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「福島智」の版間の差分

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倭媛 (会話 | 投稿記録)
突発性難聴ではなく特発性難聴
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母・令子の考案した[[点字#.E6.8C.87.E7.82.B9.E5.AD.97|指点字]]を使い会話とコミュニケーションをはかる。指点字は全国の盲ろう者に広く知られ、盲ろう者のコミュニケーション手段の新たな選択肢となる。
母・令子の考案した[[点字#.E6.8C.87.E7.82.B9.E5.AD.97|指点字]]を使い会話とコミュニケーションをはかる。指点字は全国の盲ろう者に広く知られ、盲ろう者のコミュニケーション手段の新たな選択肢となる。


盲ろう者として日本で初めて大学へ入学([[東京都立大学]](現在の[[首都大学東京]])[[人文学部]])。[[金沢大学]]教育学部助教授、東京大学先端科学技術研究センター准教授を経て現職。
盲ろう者として日本で初めて大学へ入学([[東京都立大学 (1949-2011)]](現在の[[首都大学東京]])[[人文学部]])。[[金沢大学]]教育学部助教授、東京大学先端科学技術研究センター准教授を経て現職。


[[1995年]]に[[手話通訳]]士の光成沢美と結婚。(のちに、光成との結婚生活は終わる。)<ref>毎日新聞2017.9.17</ref>
[[1995年]]に[[手話通訳]]士の光成沢美と結婚。(のちに、光成との結婚生活は終わる。)<ref>毎日新聞2017.9.17</ref>

2020年3月24日 (火) 23:52時点における版

福島 智(ふくしま さとし、1962年12月25日 - )は、日本のバリアフリー研究者東京大学教授博士(学術)、東京大学)。専門は、バリアフリー教育、障害学、障害者福祉アクセシビリティ

社会福祉法人全国盲ろう者協会理事。世界盲ろう者連盟アジア地域代表。世界で初めて常勤の大学教員となった盲ろう者

来歴

兵庫県神戸市出身。生後5ヶ月で眼病を患い3歳で右目、9歳で左目を失明する。18歳のときに特発性難聴で失聴し全盲ろう者になる。そのため、18歳までの音の記憶が残っており、自分の声を聴くことはできないが、よどみなく口で発話する事ができる。実際、講義や講演会でも発声して話している。神戸出身のため日常生活では関西弁を話す。また、ピアノの演奏も行う。

母・令子の考案した指点字を使い会話とコミュニケーションをはかる。指点字は全国の盲ろう者に広く知られ、盲ろう者のコミュニケーション手段の新たな選択肢となる。

盲ろう者として日本で初めて大学へ入学(東京都立大学 (1949-2011)(現在の首都大学東京)人文学部)。金沢大学教育学部助教授、東京大学先端科学技術研究センター准教授を経て現職。

1995年手話通訳士の光成沢美と結婚。(のちに、光成との結婚生活は終わる。)[1]

1996年、母親の令子とともに吉川英治文化賞受賞。

2003年には、米国の週刊誌TIME誌(2003年4月28日号)で「アジアの英雄」に選ばれる。

2005年、適応障害と診断される。以後、再発を繰り返している。

2008年に出演したNHK課外授業 ようこそ先輩」『みんな生きていればいい』の回は日本賞グランプリおよび「コンテンツ部門 青少年向けカテゴリー 外務大臣賞」を受賞。

現在は、大学でバリアフリー論、障害学(Disability Studies)の研究と教育に従事する一方、盲ろう者を含めた障害者の福祉増進を目指す社会的活動に取り組む。

2015年に本間一夫文化賞を受賞[2]。同年、20歳以上年下の指点字通訳者と再婚。[3]

学歴

  • 1982年3月 - 筑波大学附属盲学校高等部普通科 卒業
  • 1987年3月 - 東京都立大学人文学部人文科学科教育学専攻 卒業
  • 1989年3月 - 東京都立大学大学院人文科学研究科教育学専攻修士課程 修了
  • 1992年3月 - 東京都立大学大学院人文科学研究科教育学専攻博士課程単位取得満期退学
  • 2008年5月 - 東京大学より博士(学術)の学位を取得(博士論文:「福島智における視覚・聴覚の喪失と「指点字」を用いたコミュニケーション再構築の過程に関する研究」)

職歴

  • 1996年7月 - 東京都立大学人文学部 助手
  • 1996年12月 - 金沢大学教育学部 助教授
  • 2001年4月 - 東京大学先端科学技術研究センター 助教授
  • 2007年4月 - 東京大学先端科学技術研究センター 准教授
  • 2008年10月 - 東京大学先端科学技術研究センター教授[4]

非常勤

主な著作

関連書籍

出演

テレビ番組

脚注

  1. ^ 毎日新聞2017.9.17
  2. ^ 本間一夫文化賞
  3. ^ 毎日新聞2017.9.17
  4. ^ 教授昇任については、『学内広報』 No.1378、東京大学広報委員会、2008年10月20日、37頁。
  5. ^ 『ぼくの命は言葉とともにある』72頁。
  6. ^ [1][リンク切れ]、NHK「爆笑問題のニッポンの教養」 FILE074:「私は ここに いる」 2009年6月9日放送
  7. ^ 『ぼくの命は言葉とともにある』74頁。

外部リンク