅客列車は平日が1日6本のみ(最大で4時間近くも開く時間帯がある)となる[注釈 1]。また、初列車が8時台、最終列車が20時台となっている。冬季には、スキー客の利便性向上のため、増発が多くされる。新潟県方面へは旅客列車よりも貨物列車の方が列車の本数が多い。また、冬季は積雪など気象状況により当駅と越後中里駅間の普通列車が大幅に遅延または運転見合わせになることも少なくない。

駅の管轄は高崎支社だが、日本国有鉄道(国鉄)時代は新潟鉄道管理局(現 新潟支社)の管内(境界駅)だった。現在は土合駅まで高崎支社が管轄しているが、運転指令所の面では当駅を担当境界としており、上越線・高崎支社管内としても東京近郊区間の北端の駅にあたる。

歴史

改修前の駅舎(2010年)

駅構造

1番線ホーム
2番線ホーム

単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅。両ホームは1本の跨線橋で連絡している。このほか駅南側に留置線があり、一時待機や夜間滞泊に使われている。

コンクリート2階建ての大きな駅舎をもつ。2001年平成13年)に入口部分を増築した。

直営駅であり、管理駅として岩本駅 - 土合駅間の各駅を管理している。Suica対応自動改札機が2通路設置されているが、Suicaは当駅を境に高崎方面のみ利用可で、長岡方面はSuicaサービスエリア外となっている。駅舎内には待合室(夜間閉鎖)があり、指定席券売機自動券売機がある。かつてはみどりの窓口も設置されていたが、2006年に「もしもし券売機Kaeruくん」へ置き換えられる形で廃止され、「もしもし券売機Kaeruくん」も2012年に現在の指定席券売機に置き換えられる形で営業を終了した。

かつては1番線と2番線の間に機回し線が有ったが、補機の必要も無くなり撤去された。

2007年3月、駅構内に遠赤外線を利用した融雪装置「ルミネーター」を設置した。深夜帯に下り1番線で留置する車両のパンタグラフ不上昇を架線から約90cm上に吊り下げた装置により防止するもので、遠赤外線により空気を温めなくとも対象物のみ温める効果がある。車両が留置される23時から5時30分までの間に降雪感知器、凍結温度センサーのいずれかが一定以上の数値を感知した場合に作動する。なお、設置前は人力でパンタグラフの除雪作業を行っていた。

駅全体がカーブしており、1番線には黄色い回転灯が設置されており、足元の注意を呼びかけている。

当駅の発車メロディは『ふる里「みなかみ」』(なつこ)が使用されている。

のりば

3線とも両方向への発車が可能であるため、ホームに設置された看板類の方面表記は特に何も書かれていないが、定期列車は下記の使い分けを行っている。なお、高崎方面への主な臨時列車のうち、特急「水上」は1番線、快速「SLぐんま みなかみ」は2番線から発車する。

番線 路線 方向 行先
1 上越線 上り 高崎大宮上野方面[3]
2 下り 長岡新潟方面[3]
3 (臨時ホーム)
  • 現在、3番線に発着する定期列車はないが、臨時列車が発着する場合がある。

利用状況

JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は364人である[利用客数 1]。群馬県内の上越線の有人駅では最も少ない。

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 772 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 748 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 740 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 706 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 651 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 621 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 589 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 612 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 609 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 546 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 514 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 450 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 465 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 439 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 419 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 405 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 392 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 385 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 364 [利用客数 1]

駅周辺

水上温泉郷への玄関口の一つで、駅前にある駐車スペースは公共交通の路線バスタクシーのほか、ホテルの送迎バスが利用する。また、駅前には観光案内所のほか、土産品店などの商店が軒を連ねる。なお、温泉街の中心部までは高崎寄りへ徒歩10分ほどの距離である。

駅前の道路は、冬季の降雪時は消雪パイプ等による散水を行っている。

駅から徒歩5分のところに蒸気機関車(SL)用の転車台がある。周囲は「水上駅転車台広場」として整備されてイベントなどに利用されており[4]国鉄D51形蒸気機関車(D51 745)が展示されている[5]

バス路線

上越新幹線 上毛高原駅へ連絡する路線のほか、谷川岳ロープウェイや町内の一部スキー場、湯檜曽駅・土合駅への路線などが運行されている。

このほか、水上温泉シャトルバスが主に多客期に運行している。

乗場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
2     水上車庫 関越交通
3   大穴、ゆびそ駅前、ゆびそ温泉 谷川岳ロープウェイ
4   粟沢 1日1本
  大穴、粟沢、宝川入口 宝川温泉
  湯の小屋
5   水上温泉上牧駅 上毛高原駅
  水上温泉シャトルバス 谷川温泉、水紀行館、ふれあい交流館 水上駅 期間限定運行
  高速バス「みなかみ温泉号」 川越駅 バスタ新宿(新宿駅)
  宝台樹スキー場シャトルバス 水上宝台樹スキー場 武尊山観光開発

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
上越線
上牧駅 - 水上駅 - 湯檜曽駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 青春18きっぷの通用期間やスキーシーズンなどの多客期は、高崎方面からの列車が越後中里駅まで延長運転される事例がある。

出典

  1. ^ 『鉄道省年報. 昭和6年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ “JR高崎支社 14駅に新型券売機”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2006年3月17日) 
  3. ^ a b 駅構内図(水上駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年11月23日閲覧。
  4. ^ 【お知らせ】水上駅転車台広場での雪遊びイベント(1月9日・10日)の中止についてJR東日本高崎支社(2016年1月7日)
  5. ^ 水上駅前のSL、クラウドファンディングで塗り替え『日本経済新聞』地域ニュース関東(2017年10月19日)

利用状況

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月13日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。

関連項目

外部リンク