コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「窓から逃げた100歳老人」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Postgk (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: Use dmy dates、Use mdy datesの廃止に伴う除去 - log
58行目: 58行目:
<ref name=dn>{{cite news |title=Gustafsson kliver ut genom fönstret i ny film |first=Carin |last=Ståhlberg |url=http://www.dn.se/kultur-noje/film-tv/gustafsson-kliver-ut-genom-fonstret-i-ny-film |language=Swedish |newspaper=[[ダーゲンス・ニュヘテル|Dagens Nyheter]] |archiveurl=http://www.webcitation.org/65s0HXkGf |archivedate=2 March 2012 |deadurl=no |date=11 July 2011 |accessdate=2 March 2012}}</ref>
<ref name=dn>{{cite news |title=Gustafsson kliver ut genom fönstret i ny film |first=Carin |last=Ståhlberg |url=http://www.dn.se/kultur-noje/film-tv/gustafsson-kliver-ut-genom-fonstret-i-ny-film |language=Swedish |newspaper=[[ダーゲンス・ニュヘテル|Dagens Nyheter]] |archiveurl=http://www.webcitation.org/65s0HXkGf |archivedate=2 March 2012 |deadurl=no |date=11 July 2011 |accessdate=2 March 2012}}</ref>
}}
}}

{{Use dmy dates|date=March 2012}}


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==

2020年3月23日 (月) 09:23時点における版

窓から逃げた100歳老人
著者ヨナス・ヨナソン
原題Hundraåringen som klev ut genom fönstret och försvann
カバー
デザイン
Eric Thunfors
スウェーデン
言語スウェーデン語
出版社Piratförlaget
出版日2009年9月9日
英語版出版日
2012年7月12日
ページ数391ページ
ISBN978-91-642-0296-3

窓から逃げた100歳老人』(まどからにげたひゃくさいろうじん、スウェーデン語: Hundraåringen som klev ut genom fönstret och försvann)はスウェーデン人作家ヨナス・ヨナソン英語版のデビュー作となった2009年の小説である。

プロット

アラン・カールソンは老人ホームでの100歳の誕生日パーティーを目前に、パーティーに興味なく老人ホームから逃げ出した。さりとて行く当てのないアランはバスの発着場に向かって有り金はたいて乗れるとこまで行こうとするが、その直前にトイレを急いでいたギャングから大金入りのスーツケースを預かり、あろうことかそれを所持したままバスに乗り込んでしまった。その結果、ギャングに追われる身になったアランは、一方で老人ホームの通報を受けた警察からも身柄を追われることになる。

アランは両親を早いうちに亡くして孤児になり、学は無いものの、独学で爆発物に関してさまざまな実験や研究をしていた。その知識や、持ち前の気ままな性格から、スペイン内戦から冷戦期にかけての世界の指導者たちと面識を持っていた。スペインのフランシスコ・フランコに命の恩人だと誤解されたことに始まり、ハリー・S・トルーマン米副大統領とともに夕食をとったり、ウィンストン・チャーチルとヒッチハイクしたり、毛沢東と川船で移動したり、徒歩でヒマラヤ山脈を越えたりと、いくつもの修羅場を持ち前の幸運で乗り越える、波乱の人生を歩んでいた。

この物語は、100歳のアランの道中で知り合った仲間との逃亡劇を、アランの過去のエピソードを挟みながら展開していく。

出版

著者のヨナス・ヨナソン

『窓から逃げた100歳老人』は2009年にハードバックやオーディオブックとして、2010年にはペーパーバックとして出版された[1]。これは2010年にスウェーデンでベストセラーとなり、2012年7月までに世界中で300万部が販売された[2]。2010年には俳優のビヨルン・グラナス英語版が朗読するオーディオブックが Iris Ljudbokspris を受賞した[3]。この本は2012年7月12日にはイギリスでHesperus Press英語版より出版され[4]、2012年9月11日にはアメリカでハイペリオンブックスより出版された。

日本では柳瀬尚紀の翻訳により、2014年7月に西村書店から出版された[5][6]

映画化

2010年11月25日、フェリックス・ハーングレン英語版がこの本の映画化を監督すると発表された。この映画は Nice Entertainment と FLX Film が製作しており、撮影は2012年夏に開始された[7]ロバート・グスタフソン英語版が主役のアラン・カールソンを演じる[8]。この映画は2013年12月25日にスウェーデンで初公開された。一部メディアではウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ・インターナショナル英語版が頒布権(distribution rights)をめぐる交渉を行っていると報じられた[9]

日本では2014年11月8日に『100歳の華麗なる冒険』のタイトルで公開された[10]

脚注

  1. ^ “Hundraåringen som klev ut genom fönstret och försvann” (Swedish). Piratförlaget. オリジナルの2 March 2012時点におけるアーカイブ。. http://www.webcitation.org/65s0Fcrc1 2 March 2012閲覧。 
  2. ^ “"Hundraåringen" årets mest sålda bok” (Swedish). Svenska Dagbladet. (21 January 2011). オリジナルの2 March 2012時点におけるアーカイブ。. http://www.webcitation.org/65s0GJOvC 2 March 2012閲覧。 
  3. ^ Josefsson, Erika (25 September 2010). “Årets bästa ljudbok!” (Swedish). Gefle Dagblad. オリジナルの2 March 2012時点におけるアーカイブ。. http://www.webcitation.org/65s0GllDq 2 March 2012閲覧。 
  4. ^ Alberge, Dalya (4 March 2012). “Swedish bestseller has the last laugh”. The Guardian. オリジナルの12 March 2012時点におけるアーカイブ。. http://www.webcitation.org/6678cZzGc 12 March 2012閲覧。 
  5. ^ 窓から逃げた100歳老人 - 西村書店
  6. ^ 書評 窓から逃げた100歳老人 - MSN産経ニュース(2014年7月27日)
  7. ^ “Felix Herngren filmar Hundraåringen som klev ut genom fönstret och försvann” (Swedish). Piratförlaget. (25 November 2010). オリジナルの2 March 2012時点におけるアーカイブ。. http://www.webcitation.org/65s0H750A 2 March 2012閲覧。 
  8. ^ Ståhlberg, Carin (11 July 2011). “Gustafsson kliver ut genom fönstret i ny film” (Swedish). Dagens Nyheter. オリジナルの2 March 2012時点におけるアーカイブ。. http://www.webcitation.org/65s0HXkGf 2 March 2012閲覧。 
  9. ^ Roxborough, Scott (12 October 2012). “Swedish '100 Year Old Man' Gets $1.6 Million in Financing”. The Hollywood Reporter. http://www.hollywoodreporter.com/news/swedish-100-year-old-man-378564 10 February 2013閲覧。 
  10. ^ 劇場情報 - 映画版日本公式サイト

外部リンク