「中部天竜駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2005年8月) |
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|よみがな = ちゅうぶてんりゅう** |
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|ローマ字 = Chūbu-Tenryū |
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2020年2月15日 (土) 05:28時点における版
中部天竜駅* | |
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駅舎(2005年8月) | |
ちゅうぶてんりゅう** Chūbu-Tenryū | |
◄下川合 (2.5 km) (1.1 km) 佐久間► | |
所在地 | 浜松市天竜区佐久間町半場15-3 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 飯田線 |
キロ程 | 62.4 km(豊橋起点) |
電報略号 | チウ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
130人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)11月11日 |
備考 |
駅長配置駅(管理駅・夜間無人駅) JR全線きっぷうりば 有 |
中部天竜駅(ちゅうぶてんりゅうえき)は、静岡県浜松市天竜区佐久間町半場にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。
概要
飯田線の要所となる駅であり、飯田線の静岡県内にある駅では唯一の有人駅である。
普通列車は朝を中心に当駅始発の列車が数多く設定されており、特急「伊那路」、快速列車も停車する。かつて運転されていた臨時列車「トロッコファミリー号」の終着駅でもあった。また、二俣線遠江二俣駅(現・天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線天竜二俣駅)から乗り入れる「佐久間線」(未成線)の終点に予定されていた。
かつては駅構内に鉄道車両を展示する「佐久間レールパーク」が併設されていたが、2009年に閉園した。
2012年3月17日より、当駅以南(豊橋方面)を走る一部の列車がワンマン化された。ただし当駅以北(飯田方面)へ直通する列車は当駅から車掌が乗務することもある。
歴史
駅名は、天竜川を挟んだ対岸の地名、中部(なかっぺ)に由来する。中部は現在の行政地名としては「なかべ」と読む。当初は「なかっぺてんりゅう」という読みであったが途中で現在の読みに変更されている。
- 1934年(昭和9年)11月11日 - 三信鉄道線が三信三輪駅(現・東栄駅)から延伸した際の終点佐久間駅(さくまえき、初代)として開業[1]。旅客と貨物をともに扱う一般駅であった[1]。
- 1935年(昭和10年)5月24日 - 中部天竜駅(なかっぺてんりゅうえき)への改称を届出[1]。
- 1936年(昭和11年)11月10日 - 三信鉄道線が佐久間水窪口停留場(現・佐久間駅)を経て天龍山室駅まで延伸し、途中駅となる(ただし佐久間水窪口停留場から先は1955年のルート切り替え時に廃止)。
- 1942年(昭和17年)3月24日 - 中部天竜駅(ちゅうぶてんりゅうえき)への改称を届出[2]。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 三信鉄道線が飯田線の一部として国有化され、鉄道省(後の日本国有鉄道)の駅となる[1]。
- 1980年(昭和55年)10月1日 - 専用線発着を除く車扱貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1982年(昭和57年)3月31日 - 車扱貨物の取り扱いを全廃[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱を廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東海が継承[1]。
- 1991年(平成3年)4月21日 - 構内に「佐久間レールパーク」開設[3]。
- 1996年(平成8年)3月16日 - 特急「(ワイドビュー)伊那路」運転開始。停車駅となる。
- 2009年(平成21年)11月1日 - 「佐久間レールパーク」閉園。
駅構造
島式ホーム1面2線と側線を持ち、列車交換が可能な地上駅。駅舎とホームは、ホームの下川合駅側にある構内踏切で連絡している。
駅長配置駅(直営駅)である。管理駅として、飯田線の静岡県内にある各駅(出馬駅 - 小和田駅間)を管理している。JR全線きっぷうりば(営業時間9:10 - 17:25、一部休止する時間帯あり)があるが、早朝・夜間は無人となる。
駅舎内には土産物屋、駅構内には旧中部天竜機関区の施設と留置線を利用した佐久間レールパークがあった。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 飯田線 | 下り | 天竜峡・飯田方面[4] |
2 | 上り | 豊橋方面[4] |
駅南西から天竜川を渡り国道473号に出る細い道路がある。これは、かつて当駅から分岐し佐久間周波数変換所へ向かっていた資材輸送用専用線の廃線跡である。
利用状況
「静岡県統計年鑑」及び「浜松市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1993年 | 386 |
1994年 | 350 |
1995年 | 359 |
1996年 | 359 |
1997年 | 361 |
1998年 | 324 |
1999年 | 311 |
2000年 | 273 |
2001年 | 256 |
2002年 | 234 |
2003年 | 242 |
2004年 | 244 |
2005年 | 228 |
2006年 | 227 |
2007年 | 288 |
2008年 | 273 |
2009年 | 289 |
2010年 | 228 |
2011年 | 212 |
2012年 | 188 |
2013年 | 172 |
2014年 | 158 |
2015年 | 170 |
2016年 | 144 |
2017年 | 130 |
駅周辺
- 佐久間ダム
- さくま郷土遺産保存館
- 浜松市佐久間協働センター
- 静岡県立浜松湖北高等学校佐久間分校(旧・静岡県立佐久間高等学校)
- 浜松市立佐久間小学校
- 浜松市国民健康保険佐久間病院
- 天竜川
- 静岡県道291号中部天竜停車場線
- 佐久間周波数変換所
バス路線
- 「中部天竜駅」バス停
- 中部天竜駅から佐久間駅や佐久間歴史と民話の郷を経由して、遠鉄バス北遠本線と接続する「西渡」バス停に至る佐久間ふれあいバスのバス路線が発着。一部の便は同路線の「間庄口」または「大輪」バス停まで向かう。
- 「中部口」バス停
- 中部大橋を渡った対岸にある。佐久間ふれあいバスで中部天竜駅を経由しない便が発着する。
- 過去
- かつては国鉄バスが佐久間ダムまでの路線を運行していたが1964年(昭和39年)3月に廃止、廃止後の代替輸送機関として「共益バス」が、共益株式会社(電源開発(Jパワー)グループ、現・JPビジネスサービス)により1984年頃まで運行されていた。佐久間ダムまでの唯一の公共交通機関が消えたことにより、翌1985年に国鉄の一般周遊券における「周遊指定地」から佐久間ダムが削除されている。周遊指定地が削除となった第1号の事例である。