「悪魔ちゃん命名騒動」の版間の差分
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その後両親は、男児が悪魔との名前に反応していることを理由に、他の漢字を用いて再度「あくま」の名で届け出ようとしたが、市はこれも不受理とした。届出者は類似した音の名前を届け出て、これが受理された<ref>読売新聞 1994.05.31 東京朝刊 社会 27頁 「「悪魔」改め「**」ちゃんと命名 父親届け出 昭島市が受理」 (**部は見出しに男児の実名記載のため脚注者が伏字とした)</ref>。両親は不服申立を取り下げ、市側もこれに同意したことから、即時抗告審は未決のまま終局となった<ref>{{cite journal|author=安岡孝一|date=2010年6月21日|title=人名用漢字の新字旧字: 悪魔ちゃん命名事件|journal=三省堂ワードワイズウェブ|url=http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/wp/2010/06/21/joyo3/}}</ref>。本件は、当初届け出ようとした名前の特異性から話題になり、[[マスメディア]]により大きく報道された。また届出者である両親は、マスメディアに出演して正当性をアピールしていた<ref>読売新聞 1994.02.20 東京朝刊 解説 11頁 「「悪魔ちゃん」から教訓を 命名拒めぬ子供 成長後、柔軟な改名も一手(解説)」</ref>。この騒動を経て名付けた父親とその乳児は時の人となり、「[[とんねるずの生でダラダラいかせて!!]]」・「[[進め!電波少年]]」などに出演した。 |
その後両親は、男児が悪魔との名前に反応していることを理由に、他の漢字を用いて再度「あくま」の名で届け出ようとしたが、市はこれも不受理とした。届出者は類似した音の名前を届け出て、これが受理された<ref>読売新聞 1994.05.31 東京朝刊 社会 27頁 「「悪魔」改め「**」ちゃんと命名 父親届け出 昭島市が受理」 (**部は見出しに男児の実名記載のため脚注者が伏字とした)</ref>。両親は不服申立を取り下げ、市側もこれに同意したことから、即時抗告審は未決のまま終局となった<ref>{{cite journal|author=安岡孝一|date=2010年6月21日|title=人名用漢字の新字旧字: 悪魔ちゃん命名事件|journal=三省堂ワードワイズウェブ|url=http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/wp/2010/06/21/joyo3/}}</ref>。本件は、当初届け出ようとした名前の特異性から話題になり、[[マスメディア]]により大きく報道された。また届出者である両親は、マスメディアに出演して正当性をアピールしていた<ref>読売新聞 1994.02.20 東京朝刊 解説 11頁 「「悪魔ちゃん」から教訓を 命名拒めぬ子供 成長後、柔軟な改名も一手(解説)」</ref>。この騒動を経て名付けた父親とその乳児は時の人となり、「[[とんねるずの生でダラダラいかせて!!]]」・「[[進め!電波少年]]」などに出演した。 |
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なお当男児の父親は、この騒動から3年後の1996年7月に[[覚 |
なお当男児の父親は、この騒動から3年後の1996年7月に[[覚醒剤取締法]]違反で[[逮捕]]され<ref>読売新聞 1996.07.17 東京夕刊 夕社会 15頁 「覚せい剤容疑で看護婦ら10人逮捕 「悪魔ちゃん」騒ぎの父親も/警視庁立川署」</ref>、2014年10月にも覚せい剤取締法違反と窃盗の容疑で再び逮捕されている<ref>[http://www.cyzo.com/2014/12/post_19680.html テレビ・新聞が完全スルーした“悪魔ちゃんの父親”窃盗逮捕「覚せい剤の前科も……」]</ref>。 |
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== 脚注 == |
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2020年4月22日 (水) 08:15時点における版
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悪魔ちゃん命名騒動(あくまちゃんめいめいそうどう)とは、実子に「悪魔」と命名しようとし、その命名を不適切であるとして行政が受理を拒否したことによる騒動である。
概要
1993年8月11日、東京都昭島市役所に「悪魔」と命名した男児の出生届が出された[1]。「悪」も「魔」も常用漢字の範囲であることから受付されたが、市が法務省民事局に本件の受理の可否に付き照会したところ、子供の福祉を害する可能性があるとして、親権の濫用を理由に不受理となった[2]。届出者(当時30歳)は、東京家裁八王子支部に不服申し立てを行い市と争った結果、家裁は「命名権の乱用で戸籍法違反であるが、手続き論的立場から受理を認める(つまり結果としては親側の勝訴)」との判断を下したが[3]、市側は東京高裁に即時抗告した[4]。
その後両親は、男児が悪魔との名前に反応していることを理由に、他の漢字を用いて再度「あくま」の名で届け出ようとしたが、市はこれも不受理とした。届出者は類似した音の名前を届け出て、これが受理された[5]。両親は不服申立を取り下げ、市側もこれに同意したことから、即時抗告審は未決のまま終局となった[6]。本件は、当初届け出ようとした名前の特異性から話題になり、マスメディアにより大きく報道された。また届出者である両親は、マスメディアに出演して正当性をアピールしていた[7]。この騒動を経て名付けた父親とその乳児は時の人となり、「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」・「進め!電波少年」などに出演した。
なお当男児の父親は、この騒動から3年後の1996年7月に覚醒剤取締法違反で逮捕され[8]、2014年10月にも覚せい剤取締法違反と窃盗の容疑で再び逮捕されている[9]。
脚注
- ^ 朝日新聞 1994年01月14日 朝刊 1社 「子に「悪魔」と命名、是か非か 昭島市が変更指導 親は不服申し立て」
- ^ 読売新聞 1994.01.13 東京朝刊 社会 31頁 「命名「悪魔」ちゃん是か非か 両親と市、家裁で論争/東京・多摩地区」
- ^ 朝日新聞 1994年02月01日 夕刊 2社 「市などなお戸惑い今後の対応、国と協議へ 「悪魔ちゃん」命名問題」
- ^ 朝日新聞 1994年02月11日 朝刊 2社 「昭島市が東京高裁に即時抗告 「悪魔ちゃん」問題」
- ^ 読売新聞 1994.05.31 東京朝刊 社会 27頁 「「悪魔」改め「**」ちゃんと命名 父親届け出 昭島市が受理」 (**部は見出しに男児の実名記載のため脚注者が伏字とした)
- ^ 安岡孝一 (2010年6月21日). “人名用漢字の新字旧字: 悪魔ちゃん命名事件”. 三省堂ワードワイズウェブ .
- ^ 読売新聞 1994.02.20 東京朝刊 解説 11頁 「「悪魔ちゃん」から教訓を 命名拒めぬ子供 成長後、柔軟な改名も一手(解説)」
- ^ 読売新聞 1996.07.17 東京夕刊 夕社会 15頁 「覚せい剤容疑で看護婦ら10人逮捕 「悪魔ちゃん」騒ぎの父親も/警視庁立川署」
- ^ テレビ・新聞が完全スルーした“悪魔ちゃんの父親”窃盗逮捕「覚せい剤の前科も……」
関連項目
- Brfxxccxxmnpcccclllmmnprxvclmnckssqlbb11116(アルビン(Albin))
- 寿限無
- キラキラネーム