「上野幌駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2018年9月) |
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|よみがな = かみのっぽろ |
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|ローマ字 = Kami-Nopporo |
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2020年2月15日 (土) 03:01時点における版
上野幌駅* | |
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駅舎(2018年9月) | |
かみのっぽろ Kami-Nopporo | |
◄H07 北広島 (8.0 km) (2.9 km) 新札幌 H05► | |
所在地 | 札幌市厚別区厚別町上野幌686番地16 |
駅番号 | ○H06 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■千歳線 |
キロ程 | 48.6 km(沼ノ端起点) |
電報略号 | ミノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,878人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)8月21日[1] |
備考 |
札幌市内駅 *業務委託駅 *みどりの窓口 有 |
上野幌駅(かみのっぽろえき)は、北海道札幌市厚別区厚別町上野幌686番地16にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)千歳線の駅である。千歳線における、札幌市最南端の駅。駅番号はH06。電報略号はミノ。
歴史
1926年に、今の位置より北西約1キロメートル離れた所に、木造駅舎の2面3線で開業した。つつじやダリアなどが多数植えられて、全国の駅の中でも花の美しさで目立つとされていた。1973年に千歳線が路線を一部変更したとき、現在地に移転した。古い駅があった所は、1991年(平成3年)に厚別南公園になった。
年表
- 1926年(大正15年)8月21日:北海道鉄道(2代)札幌線の上野幌駅として開業[2]。旅客のみ取扱い。
- 1943年(昭和18年)8月1日:戦時買収により北海道鉄道が国有化。鉄道省(国鉄)千歳線の駅となる[1]。
- 1945年(昭和20年)4月1日:貨物・荷物取り扱い開始。
- 1961年(昭和36年)1月14日:線路容量不足から当駅 - 北広島間に西の里信号場が設置される[3]。
- 1973年(昭和48年)9月9日:新線上に移転。複線高架駅となる[3]。同時に無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[1]。
- 1998年(平成10年)4月1日:有人化(業務委託駅)。
- 2008年(平成20年)10月25日:ICカード「Kitaca」使用開始[1]。
駅構造
- 島式ホーム1面と単式ホーム1面からなる複合ホーム2面3線構造。北西から南東に伸びる線路に沿う堤の上にある。
- 入口は駅の北東側の一箇所で、南西側にはトンネルを潜って通行する。
- 開業当初からかなりの期間無人駅であったが、近年は周辺の開発が著しく、現在は業務委託駅(北海道ジェイ・アール・サービスネット)となり、みどりの窓口(営業時間7時00分 - 17時20分)、自動券売機[注釈 1]、簡易自動改札機(Kitaca・磁気券ともに対応)が設置されている。
- 新札幌駅管理。夜間連絡先も同駅。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■千歳線 | 上り | 千歳・苫小牧方面 |
2 | (上下ともに一部の列車) | ||
3 | 下り | 札幌・手稲方面 |
-
改札口(2017年11月)
-
ホーム(2017年11月)
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2番線に進入する上り普通列車(2015年1月)
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駅名標(2017年11月)
利用状況
「札幌の都市交通データ」によると、2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員は2,878人である。
