コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「太田尚子」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
240ex (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 内閣府ウェブサイトの「https:」への切り替え - log
48行目: 48行目:
専門は[[看護学]]であり、[[母性]][[看護学]]や[[助産学]]などの分野を[[研究]]している<ref>「専門分野」『[http://db.u-shizuoka-ken.ac.jp/show/prof345.html 教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース]』[[静岡県立大学]]。</ref>。特に、[[周産期]]の死別(いわゆる「ペリネイタル・ロス」)についての研究に取り組んでいる<ref name="shuyoKenkyuTheme">「主要研究テーマ」『[http://db.u-shizuoka-ken.ac.jp/show/prof345.html 教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース]』[[静岡県立大学]]。</ref>。ペリネイタル・ロスの[[ケア]]についての研究や、ペリネイタル・ロスの[[セルフヘルプ]]活動に関する研究を手掛けており<ref name="shuyoKenkyuTheme"/>、[[学術書]]や専門書などでこの領域に関する執筆を多数手掛けている<ref>太田尚子「喪失と悲嘆を援助するための理論」前原澄子ほか執筆『助産学概論』新訂版、[[医学書院]]、[[1997年]]、136-145頁。</ref><ref>太田尚子「突然の子どもの死によって混乱している母親とその家族」濱崎勲重編集『困ったときの周産期看護』[[医学書院]]、[[2002年]]、140-160頁。</ref><ref>太田尚子「死産となった母親とその家族への援助」堀内成子編集『母性看護実習ガイド』[[照林社]]、[[2007年]]、274-283頁。</ref><ref>太田尚子「周産期の死別――ペリネイタル・ロスのケア」吉沢豊予子編著『周産期看護学アップデート』[[中央法規出版]]、[[2008年]]、128-136頁。</ref><ref>太田尚子「子どもを亡くした親へのケア」遠藤俊子責任編集『ハイリスク妊産褥婦・新生児へのケア』日本看護協会出版会、[[2009年]]、293-298頁。</ref>。そのほか、[[インストラクショナルデザイン]]に基いた[[看護教育]][[プログラム]]の[[開発]]や[[評価]]にも取り組んでいる<ref name="shuyoKenkyuTheme"/>。これらの業績が評価され、[[2015年]][[3月]]には[[静岡県立大学|静岡県立大学学長表彰]]を受けた<ref>「教員活動評価における業績優秀者への学長表彰」『[http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news_topics/news20150323/ 教員活動評価における業績優秀者への学長表彰:静岡県公立大学法人 静岡県立大学]』[[静岡県立大学]]、[[2015年]][[3月23日]]。</ref>。
専門は[[看護学]]であり、[[母性]][[看護学]]や[[助産学]]などの分野を[[研究]]している<ref>「専門分野」『[http://db.u-shizuoka-ken.ac.jp/show/prof345.html 教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース]』[[静岡県立大学]]。</ref>。特に、[[周産期]]の死別(いわゆる「ペリネイタル・ロス」)についての研究に取り組んでいる<ref name="shuyoKenkyuTheme">「主要研究テーマ」『[http://db.u-shizuoka-ken.ac.jp/show/prof345.html 教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース]』[[静岡県立大学]]。</ref>。ペリネイタル・ロスの[[ケア]]についての研究や、ペリネイタル・ロスの[[セルフヘルプ]]活動に関する研究を手掛けており<ref name="shuyoKenkyuTheme"/>、[[学術書]]や専門書などでこの領域に関する執筆を多数手掛けている<ref>太田尚子「喪失と悲嘆を援助するための理論」前原澄子ほか執筆『助産学概論』新訂版、[[医学書院]]、[[1997年]]、136-145頁。</ref><ref>太田尚子「突然の子どもの死によって混乱している母親とその家族」濱崎勲重編集『困ったときの周産期看護』[[医学書院]]、[[2002年]]、140-160頁。</ref><ref>太田尚子「死産となった母親とその家族への援助」堀内成子編集『母性看護実習ガイド』[[照林社]]、[[2007年]]、274-283頁。</ref><ref>太田尚子「周産期の死別――ペリネイタル・ロスのケア」吉沢豊予子編著『周産期看護学アップデート』[[中央法規出版]]、[[2008年]]、128-136頁。</ref><ref>太田尚子「子どもを亡くした親へのケア」遠藤俊子責任編集『ハイリスク妊産褥婦・新生児へのケア』日本看護協会出版会、[[2009年]]、293-298頁。</ref>。そのほか、[[インストラクショナルデザイン]]に基いた[[看護教育]][[プログラム]]の[[開発]]や[[評価]]にも取り組んでいる<ref name="shuyoKenkyuTheme"/>。これらの業績が評価され、[[2015年]][[3月]]には[[静岡県立大学|静岡県立大学学長表彰]]を受けた<ref>「教員活動評価における業績優秀者への学長表彰」『[http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news_topics/news20150323/ 教員活動評価における業績優秀者への学長表彰:静岡県公立大学法人 静岡県立大学]』[[静岡県立大学]]、[[2015年]][[3月23日]]。</ref>。


