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2012年1月17日、ヤンは取締役およびChief Yahoo!を退任。「Yahoo! 外部の興味を追求する」としてYahoo!での約17年のキャリアに終止符を打った。同時に[[ヤフー (企業)|Yahoo! JAPAN]]と[[アリババグループ]]の取締役も退任した。 |
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2020年3月1日 (日) 06:44時点における版
ジェリー・ヤン(楊致遠、Jerry Chih-Yuan Yang, 1968年11月6日 - )は、アメリカ合衆国の実業家。Yahoo! の共同創業者。元最高経営責任者(CEO)、取締役、Chief Yahoo!を歴任した。
経歴
中華民国台北市生まれ。1978年にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼに渡る。苦手だった英語をたった3年で熟練レベルにまでマスターし、高校では成績優秀な生徒のみが履修可能な大学レベルの英語のクラスに置かれる。
スタンフォード大学で電気工学を専攻、ファイ・カッパ・サイにも入会。1990年に電気工学の理学士号と理学修士号を取得。1994年4月に博士課程に在籍していた時の友人デビッド・ファイロとウェブディレクトリサービスを作り始める。はじめは彼らがよく使うウェブサイトのリンク集のようなものだったが、ベンチャーキャピタルに資金と運営ノウハウを提供され、1995年3月に Yahoo! 社を共同設立して事業化した。1996年に NASDAQ で株式公開し、二人はたちまち資産1億ドル以上の資産家となった。
2007年6月、テリー・セメルのCEO辞任に伴い Yahoo! のCEOに暫定的に任命される[1]。 同社は株式公開以来、外部招聘した人物がCEOを務めており、ヤンは初のCEO就任だった。
2008年2月、マイクロソフトから総額446億ドル(1株31ドル)で買収提案されるが(その後1株33ドルに引き上げ)、Yahoo!取締役会は提案を拒否。これには「MS嫌い」で知られるヤンの意向が強く働いたとされる[2]。 その後Yahoo!株価は低迷し、同年10月には12ドル台に下落。同社投資家から経営責任を問う声が強まった。
2008年11月17日、CEO辞任を表明し、キャロル・バーツの後継就任により以前の役職である Chief Yahoo! に復帰[3]。
2012年1月17日、ヤンは取締役およびChief Yahoo!を退任。「Yahoo! 外部の興味を追求する」としてYahoo!での約17年のキャリアに終止符を打った。同時にYahoo! JAPANとアリババグループの取締役も退任した。
ほか、AOL、シスコシステムズの役員、スタンフォード大学の理事も務めた。
人物
ヤンとファイロは1992年、交換留学プログラムで京都のスタンフォード大学日本センターに1年間滞在したことがある。その時在米日本人の人類学者、山崎晶子と出会い、1997年に結婚している[4]。ヤンとファイロが相撲にはまりだしたのもその時からで、それにちなんで Yahoo! が格納されたヤンの研究用ワークステーションは「アケボノ」、検索エンジンが格納されたファイロのコンピュータは「コニシキ」と名付けられた[5]。
出典
- ^ “Yahoo boss steps down from post” (英語). BBCニュース (2007年6月19日). 2007年6月22日閲覧。
- ^ “ヤフーのMSへの売却話、再燃か MS嫌いのトップ交代で”. 47NEWS (2008年11月18日). 2012年1月21日閲覧。
- ^ “米ヤフー、ジェリー・ヤン氏がCEOを辞任”. Itpro (2008年11月18日). 2008年11月18日閲覧。
- ^ Shwartz, Mark (2007年2月15日). “Alumni couple Yang and Yamazaki pledge $75 million to the university” (英語). Stanford News. 2007年6月22日閲覧。
- ^ Dugan, Nicki (2007年5月1日). “Will wrestle for climate change” (英語). Yodel Anecdotal. 2007年6月22日閲覧。