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「垂井駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 03:51時点における版

垂井駅
北口(2019年)
たるい
Tarui
CA77 大垣* (8.1 km)
(5.7 km) 関ケ原 CA79
地図
所在地 岐阜県不破郡垂井町1682-4
北緯35度22分11.413秒 東経136度31分52.705秒 / 北緯35.36983694度 東経136.53130694度 / 35.36983694; 136.53130694
駅番号 CA  78 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CA東海道本線(上り本線・垂井線
キロ程 418.1 km(東京起点)
電報略号 タル
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
2,655人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1884年明治17年)5月25日
備考 業務委託駅
JR全線きっぷうりば
* この間に南荒尾信号場有り(当駅から5.0km先)。
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垂井駅(たるいえき)は、岐阜県不破郡垂井町垂井[注釈 1]にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線である。駅番号CA78

当駅より西側の東海道本線(JR東海管内)の駅には発車標(電光掲示板)が設置されていないため、当駅が発車標の設置されている最西端の駅になる。運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。

歴史

※測量の結果、ルートが変更され現在の武豊線が資材輸送線となる。

駅構造

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 CA東海道本線 上り 大垣名古屋方面[注釈 2]  
2 関ケ原駅始発・待避列車
3 CA東海道本線
(垂井線)
垂井駅始発列車
下り 米原京都方面[注釈 2]

配線図

南荒尾信号場 - 関ケ原駅 構内配線略図

大垣・
名古屋方面
南荒尾信号場 - 関ケ原駅 構内配線略図
米原方面
↓ 美濃赤坂駅
凡例
出典:[2]


  • 関ケ原始発の上り列車は、当駅まで垂井線詳細)を走行する都合上、上り本線の1番線には進入できないため、2番線を使用する。該当する列車は朝の2本(土曜・休日は1本)である。なお、2番線は上り本線側からの列車の入線も可能であり、2016年3月25日までは特急しなのの通過待ちで使われていた。また、下りの関ケ原止まりの列車は大垣車両区へ回送するため2番線に進入する。
  • キヤ95系による垂井線検測列車、東海旅客鉄道名古屋工場の検査出場等の試運転列車は関ケ原駅で折り返すため、2番線にて運転停車する。
  • 関ケ原・米原方面の下り停車列車はすべて垂井線経由のため、3番線を使用する。
  • 3番線に名古屋方面の表記があるのは過去に存在した当駅始発着のためのもの。

垂井線

垂井線
基本情報
日本の旗 日本
所在地 岐阜県
起点 南荒尾信号場
終点 関ケ原駅 CA79
駅数 2駅
経由路線 CA 東海道本線
開業 1946年11月1日
所有者 東海旅客鉄道(JR東海)
運営者 東海旅客鉄道(JR東海)
車両基地 大垣車両区
使用車両 313系311系
路線諸元
路線距離 10.7km
軌間 1,067mm
線路数 単線
電化方式 直流1,500V 架空電車線方式
最大勾配 25‰
閉塞方式 自動閉塞式
保安装置 ATS-PT
最高速度 85km/h
テンプレートを表示

垂井線(たるいせん)は、東海道本線南荒尾信号場 - 関ケ原駅間の上り本線に並行して敷設された別線の通称である。線路等級が低いため、貨物列車特別急行列車は通常入線しない。下り本線は、太平洋戦争中に輸送力増強のために迂回して敷設された旧新垂井駅を経由する。

概要

垂井駅付近の東海道本線
垂井駅付近の東海道本線
  • 南荒尾信号場 - 垂井駅 - 関ケ原駅間は、一見複線に見えるが、これは上り本線と「垂井線」と呼ばれる別線との単線並列であり、貨物列車や特急列車の通過する現在の下り本線は太平洋戦争中の輸送力増強のため、この区間の勾配で補機を連結せずに輸送できるよう設けられた下り列車専用の勾配緩和別線(最大10パーミル)である。新垂井駅はその迂回線に設けられた駅である。その際、南荒尾信号場 - 垂井駅 - 関ケ原駅間の下り本線は撤去されており「垂井線」は戦後その場所に敷設し直したものであるため、前述したように上り本線と並行している[注釈 3]。「垂井線」の南荒尾信号場 - 垂井駅間は下り専用で、垂井駅 - 関ケ原駅間は上下双方向に運転可能な単線となっており、当駅に停車する下り列車及び関ケ原始発の上り列車は垂井線を走行する。(垂井駅構造参照
  • 垂井線は特別な場合を除き普通列車のみが走行するため、垂井線の軌道は本線に比べて簡易な造りとなっており、最高運転速度も85km/hと低い。関ケ原始発列車は、関ケ原駅の垂井方で上り本線と垂井線の間に下り本線が割り込んできている配線のため、垂井線から上り本線へ進入できない。そのため、当駅まで垂井線を走行し、当駅関ヶ原方の金蓮寺踏切付近の分岐で中線(2番のりば)に入り、当駅大垣方の相川橋梁を通過後上り本線に進入する。このように関ヶ原駅ー当駅間は上り本線の隣(右側)を上り方向に進むことがあるため逆走しているように見えてしまう。
  • 2015年までは特急型車両がホームライナーとして当線を走行していたが、この年のダイヤ改正で廃止となったため、臨時サンライズ出雲以外の特急列車は走行しない。
東海道本線と垂井線
路線 方向 経由 通過列車 最高速度
CA東海道本線 上り 垂井駅 全ての列車 120km/h
CA東海道本線 下り 新垂井駅(廃駅) 特急列車、貨物列車のみ(臨時列車除く)
CA東海道本線(垂井線) 南荒尾信号場ー垂井駅:下りのみ