聖路加看護大学大学院在学中に、ペリネイタル・ロスを経験した[[家族]]のためのセルフヘルプグループ「天使の保護者ルカの会」を起ち上げ、その[[代表]]に就任した<ref>太田尚子「赤ちゃんを亡くしたご両親とともに歩むセルフヘルプ活動」『[http://www.kango-net.jp/community/nurse/0801.html 看護師のエッセイ|今月の看護師]』[[聖路加看護大学]]、[[2008年]][[1月]]。</ref><ref name="award">「平成22年度子ども若者育成・子育て支援功労者表彰(内閣府特命担当大臣表彰)」『[http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news_topics/award_kosodate/ 平成22年度子ども若者育成・子育て支援功労者表彰(内閣府特命担当大臣表彰):静岡県公立大学法人 静岡県立大学]』[[静岡県立大学]]。</ref>。このグループは、聖路加看護大学の看護実践開発研究センターの事業として継続的に活動しており、[[2010年]]にはこのグループを含む同センターの4事業が[[総理大臣官邸]]にて[[功労章|子ども若者育成・子育て支援功労者表彰]]のうち内閣府特命大臣表彰を受けている<ref name="award"/><ref>『[http://www8.cao.go.jp/youth/ikusei/support/h22/pdf/list.pdf 子ども若者育成・子育て支援功労者表彰受賞者一覧]』。</ref>。
聖路加看護大学大学院在学中に、ペリネイタル・ロスを経験した[[家族]]のためのセルフヘルプグループ「天使の保護者ルカの会」を起ち上げ、その[[代表]]に就任した<ref>太田尚子「赤ちゃんを亡くしたご両親とともに歩むセルフヘルプ活動」『[http://www.kango-net.jp/community/nurse/0801.html 看護師のエッセイ|今月の看護師]』[[聖路加看護大学]]、[[2008年]][[1月]]。</ref><ref name="award">「平成22年度子ども若者育成・子育て支援功労者表彰(内閣府特命担当大臣表彰)」『[http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news_topics/award_kosodate/ 平成22年度子ども若者育成・子育て支援功労者表彰(内閣府特命担当大臣表彰):静岡県公立大学法人 静岡県立大学]』[[静岡県立大学]]。</ref>。このグループは、聖路加看護大学の看護実践開発研究センターの事業として継続的に活動しており、[[2010年]]にはこのグループを含む同センターの4事業が[[総理大臣官邸]]にて[[功労章|子ども若者育成・子育て支援功労者表彰]]のうち内閣府特命大臣表彰を受けている<ref name="award"/><ref>『[https://www8.cao.go.jp/youth/ikusei/support/h22/pdf/list.pdf 子ども若者育成・子育て支援功労者表彰受賞者一覧]』。</ref>。


== 略歴 ==
== 略歴 ==

2020年2月27日 (木) 13:12時点における版

おおた なおこ
太田 尚子
居住 日本の旗 日本
研究分野 看護学
研究機関 茨城県立医療大学
静岡県立大学
出身校 筑波大学
医療技術短期大学部
看護学科卒業
京都大学
医療技術短期大学部
専攻科助産学特別専攻修了
東京大学医学部卒業
聖路加看護大学大学院
看護学研究科
博士前期課程修了
聖路加看護大学大学院
看護学研究科
博士後期課程修了
主な業績 ペリネイタル・ロスの
ケアに関する研究
ペリネイタル・ロスの
セルフヘルプグループに
関する研究
主な受賞歴 静岡県立大学学長表彰
2015年
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

太田 尚子(おおた なおこ)は、日本助産師看護学者母性看護学助産学)。学位博士(看護学)聖路加看護大学2009年)。静岡県立大学大学院看護学研究科教授看護学部教授。

筑波大学附属病院助産師茨城県立医療大学保健医療学部助手、静岡県立大学大学院看護学研究科准教授、静岡県公立大学教職員組合委員長(第8代)などを歴任した。

来歴

筑波大学医療技術短期大学部看護学科にて学び、1984年に卒業した[1]。続いて、京都大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻にて学び、1985年に修了した[1]。また、1995年には、東京大学医学部保健学科を卒業し[1]学士号を取得した。

