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『'''学園とセカイと楽園'''』(がくえんとセカイとがくえん)は、[[七月隆文]]による[[日本]]の[[ライトノベル]]である。[[MF文庫J]]より刊行。挿絵は[[カワムラヒロキ]]、[[影日昇]]。全3巻が刊行された。 |
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2020年5月20日 (水) 12:01時点における版
学園とセカイと楽園 | |
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ジャンル | 学園ラブコメアクション |
小説 | |
著者 | 七月隆文 |
イラスト | カワムラヒロキ、影日昇 |
出版社 | メディアファクトリー |
レーベル | MF文庫J |
刊行期間 | 2010年4月 - 2010年12月 |
巻数 | 全3巻 |
テンプレート - ノート |
『学園とセカイと楽園』(がくえんとセカイとがくえん)は、七月隆文による日本のライトノベルである。MF文庫Jより刊行。挿絵はカワムラヒロキ、影日昇。全3巻が刊行された。
ストーリー
舞台は2014年、ミクリヤが連合国の戦闘に勝利して、世界が大きく変わった世界。秋島康介は、世界各国から生徒がやってくる八広学園に入学する。そこでの日ノ国桜花を始めとする出会いから、世界が変わっていく戦争に巻き込まれていく。
登場人物
日本関係者
- 秋島 康介(あきしま こうすけ)
- 本作の主人公。両親のほかに妹が1人いる。八広学園2年生として編入した。自分は平凡な人間だと思っていたが、究極クラス(アルテマ)である最強の魔法使い(パーフェクト・ウェザード)のベクトルを得て八広学園に入学する。女ごころには疎く、よく怒らせている。
- 日ノ国 桜花(ひのくに おうか)
- 本作のメインヒロイン。八広学園2年生で日本国代表。1997年4月22日生まれ。神話クラスでベクトルは聖剣の英雄(せいけんのヒロイン)。日本で一番古い巫女の家系で現人神。国内政治に失敗して自殺した総理大臣の娘だが、それを憎しみに変えずに代表を務めている。康介が来るまでは代表の責務に重圧を感じていて思いつめていたが、康介が来て解消された。監視という名目で康介と同じ部屋に住んでいる。日本のことを心から愛していて、不戦の誓いを立てて平和を守ろうとするあまり、アメリカに対して強く出られなかったりするなどしていたが、とある事件をきっかけにふっ切ることができた。アニメが好きなオタクな部分がある。
- 南沢 愛里(なんざわ あいり)
- 康介を慕う後輩。八広学園1年生。一般クラスで愛深き銃士(あいふかきガンナー)のベクトルを持つ。戦闘を見た時からアメリアにあこがれて戦闘を教えてもらうなどしている。周りの空気を意識しなくても読めてしまう。階級は一般クラスだったものの、戦争をきっかけに能力が開花した。
- 氷上 凛(ひかみ りん)
- 日本の軍師。王クラスで水の大賢者のベクトルを持つ。康介に対してきつい態度をとる。とある出来事から桜花に対して心からの忠誠を誓っているが、間違っていると思うときは自分の意見をしっかりと伝えることができ、悪役を引き受けることもいとわない。康介のことは魔術師殿と呼ぶ。
- 黄瀬 未来(おうせ みく)
- 八広学園3年生。王クラスで救いを希う詩姫(すくいをこいねがううたひめ)のベクトルを持つ。筆談でしかコミュニケーションをとることができない。おっとりした性格なため、交友関係は広い。
ミクリヤ関係者
6年前に神聖ミクリヤ教国として建国を宣言した新興国家。世界戦争に勝利して世界で一番の影響力を持つことになった。
- ミトラ
- ミクリヤ代表で無敵の聖神(ミトラス)のベクトルを持つ究極クラスの1人。味方でも失敗すれば制裁を加える。
- ロクサーナ
- 旧ミクリヤ代表。光槍の聖騎士(ブリューナク)のベクトルを持っている。
- アーザード
- ミクリヤ軍師。
英国関係者
- ヴィクトリア
- 英国代表。策略を立てるのが得意。
- エドワード
- ヴィクトリアに忠実に仕えている男。執事姿をしている。
米国関係者
- アメリア・ルーズベルト
- 米国代表。戦闘の実力は米国で最も高い。神話クラスで正義の射手(ピースメーカー)のベクトルを持っている。努力によってパラメータが上がることはあるものの、基本的には持って生まれた才能の範囲内に収まる。
- レイチェル・ルーズベルト
- アメリアの妹。王クラスで長き手の姫(セミオート)のベクトルを持つ。優秀だが、アメリアの影に隠れてしまっている。しかし、本人はそのことをむしろ喜んでアメリアの補佐官をしている。
EU関係者
ヨーロッパが所属する連合体。スイスが入っているなど現実のEUとは実情は異なる。
- エトワール
- EU代表。ベクトルは純潔の騎士(ラ・ピユセル)。頭はあまり良くなく、単純なところがある。
- ゲオルク
- エトワールを補佐しているが、彼女の行動に頭を悩ましている。
その他
- セカイ
- 康介が幼いころに現れた康介だけに見える妖精。ある日を境に行方不明だったが、康介が八広学園に入学して再び姿を見せた。気まぐれに行動する。
- 白川(しらかわ)
- 自殺した総理大臣で桜花の父親。桜花の前だと人が変わったような甘い言葉口調になっていた。凛に少なからず尊敬されていたらしい。
- 秋島 朋子(あきしま ともこ)
- 康介の妹。
用語一覧
- 本当の自分(ベクトル)
- 秘められた才能で階級ごとに分かれている。一番上は究極クラスで康介とミトラの二人しかいない。クラスは神話クラス、王クラス、一般クラスの順になっている。
- 八広学園(やひろがくえん)
- 世界各国からベクトルを持った者たちが集まる学園。時には戦争も起きる。
既刊一覧
- 学園とセカイと楽園 2010年4月30日初版 ISBN 978-4-8401-3277-0
- 学園とセカイと楽園 -エアランド・バトル- 2010年9月30日初版 ISBN 978-4-8401-3481-1
- 学園とセカイと楽園 -最強VS無敵- 2010年12月31日初版 ISBN 978-4-8401-3673-0
外部リンク
- MF文庫Jオフィシャルサイト - ウェイバックマシン(2011年7月21日アーカイブ分)