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* 2011年3月24日（東京地裁裁判長） - [[秋葉原通り魔事件]]で殺人罪などに問われた被告人の男に[[日本における死刑|死刑]][[判決 (日本法)|判決]]<ref name="中日新聞2016-11-29 31"/>。 |
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* 2014年3月27日（静岡地裁裁判長） - [[袴田事件]]第二次再審請求審にて[[再審]]開始と死刑及び拘置の執行停止を決定<ref name="中日新聞2016-11-29 31"/>。 |
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2020年4月22日 (水) 08:26時点における版
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村山 浩昭（むらやま ひろあき、1956年12月21日- ）は日本の裁判官[1]。2017年（平成29年）9月30日より大阪高等裁判所部総括判事を務める[1]。
経歴
- 1983年4月12日 - 1985年3月31日：大阪地方裁判所判事補[1]
- 1985年4月1日 - 1986年4月11日：富山地方裁判所及び富山家庭裁判所判事補[1]
- 1986年4月12日 - 1988年3月31日：富山地方裁判所及び富山家庭裁判所判事補・富山簡易裁判所判事[1]
- 1988年4月1日 - 1991年3月31日：福島家庭裁判所及び福島地方裁判所郡山支部判事補・郡山簡易裁判所判事[1]
- 1991年4月1日 - 1993年3月31日：東京地方裁判所判事補・東京簡易裁判所判事[1]
- 1993年4月1日 - 1993年4月11日：東京簡易裁判所判事・東京地方裁判所判事補[1]
- 1993年4月12日 - 1994年3月31日：東京簡易裁判所判事・東京地方裁判所判事[1]
- 1994年4月1日 - 1998年3月31日：長野地方裁判所及び長野家庭裁判所諏訪支部判事・諏訪簡易裁判所判事[1]
- 1998年4月1日 - 2002年3月31日：東京地方裁判所判事・東京簡易裁判所判事[1]
- 2002年4月1日 - 2006年3月31日：福島地方裁判所及び福島家庭裁判所いわき支部長・いわき簡易裁判所判事[1]
- 2006年4月1日 - 2008年11月16日：東京高等裁判所判事・東京簡易裁判所判事[1]
- 2008年11月17日 - 2012年8月19日：東京地方裁判所部総括判事・東京簡易裁判所判事[1]
- 2012年8月20日 - 2014年7月25日：静岡地方裁判所及び静岡家庭裁判所部総括判事・静岡簡易裁判所判事[1]
- 2014年7月26日 - 2015年10月5日：盛岡地方裁判所及び盛岡家庭裁判所所長[1]
- 2015年10月6日 - 2017年9月29日：名古屋高等裁判所部総括判事[1]
- 2017年9月30日 - 現職：大阪高等裁判所部総括判事[1]
主な担当訴訟
- 2009年11月9日（東京地裁裁判長） - 覚醒剤取締法違反（所持及び使用）の罪に問われた被告人・酒井法子に対し懲役1年6か月・執行猶予3年の有罪判決[2]。
- 2011年3月24日（東京地裁裁判長） - 秋葉原通り魔事件で殺人罪などに問われた被告人の男に死刑判決[2]。
- 2014年3月27日（静岡地裁裁判長） - 袴田事件第二次再審請求審にて再審開始と死刑及び拘置の執行停止を決定[2]。
- 2016年6月29日（名古屋高裁裁判長） - 全地球測位システム（GPS）端末を無断で対象車両に取り付ける捜査を「裁判所の令状なしでは違法」と判断し[3]、捜査に関する立法措置の必要性に異例の言及をした[2]。なおこの刑事訴訟で窃盗罪に問われていた被告人の男については第一審・名古屋地方裁判所判決同様、懲役6年の有罪判決を言い渡した[3]。
- 2016年11月28日（名古屋高裁裁判長） - 被告人・藤井浩人市長に対し、第一審・名古屋地裁の無罪判決を破棄した上で懲役1年6月・執行猶予3年・追徴金30万円の有罪判決を言い渡した[4][2]。
- 淡路島5人殺害事件控訴審（大阪高裁第6刑事部裁判長）[5] - 第一審・神戸地裁（裁判員裁判）で死刑判決を受けた被告人の男に対する審理（2018年9月28日・初公判）にて精神鑑定実施を職権で決定した[6][7][8]。その後、2020年1月27日の控訴審判決公判でその精神鑑定の結果を基に「被告人は犯行当時、責任能力が減退した心神耗弱状態だった」と認定して第一審判決を破棄し無期懲役判決を言い渡した[9]。
- 2019年10月25日（大阪高裁裁判長） - 生後2か月の孫を揺さぶって虐待死させたとして傷害致死罪に問われた被告人の女性に対し、第一審・大阪地裁で言い渡されていた有罪判決（懲役5年6か月の実刑）を破棄して無罪を言い渡した[10]。判決では「乳幼児揺さぶられ症候群を単純に適用することは機械的で画一的な事実認定を招き事実誤認をする恐れがある」と警鐘を鳴らした[11]。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “裁判官検索：村山浩昭”. 法律情報サイト e-hoki. 新日本法規出版株式会社. 2018年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月26日閲覧。
- ^ a b c d e 『中日新聞』2016年11月29日朝刊第一社会面31頁「村山浩昭裁判長 袴田事件再審認める」
- ^ a b 「令状ないＧＰＳ捜査、二審も「違法」 名古屋高裁判決」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2016年6月29日。オリジナルの2016年6月29日時点におけるアーカイブ。2016年12月1日閲覧。
- ^ 『中日新聞』2016年11月29日朝刊1面1頁「美濃加茂市長 逆転有罪 贈賄側証言『信用できる』 名高裁判決 市長側、即日上告」
- ^ “大阪高等裁判所刑事部 担当裁判官一覧”. 裁判所ウェブサイト (2018年8月1日). 2018年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
- ^ 「洲本５人殺害 ３度目の精神鑑定へ 控訴審初公判」『神戸新聞NEXT』神戸新聞社、2018年9月28日。オリジナルの2018年9月28日時点におけるアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
- ^ 「一審死刑の被告、再鑑定へ＝淡路島５人刺殺控訴審－大阪高裁」『時事通信』時事通信社、2018年9月28日。オリジナルの2018年9月28日時点におけるアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
- ^ 戸上文恵、遠藤浩二「洲本５人殺害控訴審：再度精神鑑定へ 責任能力の有無争点」『毎日新聞』毎日新聞社、2018年9月28日。オリジナルの2018年9月28日時点におけるアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
- ^ 「淡路島５人殺害 死刑破棄 心神耗弱認め無期判決」『東京新聞』中日新聞社、2020年1月27日、夕刊。オリジナルの2020年1月27日時点におけるアーカイブ。2020年1月27日閲覧。
- ^ 遠藤隆史「「孫揺さぶり死なせた」祖母に逆転無罪判決 大阪高裁」『』2019年10月25日。オリジナルの2020年1月27日時点におけるアーカイブ。2020年1月27日閲覧。
- ^ 「【特集】「乳児虐待捜査」の“恐ろしさ“…気が付けば「無実の人」が有罪に 孫への“揺さぶり”疑われた祖母に『逆転無罪』」『報道ランナー』関西テレビ放送、2019年11月5日。オリジナルの2020年1月27日時点におけるアーカイブ。2020年1月27日閲覧。
関連項目
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