筑波大学附属病院にて助産師として勤務したのち、茨城県立医療大学にて保健医療学部助手として、母性看護助産学を講じた[2]。また、厚生労働省医政局看護課では看護専門調査員を兼任し、女子栄養大学山梨大学静岡県立大学などではそれぞれ講師を非常勤で務めた[2]。また、聖路加看護大学では看護実践開発研究センターの客員研究員に就任した[2]

2004年、聖路加看護大学の大学院にて、看護学研究科博士前期課程を修了した[1]2009年には、同研究科の博士後期課程を修了し[1]博士号を取得した[3]。学位論文の題は「ペリネイタル・ロスのケアに関する看護者教育プログラムの効果 : ランダム化比較試験(The effects of nursing educational program that focuses on care for perinatal loss : randomized controlled trial)」[4]

現在は、静岡県立大学の大学院にて、看護学研究科の准教授を経て教授に就任し、看護学専攻にて助産学を講じている[5]。また、同大学では看護学部の教授を兼務しており、看護学科にて母性看護や助産学を講じている[5]

研究

専門は看護学であり、母性看護学助産学などの分野を研究している[6]。特に、周産期の死別(いわゆる「ペリネイタル・ロス」)についての研究に取り組んでいる[7]。ペリネイタル・ロスのケアについての研究や、ペリネイタル・ロスのセルフヘルプ活動に関する研究を手掛けており[7]学術書や専門書などでこの領域に関する執筆を多数手掛けている[8][9][10][11][12]。そのほか、インストラクショナルデザインに基いた看護教育プログラム開発評価にも取り組んでいる[7]。これらの業績が評価され、2015年3月には静岡県立大学学長表彰を受けた[13]

聖路加看護大学大学院在学中に、ペリネイタル・ロスを経験した家族のためのセルフヘルプグループ「天使の保護者ルカの会」を起ち上げ、その代表に就任した[14][15]。このグループは、聖路加看護大学の看護実践開発研究センターの事業として継続的に活動しており、2010年にはこのグループを含む同センターの4事業が総理大臣官邸にて子ども若者育成・子育て支援功労者表彰のうち内閣府特命大臣表彰を受けている[15][16]

略歴

賞歴

著作

共著

パンフレット

脚注

  1. ^ a b c d e 「学歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  2. ^ a b c 「主な経歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  3. ^ 「学位」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  4. ^ 博士論文書誌データベース
  5. ^ a b 「教員情報詳細」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  6. ^ 「専門分野」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  7. ^ a b c 「主要研究テーマ」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  8. ^ 太田尚子「喪失と悲嘆を援助するための理論」前原澄子ほか執筆『助産学概論』新訂版、医学書院1997年、136-145頁。
  9. ^ 太田尚子「突然の子どもの死によって混乱している母親とその家族」濱崎勲重編集『困ったときの周産期看護』医学書院2002年、140-160頁。
  10. ^ 太田尚子「死産となった母親とその家族への援助」堀内成子編集『母性看護実習ガイド』照林社2007年、274-283頁。
  11. ^ 太田尚子「周産期の死別――ペリネイタル・ロスのケア」吉沢豊予子編著『周産期看護学アップデート』中央法規出版2008年、128-136頁。
  12. ^ 太田尚子「子どもを亡くした親へのケア」遠藤俊子責任編集『ハイリスク妊産褥婦・新生児へのケア』日本看護協会出版会、2009年、293-298頁。
  13. ^ 「教員活動評価における業績優秀者への学長表彰」『教員活動評価における業績優秀者への学長表彰:静岡県公立大学法人 静岡県立大学静岡県立大学2015年3月23日
  14. ^ 太田尚子「赤ちゃんを亡くしたご両親とともに歩むセルフヘルプ活動」『看護師のエッセイ|今月の看護師聖路加看護大学2008年1月
  15. ^ a b 「平成22年度子ども若者育成・子育て支援功労者表彰(内閣府特命担当大臣表彰)」『平成22年度子ども若者育成・子育て支援功労者表彰(内閣府特命担当大臣表彰):静岡県公立大学法人 静岡県立大学静岡県立大学
  16. ^ 子ども若者育成・子育て支援功労者表彰受賞者一覧』。

関連項目

外部リンク

非営利団体
先代
河内俊二
静岡県公立大学教職員組合委員長
第8代:2014年 - 2015年
次代
佐々木隆志