朝夕は近くにある私立高校と私立中学の通学や札幌市内への通勤通学で賑わっている。代わりに昼間は閑散としている。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1970年(昭和45年) | 119 | [4] |
: | ||
1975年(昭和50年) | 90 | [4] |
: | ||
1980年(昭和55年) | 189 | [4] |
: | ||
1985年(昭和60年) | 260 | [4] |
: | ||
1990年(平成 | 2年)1,009 | [4] |
: | ||
1995年(平成 | 7年)1,414 | [4] |
: | ||
2000年(平成12年) | 1,572 | [4] |
2001年(平成13年) | 1,524 | |
2002年(平成14年) | 1,544 | |
2003年(平成15年) | 1,743 | |
2004年(平成16年) | 1,864 | |
2005年(平成17年) | 2,116 | |
2006年(平成18年) | 2,203 | |
2007年(平成19年) | 2,292 | |
2008年(平成20年) | 2,330 | |
2009年(平成21年) | 2,395 | |
2010年(平成22年) | 2,502 | |
2011年(平成23年) | 2,618 | |
2012年(平成24年) | 2,723 | |
2013年(平成25年) | 2,754 | |
2014年(平成26年) | 2,795 | |
2015年(平成27年) | 2,753 | |
2016年(平成28年) | 2,839 | |
2017年(平成29年) | 2,878 |
駅周辺
北広島市との境がすぐ東にある。駅は丘陵の谷間にあって、家屋の密度が低い。2004年12月に厚別東通が開通したことから、駅の南西側へのアクセスが良くなり平岡公園ベニータウン「ライブヒルズ」などの住宅街が広がっている。駅を出た北東側にはパークアンドライド用駐車場が広くとられており、南から北を横切る野津幌川を挟んだ北広島市虹ヶ丘地区にある札幌日本大学中学校・高等学校、パチンコ店と動物病院(新札幌ラパス動物病院)、日帰り入浴施設(湯処 ほのか)をはじめとした店舗が目立っている。虹ヶ丘商業地区の発展に伴い上野幌駅周辺の開発が予定されている。
駅前はこのように閑散としているが、新札幌駅方向に約500メートル行くと、住宅が途切れず密集する札幌市街の縁辺になる。2007年現在、市街はさらに伸びつつあり、駅南側の周辺には2006年あたりから札幌市側は住宅地や中小規模のマンションが建設されている他、駅から厚別東通を南西側に200メートルほど行った所にコンビニエンスストア(セイコーマート)が2007年7月に開店している。
バス路線
2019年(平成31年)4月1日現在。駅東側の北広島市との境に「上野幌駅通」停留所がある。詳細経路等は路線記事を参照。
- ジェイ・アール北海道バス 長沼線[5]
- 33・大33・新33 北広島駅行
- 大34・新34 長沼東町行・ながぬま温泉行(北広島駅・中央長沼経由)
- 大35 南幌ビューロー行(北広島駅・北の里牧場前経由)
- 大33・33 大谷地ターミナル行・JR札幌駅(札幌駅バスターミナル)行
- 新33 新札幌駅(新札幌バスターミナル)行
- 夕張鉄道(夕鉄バス) 札幌急行線[6]
その他
- 千歳線上り列車においては、札幌駅を出て最初の待避駅である。
- 駅のホームが築堤上にあるため小高くなっており、ホームからの眺めがよい。
- 「上」野幌という駅名だが、函館本線野幌駅(江別市)とは道路で10km以上離れている。
- 厚別区の「野幌」の名前は、アイヌ語でヌㇷ゚・オㇽ・オ・ペッ(ラテン文字表記: nup-or-o-pet、「野の中の川」)に由来するとされる[7]。
隣の駅
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 千歳線(旧線)
- 北広島駅 - ((旧)西の里信号場) - 上野幌駅 - 大谷地駅
脚注
注釈
- ^ 自動券売機は1台しかないため、調整中の場合はみどりの窓口で購入する。
出典
- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、20-21頁。
- ^ 『恵庭市史』恵庭市、1979年、p.1026
- ^ a b 北海道鉄道百年史 下巻 日本国有鉄道北海道総局 1981年発行、P62。
- ^ a b c d e f g 札幌市統計書JR駅別乗車人員経年変化(1日平均) (PDF)
- ^ “一般路線バス | 札幌市内”. ジェイ・アール北海道バス. 2019年5月31日閲覧。
- ^ “路線図” (PDF). 夕張鉄道. 2019年5月31日閲覧。
- ^ “厚別区の現況・歴史/札幌市厚別区”. 厚別区役所. 2015年4月18日閲覧。