「彼女はミサイル」の版間の差分
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2020年5月20日 (水) 09:58時点における版
『彼女はミサイル』(かのじょはミサイル)は、須堂項による日本のライトノベル。イラストは濱元隆輔が担当。第1回MF文庫Jライトノベル新人賞(審査員特別賞)受賞作品(「どっちがネットアイドル?」より改題)。
本作は"ぼく"こと西嶋まことを中心として展開するファンタスティックコメディー(2巻以降はスラップスティックコメディーとなっている)である。一人称視点で主観はぼく。
本作の著者は2006年3月から『キミを救う最初の呪文』を、2007年1月から『リミットレス!』をそれぞれ始めており、2007年2月現在、続刊出版の目処はたっていない。
ストーリー
ぼく……西島まことの幼なじみの安城良あきらは、夏休みになると暴走する。ぼくはそれに15年間付き合わされてきた。今年の夏休み、あきらはいきなり「ネットアイドルになる」と宣言する。そして勝手に申し込んだネットアイドルポータルサイトからやってきたのは、自力で歩行し、表情豊かで饒舌な、レンタルサーバーだった。この日から、かわいくて気になっていた佐藤さん、謎の親友金本らを巻き込んで、僕の平和な夏休みは終わりを告げたのだった。
登場人物
- 西島 まこと(にしじま まこと)
- 本作の主人公。都立高校一年。華奢で女顔ということから、サブの独断でネットアイドルにさせられる。安城良あきらとは幼なじみの間柄で、隣同士の家でベランダが近いという立地条件から、頻繁にベランダからあきらが入ってくる。毎年あきらの暴走につき合わされ続けていて、その過程で裁縫などのスキルを身につける。性格は温和で少々引っ込み思案。物事をマイナスに考えようとする。姉が一人いる。
- 安城良 あきら(あらき あきら)
- 都立高校一年。毎年夏になると行動的になり、まことを巻き込んで、過去には小学5年生に歩いて日本縦断を目指し、餓死寸前まで至る。翌年はヒーローに憧れてまことに衣装を作らせる。中学1年にはラジオ講座でドイツ語をマスターし、まこととまことの姉とともにドイツに旅立ち(しかし水が合わなかったらしく、腹を猛烈に壊す)、中学3年では空手を習い始め、黒帯を取ったところでやめるなど、様々な武勇伝を作る。性格は活発でやや自己中心的。まことに少なからずの好意を抱いている。
既刊一覧
- 彼女はミサイル 2005年6月30日刊 ISBN 4840112754
- 彼女はミサイル2 そらからきたアリス 2005年9月30日刊 ISBN 484011417X
- 彼女はミサイル3 間違いだらけの恋愛講座 2005年12月31日刊 ISBN 4840114714