垂井駅 - 関ケ原駅:双方向に走行可能

垂井駅 普通列車のみ(臨時列車除く) 85km/h

駅一覧

支線内の駅・信号場と接続路線を以下に一覧表で示す。

  • 全列車、すべての旅客駅に停車する
  • 全駅・信号場とも岐阜県に所在
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ その他
南荒尾信号場 0.0 - 下り本線との分岐点
垂井駅 5.0 5.0 上り本線への転線設備あり
関ケ原駅 5.7 10.7 下り本線と合流

利用状況

「垂井町史」、「岐阜県統計書」、「垂井町勢要覧」によると、各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである。大垣駅 - 米原駅の途中にある駅では最も利用客が多い。

年度別1日平均乗車人員(1884年 - 1911年)

年度 1日平均
乗車人員
1884年(明治17年) 24
1885年(明治18年) 14
1886年(明治19年) 11
1887年(明治20年) 25
1888年(明治21年) 47
1889年(明治22年) 54
1890年(明治23年) 62
1891年(明治24年) 65
1902年(明治35年) 151
1903年(明治36年) 140
1904年(明治37年) 107
1905年(明治38年) 121
1906年(明治39年) 129
1907年(明治40年) 154
1908年(明治41年) 161
1909年(明治42年) 167
1910年(明治43年) 175
1911年(明治44年) 207

年度別1日平均乗車人員(1912年 - 1925年)

年度 1日平均
乗車人員
1912年(大正元年) 249
1913年(大正2年) 265
1914年(大正3年) 298
1915年(大正4年) 260
1916年(大正5年) 263
1917年(大正6年) 294
1918年(大正7年) 366
1919年(大正8年) 394
1920年(大正9年) 434
1921年(大正10年) 455
1922年(大正11年) 453
1923年(大正12年) 525
1924年(大正13年) 538
1925年(大正14年) 614

年度別1日平均乗車人員(1926年 - 1988年)

年度 1日平均
乗車人員
1926年(昭和元年) 610
1927年(昭和2年) 634
1928年(昭和3年) 658
1929年(昭和4年) 659
1930年(昭和5年) 645
1931年(昭和6年) 589
1932年(昭和7年) 574
1933年(昭和8年) 583
1934年(昭和9年) 636
1935年(昭和10年) 689
1936年(昭和11年) 733
1937年(昭和12年) 902
1938年(昭和13年) 918
1939年(昭和14年) 1,045
1940年(昭和15年) 1,148
1941年(昭和16年) 1,406
1942年(昭和17年) 1,462
1943年(昭和18年) 1,951
1944年(昭和19年) 1,662
1945年(昭和20年) 1,496
1946年(昭和21年) 1,280
1947年(昭和22年) 1,892
1955年(昭和30年) 2,246
1956年(昭和31年) 2,460
1957年(昭和32年) 2,652
1960年(昭和35年) 3,182
1961年(昭和36年) 3,222
1962年(昭和37年) 3,442
1965年(昭和40年) 4,099
1970年(昭和45年) 3,402
1975年(昭和50年) 3,348
1980年(昭和55年) 3,224
1984年(昭和59年) 2,927
1988年(昭和63年) 2,862

年度別1日平均乗車人員(1989年 - 2018年)

年度 1日平均
乗車人員
1989年(平成元年) 2,880
1990年(平成2年) 2,951
1991年(平成3年) 3,125
1998年(平成10年) 2,949
1999年(平成11年) 2,930
2000年(平成12年) 2,889
2001年(平成13年) 2,784
2002年(平成14年) 2,715
2003年(平成15年) 2,704
2004年(平成16年) 2,710
2005年(平成17年) 2,677
2006年(平成18年) 2,800
2007年(平成19年) 2,621
2008年(平成20年) 2,763
2009年(平成21年) 2,669
2010年(平成22年) 2,682
2011年(平成23年) 2,666
2012年(平成24年) 2,544
2013年(平成25年) 2,600
2014年(平成26年) 2,520
2015年(平成27年) 2,599
2016年(平成28年) 2,642
2017年(平成29年) 2,655
2018年(平成30年) 2,621

駅周辺

  • 南口側を中心にコインパーキングや月極駐車場が分布している。
  • 平成期に構内のキヨスクが撤退したため、最寄りのコンビニは南口から500メートルほど離れている。また、最寄りのスーパーマーケットは北口から100メートルの場所にある。なお、キヨスク跡地には飲料・惣菜・アイスクリームの自販機が設置されている。

北口

南口

バス路線

北口
南口
  • 垂井町巡回バス
    <運行日:平日>
    • 栗原・表佐・東線

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
東海道本線
特別快速・新快速・快速・区間快速・普通
大垣駅(CA77) - (南荒尾信号場) - 垂井駅(CA78) - 関ケ原駅(CA79)

脚注

注釈

  1. ^ 大字の「垂井」は通称の町名であり、正式には大字なしの地域である。
  2. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。
  3. ^ ただし、ここでの「本線」とは列車運行上での扱いで、国鉄時代に制定された線路名称では民営化後の今日に至るまで一貫して垂井駅経由が東京駅・神戸駅間の「本線」であり、旧新垂井駅経由のルートは名無しの枝線として記載されている。

出典

  1. ^ 「運輸省告示第489・490号」『官報』1944年10月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、pp.20-21, 講談社、2009年7月、ISBN 978-4062700153
  3. ^ [1]不破高校スクール線の運行開始について

関連項目

外部リンク